2013年01月05日
伊古の里3 《ベイトタックル》
明けましておめでとうございます!
今年も張り切ってまいりますので宜しくお願いします。
ただいま右手薬指の腱鞘炎でフィッシングは自粛中です。
そして今後フライフィッシングに挑戦するかどうか迷い中です。
H25.1/2に釣具屋回りをしました。
よく行く釣具屋が4つあるんですが、それが全部近くに固まっているのが熊谷のいいところです。
展示品が多く、とりあえず見てみたい、触ってみたい時によく行くのが上州屋。
最も値段が安くて、ルアーや消耗品はここで買うことが多いワンダーフィールド。
ルアーの種類が豊富で、マニアックな物まで品揃えが多いのがプロショップオオツカ。
中古ルアーの物色と、自社ブランド品とか面白い展開をするのでたまに利用するタックルベリー。
この日はとりあえずフライロッドを持ってみたいと思ったので、まずは上州屋に行ってみました。
そして置いてあったフライロッドを手にしてみました。
第一印象は・・・・長い!
ルアーロッドに比較すると驚くほど長いんですね。
9フィートと書いてありました。
ルアーロッドの約1.5倍もあるんですね。
そして、思ったより重かったです。
リールフットを薬指ではさまなくていいので、持っただけでは薬指に痛みは感じませんでした。
こんな感じかな?
なんとなく見よう見まねでロッドを振ってみました。
シュッ。
ズキン。
シュッ。
ズキン。
げげげっ、痛みを感じる・・・・・
薬指を酷使することはないんですが、ロッドそのものを握る力がかなりいりますね。
フライフィッシングってなんとなくイメージ的にフワっとやってる印象だったんです。
なので勝手にタックルも軽い物と思い込んでました。
ロッドもかるく握って手首でヒュンヒュン・・・・なんて勝手に想像してました。
これは全くの認識不足でした。
ロッドを前後に振りながらラインを延ばしていく作業は、ものすごく手に力を入れるんですね。
想像してた以上に手にも指にも力を入れる必要がありそうです。
ショップの展示品を軽く振っただけで痛みを感じるとは予想もしてませんでした。
これはムリだな・・・・・
数回振っただけで今の自分にはフライロッドを振るのはムリな事がはっきりと実感できました。
けっこう衝撃を受けました。
フライフィッシングに挑戦できるかもしれないというワクワク感が急速にしぼんでしまいました。
ルアーフィッシングでの負担を少しでも減らすためにフライフィッシングを併用しようという計画が根本から崩れ去ってしまったのです。
まいったなぁ。
んー、もっと軽いのもあるかもしれないからもうちょっと他のロッドも見てみるか。
あっさり諦めるのもしゃくだったので別の釣具屋に行ってみることにしました。
次に向かったのはタックルベリーです。
ショップの中をうろうろしてみましたがここにはフライロッドは置いてありませんでした。
フライロッドをいじれるところは熊谷には少ないみたいだなぁ。
フライリールはけっこう置いてあるなぁ。
丸くてでかいリールは綺麗でカッコイイなぁ。
そんなことを考えながらいろいろ見て回っていた時。
中古ロッドがたくさん立ててあるコーナーが目の前にありました。
どうしたものかなぁ、と考えながらなんとなくトラウト用のロッドを見ていたら、その隣にバス用のロッドも立ててありました。
そこでベイトロッドが目に入ったのです。
何の気なしにベイトロッドを持ってみたら、なんか妙にしっくりくるんですよね。
拳銃を持つみたいにトリッガーに人差し指をかけて構えてみると、右手の薬指がほとんど気にならないんです。
中指と薬指と小指をくっつけて一緒に動かせるので動きに違和感がないんですよね。
ロッドを振ってみても痛みは感じませんでした。
振ったときに力が入るのが、主に人差し指と中指でした。
数回振ってみて、そのしっくり感がなんかピンときたんですよね。
これならいけるかも。
期待していたフライロッドを使用するのが無理そうなのが分かり、落胆した直後だったのでベイトロッドに大いに期待が膨らみました。
しかし、そこに置いてあったベイトロッドは全てバス用でした。
棒のように堅くてエリアでは(少なくとも自分には)使えそうにありません。
トラウト用のロッドのところにはスピニングロッドしか置いてありませんでした。
別のお店に向かいました。
一番よく利用するワンダーフィールドです。
そこにも新品と中古ロッドのコーナーがあるんですが、やはりトラウト用はスピニングだけでした。
そもそもトラウト用にベイトロッドってあるのかな?
そんな疑問が湧いてきました。
とりあえず家に帰ってネットでベイトタックルのことを調べてみることにしました。
エリアではフライロッドを振る人をたくさん見ます。
なので意外とフライフィッシングは身近に感じていました。
その反面ベイトロッドを使っている人はあまり見た記憶がありません。
ベイトタックル=バスフィッシング or 船釣りってイメージはなんとなくありました。
ショップで中古ベイトロッドを握った時に、予想もしていなかった手になじんだフィーリングにびっくりしました。
自分は今までバス釣りは一切やったことがありません。
子供の頃から今に至るまでの釣りとの関わりはこんな感じです。
川釣り → 海釣り(港、根魚、投げ) → エサの釣り堀 → 管釣りルアーフィッシング
物心付いてから大学を出るまで東北に住んでいたんですが、30年くらい前の東北ですからバス釣りをやってる人は周りにもほとんどいなかったですね。
子供の頃は近くの川でハゼとかウグイをのべ竿で釣ってました。
自転車で遠出ができるようになると港を目指しましたね。
振り出しのちょい投げロッドと一番安いリールでサビキや天秤投げ釣りを始めました。
大学に入ると、車が使えるようになったので仲間と浜や磯まで足を伸ばしました。
この間ずーっとスピニングリールしか使ったことがありません。
埼玉に越して来て子供が釣りができる年齢になった頃にエサ釣りに行くようになりました。
簡単に釣れすぎて面白くなかったんですが、小さい子供がいるとその方が適していました。
子供が大きくなって来た時に一緒に管釣りルアーフィッシングを始めたんです。
結局バス釣りをする機会もベイトロッドを持つ機会も今までは全くなかったわけです。
スピニングロッドを頻繁に使うのが無理だと分かり、別の釣り方を考えなくてはならなくなった時に真っ先に頭に浮かんだのはフライフィッシングでした。
実際のところショップでベイトロッドを握る瞬間まで、ベイトタックルのことはまったく頭に浮かびませんでした。
ベイトタックル、トラウトでyahoo検索すると、意外と多くの人がベイトタックルを使ってエリアのトラウトを楽しんでいることが分かりました。
メーカーでも一つのジャンルとして細々とではありますが、関連商品を提供していました。
今の自分の状況を考えるとエリアフィッシングを続けるためには選択肢が多くありません。
ベイトタックルでのエリアのトラウトフィッシングがどんな物なのかは実践してみないと分かりませんが、これを始めてみるのが一番良さそうな感じがしました。
しかもベイトタックルだとスピニングと併用する場合、今まで使ってきたルアーやラインやフックはそのまま使えます。
スピニングとベイトの併用なら案外スムーズにできそうなのもいい感じですね。
ロッドとリールさえ揃えればすぐにでも始められます。
ということでまずはロッドとリールの購入です。
かなり時間をかけていろいろ調べました。
その結果まず分かったのは以下の事。
・どちらにもトラウト専用あるいはエリア専用という様な物は非常に少ないということ。
・ロッドは現行で大手メーカーからトラウト用として発売されている物があまりない。
・ロッドは他の釣りの物を流用するのは難しく、改造したり自分で作ったり工夫している人が多い。
・ベイトでエリアを楽しんでいる方が勧めているロッドはほとんど販売終了となっている。
・シマノのカーディフXベイト、アブガルシアのディプロマットボロン、イスズのタウザーくらい。
・ダイワ、スミス、テンリュウ、ティムコ等がトラウト用ベイトロッドから撤退している。
・リールはシマノ、ダイワ、アブガルシア、アルファなどで多くの種類が販売されている。
・リールはバスや海の小物用がかなりあるのでその流用で使えそうなものは多い。
・総じてスピニングリールに比べて値段が高い。
・初心者に手頃な安い値段のベイトリールがあまりない。
ロッドはあまり選択の余地がないようです。
中古品は苦手なので現行で売られている物の中から選択することになります。
カーディフはやや高価ですが柔らかそうなので自分に向いている印象。
シマノ製品は使い慣れている安心感があるのでこれにしようかと思ったんですが、一つ気になったことがありました。
グリップエンドがかなり短いんですよね。
まだよく分からない部分も多いんですが、ベイトキャストのユーチューブ動画をたくさん見ていたら、遠投でけっこう両手使ってるんですよね。
右手投げの人が左手でグリップエンドを握ってロッド操作をサポートしていました。
普通のエリアなら片手でいいのかもしれませんが、加賀FAや白河FS、尾瀬FLとか広いポンドだとどうなのかな?
尚仁沢OFだって遠投がしたくなりますよね。
アブガルシアのディプロマットボロンというのは2ヶ月前に発売されたばかりでかなり人気がある様で、どの通販サイトも品切れになっていました。
マイクロガイドで扱いやすい乗せ系のロッドとのことでした。
カーディフと同じ様にやはりグリップが短かったんですが、値段も安いし、むしろカーディフよりこっちの方がいいなぁと思いました。
しかし、品切れでどこにも売られてなかったので手に入りそうもありません。
イスズのタウザーは細かい情報がなく、どんなロッドなのかよく分かりません。
これも品切れ状態だったので手に入りそうもありませんでした。
消去法でカーディフXベイトになりそうでした。
これなら通販でもあるし、ショップでも置いてあるかもしれません。
リールは正直よく分かりませんでした。
ベイトフィネス?遠心ブレーキ??
構造やシステムの説明を読んでいて頭が痛くなりました。
なので自分にとって必要な項目をまとめて、あとは詳しい人に教えてもらおうと思いました。
詳しい人というのは、ずばりショップの店員さんです。
バンキッシュを買ったオオツカにしようと決めました。
その時の説明が分かりやすかったんですよね。
だいたい方針が決まったので1/3にも再び釣具屋回りをしました。
この日も前日と同じように上州屋からです。
ショップに入ってトラウトロッドのコーナーに行きました。
カーディフXベイト置いてないかなぁ。
しかしあるのはほとんどスピニングロッドです。
シマノのコーナーに置いてあったカーディフも全てスピニングロッドでした。
やっぱり置いてないよなぁ。
そう思いながら新製品のコーナーのところを見ると細身のベイトロッドが置いてあります。
お?
手にとって見ると、なんとアブガルシアのディプロマットボロンDBC-562UL MGSでした。

まさかこっちの方があるなんて!
速攻でリアクションバイトしてしまいました。
とりあえずロッドを確保しました。
これなら、リールさえ買っちゃえば午後からお試しに行けるんじゃね?
しばらく釣りから遠ざかっているので行きたくてしょうがありません。
しかしリールコーナーをのぞいてみましたがどれがいいのかさっぱりわかりませんでした。
すぐに店を出てオオツカに向かいましたがこの日はオオツカは昼の12時に開店となってました。
1時間くらいあったのでワンダーフィールドに回ってみました。
リールコーナーに向かいます。
ベイトリールがけっこう飾られていました。
じーっと見ていましたが、どこを見ればいいのかさえ良く分かりませんでした。
とりあえずリールに関して自分的なポイントをまとめてみました。
・最優先が軽いこと。
・これは右手薬指にこれ以上負担が掛かるのを少しでも減らしたいから。
・なるべくロッドを左手で持ちたいので、右投げ右巻きで行く予定。
・初心者でも扱いやすいのが大切。
・バックラッシュやライントラブルが少ないのがありがたい。
・値段は当然低い方がいい。
・それ以外は特にこだわりはない。
フックやルアーを選んで時間を潰し、12時になるのを見計らってオオツカに向かいました。
店に入ってみたらカウンターでリールの安売りセールを行っていました。
ベイトリールも何種類か置いてあったので見ていたら、店長さんが声をかけてくれました。
今度ベイトタックルで管釣りに挑戦すること。
メインターゲットは50cmくらいのトラウトであること。
ラインはおそらくナイロン4-5lbくらい。
ロッドはトラウト用ULをすでに購入。
そして上記のポイントを伝えました。
その結果店長さんがセレクトしてくれたベイトリールが3種類でした。
・シマノのアルデバランMg+夢屋シャロースプール(約3.8万円)
・ダイワのPX68SPR(約4.4万円)
・アブガルシアのレボLTX(約3.1万)
いずれも共通しているのが、軽量(200g以下)、シャロースプール、トラブルフリー、割と小型のルアーもしっかり飛ばせるとのことでした。
レボLTXはギヤ比が高く、スピニングで言えばHGSみたいな感じだそうです。
SPRは少し値段が高いですね。
いずれも大手メーカなので作りはしっかりしているようです。
店長さんは、なんでシャロースプールがお勧めかと言うと・・・・と前置きして、アルデバランMgの純正のスプールと夢屋のスプールの両方を持たせてくれました。
はっきりと違いが分かりました。
夢屋のスプールがメチャメチャ軽いんです。
さらに下巻きラインの重さを考えるとシャロースプールにすることでかなりの軽量化と言えますね。
この時点でシャロースプールの選択は絶対項目となりました。
さて3つからの選択です。
店長のお勧めを聞いてみました。
どれも甲乙付けがたいとの事。
一つ気になったことを聞いてみました。
「ベイトリールはドラグ性能はスピニングより落ちますよね?」
「そうですね、スピニングの方が優秀ですね。」
「この3つの中だとドラグ性能が一番いいのはどれですか?」
「この中だとそらくアルデバランMgですね。」
「なるほど。」
安さ: レボLTX>アルデバランMg>SPR
重さ: ほぼ一緒(持ってみた感じ)
ギヤ比: レボLTXは高(7.9)、SPRは中(6.8)、アルデバランは2種類から選択可(5.8と7.0)
ドラグ性能: アルデバランMg>SPR=レボLTX
見た目: ほぼ一緒(LTXとSPRが黒でちょっとっかっこいいかも)
元々スピニングではローギヤを使ってますし、ハイギヤの必要性を感じた事はありません。
最終的には値段とギア比、ドラグ性能からアルデバランMg(ギヤ比5.8)+夢屋シャロースプールに決定しました。

ナイロン5lbライン(VARIVASのVEP)も購入しました。
とにかくタックルが決まってホッとしました。
この時点で1時半頃。
どこかで短時間でも試し撃ちしたいなー
釣りバカの血が騒ぎます。
釣り自粛? ナニソレ?
長期休養を宣言したの一昨日なんですが・・・・・
ま、いいか。
ってことで時間も少ないので一番近いエリアに向かうことにしました。
今シーズン初の伊古の里フィッシングパークになります。
ブログ情報で減水&釣れないということだったので2時間じゃボウズの可能性もあるなぁ、と嫌な予感もしましたが遠出する時間的余裕はありませんでした。
目的の第一がベイトタックルのお試しなので釣果はあまり気にしないようにしましょう。
エリアに到着したのがほぼ2時でした。
天気は晴れで、気温は3度くらい。

太陽が見えてはいたんですがすでに西日となり始めており、日差しは強くありませんでした。
また冷たい風が吹いていてかなり寒かったです。

ここは自然の沼を利用したエリアなので景観はとてもよく、日差しがいい角度で入ってくれていたのでけっこうステキなポンドの風景写真が撮影ができました。

実はこの日持ってきたニューアイテムはベイトタックルだけじゃありません。
もう二つほどデビューする物があります。
一つは注文していたタレックスの偏光サングラスです。

けっこう前に手に入っていたんですが、タイミング悪く釣りに行けなくなったんですよね。
ようやくエリアで試せます。
でもこれ、普段すでに使っているんです。
通勤の時に、車の運転で逆光がかなりきつかったんですよね。
これ着けて運転してみたら、もう楽なんてもんじゃありませんでした。
今までと比べてメチャメチャ安全に運転できるようになりました。
購入時にはドライブには使う予定なし、と思ってたんですが全くの勘違いでした。
今では毎朝これ使って運転しています。
もう一つが新しく手に入れたネット。
アングルで販売している「アキスコ カーブラバーネットL アスリート」です。

これはフレームにカーブの付いた大型ネットです。
右投げ右巻きを続けるなら取り込みはやはり右手でやらざるを得ません。
そこで考えたのが大きなネットで、特に柄の長い物を利用することです。
どう使うかというと柄の手元の方を脇に挟むんです。
そして右手はフレームのそばを掴みます。

こんな感じです。
これだと右手は柄を掴むというよりも、腋を利用しててこのように下から支えるだけで良さそうです。
右手の薬指に負担をかけずにキャッチできそうです。
ショップでいろんなネットを試したところ、このフレームにカーブが付いているネットがものすごくしっくりきたんです。
準備は万端。
いよいよニュータックルにラインを巻いてセットアップをします。
凍える手でラインをリールに巻こうとしますが、スピニングと違ってやや構造が複雑ですね。
なんとかスプールにラインを巻きつけ結んで固定しました。
これがニュータックル、これからの相棒となります。

ナイロン5lbのVEPラインを巻いております。
とりあえず何かを投げてみようと思い、まずはロールスイマー3.5gを付けてみました。
さて記念すべき第1投です。
しっかりロッドを右手で握って、親指でクラッチを切ります。
ユーチューブ動画を思い出しながら、キャストしてみました。
肘を中心に手首を効かせて投げたつもりが、目の前2メートルくらいの所にバシュッ!
叩きつけキャストになってしまいました。
そしてラインはグチャグチャになりました。
これがバックラッシュか!
いきなり洗礼を受けました。
ラインを直すために、入り口の方(巻く時に左右に動くやつなんて言うんだったかな・・・)から手で引っぱってラインをどんどん出します。
スプールのラインのたるみが無くなったところで左手でラインを固定しながら巻き直しました。
ふぅ。
親指を離すのが遅かったのかなぁ。
今度は親指を少し早く離そうと心掛けてキャストします。
シュッ。
バシュッ!!
再び目の前2メートルの所に着水・・・・そして同じ様にバックラッシュ。
うひゃー、これはむずかしそうだなぁ。
想像以上にスピニングのキャストフィールと異なっており、リリースポイントが掴めません。
かっこつけて肘と手首だけでやろうとしても無理そうでした。
ラインをまた直そうとしましたが、引っぱってもほどけず。
ラインを切って、かなりの部分を捨てざるを得ませんでした。
それと2回とも戻ってきたルアーのフックに落ち葉が付いていました。
この時期の伊古の里FPのポンドは底にかなり落ち葉が貯まっているようで、重いスプーンを投げるとその中に入り込んで落ち葉を引っ掛けてきてしまうようです。
できればルアーをもっと軽いスプーンやクランクに変更したいところなのですが、これ以上軽いルアーはキャストがかなり難しくなりそうです。
むしろちゃんと飛ばすには3.5gのスプーンでも軽すぎるような感じだったので、もっと重いスプーンに換えてみることにしました。
コータック岩魚スプーン5gに変更しました。
肘と手首を使ってカッコよく投げるのは無理だと思ったので投げ方を変えてみました。
腕全体をゆっくり上にあげてそーっと前に延ばしました。
そして手が伸びそうになった瞬間に親指を離しました。
スルスル。
とりあえずルアーが前に飛んでくれました。
ただ弱い力でやったので5メートルくらいのところにルアーは落ちました。
やった、飛んだ!
と心の中で喜びながら着水までジーっと見ていました。
着水した瞬間にバックラッシュしていました。
あー、着水の時にサミングしなくちゃならないのか・・・
3回連続バックラッシュです。
ただでさえ時間がないのにラインの修復にばっかり時間が取られます。
しかも戻ってくるルアーのフックは落ち葉だらけ。
でも何故かけっこう楽しいんですよね、これが。
新しいことに挑戦するんのはやっぱりワクワクしますね。
今度は上からそーっと投げる時に少し力を入れてみました。
7メーターくらい飛びました。
着水の瞬間にサミングした・・・・つもりでしたが遅かった。
やっぱりバックラッシュ。
ブレーキをもっとかければいいのかな?
この時はルアーをフリーで落とすと若干抵抗を感じながらすーと落ちる程度の設定でした。
ブレーキを少しきつくしてみました。
フリーでルアーを離してもゆっくりしか落ちていかないくらいに設定してみました。
同じようにキャスト。
ルアーは3メートルくらいしか飛ばず、サミングも間に合わずにバックラッシュ。
ブレーキが掛かりすぎてだめだったようです。
ブレーキをきつくしすぎるとルアーが飛ばないのでサミングが間に合わずにダメですね。
ブレーキを最初の設定よりも緩めてみたら、ちょっと触っただけで巻いてあるラインがたるんできたので、これもバックラッシュが増えそうでなので止めておきました。
結局、最初のブレーキ設定に戻しました。
ラインを直しながら、ふと気が付きました。
そういえばサイドキャストの方が投げるのが楽だとどっかに書いてたな。
さっそくサイドキャストに挑戦です。
右横の方から思いきりロッドを振って親指を離してみました。
シューー。
今迄で一番飛んで10メートルくらいいきました。
滞空時間が長かったのでサミングのタイミングが取りやすく、着水の直前に合わせてスプールに親指をかけることができました。
チャポン。
着水した時もスプールをしっかり抑えることができました。
やっとバックラッシュせずにまともに投げられました。
しかし巻いてくると落ち葉がしっかりフックに付いてきます。
その後はサイドキャストを繰り返して親指を離すタイミングを覚えました。
サイドキャストは親指を離すタイミングが多少ずれても、ルアーが進んでいく方向が変わるだけでとりあえずはある程度は飛んでくれます。
ある程度の距離を飛んでくれないと、サミングが間に合わずにバックラッシュになるのでとにかくできるだけ遠くに飛ばすことを心がけました。
ただヘタなせいかルアーが遠くまでなかなか飛びません。
10メートルがせいぜいですね。
もっと重いルアーじゃないと飛ばないのか、ラインをもっと細いのにしないと飛ばないのか、ブレーキの設定が悪いのか。
いろいろこれから試す必要がありますね。
4-5投うまく投げられた時に一度あたりがありました。
底まで落とすと落ち葉の中に突っ込むので、着水後に速巻きするようにしました。
そしたらグッグッグときて一瞬乗りかけました。
きたっ、と思ってロッドをあおったらバレてしまいました。
場所を移動しながら落ち葉のないところを探しましたが、どこでも落ち葉を拾い続けました。
軽いスプーンに変更すれば底の少し上を引けるんですが、バックラッシュを頻発しそうで軽いルアーに換える気は起きませんでした。
5gだとゆっくり巻くとどうしても底にあたりますね。
中層の速引きはその後まったく反応はありませんでした。
サミングを忘れてバックラッシュ、原因のよく分からないままバックラッシュ。
こんなのを繰り返しました。
この釣り方ってルアーを見失うともうダメなんですね。
着水に合わせてサミングしないといけないので、逆光による水面の反射で空中を飛んでいるルアーを見失った時にもバックラッシュをしてしまいました。
タイミングよくサミングをしないといけないのでかなり集中力が必要です。
慣れてくると無意識のうちに体が反応して常にサミングできるようになるんでしょうね。
残念ながらこの日は1バイト1フッキング1バラシでキャッチはできませんでした。
ベイトタックルの試し撃ちはバックラッシュと落ち葉の連続であり、結果はボウズでした。
時間が短かったこと、初めてなので重いルアーしか使えなかったこと、落ち葉が多くて重いルアーに向いてないポンドだったこと、そもそもトラウトが少なくてあまり釣れないエリアに行ったこと。
悪条件が重なりすぎでしたね。
それでも今後に向けて明るい展望が開けてきたのはうれしい限りです。
アブガルシアのロッドはとてもいい印象を受けました。
他のベイトロッドを使ったことがないので優れている物なのかどうかは分かりません。
ただ今まで使っていたエリア用のスピニングロッドと大きな違いはありませんでした。
ロッドの硬さや操作感は特に違和感を感じませんでした。
最初見た時にマイクロガイドの小ささにびっくりしました。

これが一番手元に近いところのガイドですから驚くほど小さいですよね。
でも使っている時はいつもと違う感じはほとんどしませんでした。
なるべくロッドクラッシュしないように大事に使っていくつもりです。
リールも初めてなので比べようもありません。
軽さはとてもよかったです。
ロッドにリールをセットして持った時、かなり軽く感じました。
これなら長く使えそうな気がします。
ベイトタックルは正直スピニングタックルより数段むずかしい印象を受けました。
ライントラブルがなくスムーズにできるようになるのはいつになることでしょうか。
メゲずに少しづつがんばっていきたいと思います。
TALEX偏光サングラスは非常にいい感じでした。
西日が正面から来てもそれほどまぶしくなく釣り続けられました。
ただ伊古の里FPは水質がマッディなので水の中はよく見えませんでした。
今後は基本的に釣りするときはこれを使うことになりそうです。
カーブフレームネットは出番がありませんでした。
次回はもうちょっと釣れそうな所に行って試してみたいと思います。
とにかく今後の方針が決定しました。
スピニングタックルで右投げ右巻き + ベイトタックルで右投げ右巻き
今後はこの二つを併用していくこととなります。
この日の釣行は短時間だったので微妙なところなのですが、右手薬指の痛みは出ませんでした。
もっと長時間やっても痛みが出てこないようなら今年も釣りを楽しめそうです。
お別れショットはポンドに落ちていく太陽さんです。

今年の初釣行はベイトタックルでのボウズからのスタートでした。
果たして今年はどんな年になるのでしょうか?
ベイトタックルのマスター元年になるのか。
はたまた、ベイトタックルの挫折元年になるのか。
今後の展開やいかに!!
なんて気構えずに気楽にやっていきます。
今年も張り切ってまいりますので宜しくお願いします。
ただいま右手薬指の腱鞘炎でフィッシングは自粛中です。
そして今後フライフィッシングに挑戦するかどうか迷い中です。
H25.1/2に釣具屋回りをしました。
よく行く釣具屋が4つあるんですが、それが全部近くに固まっているのが熊谷のいいところです。
展示品が多く、とりあえず見てみたい、触ってみたい時によく行くのが上州屋。
最も値段が安くて、ルアーや消耗品はここで買うことが多いワンダーフィールド。
ルアーの種類が豊富で、マニアックな物まで品揃えが多いのがプロショップオオツカ。
中古ルアーの物色と、自社ブランド品とか面白い展開をするのでたまに利用するタックルベリー。
この日はとりあえずフライロッドを持ってみたいと思ったので、まずは上州屋に行ってみました。
そして置いてあったフライロッドを手にしてみました。
第一印象は・・・・長い!
ルアーロッドに比較すると驚くほど長いんですね。
9フィートと書いてありました。
ルアーロッドの約1.5倍もあるんですね。
そして、思ったより重かったです。
リールフットを薬指ではさまなくていいので、持っただけでは薬指に痛みは感じませんでした。
こんな感じかな?
なんとなく見よう見まねでロッドを振ってみました。
シュッ。
ズキン。
シュッ。
ズキン。
げげげっ、痛みを感じる・・・・・
薬指を酷使することはないんですが、ロッドそのものを握る力がかなりいりますね。
フライフィッシングってなんとなくイメージ的にフワっとやってる印象だったんです。
なので勝手にタックルも軽い物と思い込んでました。
ロッドもかるく握って手首でヒュンヒュン・・・・なんて勝手に想像してました。
これは全くの認識不足でした。
ロッドを前後に振りながらラインを延ばしていく作業は、ものすごく手に力を入れるんですね。
想像してた以上に手にも指にも力を入れる必要がありそうです。
ショップの展示品を軽く振っただけで痛みを感じるとは予想もしてませんでした。
これはムリだな・・・・・
数回振っただけで今の自分にはフライロッドを振るのはムリな事がはっきりと実感できました。
けっこう衝撃を受けました。
フライフィッシングに挑戦できるかもしれないというワクワク感が急速にしぼんでしまいました。
ルアーフィッシングでの負担を少しでも減らすためにフライフィッシングを併用しようという計画が根本から崩れ去ってしまったのです。
まいったなぁ。
んー、もっと軽いのもあるかもしれないからもうちょっと他のロッドも見てみるか。
あっさり諦めるのもしゃくだったので別の釣具屋に行ってみることにしました。
次に向かったのはタックルベリーです。
ショップの中をうろうろしてみましたがここにはフライロッドは置いてありませんでした。
フライロッドをいじれるところは熊谷には少ないみたいだなぁ。
フライリールはけっこう置いてあるなぁ。
丸くてでかいリールは綺麗でカッコイイなぁ。
そんなことを考えながらいろいろ見て回っていた時。
中古ロッドがたくさん立ててあるコーナーが目の前にありました。
どうしたものかなぁ、と考えながらなんとなくトラウト用のロッドを見ていたら、その隣にバス用のロッドも立ててありました。
そこでベイトロッドが目に入ったのです。
何の気なしにベイトロッドを持ってみたら、なんか妙にしっくりくるんですよね。
拳銃を持つみたいにトリッガーに人差し指をかけて構えてみると、右手の薬指がほとんど気にならないんです。
中指と薬指と小指をくっつけて一緒に動かせるので動きに違和感がないんですよね。
ロッドを振ってみても痛みは感じませんでした。
振ったときに力が入るのが、主に人差し指と中指でした。
数回振ってみて、そのしっくり感がなんかピンときたんですよね。
これならいけるかも。
期待していたフライロッドを使用するのが無理そうなのが分かり、落胆した直後だったのでベイトロッドに大いに期待が膨らみました。
しかし、そこに置いてあったベイトロッドは全てバス用でした。
棒のように堅くてエリアでは(少なくとも自分には)使えそうにありません。
トラウト用のロッドのところにはスピニングロッドしか置いてありませんでした。
別のお店に向かいました。
一番よく利用するワンダーフィールドです。
そこにも新品と中古ロッドのコーナーがあるんですが、やはりトラウト用はスピニングだけでした。
そもそもトラウト用にベイトロッドってあるのかな?
そんな疑問が湧いてきました。
とりあえず家に帰ってネットでベイトタックルのことを調べてみることにしました。
エリアではフライロッドを振る人をたくさん見ます。
なので意外とフライフィッシングは身近に感じていました。
その反面ベイトロッドを使っている人はあまり見た記憶がありません。
ベイトタックル=バスフィッシング or 船釣りってイメージはなんとなくありました。
ショップで中古ベイトロッドを握った時に、予想もしていなかった手になじんだフィーリングにびっくりしました。
自分は今までバス釣りは一切やったことがありません。
子供の頃から今に至るまでの釣りとの関わりはこんな感じです。
川釣り → 海釣り(港、根魚、投げ) → エサの釣り堀 → 管釣りルアーフィッシング
物心付いてから大学を出るまで東北に住んでいたんですが、30年くらい前の東北ですからバス釣りをやってる人は周りにもほとんどいなかったですね。
子供の頃は近くの川でハゼとかウグイをのべ竿で釣ってました。
自転車で遠出ができるようになると港を目指しましたね。
振り出しのちょい投げロッドと一番安いリールでサビキや天秤投げ釣りを始めました。
大学に入ると、車が使えるようになったので仲間と浜や磯まで足を伸ばしました。
この間ずーっとスピニングリールしか使ったことがありません。
埼玉に越して来て子供が釣りができる年齢になった頃にエサ釣りに行くようになりました。
簡単に釣れすぎて面白くなかったんですが、小さい子供がいるとその方が適していました。
子供が大きくなって来た時に一緒に管釣りルアーフィッシングを始めたんです。
結局バス釣りをする機会もベイトロッドを持つ機会も今までは全くなかったわけです。
スピニングロッドを頻繁に使うのが無理だと分かり、別の釣り方を考えなくてはならなくなった時に真っ先に頭に浮かんだのはフライフィッシングでした。
実際のところショップでベイトロッドを握る瞬間まで、ベイトタックルのことはまったく頭に浮かびませんでした。
ベイトタックル、トラウトでyahoo検索すると、意外と多くの人がベイトタックルを使ってエリアのトラウトを楽しんでいることが分かりました。
メーカーでも一つのジャンルとして細々とではありますが、関連商品を提供していました。
今の自分の状況を考えるとエリアフィッシングを続けるためには選択肢が多くありません。
ベイトタックルでのエリアのトラウトフィッシングがどんな物なのかは実践してみないと分かりませんが、これを始めてみるのが一番良さそうな感じがしました。
しかもベイトタックルだとスピニングと併用する場合、今まで使ってきたルアーやラインやフックはそのまま使えます。
スピニングとベイトの併用なら案外スムーズにできそうなのもいい感じですね。
ロッドとリールさえ揃えればすぐにでも始められます。
ということでまずはロッドとリールの購入です。
かなり時間をかけていろいろ調べました。
その結果まず分かったのは以下の事。
・どちらにもトラウト専用あるいはエリア専用という様な物は非常に少ないということ。
・ロッドは現行で大手メーカーからトラウト用として発売されている物があまりない。
・ロッドは他の釣りの物を流用するのは難しく、改造したり自分で作ったり工夫している人が多い。
・ベイトでエリアを楽しんでいる方が勧めているロッドはほとんど販売終了となっている。
・シマノのカーディフXベイト、アブガルシアのディプロマットボロン、イスズのタウザーくらい。
・ダイワ、スミス、テンリュウ、ティムコ等がトラウト用ベイトロッドから撤退している。
・リールはシマノ、ダイワ、アブガルシア、アルファなどで多くの種類が販売されている。
・リールはバスや海の小物用がかなりあるのでその流用で使えそうなものは多い。
・総じてスピニングリールに比べて値段が高い。
・初心者に手頃な安い値段のベイトリールがあまりない。
ロッドはあまり選択の余地がないようです。
中古品は苦手なので現行で売られている物の中から選択することになります。
カーディフはやや高価ですが柔らかそうなので自分に向いている印象。
シマノ製品は使い慣れている安心感があるのでこれにしようかと思ったんですが、一つ気になったことがありました。
グリップエンドがかなり短いんですよね。
まだよく分からない部分も多いんですが、ベイトキャストのユーチューブ動画をたくさん見ていたら、遠投でけっこう両手使ってるんですよね。
右手投げの人が左手でグリップエンドを握ってロッド操作をサポートしていました。
普通のエリアなら片手でいいのかもしれませんが、加賀FAや白河FS、尾瀬FLとか広いポンドだとどうなのかな?
尚仁沢OFだって遠投がしたくなりますよね。
アブガルシアのディプロマットボロンというのは2ヶ月前に発売されたばかりでかなり人気がある様で、どの通販サイトも品切れになっていました。
マイクロガイドで扱いやすい乗せ系のロッドとのことでした。
カーディフと同じ様にやはりグリップが短かったんですが、値段も安いし、むしろカーディフよりこっちの方がいいなぁと思いました。
しかし、品切れでどこにも売られてなかったので手に入りそうもありません。
イスズのタウザーは細かい情報がなく、どんなロッドなのかよく分かりません。
これも品切れ状態だったので手に入りそうもありませんでした。
消去法でカーディフXベイトになりそうでした。
これなら通販でもあるし、ショップでも置いてあるかもしれません。
リールは正直よく分かりませんでした。
ベイトフィネス?遠心ブレーキ??
構造やシステムの説明を読んでいて頭が痛くなりました。
なので自分にとって必要な項目をまとめて、あとは詳しい人に教えてもらおうと思いました。
詳しい人というのは、ずばりショップの店員さんです。
バンキッシュを買ったオオツカにしようと決めました。
その時の説明が分かりやすかったんですよね。
だいたい方針が決まったので1/3にも再び釣具屋回りをしました。
この日も前日と同じように上州屋からです。
ショップに入ってトラウトロッドのコーナーに行きました。
カーディフXベイト置いてないかなぁ。
しかしあるのはほとんどスピニングロッドです。
シマノのコーナーに置いてあったカーディフも全てスピニングロッドでした。
やっぱり置いてないよなぁ。
そう思いながら新製品のコーナーのところを見ると細身のベイトロッドが置いてあります。
お?
手にとって見ると、なんとアブガルシアのディプロマットボロンDBC-562UL MGSでした。

まさかこっちの方があるなんて!
速攻でリアクションバイトしてしまいました。
とりあえずロッドを確保しました。
これなら、リールさえ買っちゃえば午後からお試しに行けるんじゃね?
しばらく釣りから遠ざかっているので行きたくてしょうがありません。
しかしリールコーナーをのぞいてみましたがどれがいいのかさっぱりわかりませんでした。
すぐに店を出てオオツカに向かいましたがこの日はオオツカは昼の12時に開店となってました。
1時間くらいあったのでワンダーフィールドに回ってみました。
リールコーナーに向かいます。
ベイトリールがけっこう飾られていました。
じーっと見ていましたが、どこを見ればいいのかさえ良く分かりませんでした。
とりあえずリールに関して自分的なポイントをまとめてみました。
・最優先が軽いこと。
・これは右手薬指にこれ以上負担が掛かるのを少しでも減らしたいから。
・なるべくロッドを左手で持ちたいので、右投げ右巻きで行く予定。
・初心者でも扱いやすいのが大切。
・バックラッシュやライントラブルが少ないのがありがたい。
・値段は当然低い方がいい。
・それ以外は特にこだわりはない。
フックやルアーを選んで時間を潰し、12時になるのを見計らってオオツカに向かいました。
店に入ってみたらカウンターでリールの安売りセールを行っていました。
ベイトリールも何種類か置いてあったので見ていたら、店長さんが声をかけてくれました。
今度ベイトタックルで管釣りに挑戦すること。
メインターゲットは50cmくらいのトラウトであること。
ラインはおそらくナイロン4-5lbくらい。
ロッドはトラウト用ULをすでに購入。
そして上記のポイントを伝えました。
その結果店長さんがセレクトしてくれたベイトリールが3種類でした。
・シマノのアルデバランMg+夢屋シャロースプール(約3.8万円)
・ダイワのPX68SPR(約4.4万円)
・アブガルシアのレボLTX(約3.1万)
いずれも共通しているのが、軽量(200g以下)、シャロースプール、トラブルフリー、割と小型のルアーもしっかり飛ばせるとのことでした。
レボLTXはギヤ比が高く、スピニングで言えばHGSみたいな感じだそうです。
SPRは少し値段が高いですね。
いずれも大手メーカなので作りはしっかりしているようです。
店長さんは、なんでシャロースプールがお勧めかと言うと・・・・と前置きして、アルデバランMgの純正のスプールと夢屋のスプールの両方を持たせてくれました。
はっきりと違いが分かりました。
夢屋のスプールがメチャメチャ軽いんです。
さらに下巻きラインの重さを考えるとシャロースプールにすることでかなりの軽量化と言えますね。
この時点でシャロースプールの選択は絶対項目となりました。
さて3つからの選択です。
店長のお勧めを聞いてみました。
どれも甲乙付けがたいとの事。
一つ気になったことを聞いてみました。
「ベイトリールはドラグ性能はスピニングより落ちますよね?」
「そうですね、スピニングの方が優秀ですね。」
「この3つの中だとドラグ性能が一番いいのはどれですか?」
「この中だとそらくアルデバランMgですね。」
「なるほど。」
安さ: レボLTX>アルデバランMg>SPR
重さ: ほぼ一緒(持ってみた感じ)
ギヤ比: レボLTXは高(7.9)、SPRは中(6.8)、アルデバランは2種類から選択可(5.8と7.0)
ドラグ性能: アルデバランMg>SPR=レボLTX
見た目: ほぼ一緒(LTXとSPRが黒でちょっとっかっこいいかも)
元々スピニングではローギヤを使ってますし、ハイギヤの必要性を感じた事はありません。
最終的には値段とギア比、ドラグ性能からアルデバランMg(ギヤ比5.8)+夢屋シャロースプールに決定しました。

ナイロン5lbライン(VARIVASのVEP)も購入しました。
とにかくタックルが決まってホッとしました。
この時点で1時半頃。
どこかで短時間でも試し撃ちしたいなー
釣りバカの血が騒ぎます。
釣り自粛? ナニソレ?
長期休養を宣言したの一昨日なんですが・・・・・
ま、いいか。
ってことで時間も少ないので一番近いエリアに向かうことにしました。
今シーズン初の伊古の里フィッシングパークになります。
ブログ情報で減水&釣れないということだったので2時間じゃボウズの可能性もあるなぁ、と嫌な予感もしましたが遠出する時間的余裕はありませんでした。
目的の第一がベイトタックルのお試しなので釣果はあまり気にしないようにしましょう。
エリアに到着したのがほぼ2時でした。
天気は晴れで、気温は3度くらい。

太陽が見えてはいたんですがすでに西日となり始めており、日差しは強くありませんでした。
また冷たい風が吹いていてかなり寒かったです。

ここは自然の沼を利用したエリアなので景観はとてもよく、日差しがいい角度で入ってくれていたのでけっこうステキなポンドの風景写真が撮影ができました。

実はこの日持ってきたニューアイテムはベイトタックルだけじゃありません。
もう二つほどデビューする物があります。
一つは注文していたタレックスの偏光サングラスです。

けっこう前に手に入っていたんですが、タイミング悪く釣りに行けなくなったんですよね。
ようやくエリアで試せます。
でもこれ、普段すでに使っているんです。
通勤の時に、車の運転で逆光がかなりきつかったんですよね。
これ着けて運転してみたら、もう楽なんてもんじゃありませんでした。
今までと比べてメチャメチャ安全に運転できるようになりました。
購入時にはドライブには使う予定なし、と思ってたんですが全くの勘違いでした。
今では毎朝これ使って運転しています。
もう一つが新しく手に入れたネット。
アングルで販売している「アキスコ カーブラバーネットL アスリート」です。

これはフレームにカーブの付いた大型ネットです。
右投げ右巻きを続けるなら取り込みはやはり右手でやらざるを得ません。
そこで考えたのが大きなネットで、特に柄の長い物を利用することです。
どう使うかというと柄の手元の方を脇に挟むんです。
そして右手はフレームのそばを掴みます。

こんな感じです。
これだと右手は柄を掴むというよりも、腋を利用しててこのように下から支えるだけで良さそうです。
右手の薬指に負担をかけずにキャッチできそうです。
ショップでいろんなネットを試したところ、このフレームにカーブが付いているネットがものすごくしっくりきたんです。
準備は万端。
いよいよニュータックルにラインを巻いてセットアップをします。
凍える手でラインをリールに巻こうとしますが、スピニングと違ってやや構造が複雑ですね。
なんとかスプールにラインを巻きつけ結んで固定しました。
これがニュータックル、これからの相棒となります。

ナイロン5lbのVEPラインを巻いております。
とりあえず何かを投げてみようと思い、まずはロールスイマー3.5gを付けてみました。
さて記念すべき第1投です。
しっかりロッドを右手で握って、親指でクラッチを切ります。
ユーチューブ動画を思い出しながら、キャストしてみました。
肘を中心に手首を効かせて投げたつもりが、目の前2メートルくらいの所にバシュッ!
叩きつけキャストになってしまいました。
そしてラインはグチャグチャになりました。
これがバックラッシュか!
いきなり洗礼を受けました。
ラインを直すために、入り口の方(巻く時に左右に動くやつなんて言うんだったかな・・・)から手で引っぱってラインをどんどん出します。
スプールのラインのたるみが無くなったところで左手でラインを固定しながら巻き直しました。
ふぅ。
親指を離すのが遅かったのかなぁ。
今度は親指を少し早く離そうと心掛けてキャストします。
シュッ。
バシュッ!!
再び目の前2メートルの所に着水・・・・そして同じ様にバックラッシュ。
うひゃー、これはむずかしそうだなぁ。
想像以上にスピニングのキャストフィールと異なっており、リリースポイントが掴めません。
かっこつけて肘と手首だけでやろうとしても無理そうでした。
ラインをまた直そうとしましたが、引っぱってもほどけず。
ラインを切って、かなりの部分を捨てざるを得ませんでした。
それと2回とも戻ってきたルアーのフックに落ち葉が付いていました。
この時期の伊古の里FPのポンドは底にかなり落ち葉が貯まっているようで、重いスプーンを投げるとその中に入り込んで落ち葉を引っ掛けてきてしまうようです。
できればルアーをもっと軽いスプーンやクランクに変更したいところなのですが、これ以上軽いルアーはキャストがかなり難しくなりそうです。
むしろちゃんと飛ばすには3.5gのスプーンでも軽すぎるような感じだったので、もっと重いスプーンに換えてみることにしました。
コータック岩魚スプーン5gに変更しました。
肘と手首を使ってカッコよく投げるのは無理だと思ったので投げ方を変えてみました。
腕全体をゆっくり上にあげてそーっと前に延ばしました。
そして手が伸びそうになった瞬間に親指を離しました。
スルスル。
とりあえずルアーが前に飛んでくれました。
ただ弱い力でやったので5メートルくらいのところにルアーは落ちました。
やった、飛んだ!
と心の中で喜びながら着水までジーっと見ていました。
着水した瞬間にバックラッシュしていました。
あー、着水の時にサミングしなくちゃならないのか・・・
3回連続バックラッシュです。
ただでさえ時間がないのにラインの修復にばっかり時間が取られます。
しかも戻ってくるルアーのフックは落ち葉だらけ。
でも何故かけっこう楽しいんですよね、これが。
新しいことに挑戦するんのはやっぱりワクワクしますね。
今度は上からそーっと投げる時に少し力を入れてみました。
7メーターくらい飛びました。
着水の瞬間にサミングした・・・・つもりでしたが遅かった。
やっぱりバックラッシュ。
ブレーキをもっとかければいいのかな?
この時はルアーをフリーで落とすと若干抵抗を感じながらすーと落ちる程度の設定でした。
ブレーキを少しきつくしてみました。
フリーでルアーを離してもゆっくりしか落ちていかないくらいに設定してみました。
同じようにキャスト。
ルアーは3メートルくらいしか飛ばず、サミングも間に合わずにバックラッシュ。
ブレーキが掛かりすぎてだめだったようです。
ブレーキをきつくしすぎるとルアーが飛ばないのでサミングが間に合わずにダメですね。
ブレーキを最初の設定よりも緩めてみたら、ちょっと触っただけで巻いてあるラインがたるんできたので、これもバックラッシュが増えそうでなので止めておきました。
結局、最初のブレーキ設定に戻しました。
ラインを直しながら、ふと気が付きました。
そういえばサイドキャストの方が投げるのが楽だとどっかに書いてたな。
さっそくサイドキャストに挑戦です。
右横の方から思いきりロッドを振って親指を離してみました。
シューー。
今迄で一番飛んで10メートルくらいいきました。
滞空時間が長かったのでサミングのタイミングが取りやすく、着水の直前に合わせてスプールに親指をかけることができました。
チャポン。
着水した時もスプールをしっかり抑えることができました。
やっとバックラッシュせずにまともに投げられました。
しかし巻いてくると落ち葉がしっかりフックに付いてきます。
その後はサイドキャストを繰り返して親指を離すタイミングを覚えました。
サイドキャストは親指を離すタイミングが多少ずれても、ルアーが進んでいく方向が変わるだけでとりあえずはある程度は飛んでくれます。
ある程度の距離を飛んでくれないと、サミングが間に合わずにバックラッシュになるのでとにかくできるだけ遠くに飛ばすことを心がけました。
ただヘタなせいかルアーが遠くまでなかなか飛びません。
10メートルがせいぜいですね。
もっと重いルアーじゃないと飛ばないのか、ラインをもっと細いのにしないと飛ばないのか、ブレーキの設定が悪いのか。
いろいろこれから試す必要がありますね。
4-5投うまく投げられた時に一度あたりがありました。
底まで落とすと落ち葉の中に突っ込むので、着水後に速巻きするようにしました。
そしたらグッグッグときて一瞬乗りかけました。
きたっ、と思ってロッドをあおったらバレてしまいました。
場所を移動しながら落ち葉のないところを探しましたが、どこでも落ち葉を拾い続けました。
軽いスプーンに変更すれば底の少し上を引けるんですが、バックラッシュを頻発しそうで軽いルアーに換える気は起きませんでした。
5gだとゆっくり巻くとどうしても底にあたりますね。
中層の速引きはその後まったく反応はありませんでした。
サミングを忘れてバックラッシュ、原因のよく分からないままバックラッシュ。
こんなのを繰り返しました。
この釣り方ってルアーを見失うともうダメなんですね。
着水に合わせてサミングしないといけないので、逆光による水面の反射で空中を飛んでいるルアーを見失った時にもバックラッシュをしてしまいました。
タイミングよくサミングをしないといけないのでかなり集中力が必要です。
慣れてくると無意識のうちに体が反応して常にサミングできるようになるんでしょうね。
残念ながらこの日は1バイト1フッキング1バラシでキャッチはできませんでした。
ベイトタックルの試し撃ちはバックラッシュと落ち葉の連続であり、結果はボウズでした。
時間が短かったこと、初めてなので重いルアーしか使えなかったこと、落ち葉が多くて重いルアーに向いてないポンドだったこと、そもそもトラウトが少なくてあまり釣れないエリアに行ったこと。
悪条件が重なりすぎでしたね。
それでも今後に向けて明るい展望が開けてきたのはうれしい限りです。
アブガルシアのロッドはとてもいい印象を受けました。
他のベイトロッドを使ったことがないので優れている物なのかどうかは分かりません。
ただ今まで使っていたエリア用のスピニングロッドと大きな違いはありませんでした。
ロッドの硬さや操作感は特に違和感を感じませんでした。
最初見た時にマイクロガイドの小ささにびっくりしました。

これが一番手元に近いところのガイドですから驚くほど小さいですよね。
でも使っている時はいつもと違う感じはほとんどしませんでした。
なるべくロッドクラッシュしないように大事に使っていくつもりです。
リールも初めてなので比べようもありません。
軽さはとてもよかったです。
ロッドにリールをセットして持った時、かなり軽く感じました。
これなら長く使えそうな気がします。
ベイトタックルは正直スピニングタックルより数段むずかしい印象を受けました。
ライントラブルがなくスムーズにできるようになるのはいつになることでしょうか。
メゲずに少しづつがんばっていきたいと思います。
TALEX偏光サングラスは非常にいい感じでした。
西日が正面から来てもそれほどまぶしくなく釣り続けられました。
ただ伊古の里FPは水質がマッディなので水の中はよく見えませんでした。
今後は基本的に釣りするときはこれを使うことになりそうです。
カーブフレームネットは出番がありませんでした。
次回はもうちょっと釣れそうな所に行って試してみたいと思います。
とにかく今後の方針が決定しました。
スピニングタックルで右投げ右巻き + ベイトタックルで右投げ右巻き
今後はこの二つを併用していくこととなります。
この日の釣行は短時間だったので微妙なところなのですが、右手薬指の痛みは出ませんでした。
もっと長時間やっても痛みが出てこないようなら今年も釣りを楽しめそうです。
お別れショットはポンドに落ちていく太陽さんです。

今年の初釣行はベイトタックルでのボウズからのスタートでした。
果たして今年はどんな年になるのでしょうか?
ベイトタックルのマスター元年になるのか。
はたまた、ベイトタックルの挫折元年になるのか。
今後の展開やいかに!!
なんて気構えずに気楽にやっていきます。
2012年05月24日
伊古の里FP・・・・惨敗!
今日は奥さんと二人で伊古の里FPに行ってきました。
数日前にめずらしく奥さんが木曜日は釣りに行ってもいいよ、と言うんです。
おそらく、前回、前々回と長女や長男が一緒に行っていっぱい釣れて楽しそうなのを見て自分もやりたくなったんじゃないでしょうか。
元々、今週の木曜日は自分ひとりで伊古の里FPに行くつもりでした。
5月いっぱいで今シーズンは終了となるうえに、5/24はなんと1日券が1000円になるんです。
釣れなくてもいいからいってみようと思ってました。
んで奥さんも行くというんで「伊古の里FPでいいの?」って聞きました。
「うん、いいよ、だって安いんでしょ?」
「安いけど今の時期は暑くなってきてほとんど釣れないかもしれないよ?」
「まぁ、とにかく安いんだから行ってみましょう。」
さすが主婦経済観念が発達してます。
自分はやばいなぁ、まともに釣れない可能性が高いのになぁと危機感ひしひし。
せめて曇るとか一雨くるとか期待してましたが見事に晴天。
しかも確認したら熊谷は最高気温28度・・・・
メチャメチャ暑くなってしまいました。
まぁ、なんとかなるだろう。
持ち前の楽観主義で9時半に出発。
途中で道間違えたりして10時ちょっと前に伊古の里FPに着きました。
受付で確認。

確かに1日1000円でした。
昼飯はおいしい物を食べに行く予定なので1時くらいまで3時間の予定です。
料金を払った時、受付のおじさんが不吉なことを言いました。
「5/14からエサ釣りを解禁したんで、魚が相当少なくなった感じ。」とのこと。
「ルアーは厳しいと思うよー。」
ニコニコ笑顔で悪魔のようなお言葉。
道路側と、日陰側どっちがいいのか聞いてみました。
「んー、どっちもきついねぇ。」
「どっちかっていうと深い分道路側の奥の方がいいかもね。」
「一番奥から対岸に投げるといいかも。」
とりあえずアドバイスどおり道路側に入ってみました。
まずはポンドの状況。




前回来た時と大きな違いはありません。
真夏のポンドって雰囲気です。
エサ釣りをやってる人がチラホラいますが、釣れてる様子は全くありません。
水質はマッディ。

魚の姿も全く見えません。
沼の水ってところですね。
前回と同じ所で始めました。
噴水に向かって投げます。

奥さんは意外とキャストが上手なんです。
重いスプーンが好みで遠くまで思いっきり投げるのこそ釣りだ!と思ってるようです。
じぶんはなんとなくミノーから始めました。

全く無反応・・・
スプーンに換えてみました。
全く無反応・・・・
クランクの登場です。
全く無反応・・・・・・
重いスプーンで沖の方を狙ってみた。
全く・・・・ 無反応・・・・・・
奥さんに聞いてみても、全然反応ないとの事。
うむむむ。
厳しいなんてもんじゃありません。
とにかくあの手この手、できる限りのことをしましたが、あたりすら一度もありませんでした。
場所を替えました。
受付のおじさんの意見を尊重して、道路側の一番奥まで行って対岸方向に思いっきり投げました。
まーーーったく、無反応・・・・・・。
途方にくれかかったところに先程のおじさんが様子を見に来てくれました。
「ルアーはきついだろー。」
「きついなんてもんじゃないですっよぉ。」
「あたりさえないんです。」
「エサ釣りの人たちみんな持って行っちゃったから魚いないかもねぇ。」
(あの・・かもねぇじゃなくて・・・1匹でいいから釣りたいんですが)
これは心の声。
どれ魚いるかな、と言いながらペレットを撒き始めてくれました。
自分は初めて見ました。
ペレット撒いてもシーンとしたままのポンドを。
3回も4回も撒いてくれましたが、魚の影は一切見えない上に、泳いでる気配やエサを食べに来る気配も一切ありませんでした。
おじさんは、やっぱり魚もうあんまりいないみたいだねー。
ニコニコ笑いながら去っていきました。
今日、目にした唯一のお魚さん。

足元に稚魚が泳いでました。
今日、フックにかかった唯一の物。

泣けますね。
結局、二人ともあたりさえ一度もないままタイムアップでした。
久しぶりのボウズでした。
1日1000円にするわけだね。
うまい話には裏があるものです。
広いポンドで魚がほとんどいなくて、真夏のように暑い・・・
よくがんばった!自分と奥さん!
んー、勉強になりました。
まぁ何事も経験です。
奥さんは思いっきりキャストがいっぱいできたから楽しかったよー、と言ってくれました。
今度は数釣れるエリアに連れていってあげないとだなぁ。
とりあえず、今シーズンの終わりの挨拶がわりに、道路側から管理棟方面をパチリ。

今年の11月からの新シーズンにリベンジのリベンジに来るぞーーーー!!
(涙)
数日前にめずらしく奥さんが木曜日は釣りに行ってもいいよ、と言うんです。
おそらく、前回、前々回と長女や長男が一緒に行っていっぱい釣れて楽しそうなのを見て自分もやりたくなったんじゃないでしょうか。
元々、今週の木曜日は自分ひとりで伊古の里FPに行くつもりでした。
5月いっぱいで今シーズンは終了となるうえに、5/24はなんと1日券が1000円になるんです。
釣れなくてもいいからいってみようと思ってました。
んで奥さんも行くというんで「伊古の里FPでいいの?」って聞きました。
「うん、いいよ、だって安いんでしょ?」
「安いけど今の時期は暑くなってきてほとんど釣れないかもしれないよ?」
「まぁ、とにかく安いんだから行ってみましょう。」
さすが主婦経済観念が発達してます。
自分はやばいなぁ、まともに釣れない可能性が高いのになぁと危機感ひしひし。
せめて曇るとか一雨くるとか期待してましたが見事に晴天。
しかも確認したら熊谷は最高気温28度・・・・
メチャメチャ暑くなってしまいました。
まぁ、なんとかなるだろう。
持ち前の楽観主義で9時半に出発。
途中で道間違えたりして10時ちょっと前に伊古の里FPに着きました。
受付で確認。
確かに1日1000円でした。
昼飯はおいしい物を食べに行く予定なので1時くらいまで3時間の予定です。
料金を払った時、受付のおじさんが不吉なことを言いました。
「5/14からエサ釣りを解禁したんで、魚が相当少なくなった感じ。」とのこと。
「ルアーは厳しいと思うよー。」
ニコニコ笑顔で悪魔のようなお言葉。
道路側と、日陰側どっちがいいのか聞いてみました。
「んー、どっちもきついねぇ。」
「どっちかっていうと深い分道路側の奥の方がいいかもね。」
「一番奥から対岸に投げるといいかも。」
とりあえずアドバイスどおり道路側に入ってみました。
まずはポンドの状況。
前回来た時と大きな違いはありません。
真夏のポンドって雰囲気です。
エサ釣りをやってる人がチラホラいますが、釣れてる様子は全くありません。
水質はマッディ。
魚の姿も全く見えません。
沼の水ってところですね。
前回と同じ所で始めました。
噴水に向かって投げます。
奥さんは意外とキャストが上手なんです。
重いスプーンが好みで遠くまで思いっきり投げるのこそ釣りだ!と思ってるようです。
じぶんはなんとなくミノーから始めました。
全く無反応・・・
スプーンに換えてみました。
全く無反応・・・・
クランクの登場です。
全く無反応・・・・・・
重いスプーンで沖の方を狙ってみた。
全く・・・・ 無反応・・・・・・
奥さんに聞いてみても、全然反応ないとの事。
うむむむ。
厳しいなんてもんじゃありません。
とにかくあの手この手、できる限りのことをしましたが、あたりすら一度もありませんでした。
場所を替えました。
受付のおじさんの意見を尊重して、道路側の一番奥まで行って対岸方向に思いっきり投げました。
まーーーったく、無反応・・・・・・。
途方にくれかかったところに先程のおじさんが様子を見に来てくれました。
「ルアーはきついだろー。」
「きついなんてもんじゃないですっよぉ。」
「あたりさえないんです。」
「エサ釣りの人たちみんな持って行っちゃったから魚いないかもねぇ。」
(あの・・かもねぇじゃなくて・・・1匹でいいから釣りたいんですが)
これは心の声。
どれ魚いるかな、と言いながらペレットを撒き始めてくれました。
自分は初めて見ました。
ペレット撒いてもシーンとしたままのポンドを。
3回も4回も撒いてくれましたが、魚の影は一切見えない上に、泳いでる気配やエサを食べに来る気配も一切ありませんでした。
おじさんは、やっぱり魚もうあんまりいないみたいだねー。
ニコニコ笑いながら去っていきました。
今日、目にした唯一のお魚さん。

足元に稚魚が泳いでました。
今日、フックにかかった唯一の物。

泣けますね。
結局、二人ともあたりさえ一度もないままタイムアップでした。
久しぶりのボウズでした。
1日1000円にするわけだね。
うまい話には裏があるものです。
広いポンドで魚がほとんどいなくて、真夏のように暑い・・・
よくがんばった!自分と奥さん!
んー、勉強になりました。
まぁ何事も経験です。
奥さんは思いっきりキャストがいっぱいできたから楽しかったよー、と言ってくれました。
今度は数釣れるエリアに連れていってあげないとだなぁ。
とりあえず、今シーズンの終わりの挨拶がわりに、道路側から管理棟方面をパチリ。
今年の11月からの新シーズンにリベンジのリベンジに来るぞーーーー!!
(涙)
2012年05月05日
伊古の里フィッシングパーク
今年の連休はずっと雨模様でしたが、釣りに行く予定は入れてなかったので天気は全く気になっていませんでした。
むしろ、釣りを予定してた人達残念でした!くらいの余裕かましてました。
ところが5/5に朝起きたら窓からまぶしい日の光が差し込んできました。
外を見たら見事な快晴。
その瞬間、今日は釣りだっ!
いい加減なものですみません。
その気になった時は行っちゃう性分なので完全に釣りモードに突入してしまいました。
どこ行こうかと考えました。
連休中、特に子供の日となるとどこも満員かなぁ。
しかも高速道路や主要国道、バイパスはかなり混みそうな予感。
沼田は激混み&渋滞、赤城山南面も同様、加賀も人気あるし・・・
ここで熊谷の近場の釣り場、FAはなぞのや伊古の里FPはGW中もそんなに混んではいなかったという情報を思い出し、今回は近くで穴場的(?)な釣り場に行ってみることとしました。
FAはなぞのは昨年1度行ったことがあります。
ポンドが狭いのと、たまたまですがその時ロッド(ビートリック)を折ってしまったので良い印象が残らず、その後は行ったことありません。
伊古の里FPは昨年11月にオープンしたばかりのエリアです。
存在は以前から知ってましたが他人のブログでの紹介記事を見ると、広すぎてかなり渋いとか、できたてでまだ整備が行き届いていないとか、ややnegativeな印象でした。
どっちするか迷ったのですが、とりあえず1回行っておきたかったので伊古の里FPに決めました。
行ってみないと好みのエリアかどうかわかりませんしね。
家を出てすぐにカーナビを設定すると走行距離11Km!
めちゃめちゃ近くてびっくりしました。
森林公園の少し先くらいです。
GWの影響か熊谷市内は車が少なく、快適に運転していたら15分で着いてしまいました。
いやー、まさか家から15分のところにエリアができてるとは想像もしてませんでした。

なんとなく手作り感覚で素朴で良いですね。
管理小屋がありました。


ここで受付を行ってました。

半日2000円、一日3000円!
安いですねー
なかなか好感持てます。
半日券を購入。
ポンドの雰囲気です。




広いです。
広さでいえば加賀FAや尾瀬FLがすぐに浮かびますが、負けないくらい広いです。
元は沼だったところにトラウトを入れて周りを整備したようです。

今の季節は緑が濃くなってきて非常に気持ちのいい環境でした。
なかなかいいロケーションです。
ただ広すぎて釣れなそうな予感をヒシヒシと感じました。
人はそれほど多くはなく、まだ釣り場を選べる余裕がありました。
ぱっと見渡すと受付小屋前と道路側、対岸の3箇所くらいに人が入ってました。
受付のおじさんに話しかけてみました。
「向こうの道路の方に人が多く居ますね。」
「あっちの方が深くなってるから魚が集まるみたい。」
道路側は3-4mくらいの深さになっていて、最近は水温上がってきているので魚が深い方に集まる傾向があるため、道路側が人気になっているようです。
まだ道路側にも余裕があったので自分もそこに入ってみました。
水質はステインというよりはマッディに近いかな。

魚の姿はほとんど見えませんでした。
まずは1.5gのスプーンから投げましたが、反応なし。
噴水付近に向かって繰り返し投げましたが、当たりらしい当たりはありませんでした。

スプーンをこまめに換えて、クラピーも試しましたがまったく手応えなし。
この時点で今日はかなりツラそうだなぁ、と考え始めました。
気温はぐんぐん上がりました。
自分も回りもほとんどTシャツ1枚です。
後で確認してみたら最高気温28度でした・・・
広くて魚影の薄い(?)ポンド、さらに真夏並みの高温。
今日はボウズかどうかが勝敗の分かれ目になるのを覚悟しました。
しかし、上手な人は上手ですね。
こんな条件でも確実に釣ってる人が何人もいました。
まったく釣れてなさそうな人も何人かいましたが、大半はなんとか最低1匹はキャッチしてました。
自分はかなり危機感持っていろいろがんばりましたがうまくいかず・・・
ミノーでやっと1匹フッキング。
しかも手応え上々。
寄せてこようとしたら見事にラインブレイク!
ラインを確認したらスナップの結び目からはずれてしまったようです。
痛恨のバラシ・・・
ツイてない時は得てしてこんなものです。
その後もたまに当たりがある程度ほとんどフッキングもしません。
時間だけが過ぎてゆきます。
暑さで疲れが出始め、直射日光で日焼けし始めました。
12時近くなり、その時点でボウズでした。
くやしかったので1000円追加して1日券を再発行してもらいました。
安いってステキですね。
とりあえず時間は気にならなくなったので場所換えて受付小屋前に移動。
ここでも噴水付近をねらいました。

小屋前の場所は後ろに草が生えていて邪魔になりました。
キャストのときフックが引っかかってライントラブルとなったので、その場所はあきらめて元いた道路側にもどりました。
子供の日なので子供が多かったのですが、初心者というかやったことない子が多く、かなりにぎやかでした。
隣でキャストと同時にロッドも投げ入れたり、なぜかリールがはずれてポンドに落としたり。
左巻きのリールをなんとか右で巻こうと悪戦苦闘しているお父さんが居たり。
左の方では、小さな子が50cmオーバーのニジを釣り上げて家族で大騒ぎしていたり。
まぁ、こういう雰囲気も嫌いじゃないんですが、ボウズかどうかの瀬戸際だとちょっとイラっときたり。
でも、13時半頃やっと1匹目がつれました。
30cmくらいのいい形のニジでした。
引きもとてもよかったです。

実は隣の初心者の親子に釣らせようと管理人のおじさんがペレットを撒きに来たんです。
そのおこぼれで釣れちゃいました。
初心者の親子さんありがとう!
ちょっとイラっときてごめんなさいでした。
でも道路側の奥が空いたので一番奥まで行ってやってみました。
ここならいろんな角度に好きなように投げられるので楽しそうです。
気楽に投げていたらもう1匹つれました。

深緑のディープクラピーでした。
とにかくボウズは逃れたのであとはいつ帰ろうかなと考えてました。
重めのスプーン(3.5g)で遠くまで投げたら気持ちよかったので、キャストの練習も兼ねて思いっきり投げてました。
その時強い当たりが来ました。
うまくフックして、いい手応えです。
ジージー、ドラグ音が出まくりです。
慎重に寄せてくると、かなりでかい魚体が見えました。
40cmオーバーのニジのようです。
うまく寄せられたのでネットを持ってネットイン・・・・
しようとした瞬間バレました。
一発逆転と思われた矢先に痛恨のエラーでした。
そういえばこの前おくとねFPでも大きいのを手前でバラしたなぁ。
悔しいの一言です。
でもまあ、きりがいのでその後ロッドを収めました。
伊古の里FP。
いいんじゃないでしょうか。
家から近くて、安くて、まったりフレンドリー。
つれないのが玉にキズですが、大物もいるのが分かりました。
これは今後来る回数が増えるかもしれません。
帰り際に真夏の雰囲気を漂わせていたポンドをパチリ。

いずれまたリベンジにくるぞ!!
むしろ、釣りを予定してた人達残念でした!くらいの余裕かましてました。
ところが5/5に朝起きたら窓からまぶしい日の光が差し込んできました。
外を見たら見事な快晴。
その瞬間、今日は釣りだっ!
いい加減なものですみません。
その気になった時は行っちゃう性分なので完全に釣りモードに突入してしまいました。
どこ行こうかと考えました。
連休中、特に子供の日となるとどこも満員かなぁ。
しかも高速道路や主要国道、バイパスはかなり混みそうな予感。
沼田は激混み&渋滞、赤城山南面も同様、加賀も人気あるし・・・
ここで熊谷の近場の釣り場、FAはなぞのや伊古の里FPはGW中もそんなに混んではいなかったという情報を思い出し、今回は近くで穴場的(?)な釣り場に行ってみることとしました。
FAはなぞのは昨年1度行ったことがあります。
ポンドが狭いのと、たまたまですがその時ロッド(ビートリック)を折ってしまったので良い印象が残らず、その後は行ったことありません。
伊古の里FPは昨年11月にオープンしたばかりのエリアです。
存在は以前から知ってましたが他人のブログでの紹介記事を見ると、広すぎてかなり渋いとか、できたてでまだ整備が行き届いていないとか、ややnegativeな印象でした。
どっちするか迷ったのですが、とりあえず1回行っておきたかったので伊古の里FPに決めました。
行ってみないと好みのエリアかどうかわかりませんしね。
家を出てすぐにカーナビを設定すると走行距離11Km!
めちゃめちゃ近くてびっくりしました。
森林公園の少し先くらいです。
GWの影響か熊谷市内は車が少なく、快適に運転していたら15分で着いてしまいました。
いやー、まさか家から15分のところにエリアができてるとは想像もしてませんでした。

なんとなく手作り感覚で素朴で良いですね。
管理小屋がありました。


ここで受付を行ってました。

半日2000円、一日3000円!
安いですねー
なかなか好感持てます。
半日券を購入。
ポンドの雰囲気です。




広いです。
広さでいえば加賀FAや尾瀬FLがすぐに浮かびますが、負けないくらい広いです。
元は沼だったところにトラウトを入れて周りを整備したようです。

今の季節は緑が濃くなってきて非常に気持ちのいい環境でした。
なかなかいいロケーションです。
ただ広すぎて釣れなそうな予感をヒシヒシと感じました。
人はそれほど多くはなく、まだ釣り場を選べる余裕がありました。
ぱっと見渡すと受付小屋前と道路側、対岸の3箇所くらいに人が入ってました。
受付のおじさんに話しかけてみました。
「向こうの道路の方に人が多く居ますね。」
「あっちの方が深くなってるから魚が集まるみたい。」
道路側は3-4mくらいの深さになっていて、最近は水温上がってきているので魚が深い方に集まる傾向があるため、道路側が人気になっているようです。
まだ道路側にも余裕があったので自分もそこに入ってみました。
水質はステインというよりはマッディに近いかな。

魚の姿はほとんど見えませんでした。
まずは1.5gのスプーンから投げましたが、反応なし。
噴水付近に向かって繰り返し投げましたが、当たりらしい当たりはありませんでした。

スプーンをこまめに換えて、クラピーも試しましたがまったく手応えなし。
この時点で今日はかなりツラそうだなぁ、と考え始めました。
気温はぐんぐん上がりました。
自分も回りもほとんどTシャツ1枚です。
後で確認してみたら最高気温28度でした・・・
広くて魚影の薄い(?)ポンド、さらに真夏並みの高温。
今日はボウズかどうかが勝敗の分かれ目になるのを覚悟しました。
しかし、上手な人は上手ですね。
こんな条件でも確実に釣ってる人が何人もいました。
まったく釣れてなさそうな人も何人かいましたが、大半はなんとか最低1匹はキャッチしてました。
自分はかなり危機感持っていろいろがんばりましたがうまくいかず・・・
ミノーでやっと1匹フッキング。
しかも手応え上々。
寄せてこようとしたら見事にラインブレイク!
ラインを確認したらスナップの結び目からはずれてしまったようです。
痛恨のバラシ・・・
ツイてない時は得てしてこんなものです。
その後もたまに当たりがある程度ほとんどフッキングもしません。
時間だけが過ぎてゆきます。
暑さで疲れが出始め、直射日光で日焼けし始めました。
12時近くなり、その時点でボウズでした。
くやしかったので1000円追加して1日券を再発行してもらいました。
安いってステキですね。
とりあえず時間は気にならなくなったので場所換えて受付小屋前に移動。
ここでも噴水付近をねらいました。
小屋前の場所は後ろに草が生えていて邪魔になりました。
キャストのときフックが引っかかってライントラブルとなったので、その場所はあきらめて元いた道路側にもどりました。
子供の日なので子供が多かったのですが、初心者というかやったことない子が多く、かなりにぎやかでした。
隣でキャストと同時にロッドも投げ入れたり、なぜかリールがはずれてポンドに落としたり。
左巻きのリールをなんとか右で巻こうと悪戦苦闘しているお父さんが居たり。
左の方では、小さな子が50cmオーバーのニジを釣り上げて家族で大騒ぎしていたり。
まぁ、こういう雰囲気も嫌いじゃないんですが、ボウズかどうかの瀬戸際だとちょっとイラっときたり。
でも、13時半頃やっと1匹目がつれました。
30cmくらいのいい形のニジでした。
引きもとてもよかったです。

実は隣の初心者の親子に釣らせようと管理人のおじさんがペレットを撒きに来たんです。
そのおこぼれで釣れちゃいました。
初心者の親子さんありがとう!
ちょっとイラっときてごめんなさいでした。
でも道路側の奥が空いたので一番奥まで行ってやってみました。
ここならいろんな角度に好きなように投げられるので楽しそうです。
気楽に投げていたらもう1匹つれました。

深緑のディープクラピーでした。
とにかくボウズは逃れたのであとはいつ帰ろうかなと考えてました。
重めのスプーン(3.5g)で遠くまで投げたら気持ちよかったので、キャストの練習も兼ねて思いっきり投げてました。
その時強い当たりが来ました。
うまくフックして、いい手応えです。
ジージー、ドラグ音が出まくりです。
慎重に寄せてくると、かなりでかい魚体が見えました。
40cmオーバーのニジのようです。
うまく寄せられたのでネットを持ってネットイン・・・・
しようとした瞬間バレました。
一発逆転と思われた矢先に痛恨のエラーでした。
そういえばこの前おくとねFPでも大きいのを手前でバラしたなぁ。
悔しいの一言です。
でもまあ、きりがいのでその後ロッドを収めました。
伊古の里FP。
いいんじゃないでしょうか。
家から近くて、安くて、まったりフレンドリー。
つれないのが玉にキズですが、大物もいるのが分かりました。
これは今後来る回数が増えるかもしれません。
帰り際に真夏の雰囲気を漂わせていたポンドをパチリ。

いずれまたリベンジにくるぞ!!