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2階からスプーン。 =料理編=

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2012年11月21日

蔵王フォレストスプリングス3

H24.11/8(木)に蔵王フォレストスプリングスに行ってきました。

毎月1回、師匠のK氏との遠征です。

今回も事前に打ち合わせ。

「今度はどこに行こうか。」
「だいぶ寒くなってきたから、どこのエリアも活性はまずまずかな。」
「この前の那須高原LFは最高だったねぇ。」
「ああいう感じで、数釣り+大物をトップウォーターでできるところがいいなぁ。」
「となるとフォレストスプリングス系かな。」
「この時期の蔵王FSはどうだろうね?」
「あそこのトラウトが一番パワフルだったね。」
「今でもトップで出るかな?」
「水が流れているからいけるかもね。」

初夏に行った蔵王FSのトラウトのすばらしさが頭に残っているので、その後も相談のたびに蔵王FSはどうかな?という話が必ず出ています。
結局ハイシーズンに一度行ってみたいという気持ちで一致しました。


天気予報は曇り時々晴れでした。
東北の山間なので実際に行ってみないと天気や気温ははっきり分かりません。
寒さ対策をバッチリ準備して行くことにしました。


当日朝4時に出発しました。
この時点ではまだ雨は降ってませんでした。


熊谷の気温は10℃でした。


師匠と合流したころから雨が降りだしました。

東北道を北上します。
途中は雨は降ったり止んだり。

前回も利用した吾妻PAで一休みしました。


車を降りて見上げたら見事な光景が目に入りました。




とても美しい虹でした。



ニジマスへの期待が嫌でも高まります。

ワクワクしながら旅路を急ぎます。






虹の始まりと終りはどうなってるんだろう?




子供の頃よく疑問に思いましたよね。





その答えが今日分かってしまいました。






虹の始まりはここからでした・・・・







出発地点は青い屋根の体育館みたいです。

きっとこの建物の中で虹をせっせと作って飛ばしているんでしょう!



まぁ、とにかく美しい虹でした。
雨はその後も降ったり止んだり、はっきりしない天気でした。


白石ICで東北道から離れ、白石の街中を抜けて山の方向に走ります。


東北らしい田園風景が広がっています。


遠刈田温泉街を抜けて目的地に到着です。



朝8時少し過ぎで、ほぼ予定通りにつきました。



4ヶ月ぶりの蔵王FSは紅葉真っ盛りですばらしい景観でした。




こういう雰囲気の中で心ゆくまでルアーフィッシングに浸れればもう最高ですよね。


これで天気がよければなぁ。



到着時点では小雨が降っておりました。
空は全体的に曇っており、晴れてきそうな気配はありませんでした。


駐車場に車を停めて外に出ました。



寒い・・・・



しかも、風が強い。


車の温度計は4℃を示していました。



エリアの雰囲気は最高なんですが、雨と寒さと冷たい風がけっこうこたえます。
1枚多く上着を着て、さらにその上にレインウェアを着込んでもまだ寒かったです。
寒さに凍えながら、タックルの準備をしました。

今回は狭くて大物ばかりのエリアなので前回同様VARIVASのVEPライン5lbで来ています。
主要なルアーはほとんど太軸フックに交換しました。

クランクはベリーフックはそのままでテールフックのみ太軸に交換しました。
理由は今回利用している太軸フックはサイズも大きいので2本とも太軸にするとかなり重くなってしまいクランクの泳ぎに影響しそうだった事、大きいせいでフック同士で絡み易そうだった事です。


雨がこれ以上強くならないのを祈りながらレストハウスに向かいます。


中に入ると暖房が効いており、ポワーンと暖かかったです。

もう冬が近いんだなぁ、というのを実感できました。

スタッフのお兄さんは以前とは別の方でした。


受付とあいさつを済ませてさっそく出動です。
寒い中、気合いを入れてポンドに向かいます。


最初に出てすぐのところにある小さな2号池で試してみました。

バズボールを投げいれます。


・・・・


反応がありません。


アクション付けたり、水流に乗せたり、ポッピングさせたり。

反応は激シブでした。
正直予想外でした。
なんとなく寒くなってきても蔵王FSのイキのよさならトップでも出てくれると過信していました。


この日は雨と風の影響で前日までと比較して特に寒さが強くなったようで、急速に冷え込んだためにポンドの活性は全然上がってくれませんでした。
トラウトは底の方でおとなしくしている感じです。


今日はトップは無理そうだなぁ。


ミッツに換えてみましたが、やはり反応はありませんでした。
クランクに換えて巻いてみましたがそれでもあたりはありませんでした。


この時、3号池で師匠がトラウトをネットに入れていました。


50cmクラスのニジマスでした。

ミッツドライで掛かったそうです。


いいなぁ、トップで釣れて。



3号池の方が良さそうなので2号池から移動しました。

ポンドの状況です。


ポンドを覗くと手前の岸辺にトラウトが並んでジーっとしています。
真冬の反応の薄いポンドの雰囲気です。


とにかく水流の範囲にバズボールを投げてみました。


トップはやっぱりダメですね。


1-2回、出ましたが乗りませんでした。

トップの場合、反応が薄い時には1発で仕留めないとすぐに反応しなくなります。

しつこく繰り返し誘いますが結局乗りませんでした。



3号池を諦めて移動します。

6号池に行くつもりでしたが、行きがけの駄賃って感じで4号池、5号池のインレットにバズボールを投げてみました。
しかし、反応はほとんどありませんでした。


6号池に到着です。


この頃から風が少し強くなりはじめました。
特に6号池は一番下にあるので上の方からまともに冷たい風が吹き下ろしてきます。

寒さの震えながら、まずはインレットでトップを試します。
他の池同様反応がありません。


この時風にラインがあおられて乗りだした木に引っ掛かりました。

あっ、と思いましたが、もう後の祭り。

木の枝にラインが絡んで取れなくなりました。
無理に引っ張ったらラインが切れてしまいました。


一匹も釣る前からルアーロストです・・・

泣けますね。


インレットの所は狭いので強い風の時はむずかしいですね。
諦めて奥のポンド状のところに移動しました。


ポンドの状況です。


トップを試すも無反応。

この時点で今回はトップは完全に諦める事にしました。



つぶアンを試します。
しかし、これもあたりがとれません。
風で水面が波立ちトラウトが視認できないので追いかけているのかさえ分かりませんでした。


しばらく粘りましたが反応はありませんでした。

スプーンに換えます。

風と太いラインのせいで軽いスプーンはダメと判断しスリムスイマー3.5g、鱒玄人3.7gなんかを投げてみますがやはり反応は見られません。


これは厳しいなぁ。


師匠はなんとか2匹目も釣ったようです。



何がいいか考えてみましたが思いつきません。
とりあえず唯一バイトが見られた3号池に戻ってトップ以外のルアーを試してみる事にしました。

インレットの水流に対して横からつぶアンを投げてみました。
そしたら水流を横切る時にゴンッとあたりがありました。
ロッドで合わせようとしましたが掛かりませんでした。


それでもなんとなくこのポンドが一番よさそうな手応えです。

つぶアンを続けているとたまにあたりがあります。
しかしなかなか乗りませんでした。


これって太軸の影響かなぁ。

いつもよりやや乗りにくい気もしました。



釣り座を換えます。

加賀FAの土管の上みたいな感じでインレットの真上から水流の切れるあたりまで投げてみました。


水流に逆らって登ってくる小魚の演出のつもりです。


水流が強いので手応えがいまいち分かりづらいんですが、何度かガツンとあたりがありました。

行けそうだと思い繰り返していたら、ようやく乗りました。
けっこういい引きです。
やたら暴れる感じです。


太いラインと太軸フックなので余裕で寄せられました。


30cmくらいの奇麗なイワナでした。


蔵王FSで色物は初めてです。
1号池に多い感じでしたが3号池にも入っているんですね。
イワナを釣ったのは久しぶりだったのでメチャうれしかったです。


ようやく1匹目が釣れてひと安心しました。
さすがに300kmの距離を来てボウズだったら辛すぎます。



つぶアンを続けます。
強い水流に乗せながらゆっくり巻いてきます。

水流があるので普通だと泳がない速度で巻いてもちゃんとアクションが付きます。
何度かあたりがきますがなかなか乗りません。


太軸フックの乗りにくさにイライラ気味。
フックはレギュラーのに戻そうかなぁ、と考えていた矢先にガツンと来ました。

水流も合わさって強烈な引きです。
水流のない方に誘導して好きなだけ走られませす。


しばらく暴れてましたがなんとか無事にネットイン。


蔵王FSらしいパワフルな50cmオーバーでした。
こういうのを釣りたかったので大変満足。



つぶアンのフックを確認したら、見事に延ばされていました。


テールの太軸ではなく、ベリーのレギュラーフックに食いついていました。
ベリーのフックも換えておかなきゃダメっぽいですね。

というか、やっぱり太軸フックの方が乗りにくいんでしょうかねぇ。

とにかくベリーのフックも太軸に換えて続けてみました。


同じようにインレットの水流につぶアンを乗せて泳がせます。
数投目、水流が途切れるあたりの所に着水し、巻き始めた直後に手応えあり。
ロッドで合わせたらばっちりフッキング。


少し距離がありましたが、けっこう軽く巻けました。

小さいのが掛かったのかな?

と思って巻き続けていたら、思ったより大きなトラウトがこっち向きに泳いで来ていました。

数メートル手前で急に方向転換。


ジイイイイイ


ドラグが悲鳴を上げました。

ジャンプしながら左右に首を振り暴れ始めました。
さっきと同じ様に水流のない方に誘導してファイトしました。


走られること数回、ようやく疲れて寄ってきました。


今度はしっかりテールフックに掛かっていました。
さすがに太軸は延ばされていませんでした。

いいサイズが続けて上げられたので気分は上々です。

同じつぶアンで継続しました。

しかし、その後は時々あたりがあれどもなかなか乗りませんでした。


つぶアンの色を換えてみました。
白色っぽいのや抹茶色みたいなのも使いましたが掛かりません。
かなり粘りましたがあたりも減っていきました。


昼近くなってきて雨が上がりました。
少しだけ日が差してポカポカしてきました。

このまま雨は上がってくれればいいなぁ。

と考えながら見上げたら、これまた見事な光景が目に入りました。



今日は虹についてるなぁ。

ダブルレインボーって言うんですよね、これ。


その割にはニジマスはあんまり釣れないし!




同じ様にその場所で粘っていたらしばらくして乗りました。
インレットの強い水流の中を足元近くまでゆっくりとつぶアンを引いてきた時、トラウトが横からひったくるように咥えるのが見えました。

水流のせいか強烈な引きです。
水流のない方に導いてファイトしました。


近づいてきたら細身の魚体が見えました。

物凄く暴れまくり、うねるような引き味が楽しめました。


慎重に寄せてネットイン。


見事な尺イワナですね。
先程のより一回り大きかったです。

どうです、このワイルドな顔つき!



イワナってカッコいいですよね。
普段はなかなか釣れないのですが、3号池にはかなり入っているのかな。

とにかくナイスファイトでした。

ここまで4匹。

数は少ないですが、イワナ2匹とニジマスの大物が釣れてなかなかいい感じでした。




その後しばらく粘りましたがあたりもこなくなったので昼食にすることにしました。
レインウェアを脱いでレストハウスに入りました。

蔵王FSのレストハウスは小さいですけど新しくて清潔感あります。
ちょっとしたレストランみたいな感じです。


これがメニューです。



自分も師匠もビーフカレーを注文しました。



待っている間にルアーや備品を物色できます。


最初に木に引っかけて失ったバズボールと同じ色が売っていたので補充しました。


おいしそうなカレーが出てきました。


味はまずまずでした。
定番FSカレー、と書いてましたからどこのFSでも同じなのかな。

お腹も満ちて、師匠とダベりながらのんびりしたひと時を過ごしました。
ふと外を見るとまた雨が降り始めていました。
今日は最後まで降ったりやんだりかな。


待ってても止みそうもなかったのでやや重い腰を上げ再びレインウエアを着込みました。

師匠が1号池でイワナを釣りたいということで1号池に行ってみました。
水質はクリアに近くトラウトが泳いでいるのがはっきり見えます。
ただ落ち葉の量が多く、リーリングで必ず落ち葉を拾う感じでした。

ミノーを数回投げましたが、落ち葉に負けて自分は1号池を諦めました。
師匠はイワナを釣ったようです。


結局また6号池に行くことにしました。

6号池に着いた時に雨が急に強くなり、風も強烈になりました。
もうほとんど暴風雨です。



風の影響で水面から水しぶきが巻きあがっていました。


寒さと強風と雨で最悪のコンディションになってきました。
強風に体ごと飛ばされそうになります。
冷たさで手足がしびれるくらいでした。

しかも全然釣れないという・・・・


その状況でも釣りを中止しようという発想はなかったですねぇ。
自分も師匠もどんだけ釣りが好きなんでしょうか。

はたから見たらただのバカですよね。


まぁ、同じ様な釣りバカが他にも数人いたのは心強かったです。
6号池には自分達の他に1名フライマンがいました。

この暴風雨の中フライでガンバるのもすごいですよね。
ただそのフライマンは大物を何回も掛けていたのでうらやましかった!


クランクでほとんど反応がなかったので重いスプーンに換えてみました。
風下に向かって投げたら、ものすごい勢いで対岸まで飛んでいっちゃいました。

ヤバいと思って手前に引いたらそのままポンドにポチャンと落ちてくれたので事なきを得ました。
風を利用してキャストすると飛距離が稼げるのですが、コントロールが効かずにたるんだラインが木に引っ掛かりそうになります。

あんまり遠くまで投げない方がいいなぁ。

鱒玄人3.7g白色を何回も投げました。
即巻き、少し落として巻き、底まで落として巻き。
速く巻いたり、遅く巻いたり。

いろいろ試しましたがあたりもほとんどありません。

厳しいなぁ。

と思いながら、底まで落としてデジ巻きしていたらいきなりグググッ


ようやく乗ってくれました。


慎重に寄せてネットイン。


ようやく午後の部の1匹目。

ここまで長くて辛かったー

この後も粘りましたが結局ここでは1匹しか釣れませんでした。



6号池を諦めて5号池に移動しました。

インレット、アウトレット、島周り、ポンド中央などにクランクやスプーンを投げてみましたがほとんど手応えはありませんでした。

4号池に移動します。

空いているので同じ様にいろんな場所を攻めてみますが結局あたり数回のみでフッキングには至りませんでした。

時間だけドンドン経ってしまいました。



3号池の魚影が一番濃かった気がしたので最終的には3号池に戻りました。

ここだとクランクでたまにあたりがあります。


薄暗くなり始めた時にようやくつぶアンに掛かってくれました。

これはとてもいい引きでした。

暗くてよく見えなくなってきていたのでかなり長めのファイトとなりました。
師匠が取り込みを手伝ってくれて無事にネットイン。


これは50cmを楽に超えていて体高もあり、すごく重かったです。
両手で支えないとネットから飛び出そうな迫力でした。

といかく最後にいいサイズが掛かってくれて助かりました。


最終的には計6匹、イワナが2匹で他は全てニジマス系でした。
ニジマスはほとんどが50cmオーバーでした。
師匠は計9匹、イワナが1匹で他は全てニジマス系だったようです。


今回は数は全然でしたが、イワナの2匹が最高にうれしかった!

ニジマス系はあいかわらずのイキのよさ、パワフルでド迫力でした。



やっぱり蔵王FSのトラウトは最高ですね!




ただこの時期の東北は・・・・




正直、晩秋の蔵王をナメていました。



自分は東北(秋田、青森)で育ったので東北の寒さは知っているつもりでした。
でも暖かい地方の気候に慣れたからなのか、ここまで厳しいとは考えていませんでした。

蔵王FSは山間にあって周りの自然環境にしっかり溶け込んでいるのがいい点ですよね。
そういう意味ではこの寒さや雨、風も含めて楽しんでいかなければならないのかもしれませんね。



VEPの5lbはさすがに強力でした。
木に絡んだブレイク以外はラインブレイクありませんでした。
もっともフッキングが少なかったのも考慮しなければいけませんね。

太軸フックはやはり微妙かもですね。
さすがにフック延ばしはありませんでしたし、大物とのファイトでの安心感はありました。
ただフッキングに関してはレギュラーやファインより落ちる印象は否めません。
今後の使い分けを考える必要がありますね。


お別れはすっかり日が落ちて夜の闇に包まれた3号池。



師匠と、次に来るのは来年暖かくなってからだろうねぇと話しながら帰路に付きました。




今回帰りに寄りたいお店があったんです。

「たまご舎」さんです。



前に来た時、なんとなくおいしそうだなぁと気になったんですよね。

食事もできるし、お土産も買えるのが都合いい感じでした。


時間を確認するとギリギリセーフだったのでレストランにすべりこみました。




明るく奇麗な店内に入ってひと心地つきました。

注文したのが秋の限定品。



「芽ぶきのオムライスセット、森のきのこ入りチキンシチュー」

卵がふわふわでとってもおいしかった!!


卵プリンと真っ白なロールケーキをお土産に買って帰ったら家族に大好評でした。

この次に蔵王に行く時もきっと寄ることになるでしょう。  


Posted by Rose.T at 15:06Comments(3)蔵王FS

2012年08月13日

蔵王フォレストスプリングス2

暑い・・
とにかく暑い・・・



暑い毎日が続いていてもう完全に夏バテ状態です。
さすがに日本で最も暑い都市のうちの一つである熊谷です。
ほぼ毎日のように35度以上が続いており、正直釣りに行く気力さえ奪われております。


この時期は暑すぎて人間もトラウトも釣りにならないのは毎年のことです。
元々が東北育ちなので暑さはとても苦手です。
実際クーラーの効いている部屋から動く気になれないので釣りどころではありません・・・


しかし、そう言ってばかりはいられません。
前から計画していた楽しみな日が近づいてきたのです。

夏休み利用してを8/2(木)から奥さんと二人で2泊3日の温泉釣り旅行に行ってきました。
今回は1泊目蔵王の遠刈田温泉、2泊目裏磐梯高原に宿泊しました。


せっかくまとまって夏休みが取れたので奥さんとどうしようか相談しました。
自分としては少しでも涼しいところに行ってできれば釣りをしたいと希望。
奥さんは涼しいところに行って温泉にゆっくり入りたいとのこと。

前回蔵王FSに行った時に、かなり高いところにあるので真夏でも涼しいと聞いていたので検討してみたところ、すぐ近くに遠刈田温泉というのがあることが分かりました。
ちょうどよかったのでまずはそこに1泊することを決めました。

んじゃ、せっかく東北まで行くので裏磐梯FSも行っちゃおうかということになりました。
裏磐梯にも温泉はあったのですが、裏磐梯FSの1日釣り券+カヌー券付き宿泊セットがあるホテルを見つけたので試しにそこに泊まってみることにしました。


朝9時出発となりました。

この時期なので朝一が狙い目だと思っていたのですが、せっかくの温泉旅行なのでのんびり行きたいという奥さんの意向を尊重し、昼過ぎに到着して夕方まで釣りをする予定となりました。

天気は快晴、気温は出発時点で30度を超えていました。
羽生ICから東北道に乗り、のんびりと北上しました。

道中はあちこちで道路工事が行われていて、予想より混んでいました。

途中、安積PAで一休みしました。

東北らしい広々としていてとても気持ちのいいところでした。

この時点で気温は35度を超えてきました。

那須のあたりでもっと気温が下がってくれるのを期待しましたが、電光掲示で35度とか表示されていて見てるだけで気力が萎えそうでした。

磐越道とのJCを超えてから道路工事渋滞が数回ありました。

なんでこの時期に・・・と考えたらお盆の渋滞対策なんでしょうかねぇ。
お盆前に駆け足で道路の補修をしていた感じです。

いずれにしろうちらにはいい迷惑で、予想以上に時間が掛かり、暑さと渋滞でイライラしてしまいました。
せっかくののんびり旅行が初っ端からつまずき気味です。
白石ICに着いたのが2時半頃、その直前の高速道路の気温表示が38度でした。
熊谷あたりとほとんど変わらない猛暑で参りました。

そこからエリアまで少し上がったので3時頃に着いた時の温度が34度でした。

スタッフの方に聞くと間違いなく今年一番の暑さとのこと。
予想外の厳しさです。

時間も残り少なく、釣れなそうな感じがヒシヒシ伝わってきましたが、タックルの準備をしました。

エリアの雰囲気は以前と同じで非常に素晴らしく、暑ささえなければ最高でした。



まずは広いポンドが好きな奥さんを連れて6号池に向かいました。
ポンドの状況です。


水質はクリアー寄りのステイン。


自分はいつものようにトップから狙います。
インレット付近から奥のポンドに向かって何ヶ所か投げてみましたがあまり反応なし。
やはり苦戦は必死のようです。


とその時、左の方から激しいドラグ音が!



奥さんのロッドがしなっております。
つぶアンを付けて渡しておいたらしっかり掛けてました。
すぐにネットを持って取り込みの手伝い。
奥さんは初めての大物の引きで戸惑っている様子。

近寄ってドラグを少し締めました。

「無理しないようにしながら巻ける時に巻いて!」

指示になっていないような指示をしてガンバらせます。
ラインは5lbなので簡単にはブレイクしないはずです。
走られても走られても負けないように必死に巻いてます。
ようやく寄ってきてネットイン。

丸々太った50cmクラスのニジマスでした。
素晴らしく美しい魚体でした。
やっぱり林のトラウトはさすがですね。


取りあえず奥さんが1匹でも釣れてホッとしました。
奥さんに大物の引きを味わわせるのが今回の釣行の目的の一つでしたのでひと安心です。


あとは自分が釣りまくるだけです。


だけなんですが・・・・


釣れません、ハイ。


トップは早々にあきらめてスプーンやクランクに変更してみました。
追ってくるのもいるんですが、なかなか食いついてくれません。

水面近くを気持ちよさそうにトラウトが泳いで入るのですが、全然食いつく感じがないんですよね。
いかにも真夏の暑い時のポンドって感じです。



悪戦苦闘していたらまたまた激しいドラグ音が!!


奥さんのロッドしなってます。
なんなんでしょ、こっちは苦労してるというのに。


今度も大きそうです。
赤いスプーンに掛かってくれたようです。
巻いては走られ、巻いては走られって感じでかなりの激闘です。


その様子を動画で撮ろうと準備してたら。

「替わって、お願い」


引っ張られ続けて手が痛くなった様子。
動画を諦めてロッドを受け取り、慎重に寄せました。
なんとか無事にネットイン。

同じく50cmクラスのニジマスでした。
この引きが楽しみでここに来たので気分爽快です(自分で掛けたんじゃないのに・・)。
奥さんもここはとてもいいエリアねー、と気に入ってくれた模様。


しかし、自分はまだ1匹も釣れていません。
このまま引き下がるわけにはまいりません。

必殺技「終わり間際の5号池のインレットでトップ狙い」があるとはいえそれまでになんとか釣っておきたいところ。


奥のポンドのアウトレット付近に回ってみました。
流れ出しの水流に乗ってトラウト達が気持ち良さそうに並んでました。

あんまり気持ち良さそうだったので、プラグを投げ入れるのに気が引けてしまいました。
そこは避けてすこし遠く、木陰ができてる辺りを狙います。
前回はその辺で60cmクラスがかかりました。
しかし今回は無反応。


うーん。

とにかくガンバるしかない。

クランク、スプーンを取っ換え、引っ換え試しました。
たまにあたりがあるんですが、フッキングまでには至りません。

完全に悶絶状態です。


その時横の方から、

「あーーっ」


ヘンな声が聞こえてきました。
奥さんがなんか困っているようです。
近寄って見るとロッドの先の方を指さしてます。

「先っぽ取れちゃったー。」
「へっ??」
「だから先っぽが取れちゃったのよー、このままやって大丈夫?」

ロッドを見るとロッドの先端から2cmくらいのところで完全に折れて千切れてました。


「ええええ、どうやったらこんなことになるの??」
「何もしてないよ?普通にやってただけ。」
「そうかぁ、こんな場所が折れる事もあるんだねぇ」

まさかのロッドクラッシュのアクシデントです。
自分が使っていた2本のうち5lb巻いてるタックルを渡して使ってもらうことにしました。
こっちはこのあと3lbのセットで続けることになります。
大物掛かったら慎重にいかないとブレイク必至です。


その後はつぶアンで粘りましたが時々あたりがある程度です。
なかなか打開策が得られません。


こうなったら前回良かったスティックだ!

むぅぅ。

スティックもダメだ・・・
暑さで頭もクラクラしてきました。


奥さんにもあたりが来なくなったようです。

「何かいいルアーないの?」

期待の目でこちらを見ます。

ないのと言われてもこっちだって釣れてないのにぃ・・・
とは思っても言いません。


全然余裕をかまして偉そうに、

「こういう時は普段使わないようなルアーが効く時多いんだよ。」
「例えば、自分が使っているスティックとかね。」
「なんかヘンなルアーねぇ。」
「試してごらん。」

別のスティックを渡します。
フックに付けて奥さんが投げにくそうに投げますがあまり飛びません。
目の前のよく見えるところに落ちました。

「そのままゆーっくり引いてくるんだよ。そうそうそんな感じ。」
「これで釣れるの??」
「いいのいいのとにかくゆっくり引いてくれば・・・・・エエッ!!

足元まで引いてきた時、岸際でのんびりしていた大きなトラウトがすーっと寄ってきて、パックン。

見事に食いつきました。



やった!



まさかの1発大当たりいぃ!!



・・・・



あれ?

なんか静かです。
トラウトがスティックを咥えたままその場で優雅に泳いでいます。


奥さんを見ました。

奥さんも自分を見てました。



「魚が食ったよね?」
「食った食った。」



「なんで巻かないの!?」

「巻いてもいいの??」

「巻かないでどうやって釣るの!巻いて巻いてっっ!!」


巻き始めたと同時にトラウトの口からスティックがスッポン。
残念ながらバラシとなりました・・・


「あらー、逃げちゃったねぇ。」


そりゃバラすよーーー!

とか

釣る気あるのかーー!

とか

思っても言っちゃだめですね。


こんなお試しキャストで掛かるのもびっくり、掛かったのに二人揃ってボケっと見てただけだったのにもびっくり。

まぁ、こんなことはよくあることですね。
ただちょっと脱力感激しかったです。
これも管釣りのならではの楽しみですね、うん。


そんなことしているうちに時間は過ぎていき、夕方の5時くらいになりました。
そろそろ時間的には「インレットのトップ狙い」タイムになってきました。
まだ全然暑かったので不安でしたがもたもたしてると終わっちゃうので移動してみました。
奥さんはもう少し6号池でやるようです。

5号池の状況です。


水質はクリア寄りのステインでした。

ミッツドライを付けてインレットの水流に乗せてみます。
1投目、無反応。

2投目、無反応。


むむむ。
活性が上がっていない。

バズボールに換えてみます。

1投目、バシュッ。

出ましたが乗らず。

反応があったのでやる気アップです。

数投目でようやくフッキング。

かなりいい引きです。
ものすごく暴れます。
3lbラインなのでムリなロッド操作は禁物です。
巻いては走られ、巻いては走られかなり時間がかかりました。
この引きを求めて来たんですから堪能しました。

無事にネットイン。

ようやく1匹釣れました。

その後は時間切れまで粘りましたがバラシ1回のみでした。

奥さんが近寄ってきたのでどうだったか聞きました。

「1回すごく大きいのがスプーン咥えたのよね。」

「ん?どういうこと?」

信じられないくらい大きいのが泳いでいたのでスプーンを鼻先に通したらしいんです。
そしたらぱくんと食いついたけど絶対に釣り上げるのはムリだと思ったのでそのまま見ていたらぺっっと吐き出したとのことでした。

おそらくイトウでしょうね。
1m近い化け物みたいなのが入ってるのをチラっと見ました。
さっき釣った50cmとは比べ物にならないくらい大きかったとのことなので相当な大物に違いありません。
ダメもとでファイトすればよかったのにーーーー。

「あれはムリよー。」

あっさりしたものです。
ならなんでスプーンで狙ったんでしょうか?
理解に苦しむところです。


ともあれ残り時間が少ないので同じ場所で続けたところ、やっちゃいました!

今年はなんかロッドがやたら折れます。

今回4本持ってきたうち2本がクラッシュ・・・・
こんなことでいいんでしょうか。

ま、いいか。


ちょうど時間切れとなりロッドを収めました。
結果は自分が1匹、奥さんが2匹、いずれも50cmクラスのニジマスでした。
数は少なかったですが、いろんな意味で楽しめました。

しかしここまで暑いのは予想外でした。
もう少し涼しいのじゃないかと想像してました。
この時期は涼しいところなんてほとんどないんですねぇ。


お別れは日が落ち始めて寂しげな2号池です。



その後1日目の宿泊施設に向かいました。
遠刈田温泉、ゆと森倶楽部というところです。


見た目はけっこう地味なホテルでした。



でも中にはいたらとても綺麗で明るいステキなホテルでした。




ゆっくり温泉につかり、お腹いっぱい料理を食べて1泊目の夜を楽しみました。
翌日も朝はゆっくり出発し昼から裏磐梯FSで釣りをする予定です。
  


Posted by Rose.T at 21:42Comments(2)蔵王FS

2012年07月09日

蔵王フォレストスプリングス(その2)

7/5(木)の蔵王フォレストスプリングスへの日帰り遠征の続きです。

お昼近くなってかなり強く雨が降ってきました。


ここまで満足できる釣果だったので、雨をやり過ごす目的で昼食にしました。

昼食は二人ともピラフを注文。
サラダとトラウト料理も頼んでゆっくり時間を掛けて楽しみました。
(写真撮るの忘れました)

午前中の成果を報告しあいました。
師匠はもう10匹超えていて調子いいようです。
60cm超えのトラウトも釣ったそうです。

師匠の話ではとても悔しかったのが一番大きかった70cm超えのニジマス。
いったんネットに入れたんだそうです。
ただ入りきらなくてはみ出した状態の時に暴れられた結果、飛び出してその勢いでラインブレイク。
ルアーごと逃げられちゃったとのこと。

恐るべし蔵王FSの巨大トラウト!

こんなに大きなトラウトばかり釣れてもいいんでしょうか。
2-3匹釣れたらもう満足と言えるクラスのトラウトが比較的簡単に釣れちゃいます。


裏磐梯といい、蔵王といい、那須白河もそうですがFS系列は特別ですね。
ちょっと他のフィッシングエリアとは一線を画していると思って良さそうです。
どこのFSもとても魅力的です。


しばらくすると雨が小降りになってきました。

午後の部を開始としました。

雨は完全に上がったわけじゃないのでレインウェアを着込んでの再開です。


午後は1号池から開始にしました。

一番水が動いてなくて、魚影も濃くないのでむずかしいようです。

とりあえず試してみようということで行ってみました。

まずは1号池の状況です。



ここも6号池と同じように片側のみ釣りが可能です。

水質はマッディ寄りのステイン。


さっそくトップを狙ってみます。
あまりいい反応はありません。
奥の方のポンドに乗り出した木の下あたりも狙いましたがイマイチでした。

師匠がミノーでサクラマスを釣りました。
なので自分もミノーを試してみます。
Zagger move 65SPを使ってみましたがほとんど反応ありませんでした。
SugarDeepも試してみましたがダメでした。

自分的にはここは釣れそうな気がしませんでした。
師匠はここでミノーでイワナを掛けたそうです。
しかもかなり大きかったとのこと。
しかし、暴れてバレてしまったとのことです。

自分はもっと釣れそうなポンドにサッサと移ってしまいました。
3号池を試してみました。
ポンドの状況です。



雨の影響か気温が落ちて水面から靄が立ち上りはじめました。
あんまりいい状況とはいえません。

水質はステイン。


気温が下がったからかトラウトはおとなしくなってしまいました。
午前中からは考えられないくらい活性が落ちたみたいです。
トップやクランクを試しましたがほとんど反応はありませんでした。

ポンドが多いと目移りしちゃいますね。
少し反応悪いとすぐに別のポンドに行きたくなります。

4号池に移動しました。
ここは3号池とよく似てます。




ここもあまり活性は高くなさそうです。

水質はステイン。

ここでしばらく粘りましたがキャッチできませんでした。
あたり数回、フッキング後にバラシ数回です。

やっぱり午前中に調子良かった6号池がいいなぁ。
5号池は飛ばして6号池に向かいます。
この頃から雨は止み晴れ間が出始めました。


雨上がりの6号池は午前中より緑が濃くなった印象で、とても気持ちが良かったです。



きれいだなーと思いながら写真を撮っていたら再び雨が降り出しました。
今日は降ったり止んだりだな。
山の中だからしょうがないかも。
とか考えながらそのまま写真撮っていたらアクシデント発生。
濡れた影響でデジカメの電源が入らなくなりました。

元々雨に極端に弱い機種なのか、先日池にポチャンと落とした後遺症なのかよくわかりませんが、どうやら少しでも濡れるともう使えない状態のようです。

撮れないなら撮れないでしょうがないのでそのまま続けました。
つぶアンを投げてみるとあたりがあります。
雨がまた降ったせいでなのか、6号池はずっと高活性だったのかはよくわかりません。
いずれにしても3,4号池よりも好反応でした。

つぶアンで何匹かキャッチ。
その数倍バラシあり。
大きさはほぼ40-50cmのニジマスでした。

せっかく反応いいので、新しいプラグのテストをしてみました。
まずはバズボール。
かなり軽いのですが、小さくて丸いので思ったより飛びます。
着水はソフト。
弱く引くと波紋のみ。
少し強めに引くとポコンポコンとポッピング。
普通に引くと水面をガチャガチャにぎやかに移動してきます。
もう少し強めに引くと水面をピョンピョンしてきます。
わりとアクション付けやすいです。
この時は乗らなかったんですがけっこう着水でトラウトが出てました。
かなり好印象でした。

続いてジリーノ。
これはメチャ良かったです。
バズボールと同じく小さくて丸っこいのでけっこう飛びます。
少なくともミッツドライよりは飛びます。
着水もソフトです。
シェイキングするとその場でジタバタします。
普通に引くと頭を振りながら水面を移動します。
少し強く引くとポッピングとスプラッシュができます。
水面ピョンピョンもやりやすいです。
自分の好みのアクションはほぼ簡単に付けられる感じです。
このお試し中に落ちパクで40cmニジマスが乗りました。

その後雨は上がったんですが少し肌寒い感じがしてきました。
時間を見ると午後4時くらいになってました。
残り時間多くないし、もうひと踏ん張りだ。

その時師匠が呼んでます。
「こっちすごいよ。」
どうやらまだ行っていない5号池のところです。
「ここのインレットがすごい反応だよ。」

すかさず5号池に移動します。
移動しながらあることに気がつきました。

携帯で写真撮れるんじゃね?


あまり携帯を使わない人間なので携帯で写真を撮ったことはほとんどありません。
どのくらいきれいに撮れるかとか全然分からなかったんですがとりあえずないよりはいいだろう。
ってことで以後携帯で撮った写真です。
思ったよりきれいに撮れるんですね、びっくりしました。

5号池の状況です。





慣れないので縦長の写真になり枚数が多くなっています。
しかもピントがあってなかったり・・・
最後に横にすればいいことに気がつきました。

水質はステイン。


師匠のお勧めのインレットにバズボールを投げてみます。
着水で出ます。
しかも2度3度ときます。
メチャメチャ好反応です。

これはいける、と手応えあり!


次ぎの2投目で乗りました。
大暴れされましたが慎重に寄せてネットイン。

50cm近いニジマス(スティールヘッドかな?)

バズボールなかなかいい感じです。
そのまま続けました。
すぐにフッキング。
しかしバラシ。

またすぐにフッキング。
今度はキャッチ。


師匠もバズボール使ってフッキング、バラシ、フッキング、キャッチってな感じです。

ジリーノも使ってみました。
これも好反応。
無事にキャッチ。

次もすぐにヒット。

ジリーノもかなりいい感じです。

しかし3匹目をファイト中にラインブレイク。
ジリーノさんお持ち帰りされました・・・

お願い。
持って行くならミッツドライにして!

(いや、それも困るけど)

ちなみにジリーノは値段がミッツドライの2倍以上です。


師匠もラインブレイクでバズボールをロスト。
このポンド内にいったいどれだけのルアーがあるのでしょうか。
ものすごい数でしょうね。

ミッツドライも投げてみました。
まずまずの反応あり。
トラウトが下から飛び出てひったくるように咥えました。


バズボールも引き続き好反応でした。

ただ一つ気になったのが、この写真でも分かる通り大型のトラウトだと丸飲みしてきます。
大きさ的に一口サイズなので飲み込みフッキングがけっこうありそうです。
トラウトを痛めそうで少し心配です。
これはトッププラグ全体に言えることですけどね。

この時のファイトでフックやられました。

強力なパワーです。


上がってくるのがほとんど40-50cmのニジマス(スティールヘッド?)。
ずっと待ちに待ったトップでの大当たりです。
もう最高ですね。

でかいトラウトが水面のプラグに食らいつく瞬間がたまりません。
手元にずっしりくる感覚。
その後の大暴れの激しさ。
寄せてきてネットに入れるまでのスリル。
ネットイン後にステキなトラウトを見た瞬間の満足感。

全てが理想的でした。
もう夢見心地です。

終わるまでの時間を5号池で堪能しました。



本当に楽しかったです。

最後の最後まで粘っていたらスタッフのお兄さんが終わりを知らせに来てくれました。
そこでしばしお話できました。

真夏でもほぼ今とコンディションはそんなに変わらないとのこと。
お盆の頃でも水温13-14度を保っているそうです。
トラウトがいい状態を保つように餌はしっかりやっているとのこと。
意識して、掛かっても簡単にキャッチできないようにパワーのあるトラウトを育てているとのこと。
ラインブレイクやフック延ばしは覚悟してもらうと。
この日は、強烈な魚の引きでカーボンロッドを折った人がいたそうです。
ティップのつなぎ目からベキッだそうです。
そして、なんとセニョールトルネードを使っていた人がトラウトの首振りで中央から引きちぎられたそうです。
恐るべしFSの巨大トラウト・・・

この日何回目の驚愕かわかりませんが、びっくりしっぱなしでした。
とにかく最高に楽しめた釣りが終わって一息つきました。

釣れたのは自分が計17匹、サクラマスが2匹、他はニジマスかスティールヘッド。
ほとんどが40cm以上、50cm以上も多数、60cm以上が1匹でした。

師匠は21匹で、サクラマスとロックトラウトとニジマス、スティールヘッド。
50cm以上多数、60cmもありという結果でした。

数はそれほど多くありませんが、1匹1匹がスペシャルでした。
もう大変満足です。
ほんとに遠くまで来た甲斐がありました。

トップでしっかり釣れたのもうれしかったです。
ニュープラグのバズボールとジリーノはかなり気に入りました。
トップの反応がいい時には効果を発揮しそうです。
そのうち買出しに行かなくては。


今回やってて困ったことがありました。
妙にいつもよりライントラブルが多かったんです。
普通に投げて普通に巻いたのに手元でラインがこんがらがっているんです。
おかしいなーと思いながらからまった部分を切り離し、ラインを結びなおして続けました。
何回もからまるので最後の方はラインが出きってしまう状態になりました。
3lbを使う気にはなれなかったので短いながらも5lbでやり通しました。
しょうがないのでドラグの設定ををきつめにし、掛かった時にはなるべくドラグが出ないようにやや無理やりすばやく巻きました。
ラインが出きっちゃうとラインブレイク必死ですからたまりません。

原因はドラグの働きすぎです。
掛かったほぼ全てのトラウトでドラグ音が出てました。
ドラグをきつくするとラインブレイクが増えそうなのであまりきつくは締めませんでした。
その結果どんどんラインが吐き出され、必然的によれまくったのです。

次回来る機会があれば対策として5lbラインを2本用意するのが良さそうです。
ドラグをきつくしてラインが出ないようにするのはここでは難しそうです。
ラインが出てよれるのを前提とすると2セット用意が無難と思われます。


お別れショットは小雨の降りしきる5号池。


いずれまた来るつもりです。
その時もトップで釣りまくれるといいなぁ。
  


Posted by Rose.T at 23:45Comments(2)蔵王FS

2012年07月07日

蔵王フォレストスプリングス(その1)

7/5(木)に師匠のK氏と蔵王フォレストスプリングスに日帰り遠征に行ってきました。

毎月1回、恒例の平日釣行をどこにしようかと師匠と話し合いました。
「暑くなってきてるから近場じゃきついね。」
「やっぱり東北まで行きますか!」
「フォレストスプリングスがやっぱり最高だよねぇ。」

先月の裏磐梯FSのインパクトが強く残っている二人です。
「実は先週那須白河FSに行って来たんだよ。」
「どうだった?」
「夕方からトップで出まくり。しかも40cm以上ばっかり。」
「いいねー」

師匠もあちこち釣りに行きまくってるようです。
さすがです。
「林系列はどこもトラウトそのものがすごくいいね。」
「だよねー」
「あの引きを味わってしまったら自分の中でハードル上がっちゃうよね。」
「んだんだ。」

林養魚場の魅力に完全にはまりつつある二人です。
「こうなったらちょっと遠いけど蔵王も攻略しちゃいますか!」
「おうっ!」

ノリと勢いで蔵王FS遠征が決まってしまいました。
ちょっと遠いと言っても実はけっこうハンパない距離です。
館林ICから277km、自分の家からだとほぼ300kmです。
裏磐梯FSよりも約50km長いです。


蔵王FSは水曜日が定休日なのでちょうど前日が休みです。
しかも水曜日は雨降りでした。
コンディション的にはすごく良さそうです。
期待でワクワクして前日は早く寝るつもりがなかなか寝付けませんでした。

オープンが朝8時なので4時半に家を出ました。

天気は曇り。
気温は21度くらいでした。
まだ薄暗く空いている道路を運転して、東北道方面に向かいます。
師匠と合流し、5時少し過ぎに館林ICから東北道に乗りました。

平日の東北道は空いていて快適です。
順調に北上します。
途中安達太良SAで一休み。

無理はいけません。

その後急に雨が降り出しました。

一時激しい雨になりましたが徐々に弱まり、白石ICに着く頃に雨は止みました。

白石ICで東北道を下りてから白石市内を通り抜けました。
そして山の方に向かいます。

道がだんだん細くクネクネしてきました。
そして完全に山道になってしまいました。
どんどん上に上がっていく感じです。

これは夏でも涼しいのが分かります。

道が分かりにくかったですが、ところどころに案内板が出ていました。



8時ちょっと過ぎに蔵王FSに着きました。

エリアに降りて行く道路の上から見ると5号池が良く見えました。

とてもきれいなポンドで嫌でも期待感が盛り上がります。

釣り人は見えません。

駐車場に車を止めてエリア全体を見回します。
車は5台くらい止まっていました。

事前に蔵王FSの特徴は予習してきていました。
でも実際に見ると予想を超える素晴らしい雰囲気でした。
雨上がりなのですごく涼しく、ポンドの水面から靄が立ち上っていました。
エリアの横の崖の下に激しく流れる渓流が見事でした。

ロケーションは理想的で非の打ちどころがありません。
自分的には大きさといい、雰囲気といい、人間の少なさといいほぼ完壁でした。


はやる気持ちを抑えてまずは受付です。

管理棟はレストランも兼ねていてすごく新しくて清潔でした。




1日券を購入し、スタッフのお兄さんに最近の状況を教えてもらいました。


朝一にかなり強い雨が降ったとのこと。
水温は14度くらい。
1号池はむずかしく、6号池が特にお勧めとのこと。
トップによく反応するようです。


タックルを準備し、まずはレストハウス前の2号池で試してみました。
ラインは自分が5lb、師匠は4lbの選択です。
2号池の状況です。



水質はクリアよりのステイン。


トラウトが固まっているのが見えます。
ミッツドライを投げてみました。
反応はありますがバイトには至りません。
何回か投げてみましたが1バイトだけで乗りませんでした。
師匠は1投目で掛かったようです。
40cmくらいのニジマスでした。
師匠がよく使うプリリーが当たったようです。

こっちは似ているソニクラに変えてみました。
あたりは数回来ましたが乗りません。

師匠は2投目にも掛けました。
同じくらいのサイズのニジマスでした。
プリリーは使ったことないんですがなかなかよさそうです。
今度手に入れてみるかな。
人が使ってあたってるのを見るとすぐに欲しくなっちゃいますよね。
ただ釣れると聞くよりも、目の前でよく釣れてるのを見たほうが何倍も説得力ありますね。

師匠は今日はかなり好調そうです。
自分はなかなかフッキングせずあせります。
ただ魚影は濃いので粘っていれば掛かりそうな感じはします。
しかし1番良さそうだと言う6号池に早く行きたかったので2号池はサッサと切りあげました。


一番下まで歩いていきます。
途中で3号池、4号池、5号池も見ながら行きましたが、どの池も大型のトラウトがたくさん表層付近を気持ちよさそうに泳ぎ回っていました。

6号池に着きました。
6個の池の中でも最も大きく、とてもいい雰囲気でした。
ポンドの状況です。






6号池はインレット付近は幅が狭くストリームっぽい感じで、奥に行くにつれて幅が広くなり一番奥は中型のポンドみたいなってます。
奥の所にフライの人が一人入っています。
水質はクリア寄りのステイン。

かなり大きいトラウトが活発に泳いでいます。


これだけ大量に入ってると見てるだけでドキドキしてきます。

まずはインレット付近で開始しました。
好調な師匠はすぐに掛けました。

いきなり50cm超えのニジマスですね。
魚体が美しくて素晴らしいです。

うらやましい・・
自分も早くキャッチしたくてガンバります。
まずは当然トップ狙いです。
ミッツドライ白茶から開始。

1投目。
着水と同時にトラウトが寄ってきてます。
しかしバイトまでは至らず。

2投目同じ所に投げてみました。
むむっ。
もう反応しない。
メチャ見切りが早そうです。

3投目は場所を変えてみました。
着水と同時にバシャっと出ました。
が、乗らず。

反応があるからとても楽しいです。
最近トップが不調だったので今日こそトップで釣りまくるぞ!

少しずつ場所を変えながらキャストしているとついにフッキング。
ぐぐぐーん。
すごい引きです。
しかもメチャ暴れます。
寄せてきたところでなんとジャンプ。
びっくりしました。
だって40cm以上のトラウトが目の前まで来たところで高々とジャンプですよ。
見事にラインがゆるみ、バレちゃいました。
悔しいですが、ナイスファイトとトラウトを褒めたたえるしかありません。

これは気合を入れ直さなきゃいけない。
ここのトラウトはちょっと違うぞ。

インレットの様子はだいたい分かったので奥の方に向かいました。
ミッツドライの反応はまずまずだったのでそのまま続けます。

こちらも最初の着水にはある程度の反応があります。
2回目以降は反応が鈍くなります。
インレットの方がトップには良さそうです。

しばらくしてうまくフッキング。
落ちパクです。

さっきと同じようにすごい引きです。
ドラグが出まくりです。
慎重に慎重に。



・・・・・・



全然寄りません。



ゆっくり巻いていたら、寄せかけては走られ、寄せかけては走られ・・・

えーい、らちがあかない。
力を込めて巻きました。
やっと寄ってきます。

なんだこの大きさは。
50cmどころじゃありません。

ネ、ネット・・・

ちょっと目を離した時、トラウトが激しく首を振りました。
グッグッグッ、スポーン。
フックがはずれてしまいました。

くううううう。
たぶん自分史上最大の獲物を取り逃がしました。
痛恨です。

ちょっと呆然としました。

一息入れてフックを確認。
そのままミッツドライで続けましたが、反応が弱くなってきました。

とりあえずトップを諦めつぶアン緑に変更しました。
数投目でフッキング。
さっきほどじゃないけどまずまずの引きです。
かなり暴れます。
ようやくネットイン。

40cmくらいのサクラマスのようです。
ヒレピンできれいな個体ですね。

師匠がネットにトラウト入れてこっちを手招きしてます。

50cm超えのロックトラウトのようです。
師匠はガンガン飛ばしているみたいです。

こっちも負けてはいられません。
てゆうかバラしてばかりはいられません。

再びミッツドライに換えて投げてみます。
また反応するようになってます。

数投目にあたりあり。
着水後、アクションつけながら引いてきた所に下からグワっと出ました。
ドラグ音が鳴りまくります。

巻いては走られ、を数回繰り返しながらなんとか寄せます。
注意深くネットイン。

40cmを超えるニジマスでした。
点々模様がきれいでした。

1匹上げるごとに息が切れそうです。
大きさもさることながらとにかくイキがいいんですよね。
しばらく格闘してようやく弱ったところで寄せますが、ネットを出すとそこからまた走るんですよね。
スタミナありすぎです。

素晴らしいトラウトに感心しながら続けます。
またトップに反応が薄くなってきたところでソニクラを使ってみます。
落ちパクはなかったんですが巻きで時々あたりがきます。
なかなか合わせられなくてはがゆかったのですがようやくフッキング。
しかし、大暴れされてすぐにバレてしまいました。

ソニクラを続行。
しばらくして再び掛かります。

今度こそは!
暴れるトラウトを力で抑え込み寄せてきます。
が姿が見える前にバラシ・・・

ネットインできた時はだいじょうぶなんですが格闘後にバラすとガックリ疲れちゃいます。

いかんいかん。

そんなことでどうする、自分。
まだまだ始まったばかり。
これからたくさん釣れるはずです!

気を取りなおしてソニクラを続けます。
あたりは来てるんだし、あとは取り込みさえちゃんとできればだいじょうぶ。
気持ちが通じたのかしばらくしてフッキング。
しっかり寄せてネットイン。

40cm弱のサクラマスです。
今回の中では引きは並みでした。
それでもドラグはかなり鳴りました。

今回自分はドラグ設定はあまり強くしてませんでした。
結果的にはそれが功を奏し、この日はラインブレイクは1回だけで済みました。

ちなみに師匠はこの日ラインブレイク5回だそうです。
4lbラインが一番の原因ポイです。
蔵王FSは遠投は必要ないので太いラインがお勧めです。
最低でも5lbは必要かもしれません。

ソニクラに反応が無くなったのでまたトップをやろうかと思ったんですが、ふとスティックを使ってみようかなと思いました。
こういう魚影が濃い時によく効く印象だったので試してみたくなりました。
そしてこれが大当たりでした。

スティック橙を投げてゆっくり引いてくるとガツン。
いい引きです。
右に左に泳ぎまくります。
空いているので周りに気兼ねなく走らせます。
ジャンプも数回して大暴れして最後にバレてしまいました。
悔しいというか、あきれたというか、あっけにとられたというか。
バレてももうサバサバするようになりました。

たぶん今まで釣りしてきた中で魚とのやり取りしてる時間がこんなに長いのは今回が初めてだと思います(海釣りを除く)。
トラウトを走らせて疲れさせてからじゃないと寄ってくれないし、寄ってからまた走るのでほんとの意味でのファイトを楽しめる感じです。

元々が大物よりも数釣り狙いの性格ですし、へたくそな自分が大物狙ってもそうそう釣れやしないとややあきらめムードで、数釣りがいいんだと言い聞かせてる部分もあったかもしれません。


ヘタな自分でも大物が多く釣れるエリア。

最高ですね。
素晴らしい。



今回もちょっとしたカルチャーショックです。

普通のというかいつも行くエリアでやってる釣り(特に数釣り)は、いかにフッキングさせるかが勝負の8割でした。
ここではもちろんフッキングも重要ですが、より重要なのがフッキング後です。
ちゃんと寄せてネットに入れるまでが勝負の大きな分かれ目になってます。
本当の意味でのトラウトとのファイトが出来てる感じです。

小さなトラウトの時はバラすこともありますが、たいていは無理やり引っ張ってきてそのままネットに入れられます。
しかしここではそんなことできません。
反転して逃げるように走り出した時に無理に引くと太いラインでもあっさり切られてしまいます。
こっちに向かって泳ぎ出した時は、動きが早いのでたるませないように素早く巻かないとフックが外されます。
賢い奴は岩陰に逃げ込みます。
こっちも動いて対応しなければなりません。

今まではほとんどどうやってフッキングさせるかばかり考えていました。
今回フッキング後にバラさずに取り込むことの重要性を考えさせられました。
ただ掛けるだけじゃなくトータルで楽しめる素晴らしさですね。



スティックが好調でした。


2匹トントンと掛かって十分ファイトを楽しませてもらいました。


11時を周り、この頃から雨がパラつきはじめました。
本降りならなきゃいいが。
雨が強くなるようなら早めに食事休憩入れるかなぁ。

などと考えながら投げたスティックが着水後フォールしている途中で強烈な当たり。
フッキングしたようですがそのまま右にいきおいよく走ります。


ジーーーーーードラグが止まりません。
すぐには巻けない感じ。


少ししてなんとか巻けるようになりました。
少し巻いてはジーー、巻いてはジーー。


疲れ知らずか、こいつは!


てゆうか自分の方が手が痛くなってきました。
左右に走られてロッドを斜めにあるいは横にした状態で巻くので無理な体勢で巻かなくちゃなりません。
特にロッドを持った右手が力を入れっぱなしなのできついです。
それでもなんとかバラさずに少しずつ寄せてきました。

見えたら60cmくらいのニジマスのようです。
ここまで大きなニジマスは初めてです。


絶対バラしたくない!!


姿が見えてからも数回走りました。
無理に引くとラインが切れそうだったので走るだけ走らせました。

なんとかかんとかネットに入れました。

というかネットに入りきれませんでした。

あんまりうれしかったのでネットを持って師匠に見せに行きました。
長く水から上げてたので早く逃がしてあげなきゃとあせってきれいな全体像の写真が撮れませんでした(残念)。
60cmを超えるニジマスでした。

濡らした手で持って記念撮影とかしてみたかったんですが、ニジマスさんかなり疲れて弱って見えたので早めに水に入れてあげました。
体を立てて尻尾を支えて上げてたら動けるようになり、ゆうゆうと泳ぎ去って行きました。

まさかここまで大きなのが自分に釣れると思ってなかったんで正直感動しました。
これでこそ300kmも離れた所からきた甲斐があるというものです。

気付くと雨足が強くなってました。
師匠と相談し、早めに昼食をとることにしました。




午後の部は次回にまとめます。  


Posted by Rose.T at 22:29Comments(0)蔵王FS