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2階からスプーン。 =料理編=

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Posted by naturum at

2013年01月19日

シェリーよ、安らかに眠れ。

今回はルアーフィッシングとまったく無関係な内容です、すみません。

どうしても書き残しておきたかったのでこの場に上げさせてもらいますが、興味無い方はサッと読み飛ばしてください。



昨日、我が家の愛犬シェリーが急に命を落としました。
前日まで元気に走り回っていた姿が今も目の前に浮かんでいます。
わずか5年と言う短い命でしたが、家中に幸せを運んでくれた君の存在の大きさに家族皆、ただただ呆然として悲しみの涙を浮かべるばかりです。
ここに今までの感謝と愛情をこめて哀悼の意を表します。



《弔辞》

シェリ夫、お疲れさまでした。

女の子なのに「シェリ夫」なんて呼んでゴメンね。

おっさんくさい仕草から勝手に命名してしまい、なんとなく気に入ってました。


君が我が家に来たのは、今の家に住み始めてすぐの頃でしたね。

飼い主である長女が犬を飼いたいと言い出した時、私は最初反対しました。

ペットが嫌いなわけではなく、いつか来る別れが切なすぎることを危惧したのです。

その少し前にハムスターのもんじを喪った悲しみが尾を引いていたからです。


それでも長女の意思が固く、奥さんも賛成するに及んでシブシブ許可をしました。

近くのペット屋さんに子犬を見に行った時に君と最初に出会いましたね。

たくさんのかわいい子犬がいる中、人気の高いワンチャンたちがいる中、何故か長女は隅っこに置かれていた、今はあまり人気のないスピッツという犬に一目ぼれをしてしまいました。

目やにが多く、体も貧弱で、あんまり元気もなさそうだなぁと思ったのが私の第一印象。

しかし長女はそのかわいいつぶらな瞳と見つめあった瞬間、この子以外にはいないと心に決めたそうです。

それがうちの家族と君との運命的な出会いでした。

次女も長男も、そして奥さんもみんな君を好きになってくれて家族の一員となりました。



君が家に来て、みんなで一所懸命名前を考えました。

最後に長女がシェリーという名前に決めてくれました。

ほんとに君にピッタリの名前でしたね。

シェリーの由来が何からだったのかは忘れてしまいましたが、「シェリー」という名前で自分がいつも思い浮かべるのが「シェリーに口づけ」という古い古いフランスの曲でした。

小さくてちょこちょこ動き回る姿がなんかこの曲の雰囲気に似ていて微笑ましく思っていました。


初めての旅行で東北までみんなで車で行った時は大喜びでしたね。

でも階段が登れず、降りられず、怖がり屋さんでしたよね。


みんなで行った行田の古墳公園。

興奮して走りまわってサッカーボールを追い回していましたね。


運動不足解消のため走りに行ったふれあい公園。

君はすぐに疲れてしまって、舌を出して座り込んでいましたね。



今思い返してもほんとにいろんなシーンが頭に浮かんできます。

革ジャンに噛みついて破いたり。

中庭を占領してわがもの顔だったり。

食事中に足元に来ておねだりしたり。

散歩中に他の犬が来ると怖がっていたり。

急に寄ってきて足や手をなめたり。

気が付くといつも足元に来て座っていて、蹴ったり踏んづけてしましそうでしたね。

一つ一つ書き出していたらきりがないくらいいろんな事をやってくれました。




ほんとにほんとにたくさんの思い出をありがとう。

空の上でゆっくりと、大好きな肉巻きガムをたくさん食べてね。

そしていつまでも私たちの毎日をしっかり見守っててください。



それじゃぁ、


残念だけど、さようなら・・・・


いつの日か今度はそっちでまた皆で遊ぼうね。



 バイバイ!





家に帰った時に、玄関先で小首を傾げてキョトンとしている君の姿がもう見られない・・・

  


Posted by Rose.T at 19:44Comments(0)《雑文》

2013年01月09日

管理釣り場はスキー場である。

最初に断っておきますが今回は釣行記ではないです、すみません。
いつもと同じように長ったらしい文章ですが、ある種の雑文みたいな物ですので気楽に読み流してもらえればありがたいです(内容はとてもくだらないので注意してください)。


現在、右手薬指の腱鞘炎が悪化した影響で釣りに行くのを自粛しています。
いつもなら朝からエリアでロッドを振りまわして一喜一憂しているはずの休日も、家でボーッとしている時間ばかりが増えてしまいました。
意味もなくPCの前に座り、WEBや動画めぐりをして時間を潰しているような状況です。

もう一つの趣味である料理も最近は控え気味です。
なぜなら包丁を持つと、やはり右手薬指が痛むんですよね。
包丁で物を切る時って、意外と指に力が入るんですよ。
奥さんの手伝いで肉を焼いたり、野菜を炒めたり、味付けをしたりはしてるんですが、材料を切って自分で作る料理はあまり行ってません。
せっかくたっぷりと時間があるので、本来なら豪華な料理をたくさんテーブルに並べて、家族の皆を喜ばせたいところなんですけどねぇ。
時間がある時に挑戦しようと思っていた手間のかかる料理もけっこうあるんですよ。
でもまぁ、今回は料理の話は横に置いておきますね。

最近、本はよく読んでますね。
元々読書が好きなのでこの機会にいずれ読もうと貯め込んでいた本に手を出し始めました。
今は村上春樹の「1Q84」を読んでます。
まだ途中ですがこれはすごい小説です、傑作だと思います。
この本やお気に入りの小説の話を始めればブログスペースが尽きるまで語り続けられそうです。
が、ここでは本の話も横に置いておきます。


暇なのでいろいろな事を考えるにあたり、浮かんでくるのはやっぱり管理釣り場でのルアーフィッシングの事なんですよね。
昨年末の記事でも書いたんですが、自分はほんとにルアーフィッシングが好きなんですねぇ。
正直、夢に出てくる事もけっこうあります。
バラシまくる悪夢は言うに及ばず、大物を掛けて懸命にファイトしている途中で目覚めるなんてしょっちゅうあることです。

今度エリアに行った時にはあれをやってみたいとか、これを試してみたいとか、こんなふうにしてみたらどうだろうとか、いくらでも頭に浮かんできます。
・そろそろ自分も自作ルアーに挑戦してみようかな。
・左手でのキャストを真剣に取り組んでみようかな。
・長いロッドで重いスプーンを遠投したら広いポンドで気持ちいいかな。
・軽いトッププラグを遠くまで飛ばすのにいい方法がないかなぁ。
悩みのタネも楽しみのタネも全く尽きませんね。
エリアのルアーフィッシングは一生続けられるほんと楽しめる趣味だと思います。

不思議なのが、いろいろと試してみたい対象が今は基本的に「管理釣り場」なんです。
川釣りも海釣りもやったことがあるし、実際やりに行けばすごく楽しいんですが、今はそれほど海や川に行って釣りしたいという欲求は強くないんですよね。
もちろん埼玉に住んでいるので気楽に海に行けないというのも一因なのかもしれません。
でも海に行くよりずっと遠いところまで管釣りに行ってますからねぇ。
管釣りにハマってからは明らかに他の釣りではなく、「管理釣り場に行きたい」と強く思うようになりました。

人によっていろんな捉え方があります。
釣りは海や湖や川に行ってなんぼ、釣り堀じゃ楽しめないよ。
こう考える人がいるのも理解できます。
逆に釣れるか釣れないか分からない所で粘るより確実に釣れるエリアの方が楽しい。
これも理解できます。

どちらも間違ってないですし、正解とも言えません。
要は自分がどう感じるかですから。
ネイティブの方が楽しい人は1日に数匹でも場合によってはボウズでも、渓流や源流に釣行することで満足感が得られます。
エリア派の人はキチンとある程度の数が釣れれば満足できます。
またボウズでもここで釣れなきゃしょうがない、自分の未熟さを痛感する、次は同じシチュエーションでリベンジする等の気持ちの動きを伴って次に続けられます。
繰り返しますが、要は自分が楽しいかどうかです。


そこでふと疑問が湧きました。
自分をこんなにも魅了している「管理釣り場」っていったい何なのだろうか?
なんで他でもない「管理釣り場」が好きなんだろうか?
好きだ、楽しいと思って続けてきていますが、なぜ好きなのか?なぜ楽しいのか?まではあまり真剣に考えた事はありませんでした。
今は時間があるので少し真面目に考えてみました。
そして出た結論がこれでした。

「管理釣り場はスキー場である。」

スキーは久しくやってませんがとても楽しい物ですね。
滑り降りるスピード感、爽快感。
上手に滑れた時の達成感。
ゲレンデを滑り始めてから降りきるまでの数分間は頭を真白にしてただただ風と一体となります。

スキーの始まりは単なる移動手段だったと聞きました。
高いところから低い場所に移動する時に板で滑れば速いことから利用されるようになり、その練習場としてゲレンデが生まれたそうです。
しかし、ゲレンデで移動の仕方の練習しているうちに、速く滑ったり、曲がって滑ったりすることによりスキーそのものを楽しむ人が増えてきました。
より楽しく遊べるように、リフトやゴンドラが生まれ、ジャンプやこぶ等の難しい事に挑戦する人も出てきました。

雪山に行ってバージンスノーを楽しむ人もいれば、管理されたゲレンデで楽しむ人もいます。
たった1回滑り降りるために、スキー板を担いで一日掛けて雪山に登り誰も手を付けていない新雪の上を一気に滑り降りるスキーヤーは、まだ見ぬ1匹のモンスタートラウトを求めて時間を掛けて渓流を釣り上がるネイティブアングラーとかぶります。
スキー場ではリフトやゴンドラを利用して滑る回数を増やし、人工雪等を利用して滑り易さや滑り心地を追求し、ジャンプ台や、スラローム、こぶ等で多様性を持たせて楽しめる様にしています。

ほら管釣りと似てるでしょ?
トラウトの密度を上げて釣れる回数を増やし、ペレットによる餌付けや放流により釣り易さを演出。
魚種を変えたり、増やしたり、ポンドに変化を付けたりすることによりバラエティ豊かに楽しめるようにしています。

目的の所までキチンと滑り降りるのがスキーでの成果であり、釣りでは掛けてからキャッチに至るまの経過に合致します。
一回の滑降、あるいは1匹のトラウトの価値を最大限まで高めているのがバージンスノーであり、ネイティブモンスタートラウトなのです。
逆に1回の滑降、1匹のトラウトの価値を抑えながらも、数を増やしたりや種類を増やすことによってトータルでの価値を高めているのがスキー場であり管理釣り場だと思います。

スキー場は様々な工夫をします。
山奥に作って自然の雪山に近いゲレンデを作ったり、都市部につくって気楽に行けるようなところもあります。
気温や天候が関係ない室内型の所まであります。
スキーヤーの趣向に合わせて様々な種類の物を用意し利用者を誘います。

ほら管理釣り場と似てるでしょ?
山奥に作って自然の景観を取り込んだり、渓流タイプにつくって自然渓流を意識させたり。
都市部につくって手頃に利用できるようにしたり。
自然渓流では絶対に会えないトラウトを入れて利用者を誘ってみたり。

雪山バージンスノーのような付加価値の高さを追求しだすときりがありません。
海外に行って、高い山てっぺんまでヘリコプターで運んでもらってそこから滑り降りる、なんてこともやってる人がいますよね。

これらの一回の滑降の価値を高めていくやり方は単にスキーだけでなく冒険的な要素、希少性の追求などのスキーそのものだけではないプラスアルファの部分が重要になっていきます。
また道具や手段に対する投資が増加していき、それに伴い道具への愛着も深まっていきます。
これはこれでほんとに楽しそうだし、ある意味憧れる世界です。

反して一回の滑降の価値を抑えているやり方、つまり普通のスキー場で楽しむ場合はスキーのエッセンスの部分のみを抜きだした楽しみ方だと思います。
冒険的要素、希少性、経済的負担などを取り除き、単に滑り降りる事に特化して、純粋にそれのみを楽しむやり方だと思うんですよね。

要するにお金を掛けて冒険的な要素、希少性等を追求していくスキーと、お金を掛けずに冒険や希少性も取り除いて単なる滑降のみに楽しさを求めるスキーとは最初から目指す物が違うというわけです。
全く異なる目的のために行われてる行為ですから、どっちが上とか下とかはないし、正しいも正しくないも存在しないわけです。

ルアーフィッシングは最初は湖に落としたスプーンにトラウトが食いつくのを見て始めたという話はよく聞きます。
何気なく始まったルアーフィッシングが様々な変遷を重ねて現在に至っております。
北米や南半球、ロシア、ヨーロッパの源流のモンスタートラウトを追い求める人だっています。
トラウトと触れ合うことが好きでとにかく数多く掛けて釣り上げることが好きな人もいます。

管理釣り場がスキー場であるというのはつまり、とにかく魚を釣ることに特化してそれを純粋に楽しむ行為がスキー場で行っている行為と重なる部分が多いということです。

魚を掛けて、寄せて、取り込むということに特化して、純粋にその楽しさのみをギュッまとめて詰め込んだのが「管理釣り場」なのです。

エサ釣りのように簡単にいくらでも釣れるのは楽しめません。
これはただ真っ直で簡単に滑れるゲレンデしかないスキー場みたいな物です。

ひたすら難しくほとんど釣れないエリアも楽しめません。
これは急斜面や激しいこぶばかりで気持ちよくスピードの出せるゲレンデがないスキー場みたいなものです。

汚れているエリアやにごった水質のポンドも楽しめません。
これは質の悪い雪しかないゲレンデや、雪が少なく土が露出しているスキー場みたいなものです。

ほんとに気持ちいいスキー場は質のいい雪と、気持ちよくスピードが出せるゲレンデ、一部難しくなっていたり、適度にこぶがあったりして技術を試せるゲレンデ、そういう物をちゃんと備えているところだと思います。

ほら管釣りと同じでしょ?



結局何が言いたかったのかをまとめると、こういうことです。



キチンと管理されたゲレンデで釣りをしたい・・・・



もとい、



自分は釣り人を楽しませるためキチンと管理された釣り場でトラウトを思う存分たっぷり釣りたい・・・


ってことなのですね。

自分がスキーに行くなら雪山に苦労して登って一発にかけるよりも、普通のスキー場のゲレンデで何回も滑る方を好むということのようです。
だから気持ちは常に「管理釣り場」に向かっちゃうんですね。






あー、ついでにもう一つ「管理釣り場」で感じたことを思い出しました。


管釣りはパチンコに似ている。

パチンコは好き嫌いの分かれるところなのでここで出すのが適切かどうかは分かりません。
ただ自分はけっこう好きです(タバコの匂いと音の洪水がつらいですが)。
賭け事として好きなわけではありません。
しばらくやってませんがやるときは1円パチンコといってあまりお金をかけないやり方を選びます。
純粋にゲームとして駆け引きとして面白いんですよね。
いろんなデータを駆使して今日の当たりパターンを探ります。
今日の回転数を見て、当たり回数を見て、連チャンの度合いを見て、ここ数日の傾向見て、その台が出るかどうかを類推します。
狙いが当たることもあればハズレることもあります。
狙いが的中すると気分は最高ですね。
ハズレればなにくそ絶対攻略してやる!って気分になります。

パチンコのいいところは小さなヒーローになれることです。
周りが全然玉が出ていないのに自分だけ大当たり。
その時だけ、自分の中ではヒーローとなっています。
日常の中でその瞬間だけ他人を出し抜いて自分が一番エラくなれるのです。


ほら管釣りでもあるでしょ?

周りがあんまり釣れてない中で自分の狙いが的中してジージー鳴らしてる楽しい瞬間が。
その時ドラグはさながら大当たり確定音ですよ。

パールフラッシュですよ!

しかも続けて釣れまくれば大連チャンです。
背中に大箱を積みまくりですよ。
オミヤゲをたっぷり持って帰れますね。
そうなったら気分はもう王様になってますね。

そのまま管釣りでも同じような王様気分になれるんですよね、爆釣すれば。

大物の連発(大当たりの連発)で王様。
あたりもなくバラシまくり(ハマリまくり)で人生の敗残者。
この落差がある意味たまりません。

酸いも甘いも全てエリア(ホール)にあるんです!

今日は釣れなかったこの釣り座も、次に来た時は入れ食いになっているかもしれませんよ。
あの大ハマリ台が爆発したように!



ということで結論が出ましたね。


エリアはスキー場であり、エリアフィッシングはパチンコである。


そして自分はスキーとパチンコと釣りが好きなただのおっさんであるということですね。




以上。  


Posted by Rose.T at 22:24Comments(2)《雑文》