2012年06月17日
裏磐梯フォレストスプリングス(その2)
6/14(木)裏磐梯フォレストスプリングス初釣行の記事の続きです。
午前中の陸っぱりを十分堪能をできたので早めに昼飯を摂ることにしました。
レストハウスに戻ります。

とてもきれいで素敵なレストハウスでした。

ルアー等の小物も売られていますのでイザって時にも安心です。

隅ずみまで気が配られていて居心地がとても良いです。

釣りをしなくても、食事だけでも十分憩えるところですね。

広々とした空間の中でゆったりした時間が過ごせます。

片隅にピアノまでありました。

窓からレイクが一望できてたまらない景観です。

開放されている裏側のドアの外にはボードウォークがあり、喫煙スペースとなっているようです。

そこから遊歩道を通ってレイクまで行くとカヌー乗り場に行けるようになってました。

さて食事です。
まずは二人で食べる用に頼んだのが、イワナのディープフライ。

とてもおいしかったです。
臭みの全くないイワナの白身とタルタルソースがメチャメチャあってました。
自分が頼んだのがカツカレー。

これもおいしかったです。
柔らかいトンカツと独特の香りがするカレーでした。
量も多くてお腹にずっしり来ました。
師匠のK氏が注文したのがトラウトカレー。

トラウトの切り身のフライがユニークです。
管理釣り場ならではといったところでしょうか。
これもおいしそうでした。
おいしい物をお腹いっぱい食べたられたのですが、
実は最もおいしくて感動した物がもう一つありました。
これです。
↓

ただの お水 です。
ものすごくすっきりしていて、柔らかくて口当たりがよくほのかにレモンの香りがしました。
びっくりするくらいおいしいお水でした。
スタッフのお姉さんに話を聞くと、天然の湧水にレモンを入れてるだけだそうです。
この水の良さがここの魚たちを育ててるんでしょうねー。
お水のおいしさに感動しながら師匠と午後のカヌーフィッシングの戦略を立てます。
二人乗りが出来るとの事だったので、初めてだしまずは二人で1艘に乗りこむことにしました。
スタッフの方もまずは二人で出て、大丈夫そうだったら戻って一人ずつに分かれる事もできますよ、とアドバイスをくれました。
まずはカヌーに慣れながら右側の岸つたいに様子を見ながら奥に向かう。
右奥についたらそこでとりあえずトライ。
釣れても釣れなくてもその後は左最奥を目指す。
こんな感じでまとまりました。
清算を済ませ、カヌーを申し込みます。
ライフジャケットを着込んでタックルの準備をします。
でかいタックルボックスを持ち込むとじゃまそうだったのでルアーケース2個とスプーンワレットのみを持ち込みました。
ネットは一つにして共有。
掛かった時に1人でネットに取り込みできるかどうか自信がなかったので、片方が掛かったらもう一人が取り込みを手伝うことにしました。
同時に掛かったらどうする?
二人で顔を見合わせてニヤリ。
そんな状態になったらどんなやり方でも問題ないっしょ、釣れまくってるってことだし!
1匹だって釣れるかどうか分からないのにかなり舞い上がってました。
ラインはお互い4lb
カヌーの上からだとミノーイングは無理そうなのでクランクとスプーンがメインになりそう。
自分たちなりに準備万端でカヌー乗り場に向かいました。

オープンデッキのカナディアンカヌーですね。

ただパドルではなくオールが装備されてます。
たぶんボートに慣れてる人の方が多いのと、小回りが利いて方向転換も簡単なオールの方が釣りには向いているのかもしれませんね。
通常のカナディアンカヌーのシングルブレードは慣れないと操作がむずかしいんです。
まっすぐ進めるのだけでも一苦労、方向転換もかなりむずかしいんですよね。
さっそく乗りこみます。

久しぶりの水に浮かぶ感覚です。
乗ってるだけでチョー楽しい~~~~
自分が漕ぎ手を務めゆっくりと漕ぎ出します。
最初は岸辺をつたいました。

トラウトはまったく見えません。
遠くで時々ライズが見えます。
オールの操作にだんだん慣れてきました。
レストハウスからだんだん離れいきます。

岸から離れてレイク中央方面に漕ぎ出します。


360度、美しい景色です。
感動ですね。
でもトラウトは見えません・・・
計画通りレストハウスから見て右側の奥に向かいます。
このあたりがだいたい右奥になります。

だいぶいい雰囲気になってきました。

釣れそうな気配がなんとなくしています。
レストハウスのそばにいた時よりライズも多くなってます。
カヌーに乗ってる時に見るトラウトのライズはすごいですね。
目の前で自分の目の高さよりも上まで跳ねた時はマジでびっくりしました。
このくらい威勢がいいのがここのトラウトたちの元気さを表してますね。
天気はまだ晴れてましたがけっこう雲が出てきていて、強い日が差したり、日が陰ったりころころ変わってました。
やっぱり強い日差しがあるところにはトラウトはいないと考え、レイクに乗り出した木で日陰になったところが狙い目だと考えました。

そこだと虫等も落ちやすく、トラウト達の捕食ポイントにもなりますしね。
良さそうな感じのところにカヌーを止め、碇がわりの漬物石を投下しました。
これでカヌーが勝手に流されるのを防ぎます。
ルアーは午前中に調子が良かったソニクラ茶色で開始しました。
まずは第1投を打ち込みます。
狙った所にはいかず、日の当たってる所に落ちました。
手応えなし。
もうちょっと岸よりの日陰に落とす。
む!
反応あり!
着水直後にアタックがきました。
乗らなかったけどトラウトが反応してくれたので、急にドキドキしてきました。
実際釣れるか分かんないし、景色や雰囲気があんまりすごかったのでそっちに気が散ってました。
でも目の前のトラウトの反応を見て、これはがんばれば釣れる!
釣り人のスイッチが入りました。
それからは水面とラインしか目に入りません。
数投繰り返した時です。
着水と同時に水面が盛り上がりました。
きたっ!
しかしフックしません。
くぅぅぅ
くやしいー。
ゆっくり巻き始めた瞬間、
ゴンっと来ました。
着水でフックし損なったトラウトが追いかけてくれたようです。
慎重にやり取りして寄せます。
カヌー上でのやり取りは思ったより普通にできました。
ついにネットイン!

念願のカヌーフィッシングでスティールヘッドを釣りあげる事ができました。
もう天にも昇りそうな気持というのはこのことですね。
師匠も気合が入りました。
さすがにすぐに掛けました。

やや小型ですがナイスファイトしてくれました。
パターンを掴んだのか師匠はすぐに2匹目をフック。
かなりの引きです。

けっこう長くやり取りしてました。
寄せてきたところで横に走ったりするので、いつラインごと持っていかれるか気が気じゃありません。

ようやくトラウトが疲れてきました。

ネットに入れると出血してます。
50cmくらいのスティールヘッドでした。
写真をゆっくり撮る暇もなく早めにリリース。
尾を持って支えてあげたら、最初はふらふらしてましたがその後はすーっと泳いで行きました。
ナイスファイトをありがとう!
ゆっくり休んでね。
思わず声かけたくなりました。
レイクのトラウトはフッキングが普通に口に掛かってるのに暴れすぎて血を流すケースが多かったです。
そこまで暴れるかっ!ってくらい傷ついてまで暴れてました。
ワイルドですね。
今がチャンスと投げたら、乗り出した木に引っ掛かってしまいました。
カヌーを寄せてなんとかルアーを回収。
元の位置にカヌーを戻し投げ始めたら、あたりがあります。
何回か投げたところでうまくフッキング。
トラウトが大暴れします。
無理には寄せられそうもなかったので泳がせながら慎重に巻いてきました。
しかし近くまで寄せる前にバレてしまいました。
くやしーーー。
気合を入れて同じ場所にキャスト。
のつもりがまた木に引っ掛かりました。
カヌーを寄せて回収。
戻って投げるとまたあたりがきてます。
でもうまく乗らず。
その後3-4回木に引っかけた結果最後には回収できませんでした。
今回のエースルアーであるソニクラ茶色を失ってしまいました。
自分、キャストが下手すぎですね。
木陰を狙うとどうしても木の下まで投げなければなりません。
ちょっとオーバーすると木に当たるんです。
さすがに師匠は1回も木に引っかけてません。
道具のせいにするのは悪い癖ですが、もうちょっと短めでバッドの強いロッドが欲しくなりました。
SULじゃ柔らかすぎて細かいコントロールができません(自分だけかもしれません)。
ミノーイング用に新しいのが欲しいと思ってたのでちょうどいいから購入を検討しよう。
そんなこと考えてないで今は目の前にトラウトに集中。
何のルアー使おうか考えました。
どう見ても今日は表層です。
トップでパクリです。
となると表層クランク。
シケイダーを使ってみました。
んー、反応なし。
なんでだろ?
大きさのせいかな。
ソニクラに似てるの使うか。
でもシンキングじゃだめだし・・・
キャールでやってみるかな。
キャールの白色を付けてすーっと岸近くの日陰に落としました。
キャールは小さくてけっこう重さもあるのでコントロールがしやすいんですよね。
着水で反応あり。
しかしフックせず。
そこからロッドを立てて水面を滑らせてきます。
すこし引いたところでいきなりパックり来ました。

30cmちょっとくらいのニジマスさん。
こぶりですがナイスファイトでした。
キャール白いい感じです。
師匠も使うと言うので二人ともキャール白で勝負。
着水でかなり反応がありますがなかなか乗らず。
水面を滑らせてきても反応は時々来ますがなかなかフックしませんでした。
師匠はキャール白で1匹上げてました。
少し反応が遠のいたので、予定通り左最奥に移動することにしました。

オールを漕いでレイクの状況を見ながら進みます。

急に曇って、小雨がパラっときました。
本降りにならなきゃいいなぁと思っているうちにすぐに上がってしまいました。
左最奥の方でかなりライズしている感じです。
小雨で活性上がったのかな?
ここが左最奥です。

確かにライズが一番多いのがこの辺です。
碇を下ろそうとしたら、なんと碇が底まで届きませんでした。
何メートルくらいのロープだろ?
4-5mくらいかな。
この場所はメチャメチャ深そうです。
さっそくキャスト再開しました。
二人ともキャール白のままです。
すぐに師匠に掛かりました。
やはり活性上がってるのかな?
こっちはルアーを水から上げて師匠の取り込みを手伝おうと思いました。
なんとその時。
急いで巻いて水面をピョンピョン飛んできてたキャールにトラウトががっちり食いつきました。
まさかまさかのダブルヒット!!
食事の時に冗談で言ってたらほんとになっちゃいました。
お互い自分のトラウトで必死です。
自分の方は目の前まで巻いてから食ったのでトラウトがすぐそこに見えます。
なのでとりあえず自分のトラウトを寄せてネットに入れました。
そのまま師匠の方に近寄り師匠のトラウトも取り込みました。

まぁ、慣れなくてもなんとかなるものです。
いやー、すごかった!
考えてみたら活性上がれば二人同時に掛かるなんて普段でも良くあるのでカヌーでもあって当然ですよね。
とりあえず50cm以上の大物じゃなくてよかったです(いや大きい方がいいけど・・)。
師匠が絶好調になりました。
まずつぶアンで50cm近いのをゲット。

次にソニクラに似てる茶色のマイクロクランク、ただしサスペンドタイプ(名前が分かりません)で30cmのひれピン。

自分もキャール白でなんとかもう1匹ネットイン。

尾びれが見事なニジマスさんでした。
師匠がまたまたHIT!

気持ち良さそうにトラウトとファイトしてます。

そして見事にネットイン。
師匠・・・
後姿だけでも顔がニヤけてるの分かっちゃいますけどっ!!
お互い数は多くはないけれどめいっぱいトラウトたちと戯れて最高の気分でした。
夕方5時近くなって少し日が落ち始めました。

戻りがてら最初に釣った右奥を回ってみることにしました。
日が落ち始めたせいかその辺でもけっこうライズが見られるようになってました。
よーし、ラスト1匹カモーン!
気合を入れてマイクロクラピー薄茶を投げたら、また木に引っ掛けてしまいました。
うーむ、へたこいた・・・
でもなんとかマイクロクラピーは木に引っかからずに枝から垂れ下がってます。
これなら回収できそうだ。
オールを持ってカヌーの方向転換始めた時でした。
バシャッ!
派手な音がしました。
ん?
あああああああっ!!
空中に垂れ下がっていたマイクロクラピーにトラウトが食いつきました。
見事にフッキング。
なんとこんなところでエアーフィッシング!!
いやはやびっくりしました。
カヌーを寄せてネットイン。

30cmくらいのニジマスでした。
まさかイワナセンターで特訓した成果がここで発揮できるとは!!
(いや特訓してませんてば)
ラストが劇的に決まったところでカヌーフィッシングは終了としました。
約5時間レイクに浮かんでたんですねー。
時間がたつのはやすぎです。
師匠が8匹、自分が5匹でした。
名残惜しかったですが、カヌー乗り場に戻りカヌーを降りました。
管理棟裏のレイクを見ると朝と同じように大型のトラウトが寄ってきてました。
チャンスと思って朝と同じようにZagger65(sp)を投げてトウィッチングしてみましたが、今回は反応ありませんでした。
反応がないだけじゃなくこんなことになっちゃってました。

買ったばかりなのに・・・・
やっぱりマイクロクランクかと思い、付け替えていたらポンドでスタッフの方がペレットを撒き始めました。
ポンドにはもう釣り人はいません。
聞いたらペレット入れてるところで釣ってもいいとのこと。
二人でポンドに移動しました。
ペレット撒きならペレスプだな。
ペレスプに付け替えて投げてみます。
しかし意外と反応がありません。
今日はスプーンは全くダメなようです。
中古で買った名前の分からないミニクランク白色を使ってみるとかなりあたりがきました。
そしてフッキング。
ものすごい引きです。
左右に走ります。
ぐーっと横に走られた時、プツン。
ラインブレイクです。
見事にルアーごともっていかれました。
4lbでもこんなに簡単に切られるなんて・・・
まあ1日中使ってたのでよれてたのかもしれませんね。
とにかく痛恨のバラシでした。
タイムアップが迫ってたのであわててスナップを結び、マイクロクラピー薄茶を投げ込みます。
粘っていたら、もう一度フッキング。
なんかさっきのばらした時以上の引きです。
ドキドキしながらやりとり。
手元に寄せてネットに入れようとしてから走られること2-3度ありましたがなんとかネットイン。

50cmオーバーのスティールヘッドのようです。
最後にけっこう大きいのが1匹ゲットできました。
最初から最後まで楽しませてくれたレイクとポンドとたくさんのトラウトたちに感謝です。
今回初めてカヌーでのルアーフィッシングを経験できました。
やってみていろいろ考えさせられることがあったので書き留めておきます。
・カヌーで移動しながらの釣りは通常のポンドで行う釣りとはまったく異なるゲームだということ。
広いレイクの全部にトラウトがいるってことはないですから、トラウトがどこにいるかを探り当てなきゃなりません。
だいたい溜まる場所やタナは決まってるはずです。
でもとにかく広いのでその日の気温や日照、影、風、時間帯いろんな要素から推測してトラウトを探らなければなりません。
そしていそうなところにキチンとキャストするテクニックが要求されます。
カヌーを近づけすぎるとトラウトは散ってしまいます。
遠くから投げると簡単に木や障害物に引っ掛けてしまいます。
底に落とすと簡単に根掛かりしてしまいます。
そしてカヌーを漕ぐ体力、不安定な艙上でのバランス感覚等様々な能力を要求されます。
・レイクのトラウトはワイルドだということ。
正確かどうかわかりませんがレイクの奥の方にいたトラウトと管理棟裏に集まってたトラウトはやや異なる印象でした。
スタッフの方に聞くと管理棟裏の集まってたトラウトはペレットで餌付けされていますが、奥の方にいる個体はペレットは食べに来ないで、えさは全部自前で賄っているらしいです。
たくましくなるわけですね。
・カヌーは二人で乗った方が楽しそう
慣れたら一人ずつ・・・なんて考えてましたが、二人でカヌーに乗った方がずっと楽しい気がしました。
片方が釣れたら一緒に取り込んで、トラウトを鑑賞し一緒に騒げます。
もちろん回りにカヌーやフローターがいれば騒ぎませんが、ポンドと違って人口密度が極めて薄いですからね。
逆に一人きりだとちょっと寂しいかも。
木に引っかかったり、トラブった時も二人いた方がやりやすかったですね。
自分が想像してた以上にすばらしい自然と、楽しいカヌーイングでした。
そして想像してた以上にたくさん釣れました。
最終的には自分が計13匹 全てニジマスかスティールヘッド。
師匠のK氏が17匹 全てニジマスかスティールヘッドでした。
マイフェバリットの管理釣り場がまた一つ増えました。
時間を作ってまたかならず遊びに来るつもりです。
ひっそりと風を受けていたレイクにお別れのあいさつ。

ルアーフィッシングに関していろんなことを考えさせられた一日でした。
さてこれから3時間・・・・
午前中の陸っぱりを十分堪能をできたので早めに昼飯を摂ることにしました。
レストハウスに戻ります。

とてもきれいで素敵なレストハウスでした。

ルアー等の小物も売られていますのでイザって時にも安心です。

隅ずみまで気が配られていて居心地がとても良いです。

釣りをしなくても、食事だけでも十分憩えるところですね。

広々とした空間の中でゆったりした時間が過ごせます。

片隅にピアノまでありました。

窓からレイクが一望できてたまらない景観です。

開放されている裏側のドアの外にはボードウォークがあり、喫煙スペースとなっているようです。

そこから遊歩道を通ってレイクまで行くとカヌー乗り場に行けるようになってました。

さて食事です。
まずは二人で食べる用に頼んだのが、イワナのディープフライ。

とてもおいしかったです。
臭みの全くないイワナの白身とタルタルソースがメチャメチャあってました。
自分が頼んだのがカツカレー。

これもおいしかったです。
柔らかいトンカツと独特の香りがするカレーでした。
量も多くてお腹にずっしり来ました。
師匠のK氏が注文したのがトラウトカレー。

トラウトの切り身のフライがユニークです。
管理釣り場ならではといったところでしょうか。
これもおいしそうでした。
おいしい物をお腹いっぱい食べたられたのですが、
実は最もおいしくて感動した物がもう一つありました。
これです。
↓

ただの お水 です。
ものすごくすっきりしていて、柔らかくて口当たりがよくほのかにレモンの香りがしました。
びっくりするくらいおいしいお水でした。
スタッフのお姉さんに話を聞くと、天然の湧水にレモンを入れてるだけだそうです。
この水の良さがここの魚たちを育ててるんでしょうねー。
お水のおいしさに感動しながら師匠と午後のカヌーフィッシングの戦略を立てます。
二人乗りが出来るとの事だったので、初めてだしまずは二人で1艘に乗りこむことにしました。
スタッフの方もまずは二人で出て、大丈夫そうだったら戻って一人ずつに分かれる事もできますよ、とアドバイスをくれました。
まずはカヌーに慣れながら右側の岸つたいに様子を見ながら奥に向かう。
右奥についたらそこでとりあえずトライ。
釣れても釣れなくてもその後は左最奥を目指す。
こんな感じでまとまりました。
清算を済ませ、カヌーを申し込みます。
ライフジャケットを着込んでタックルの準備をします。
でかいタックルボックスを持ち込むとじゃまそうだったのでルアーケース2個とスプーンワレットのみを持ち込みました。
ネットは一つにして共有。
掛かった時に1人でネットに取り込みできるかどうか自信がなかったので、片方が掛かったらもう一人が取り込みを手伝うことにしました。
同時に掛かったらどうする?
二人で顔を見合わせてニヤリ。
そんな状態になったらどんなやり方でも問題ないっしょ、釣れまくってるってことだし!
1匹だって釣れるかどうか分からないのにかなり舞い上がってました。
ラインはお互い4lb
カヌーの上からだとミノーイングは無理そうなのでクランクとスプーンがメインになりそう。
自分たちなりに準備万端でカヌー乗り場に向かいました。

オープンデッキのカナディアンカヌーですね。

ただパドルではなくオールが装備されてます。
たぶんボートに慣れてる人の方が多いのと、小回りが利いて方向転換も簡単なオールの方が釣りには向いているのかもしれませんね。
通常のカナディアンカヌーのシングルブレードは慣れないと操作がむずかしいんです。
まっすぐ進めるのだけでも一苦労、方向転換もかなりむずかしいんですよね。
さっそく乗りこみます。

久しぶりの水に浮かぶ感覚です。
乗ってるだけでチョー楽しい~~~~
自分が漕ぎ手を務めゆっくりと漕ぎ出します。
最初は岸辺をつたいました。

トラウトはまったく見えません。
遠くで時々ライズが見えます。
オールの操作にだんだん慣れてきました。
レストハウスからだんだん離れいきます。

岸から離れてレイク中央方面に漕ぎ出します。


360度、美しい景色です。
感動ですね。
でもトラウトは見えません・・・
計画通りレストハウスから見て右側の奥に向かいます。
このあたりがだいたい右奥になります。

だいぶいい雰囲気になってきました。

釣れそうな気配がなんとなくしています。
レストハウスのそばにいた時よりライズも多くなってます。
カヌーに乗ってる時に見るトラウトのライズはすごいですね。
目の前で自分の目の高さよりも上まで跳ねた時はマジでびっくりしました。
このくらい威勢がいいのがここのトラウトたちの元気さを表してますね。
天気はまだ晴れてましたがけっこう雲が出てきていて、強い日が差したり、日が陰ったりころころ変わってました。
やっぱり強い日差しがあるところにはトラウトはいないと考え、レイクに乗り出した木で日陰になったところが狙い目だと考えました。

そこだと虫等も落ちやすく、トラウト達の捕食ポイントにもなりますしね。
良さそうな感じのところにカヌーを止め、碇がわりの漬物石を投下しました。
これでカヌーが勝手に流されるのを防ぎます。
ルアーは午前中に調子が良かったソニクラ茶色で開始しました。
まずは第1投を打ち込みます。
狙った所にはいかず、日の当たってる所に落ちました。
手応えなし。
もうちょっと岸よりの日陰に落とす。
む!
反応あり!
着水直後にアタックがきました。
乗らなかったけどトラウトが反応してくれたので、急にドキドキしてきました。
実際釣れるか分かんないし、景色や雰囲気があんまりすごかったのでそっちに気が散ってました。
でも目の前のトラウトの反応を見て、これはがんばれば釣れる!
釣り人のスイッチが入りました。
それからは水面とラインしか目に入りません。
数投繰り返した時です。
着水と同時に水面が盛り上がりました。
きたっ!
しかしフックしません。
くぅぅぅ
くやしいー。
ゆっくり巻き始めた瞬間、
ゴンっと来ました。
着水でフックし損なったトラウトが追いかけてくれたようです。
慎重にやり取りして寄せます。
カヌー上でのやり取りは思ったより普通にできました。
ついにネットイン!

念願のカヌーフィッシングでスティールヘッドを釣りあげる事ができました。
もう天にも昇りそうな気持というのはこのことですね。
師匠も気合が入りました。
さすがにすぐに掛けました。

やや小型ですがナイスファイトしてくれました。
パターンを掴んだのか師匠はすぐに2匹目をフック。
かなりの引きです。

けっこう長くやり取りしてました。
寄せてきたところで横に走ったりするので、いつラインごと持っていかれるか気が気じゃありません。

ようやくトラウトが疲れてきました。

ネットに入れると出血してます。
50cmくらいのスティールヘッドでした。
写真をゆっくり撮る暇もなく早めにリリース。
尾を持って支えてあげたら、最初はふらふらしてましたがその後はすーっと泳いで行きました。
ナイスファイトをありがとう!
ゆっくり休んでね。
思わず声かけたくなりました。
レイクのトラウトはフッキングが普通に口に掛かってるのに暴れすぎて血を流すケースが多かったです。
そこまで暴れるかっ!ってくらい傷ついてまで暴れてました。
ワイルドですね。
今がチャンスと投げたら、乗り出した木に引っ掛かってしまいました。
カヌーを寄せてなんとかルアーを回収。
元の位置にカヌーを戻し投げ始めたら、あたりがあります。
何回か投げたところでうまくフッキング。
トラウトが大暴れします。
無理には寄せられそうもなかったので泳がせながら慎重に巻いてきました。
しかし近くまで寄せる前にバレてしまいました。
くやしーーー。
気合を入れて同じ場所にキャスト。
のつもりがまた木に引っ掛かりました。
カヌーを寄せて回収。
戻って投げるとまたあたりがきてます。
でもうまく乗らず。
その後3-4回木に引っかけた結果最後には回収できませんでした。
今回のエースルアーであるソニクラ茶色を失ってしまいました。
自分、キャストが下手すぎですね。
木陰を狙うとどうしても木の下まで投げなければなりません。
ちょっとオーバーすると木に当たるんです。
さすがに師匠は1回も木に引っかけてません。
道具のせいにするのは悪い癖ですが、もうちょっと短めでバッドの強いロッドが欲しくなりました。
SULじゃ柔らかすぎて細かいコントロールができません(自分だけかもしれません)。
ミノーイング用に新しいのが欲しいと思ってたのでちょうどいいから購入を検討しよう。
そんなこと考えてないで今は目の前にトラウトに集中。
何のルアー使おうか考えました。
どう見ても今日は表層です。
トップでパクリです。
となると表層クランク。
シケイダーを使ってみました。
んー、反応なし。
なんでだろ?
大きさのせいかな。
ソニクラに似てるの使うか。
でもシンキングじゃだめだし・・・
キャールでやってみるかな。
キャールの白色を付けてすーっと岸近くの日陰に落としました。
キャールは小さくてけっこう重さもあるのでコントロールがしやすいんですよね。
着水で反応あり。
しかしフックせず。
そこからロッドを立てて水面を滑らせてきます。
すこし引いたところでいきなりパックり来ました。

30cmちょっとくらいのニジマスさん。
こぶりですがナイスファイトでした。
キャール白いい感じです。
師匠も使うと言うので二人ともキャール白で勝負。
着水でかなり反応がありますがなかなか乗らず。
水面を滑らせてきても反応は時々来ますがなかなかフックしませんでした。
師匠はキャール白で1匹上げてました。
少し反応が遠のいたので、予定通り左最奥に移動することにしました。

オールを漕いでレイクの状況を見ながら進みます。

急に曇って、小雨がパラっときました。
本降りにならなきゃいいなぁと思っているうちにすぐに上がってしまいました。
左最奥の方でかなりライズしている感じです。
小雨で活性上がったのかな?
ここが左最奥です。

確かにライズが一番多いのがこの辺です。
碇を下ろそうとしたら、なんと碇が底まで届きませんでした。
何メートルくらいのロープだろ?
4-5mくらいかな。
この場所はメチャメチャ深そうです。
さっそくキャスト再開しました。
二人ともキャール白のままです。
すぐに師匠に掛かりました。
やはり活性上がってるのかな?
こっちはルアーを水から上げて師匠の取り込みを手伝おうと思いました。
なんとその時。
急いで巻いて水面をピョンピョン飛んできてたキャールにトラウトががっちり食いつきました。
まさかまさかのダブルヒット!!
食事の時に冗談で言ってたらほんとになっちゃいました。
お互い自分のトラウトで必死です。
自分の方は目の前まで巻いてから食ったのでトラウトがすぐそこに見えます。
なのでとりあえず自分のトラウトを寄せてネットに入れました。
そのまま師匠の方に近寄り師匠のトラウトも取り込みました。

まぁ、慣れなくてもなんとかなるものです。
いやー、すごかった!
考えてみたら活性上がれば二人同時に掛かるなんて普段でも良くあるのでカヌーでもあって当然ですよね。
とりあえず50cm以上の大物じゃなくてよかったです(いや大きい方がいいけど・・)。
師匠が絶好調になりました。
まずつぶアンで50cm近いのをゲット。

次にソニクラに似てる茶色のマイクロクランク、ただしサスペンドタイプ(名前が分かりません)で30cmのひれピン。

自分もキャール白でなんとかもう1匹ネットイン。

尾びれが見事なニジマスさんでした。
師匠がまたまたHIT!

気持ち良さそうにトラウトとファイトしてます。

そして見事にネットイン。
師匠・・・
後姿だけでも顔がニヤけてるの分かっちゃいますけどっ!!
お互い数は多くはないけれどめいっぱいトラウトたちと戯れて最高の気分でした。
夕方5時近くなって少し日が落ち始めました。

戻りがてら最初に釣った右奥を回ってみることにしました。
日が落ち始めたせいかその辺でもけっこうライズが見られるようになってました。
よーし、ラスト1匹カモーン!
気合を入れてマイクロクラピー薄茶を投げたら、また木に引っ掛けてしまいました。
うーむ、へたこいた・・・
でもなんとかマイクロクラピーは木に引っかからずに枝から垂れ下がってます。
これなら回収できそうだ。
オールを持ってカヌーの方向転換始めた時でした。
バシャッ!
派手な音がしました。
ん?
あああああああっ!!
空中に垂れ下がっていたマイクロクラピーにトラウトが食いつきました。
見事にフッキング。
なんとこんなところでエアーフィッシング!!
いやはやびっくりしました。
カヌーを寄せてネットイン。

30cmくらいのニジマスでした。
まさかイワナセンターで特訓した成果がここで発揮できるとは!!
(いや特訓してませんてば)
ラストが劇的に決まったところでカヌーフィッシングは終了としました。
約5時間レイクに浮かんでたんですねー。
時間がたつのはやすぎです。
師匠が8匹、自分が5匹でした。
名残惜しかったですが、カヌー乗り場に戻りカヌーを降りました。
管理棟裏のレイクを見ると朝と同じように大型のトラウトが寄ってきてました。
チャンスと思って朝と同じようにZagger65(sp)を投げてトウィッチングしてみましたが、今回は反応ありませんでした。
反応がないだけじゃなくこんなことになっちゃってました。

買ったばかりなのに・・・・
やっぱりマイクロクランクかと思い、付け替えていたらポンドでスタッフの方がペレットを撒き始めました。
ポンドにはもう釣り人はいません。
聞いたらペレット入れてるところで釣ってもいいとのこと。
二人でポンドに移動しました。
ペレット撒きならペレスプだな。
ペレスプに付け替えて投げてみます。
しかし意外と反応がありません。
今日はスプーンは全くダメなようです。
中古で買った名前の分からないミニクランク白色を使ってみるとかなりあたりがきました。
そしてフッキング。
ものすごい引きです。
左右に走ります。
ぐーっと横に走られた時、プツン。
ラインブレイクです。
見事にルアーごともっていかれました。
4lbでもこんなに簡単に切られるなんて・・・
まあ1日中使ってたのでよれてたのかもしれませんね。
とにかく痛恨のバラシでした。
タイムアップが迫ってたのであわててスナップを結び、マイクロクラピー薄茶を投げ込みます。
粘っていたら、もう一度フッキング。
なんかさっきのばらした時以上の引きです。
ドキドキしながらやりとり。
手元に寄せてネットに入れようとしてから走られること2-3度ありましたがなんとかネットイン。

50cmオーバーのスティールヘッドのようです。
最後にけっこう大きいのが1匹ゲットできました。
最初から最後まで楽しませてくれたレイクとポンドとたくさんのトラウトたちに感謝です。
今回初めてカヌーでのルアーフィッシングを経験できました。
やってみていろいろ考えさせられることがあったので書き留めておきます。
・カヌーで移動しながらの釣りは通常のポンドで行う釣りとはまったく異なるゲームだということ。
広いレイクの全部にトラウトがいるってことはないですから、トラウトがどこにいるかを探り当てなきゃなりません。
だいたい溜まる場所やタナは決まってるはずです。
でもとにかく広いのでその日の気温や日照、影、風、時間帯いろんな要素から推測してトラウトを探らなければなりません。
そしていそうなところにキチンとキャストするテクニックが要求されます。
カヌーを近づけすぎるとトラウトは散ってしまいます。
遠くから投げると簡単に木や障害物に引っ掛けてしまいます。
底に落とすと簡単に根掛かりしてしまいます。
そしてカヌーを漕ぐ体力、不安定な艙上でのバランス感覚等様々な能力を要求されます。
・レイクのトラウトはワイルドだということ。
正確かどうかわかりませんがレイクの奥の方にいたトラウトと管理棟裏に集まってたトラウトはやや異なる印象でした。
スタッフの方に聞くと管理棟裏の集まってたトラウトはペレットで餌付けされていますが、奥の方にいる個体はペレットは食べに来ないで、えさは全部自前で賄っているらしいです。
たくましくなるわけですね。
・カヌーは二人で乗った方が楽しそう
慣れたら一人ずつ・・・なんて考えてましたが、二人でカヌーに乗った方がずっと楽しい気がしました。
片方が釣れたら一緒に取り込んで、トラウトを鑑賞し一緒に騒げます。
もちろん回りにカヌーやフローターがいれば騒ぎませんが、ポンドと違って人口密度が極めて薄いですからね。
逆に一人きりだとちょっと寂しいかも。
木に引っかかったり、トラブった時も二人いた方がやりやすかったですね。
自分が想像してた以上にすばらしい自然と、楽しいカヌーイングでした。
そして想像してた以上にたくさん釣れました。
最終的には自分が計13匹 全てニジマスかスティールヘッド。
師匠のK氏が17匹 全てニジマスかスティールヘッドでした。
マイフェバリットの管理釣り場がまた一つ増えました。
時間を作ってまたかならず遊びに来るつもりです。
ひっそりと風を受けていたレイクにお別れのあいさつ。

ルアーフィッシングに関していろんなことを考えさせられた一日でした。
さてこれから3時間・・・・