2013年02月22日
ニューロッド・カワセミラプソディのインプレ
この記事を作成時には既に3度の釣行に持参し、無事入魂となったカワセミラプソディTULN-542ULのここまでのインプレッションを書き留めておきます。
以下、あくまでも自分で使ってみたうえでの主観的な印象ですので、人によっては異なる感触となる可能性がありますので御了承ください。

この写真の左側のタックルがカワセミラプソディTULN542UL+ヴァンキッシュC2000Sです。
(ちなみに右側はカーディフエリアエディションXULF+アルテグラアドバンス1000S)

鮮やかなオレンジブラウンのブランク、対照的に落ち着いた感じの濃い紺色のライン、手元には強い印象が残るカワセミブルーが入っていて美しいコントラストが目を奪います。
さすがに「渓流の宝石」と呼ばれるカワセミをモチーフにしているだけあって、持っているだけでウキウキするような素晴らしいデザインですね。
デザインやカラーリングに関して、自分的にはほぼ非の打ちどころがありません。
では機能的な面はどうでしょうか。
まずこのロッドを最初にショップで振ってみた時に、やっぱり硬いなという印象と、思ったより硬くないなという印象を同時に持ちました。
硬いなと感じた部分は、カーディフ等のXUL,SULのエリアロッドに比べてです。
軽いスプーンはまず無理っぽいなぁ、というのが第一印象です。
思ったほど硬くないな、というのは他の渓流ロッドあるいはバスロッドに比べてです。
これならエリアでのトラウト・フィッシングにも十分使えるんじゃないかなと思いました。
自分は今後もたぶん渓流や源流に行くことはほとんどないと思います。
なので基本的にはニューロッドは管理釣り場での使用が大前提となります。
エリアでマイクロスプーンやクランクを使用する場合、キャストのしやすさ、乗りの良さ等を考えるとXULやSULの柔らかめのロッドを使うのが普通ですよね。
そこは今のところこれまで通りカーディフを使っていくつもりです。
今回のニューロッドの導入の目的はプラグやミノーを使うのに操作性がいいロッドを使ってみたかったのが発端です。
自作ルアーの操作性向上も期待しているわけです。
ただトッププラグの場合は単にプラグ操作性の良しあしだけでロッドを決めるわけにはいきません。
乗り易いかどうかもかなり重要な点ですね。
乗り易さを重視すれば柔らかいロッドでトップを狙うのも当然ありという事になります。
いずれにしても今まで使用していたのより硬めでプラグの操作性が良好、できれば乗り易いロッドという物が必要となりました。
前々回の記事にまとめたようにかなり悩んだ上でカワセミラプソディTULN-542ULに決めました。
決めたポイントを以下に記します。
・デザインが文句なくカッコ良かったこと。
・振ってみた印象が硬すぎず、柔らかすぎず。
・軽かった。
・発売したてだったので何となくフレッシュな気分。
・KRガイドを使用してみたかった。
・使用可能なラインやルアーサイズの適応範囲が広かった。
こんなところです。
カワセミラプソディの中の長さやアクションの決定は、各種を何回も持って振って決めました。
ULの中の一番長い物。
TULN-542ULを選んだ理由を簡単に言えばこうなります。
短いほど取り回しは良くなりますが、遠投性能や、ロッドのしなり具合が気になります。
ULより硬いLやMLはさすがに硬すぎました。
この選択は正解だったと今は感じています。
実際に使用してみてのインプレッションに入ります。
まず、プラグの操作性に関してはSUL,XULと比べられないくらい良好でした。
まぁ、あたりまえの結果ですけどね。
自分が考えていた以上にプラグの操作がしやすくなりました。
ロッドアクションは指に負担が掛かるので最近はかなり抑えています。
軽くロッドを動かしただけでプラグが素直に言う事を聞いてくれて、自分の思った通りの動きをしてくれるのはほんとにありがたいですね。
さらに短くて軽いロッドなので今までより明らかに指の負担は減った気がします。
ロッドのしなりはどうでしょうか。

バットはあまり曲がらないんですが、ベリーからティップに掛けては思ったより曲がってくれます。
50cmクラスのトラウトだとしっかりと半月を描いてしなりました。
そしてやり取りはカーディフよりもかなり楽でした。
硬くて短いのでトラウトの動きをかなりコントロールできます。
こっち主導でやり取りできるのでファイトも十分楽しめますね。
急激な方向転換にもしっかりティップが付いていってくれたので、思っていたよりもバラシ易そうな感じは受けませんでした。
乗りにくさは若干あるかもしれません。
あたりがきた時にSULやXULの方がティップがすっと入ってくれるので、しっかりフックが掛かってくれるような気がしました。
ULはやっぱり乗りきらずに弾くような感じは少し受けました。
KRガイドは非常にいいと思います。
3回の釣行で今のところラインの絡まりは1回もありません。
ガイドに関して少し詳しく見てみましょう。
まずはカワセミラプソディのガイドです。
トップガイドから。

次は1番ガイド。

間は飛ばしてバットガイド 。

やはり全体的にコンパクトにできていますね。
それと前傾が目立ちます。
それぞれカーディフと比べてみました。
カーディフはシマノオリジナルガイドです。
トップガイド。

カワセミラプソディの方が小型で、支える部分がなだらかでラインが絡まりにくそうです。
1番ガイド。

カワセミラプソディの方が小型で前傾しておりやはり絡みにくそうですね。
この前傾がライントラブルの軽減にかなり効果を発揮していました。
バットガイド。

カワセミラプソディの方がリング径は小さいんですがやや背が高くなっています。
これはKRガイドの場合、ガイド数が8個(カーディフは6個)と多くなっていて、バットガイドがかなりリールの近くまで来ている影響かもしれません。
この記事の一番最初のカワセミラプソディとカーディフが立ててある写真を見るとバットガイドの位置の違いが良く分かります。
カワセミラプソディの方が明らかにリールの近くまでガイドがきています。
さらに、昔のエントリーロッド(SZMトラウトスピン562UL)も一緒並べてみます。
トップガイド。

1番ガイド。

バットガイド。

どの部分を比べてもKRガイドはリング径が小さくて軽そうですね。
それとKRガイドの場合、どのガイドも前傾していて、支えの部分がコンパクトかつなだらかになっており、ライン絡み対策をしっかりしているのがうかがえます。
自分はラインが絡む時はほとんどが1番か2番ガイドです。
こんな感じで絡む事が多いです。

特にトッププラグを使うようになってスラッグを巻かないまま流したりするとよく絡みます。
トッププラグを跳ねさせてステイしている時にも絡んでいることがたまにあります。
またネットイン後に写真を撮っている時にたるんで絡む事が多いんです。
ガイドの小型化と前傾により明らかにKRガイドは先端付近でのライン絡みは減りました。
ガイド数が増加してリング径が小さくなった事によりラインが暴れにくくなって、キャスティングがとてもしやすくなりました。
飛距離がどうなるか心配でしたが、重さのあるルアーだとしなりだけではなく遠心力でも飛ぶのでしっかり飛びました。
おそらく軽いルアーはあまり飛ばないと思われます。
感度に関しては、正直まだ良く分かりません。
ガイド数が多くなり、硬めのロッドになったので感度は上がっているのかもしれませんが、感度が上がったなぁという実感はまだできませんでした。
もちろん悪くなっているわけではありません。
ロッドを動かすフィーリングが今までとかなり違うのであたりを感じきれていないのかもしれません。
以上をまとめます。
ニューロッドの良かった点。
・デザインやカラーリングが秀逸。
・思ってた以上にブランクがしなやか。
・硬さと長さがちょうどよく取り回しが非常に良好。
・ロッドが軽くて指の負担は少ない。
・少しのアクションでプラグが動いてくれるので指に負担がかからない。
・大物とのやり取りは主導権が握れてやりやすい。
・重いルアーのキャストがしやすい。
・なんといってもライン絡みが圧倒的に少ない。
ニューロッドでもう一歩だった点。
・硬さの影響でややバイトをはじきやすい印象あり。
・軽いスプーンの扱いは困難。
・リング径が小さいので凍結しやすい。
・感度の良さは実感できず。
圧倒的にメリットの方が多かったのでとても好印象でした。
メインロッドとして十分な性能と言えますのでカーディフ2本と併用していくことになりそうです。
今後の使い分けとしてはこんなふうに考えています。
ポンドに持ち込むロッドはスピニング2本+ベイト1本の予定です。
①カーディフエリアエディション62XULF:ナイロン3lb使用
主として使う状況 :レギュラーサイズ、数釣り専用
主として使うルアー:1.5g以下の軽いスプーン、クランク、トッププラグ、自作ルアー
②カーディフエリアエディション58SUL:ナイロン4lb使用
主として使う状況 :ほとんどのエリアで使用可、汎用性重視。
主として使うルアー:1g-3.5gくらいのスプーン、クランク、トッププラグ、自作ルアー
③カワセミラプソディTULN-542UL:ナイロン4lb使用
主として使う状況:ほとんどのエリア、大物、プラグ操作用。
主として使うルアー:3.5g以上の重いスプーン、ミノー、トッププラグ、自作ルアー
レギュラーサイズのポンドには①+③
大物ポンドには②+③
色物ポンドには①or②+③
軽いスプーンは①or②
中級スプーンも①or②
重いスプーンは②or③
クランクは①or②
ミノーは③
トッププラグと自作ルアーの場合は、アクション重視の時は③、乗り重視の時は①or②
裏磐梯フォレストスプリングや東古屋湖のようなカヌーやボートを使っての釣りには短くて取り回しの良いカワセミラプソディは効果を発揮しそうです。
カーディフとカワセミラプソディを持ち替えながら釣りした時に、一つ気になったことがあります。
持ち替えた直後のキャストがぶれるんですよね。
あまりにキャスティング・フィールが異なるのでとまどってしまいました。
具体的に言えば、カワセミラプソディをしばらく使った後に、カーディフに持ち替えた時はラインのリリースポイントが狂って目の前に叩き付けキャストを何度もしてしまいました。
ロッドのしなりを最大限に使うカーディフと、あまりしならずに遠心力も使うカワセミラプソディではラインを指から離すタイミングはだいぶ違いますね。
これは慣れるまで気をつけないと相当ミスキャストが増えてしまいそうです。
この辺は注意しながら使って慣れていきたいと思います。
以下、あくまでも自分で使ってみたうえでの主観的な印象ですので、人によっては異なる感触となる可能性がありますので御了承ください。

この写真の左側のタックルがカワセミラプソディTULN542UL+ヴァンキッシュC2000Sです。
(ちなみに右側はカーディフエリアエディションXULF+アルテグラアドバンス1000S)

鮮やかなオレンジブラウンのブランク、対照的に落ち着いた感じの濃い紺色のライン、手元には強い印象が残るカワセミブルーが入っていて美しいコントラストが目を奪います。
さすがに「渓流の宝石」と呼ばれるカワセミをモチーフにしているだけあって、持っているだけでウキウキするような素晴らしいデザインですね。
デザインやカラーリングに関して、自分的にはほぼ非の打ちどころがありません。
では機能的な面はどうでしょうか。
まずこのロッドを最初にショップで振ってみた時に、やっぱり硬いなという印象と、思ったより硬くないなという印象を同時に持ちました。
硬いなと感じた部分は、カーディフ等のXUL,SULのエリアロッドに比べてです。
軽いスプーンはまず無理っぽいなぁ、というのが第一印象です。
思ったほど硬くないな、というのは他の渓流ロッドあるいはバスロッドに比べてです。
これならエリアでのトラウト・フィッシングにも十分使えるんじゃないかなと思いました。
自分は今後もたぶん渓流や源流に行くことはほとんどないと思います。
なので基本的にはニューロッドは管理釣り場での使用が大前提となります。
エリアでマイクロスプーンやクランクを使用する場合、キャストのしやすさ、乗りの良さ等を考えるとXULやSULの柔らかめのロッドを使うのが普通ですよね。
そこは今のところこれまで通りカーディフを使っていくつもりです。
今回のニューロッドの導入の目的はプラグやミノーを使うのに操作性がいいロッドを使ってみたかったのが発端です。
自作ルアーの操作性向上も期待しているわけです。
ただトッププラグの場合は単にプラグ操作性の良しあしだけでロッドを決めるわけにはいきません。
乗り易いかどうかもかなり重要な点ですね。
乗り易さを重視すれば柔らかいロッドでトップを狙うのも当然ありという事になります。
いずれにしても今まで使用していたのより硬めでプラグの操作性が良好、できれば乗り易いロッドという物が必要となりました。
前々回の記事にまとめたようにかなり悩んだ上でカワセミラプソディTULN-542ULに決めました。
決めたポイントを以下に記します。
・デザインが文句なくカッコ良かったこと。
・振ってみた印象が硬すぎず、柔らかすぎず。
・軽かった。
・発売したてだったので何となくフレッシュな気分。
・KRガイドを使用してみたかった。
・使用可能なラインやルアーサイズの適応範囲が広かった。
こんなところです。
カワセミラプソディの中の長さやアクションの決定は、各種を何回も持って振って決めました。
ULの中の一番長い物。
TULN-542ULを選んだ理由を簡単に言えばこうなります。
短いほど取り回しは良くなりますが、遠投性能や、ロッドのしなり具合が気になります。
ULより硬いLやMLはさすがに硬すぎました。
この選択は正解だったと今は感じています。
実際に使用してみてのインプレッションに入ります。
まず、プラグの操作性に関してはSUL,XULと比べられないくらい良好でした。
まぁ、あたりまえの結果ですけどね。
自分が考えていた以上にプラグの操作がしやすくなりました。
ロッドアクションは指に負担が掛かるので最近はかなり抑えています。
軽くロッドを動かしただけでプラグが素直に言う事を聞いてくれて、自分の思った通りの動きをしてくれるのはほんとにありがたいですね。
さらに短くて軽いロッドなので今までより明らかに指の負担は減った気がします。
ロッドのしなりはどうでしょうか。

バットはあまり曲がらないんですが、ベリーからティップに掛けては思ったより曲がってくれます。
50cmクラスのトラウトだとしっかりと半月を描いてしなりました。
そしてやり取りはカーディフよりもかなり楽でした。
硬くて短いのでトラウトの動きをかなりコントロールできます。
こっち主導でやり取りできるのでファイトも十分楽しめますね。
急激な方向転換にもしっかりティップが付いていってくれたので、思っていたよりもバラシ易そうな感じは受けませんでした。
乗りにくさは若干あるかもしれません。
あたりがきた時にSULやXULの方がティップがすっと入ってくれるので、しっかりフックが掛かってくれるような気がしました。
ULはやっぱり乗りきらずに弾くような感じは少し受けました。
KRガイドは非常にいいと思います。
3回の釣行で今のところラインの絡まりは1回もありません。
ガイドに関して少し詳しく見てみましょう。
まずはカワセミラプソディのガイドです。
トップガイドから。

次は1番ガイド。

間は飛ばしてバットガイド 。

やはり全体的にコンパクトにできていますね。
それと前傾が目立ちます。
それぞれカーディフと比べてみました。
カーディフはシマノオリジナルガイドです。
トップガイド。

カワセミラプソディの方が小型で、支える部分がなだらかでラインが絡まりにくそうです。
1番ガイド。

カワセミラプソディの方が小型で前傾しておりやはり絡みにくそうですね。
この前傾がライントラブルの軽減にかなり効果を発揮していました。
バットガイド。

カワセミラプソディの方がリング径は小さいんですがやや背が高くなっています。
これはKRガイドの場合、ガイド数が8個(カーディフは6個)と多くなっていて、バットガイドがかなりリールの近くまで来ている影響かもしれません。
この記事の一番最初のカワセミラプソディとカーディフが立ててある写真を見るとバットガイドの位置の違いが良く分かります。
カワセミラプソディの方が明らかにリールの近くまでガイドがきています。
さらに、昔のエントリーロッド(SZMトラウトスピン562UL)も一緒並べてみます。
トップガイド。

1番ガイド。

バットガイド。

どの部分を比べてもKRガイドはリング径が小さくて軽そうですね。
それとKRガイドの場合、どのガイドも前傾していて、支えの部分がコンパクトかつなだらかになっており、ライン絡み対策をしっかりしているのがうかがえます。
自分はラインが絡む時はほとんどが1番か2番ガイドです。
こんな感じで絡む事が多いです。

特にトッププラグを使うようになってスラッグを巻かないまま流したりするとよく絡みます。
トッププラグを跳ねさせてステイしている時にも絡んでいることがたまにあります。
またネットイン後に写真を撮っている時にたるんで絡む事が多いんです。
ガイドの小型化と前傾により明らかにKRガイドは先端付近でのライン絡みは減りました。
ガイド数が増加してリング径が小さくなった事によりラインが暴れにくくなって、キャスティングがとてもしやすくなりました。
飛距離がどうなるか心配でしたが、重さのあるルアーだとしなりだけではなく遠心力でも飛ぶのでしっかり飛びました。
おそらく軽いルアーはあまり飛ばないと思われます。
感度に関しては、正直まだ良く分かりません。
ガイド数が多くなり、硬めのロッドになったので感度は上がっているのかもしれませんが、感度が上がったなぁという実感はまだできませんでした。
もちろん悪くなっているわけではありません。
ロッドを動かすフィーリングが今までとかなり違うのであたりを感じきれていないのかもしれません。
以上をまとめます。
ニューロッドの良かった点。
・デザインやカラーリングが秀逸。
・思ってた以上にブランクがしなやか。
・硬さと長さがちょうどよく取り回しが非常に良好。
・ロッドが軽くて指の負担は少ない。
・少しのアクションでプラグが動いてくれるので指に負担がかからない。
・大物とのやり取りは主導権が握れてやりやすい。
・重いルアーのキャストがしやすい。
・なんといってもライン絡みが圧倒的に少ない。
ニューロッドでもう一歩だった点。
・硬さの影響でややバイトをはじきやすい印象あり。
・軽いスプーンの扱いは困難。
・リング径が小さいので凍結しやすい。
・感度の良さは実感できず。
圧倒的にメリットの方が多かったのでとても好印象でした。
メインロッドとして十分な性能と言えますのでカーディフ2本と併用していくことになりそうです。
今後の使い分けとしてはこんなふうに考えています。
ポンドに持ち込むロッドはスピニング2本+ベイト1本の予定です。
①カーディフエリアエディション62XULF:ナイロン3lb使用
主として使う状況 :レギュラーサイズ、数釣り専用
主として使うルアー:1.5g以下の軽いスプーン、クランク、トッププラグ、自作ルアー
②カーディフエリアエディション58SUL:ナイロン4lb使用
主として使う状況 :ほとんどのエリアで使用可、汎用性重視。
主として使うルアー:1g-3.5gくらいのスプーン、クランク、トッププラグ、自作ルアー
③カワセミラプソディTULN-542UL:ナイロン4lb使用
主として使う状況:ほとんどのエリア、大物、プラグ操作用。
主として使うルアー:3.5g以上の重いスプーン、ミノー、トッププラグ、自作ルアー
レギュラーサイズのポンドには①+③
大物ポンドには②+③
色物ポンドには①or②+③
軽いスプーンは①or②
中級スプーンも①or②
重いスプーンは②or③
クランクは①or②
ミノーは③
トッププラグと自作ルアーの場合は、アクション重視の時は③、乗り重視の時は①or②
裏磐梯フォレストスプリングや東古屋湖のようなカヌーやボートを使っての釣りには短くて取り回しの良いカワセミラプソディは効果を発揮しそうです。
カーディフとカワセミラプソディを持ち替えながら釣りした時に、一つ気になったことがあります。
持ち替えた直後のキャストがぶれるんですよね。
あまりにキャスティング・フィールが異なるのでとまどってしまいました。
具体的に言えば、カワセミラプソディをしばらく使った後に、カーディフに持ち替えた時はラインのリリースポイントが狂って目の前に叩き付けキャストを何度もしてしまいました。
ロッドのしなりを最大限に使うカーディフと、あまりしならずに遠心力も使うカワセミラプソディではラインを指から離すタイミングはだいぶ違いますね。
これは慣れるまで気をつけないと相当ミスキャストが増えてしまいそうです。
この辺は注意しながら使って慣れていきたいと思います。
2013年02月19日
那須高原ルアーフィールド7 《チョコビィの新型と旧型》
H25.2/14(木)に那須高原LFに行ってきました。
今回は奥さんと二人での釣行です。
那須高原LFは今シーズン早くも7回目となります。
前日に雪が降ったので少し心配しましたが、那須高原LFのHPで積雪はほとんどないとの情報を見て安心して行ってきました。
先日購入したニューロッド、カワセミラプソディ TULN-542ULの入魂も目的の一つでした。
硬いネイティブトラウトロッドではどんな釣りになるのでしょうか。
今後の戦力として十分やっていけるのでしょうか。
今回もチョコビィを少し改良。
・フック側を多く削ってやや円錐形にしました。
・スプレーではなく絵筆で絵具を塗ってみました。
・色付け後に色止めスプレーを塗布してから、仕上げのセルロースのドブ漬けを行いました。
・最初に貼るシンカーを7mmの大きい方にしました。
・シングルリングに変更してみました。

絵具はけっこう厚塗りしてみました。
シンカーを貼った後にコーティングやカラーリングするとボディの一部に組み込まれた感じで仕上がりがきれいになりますね。
仕上げのコーティングをするとテカリが出ますね。
合計で7色作ってみました。

自作ルアーを開始してから、けっこう家族が釣りに同行してくれるようになってます。
自分が楽しそうにルアーを作っているのを見て興味を持ってくれたのかもしれません。
特に奥さんは真似して自分でもルアーを作ると言いだしました。
「私のルアーでいっぱい釣れちゃったらどうしようかしら!?」
「たぶん釣れないから安心して。」
「お魚さんの気持ちになって作ればきっと食べてくれるよね。」
「そんなに簡単にいかないって。」
「お魚さんが女の子なら絶対ピカピカしたのに目がないはずよ。」
「それ君のことでしょ・・・」
何か感じる物があったらしく、熱心に自分のルアーを作り始めました。
そして2個ほど完成させたようです。
まずは、これ。

これがトラウト(女性)に人気のヒカリ物だそうです。
特にトラウトが適齢期ならば先を争って奪い合いだそうです。
んー・・
これで釣れるとは・・・
思えません・・・・・・・・
そして、さらに奇怪な物を作ってきました。
これです。

これは何なんでしょ、いったい??
「これの名前はブンブンよ。」
「はいっ? なんでブンブンなの??」
「蜂に似てるでしょ。」
なんでいきなりヒカリ物から蜂に飛ぶのかもはや理解できません。
しかもなぜ黄色いらせん構造なのか・・・
「ま、まぁ、遠くから見ると蜂に見えなくもないねぇ。」
「そうでしょー。」
「でもなんでいきなり蜂なの?」
「お魚さんって蜂食べるでしょ?」
「んーどうかなぁ、虫は食べるよね、確かに。」
「しかも、これのテーマはDNAよ! 」
「はっ?」
「ほらこの2重らせんが重要なのよ。」
すみません。
この辺で自分は付いていけなくなりました。
本人はなんかDNAがツボだったらしく目を輝かせて説明しています。
いくら説明されてもなぜ管釣りでDNAなのかさっぱり分かりませんでした。
ちなみに奥さんの名誉のために言っておきますが普段はとてもまともな人です。
時々変わった思考回路を見せてくれるだけです。
本人は違うと否定していますがやや天然が入っているだけです。
とにかく自ら作った奇抜なルアー(と言えるのかどうか・・・)で釣るんだと張り切っているので、那須高原LFに一緒に向うことになりました。
当日朝は所用を済ませて8時前に出発しました。
天候は曇り、気温は3度くらいでした。

東北道を北上し、宇都宮を通り抜けます。
前回那須高原LFに来た時と違って積雪はほとんど見られませんでした。
途中で見えた那須の山々。

とても気持ちがいいドライブでした。
10時過ぎにエリアに到着しました。

前日の雪はほとんど残っていなくて、途中も道路に残雪はありませんでした。

天気は曇りなんですが意外と寒くなかったです。
最近恒例の、降雪した翌日のポカポカする日になりそうで嫌な予感がしました。
タックルを準備し、当然奥さんの昼寝用のイスも持って受付に向かいます。

受付とあいさつを済ませました。
ネットを一つ借りて1号池に向かいます。
入口そばのインレットが空いていたのでそこに入る事にしました。
ポンドの状況です。
天気はあいかわらずどんよりしているんですが物凄く寒いってほどではなかったです。
自分は新しいチョコビィF茶色で開始しました。
奥さんはどうやらDNA仕様(?)のブンブンで開始のようでした。
最初にインレットの水流付近のトップを狙ってみました。
流れの中や水流の切れ目にルアーを落としてみたら数回出ました。
乗らなかったんですが、思ったより反応してたので気合を入れてやってみました。
しかし反応したのは最初の数回だけで、徐々に反応しなくなってしまいました。
アクションを付けてみましたがダメでした。
トップは諦めてチョコビィSSに変更しました。
青や緑の新しい色をまずは使ってみました。
どちらもキャストを繰り返すとたまにコツンと小さなあたりがありました。
しかし掛けることはできませんでした。
あたりが全くないわけじゃないのでけっこう粘りましたが、明らかなバイトには至りませんでした。
パールピンクに替えてみました。
そしてシンカーを増やして、より速く沈む様にしてみました。
重くした理由はトラウトがゆっくりフォールにあまり反応していなかったからです。
那須高原LFの水質はクリアー寄りのステインです。
TALEXの偏光サングラスを使う様になってから、水中のトラウトの動きが使う前よりもはっきりと見えるようになりました。
岸から数メートルくらいまでのところならサイトフィッシングが可能となったんです。

チョコビィSSが着水してからフォールしている時のトラウトの反応を見ましたが、ゆっくり沈んでいくルアーにイマイチ反応してないんですよね。
逆にしっかり底に落としてからの巻き上げにはかなりのチェイスが見られました。
かなり速めに巻いてもチェイスしてくるトラウトがいました。
底をゆっくり巻いている時には上からついばむ様に突っついていました。
その時に手元にコツンとあたりを感じました。
つまりトラウトの反応が見られたのは、ルアーが底付近でユラユラしている時と巻き上げている時だったわけです。
なのでさっさと底まで落としてしまって、速巻きをしても浮きあがりにくくした方が効果的なんじゃないかと判断しました。
シンカーを増やしてSSよりも速く沈む様に調整しました。
チョコビィSって感じでしょうか。
これを遠投し、吹き出し口より向こうまで飛ばしました。
着水後、少しずつストップ&ゴーで巻き下げながら着底させました。
この日はフォール中のあたりはほとんど見られませんでした。
底に付いたら最初はゆっくりとリフト&フォール。
しかしリフト&フォールも効果なかったので、ゆっくりただ引きを繰り返しました。
レンジキープと巻き上げを意識してやってみました。
先程までよりあたりが多くなりました。
明らかにグググと乗りかけたりもしたんですが、どうしても完全には乗りません。
硬めのニューロッドの影響なのでしょうか。
いろいろ試しながら続けていたので全く釣れないまま時間だけが過ぎました。
奥さんはインレットで釣れないのに業を煮やしたのか、奥側の吹き出し口の近くに移動しました。
以前奥さんを連れて来た時に使った場所です。
いい印象が残っているのでしょうか。
今回もお互いに離れて釣りすることになりました。
自分は沈降速度を上げたり、色を替えたりしてようやくあたりが増えてきたのでもうひと工夫で乗ってくれそうな気がしました。
しかし粘ってはみたものの、その後はむしろ反応は落ちる一方になってしまいました。
何かいい手はないかだろうかと思ってトラウトを観察していたんですが、トラウトはけっこう中層を泳ぎ回り始めていることに気が付きました。
朝に開始した時は底の方に多くいて割とじっとしていたんですが、昼頃になって気温も上がってきた影響かかなり動きが出てきていたんですよね。
どうやらタナは中層に変化しているようです。
ボトムの反応が落ち始めたのはたぶんそういうことのようです。
そうなると当然狙いを中層にせざるを得ません。
チョコビィSが底まで落ち切る前に中層でただ引き、ストップ&ゴー、トウィッチング等を試してみましたが全然いい反応は得られませんでした。
中層でゆっくり巻くとあまりアクションがつきません。
少し速めに巻くと、左右あるいは上下に小刻みに揺れますがアピールは小さそうです。
かなり速く巻くと左右に大きくぶれてアクションが付くのですが、浮きあがって水面まですぐに来てしまいます。
なかなか中層をうまく攻める手だてがありませんでした。
チョコビィはトップとボトムではある程度釣れるとの手応えは感じていますが、今のところ中層は全くダメですね。
致命的なのがアピールアクションが小さすぎるんだと思われます。
ボトムの釣りは、元々派手なアクションはあまり必要ありません。
逆に速い動きにはついてこれないので、ゆっくりフワフワの動きで勝負できるわけです。
トップではルアーその物の質感とロッド操作によるアクションがキモとなるので、チョコビィでも十分にアピールが可能と思われます。
中層では泳ぐことによって、その動きや水流や波動がアピールとなるわけです。
そこが決定的に足りませんね、チョコビィは。
中層を狙おうと躍起になっている時にそんな事を感じていました。
ダメなところが見えてくれば改良する楽しみがまた増えると言うものです。
ボディやカップを削ったりしてしっかり泳ぐようにするにはどうすればいいのか。
そんなことを考えながら続けていた時に、手元にググっときました。
ようやくトラウトが乗ってくれたようです。
ニューロッドが奇麗に半月を描いてしなりました。
おおー、大物相手にやりやすいなこれ。
ブランクにパワーがあるので、やり取りしていて安心感がありました。
ベリーからティップがきれいに曲がってくれるので左右に走られても無理なテンションが掛かる感じもありませんでした。
カーディフとは異なった程よい硬さが、大物とのやり取りでは物凄くアドバンテージとなってました。
しかも思っていた以上のしなやかな曲がり具合で釣り味もとても良かったです。
大物とのやり取りで安心して楽しめるのを実感できて気持ちは一気に高ぶりました。
おーし、これで入魂だ!
と思った瞬間。
見事にバレました。
無念のフックアウトでした。
この日の1匹目、しかもニューロッドの1匹目、しかも苦労したチョコビィでのフッキング。
全ての思いを乗せてトラウトさんはポンドのかなたに消えて行きました。
悔しくてしょうがありませんでした。
でもこの悔しさがあるからこそ次につながるのだ!!
ま、取りあえず落ち着け、自分。
こういう時は奥さんの様子でも見ましょう。
遠くでリールを巻いています。
しばらく見ていたらこっちを向いたので目が合いました。
そっちはどぉ?って意味を込めて奥さんの方を指さしてみました。
奥さんは左右に首を振っています。
どうやら向こうもまだ釣れていないようです。
これはなんとかこっちががんばらなくちゃだなぁ。
気合を入れ直しました。
中層での釣りはチョコビィにはむずかしすぎるので中層でちゃんと仕事をする市販のルアーを使おうと思ってワレットの中をイジっていました。
たまたまミッツドライが目に入りました。
中層まで浮いてきているんならトップに反応するんじゃね?
そう考えてインレットの水流をもう一度良く見てみました。
しかし、活性が高い時のようにトラウトが集まってきている雰囲気はありませんでした。
むしろ前回と同じ様に、水流の先の岸際にやる気がなさそうにトラウトが大量に並んでいました。
それを見た時にふっと思いついたんですよね。
中層が苦手なら、中層がないところでやればいいんじゃね?
岸際の浅瀬ならトップの下はすぐボトムですね。
浅い所に溜まっているのなら、そこをチョコビィSでゆっくり攻めたら食いついてくれないかな。
そう考えて、チョコビィSオレンジを岸際のトラウトが溜まっている所の少し先に投げ込んで、なるべく多くいそうな辺りをゆっくり引いてきました。
コツン、グン。
1投目からあたりがありました。
行けそうな感じです。
数投したところで強いあたりがきました。
ロッドをあおりながら巻くとしっかりフッキング。
那須高原LFならではのいい引きです。
今度は余計な事を考えずに集中してやり取り。
ロッドは安定感があり、ラインもいい感じで無事にネットイン。

ようやくニューロッドに入魂できました!
ここまで長かった。
とりあえずひと安心し、奥さんの状況を聞きに行くことにしました。
「どんな感じ?」
「んー、まだ釣れないわ。」
「こっちはなんとか1匹目が釣れたよ。」
「お魚さんは追ってくるのよねー」
見ていると確かにブンブンをトラウトが追っかけています。
「ブンブンって・・・ 回転しないんだね。」
「これ、早く巻くと回るよ。」
「もっとくるくる回るのかと思った。」
「そうなれば良かったんだけどねぇ。」
「追って来ているなら可能性あるね。」
「うん、がんばってみる。」
とりあえず、くじけずに粘っていたのでほっとしました。
戻って続けましまた。
同じ様に岸際の浅瀬のボトムをゆっくり引いてきました。
たまにあたりがあります。
そろそろ乗ってくれそうだな。
なんて虫のいい事を考えていた時。
その場所に別の釣り人が立ちました。
あっ、と思いましたが後の祭り。
人がいないうちにもっと釣っておけばよかったとプチ後悔。
当然岸際なので他の人が入る可能性はあるし、トラウトが溜まっているのを見るとその場所を狙いたくなるのは人情ですよね。
他人の足元に向かってキャストするのは自分的にはNGです。
自分がやられて嫌な感じがした事があるので自分ではやる気が起きません。
せっかく釣れそうな方法が分かったのにおあずけの状況となってしまいました。
しょうがないので吹き出し口あたりにルアーを飛ばしてボトムを狙いました。
反応はありません。
中層を狙ってフォール中に速引きをしました。
チョコビィは中層を元気よく突っ走ってきました。
少し後をトラウトがやる気なさそうに追いかけています。
でも食いついてくれそうな雰囲気はありませんでした。
何かいい手立てはないかなぁ。
いろいろ考えながら続けていました。
その時。
視界の隅の方に何かが見えました。
なんだこの違和感は??
何が見えたんだろう?
一瞬何が起こったのか理解できませんでした。
一体何か?
そう。
遠くで奥さんが掛けてました。
ロッドをしならせて真剣に寄せていました。
まさかブンブンで釣れたのか!?
半信半疑に思いながら奥さんの方に向かいます。
近づいてみるともう手元まで引き寄せていました。
「掛かってるね!」
「うん、釣れたよー。」
「ブンブンで?」
「んだー。」
「マジかっ!!」

見事に釣れてました。
アルビノでサイズは小さかったんですが、奥さんはうれしそうでした。
いやぁ、まさかブンブンで釣れるとは正直思ってませんでした。
こっちだってまだ1匹しか釣れずに苦労してるのに。
何とも言葉もありません。
いつものヘンな引力でしょうか。
ま、まぁ、お互いにボウズじゃなくてひと安心。
しかしあれで釣れるんならどんなのでも釣れるんじゃ・・・・
複雑な思いを胸に自分の釣り場に戻りました。
釣り座に戻ると、さっきトラウトが溜まっている所に入って来た人が少し奥側に移動していました。
これなら手前の方は狙えそうです。
再びチョコビィSオレンジを投げ込んでみました。
さっきよりは手応えがイマイチです。
というか先程より溜まっているトラウトが減っている印象でした。
人が入ったことにより散ってしまったんでしょうか。
それでもたまにグンとあたりがきました。
何とか掛けようとしましたが残念ながら乗りきらず。
藍色や茶色にシンカーを追加して使ってみましたが、どうしても乗りませんでした。
あと使ってないのは・・・旧型チョコビィか。
色があせ気味の旧式チョコビィにシンカーを追加して投込んでみると1投目でバイトあり。
急いで巻くとしっかり乗っています。
まずまずいい引きです。
あせらず徐々に寄せました。
何回か走られましたが、無事にネットイン。

旧型チョコビィで続けました。
明らかに今までよりも好反応でした。
何回か強いあたりがきましたがなかなか乗りません。
しかし繰り返していたらしっかり乗りました。
とてもいい引きでした。
慎重に寄せてきて姿が見えました。
ネット直前で左右に首を振って暴れました。
グッグッグッ、スポーン!
痛恨のネットイン直前、首振りバラし。
このバラし方ほど悔しいバラし方はありませんよね。
トラウトはもうちょっとで手の届きそうな所に見えているわけですから。
あと10cm手前まで寄せてネットにさえ入ってくれればキャッチになるわけですからねぇ。
悔しいですがしょうがありませんね。
未熟な技術のせいと思って諦めましょう。
しかし旧型チョコビィSが予想外になかなかの好反応。
むしろ改良した新型よりもいいアピールをしているようです。
うーむ。
旧型の方が見た目はあれだけど何かがいいんだろうなぁ。
こういうのって貴重な情報となりますよね。
家に帰ってから良く考えてみよう。
その後も旧型チョコビィで続けました。
しばらくしてまた掛かりました。
今度もいい引きです。
パワフルなトラウトとのファイトを心から楽しめました。

似ている茶色の新型チョコビィのシンカーをもっと増やして旧型と同じくらいの重さにすれば、似た反応があるかなぁ。
そんな事を考えながら続けていました。
その時ポンドがバシャバシャいい始めました。
どうやらペレット撒きが始まったようです。
休憩所前からのスタートです。
旧型チョコビィのままやや遠かったんですがペレットの入った水面付近まで投げてみました。
着水後すぐにグンッっときました。
遠くで掛かったのでむりせず慎重にファイトしました。
途中でポンピングを加え確実に寄せてきました。
スムーズにネットイン。

スタッフさんはペレットを撒きながら1号池と2号池の間を進んでいきました。
ペレットが入ったあたりの水面にチョコビィを入れたらあたりがきました。
しかし乗りませんでした。
スタッフさんはさらに進んで奥さんの近くに来てました。
奥さんに何か話しかけていたようでした。
そっちを見ていたらグッグッっといい手応え。
またいいサイズが乗ったようです。
トラウトとのやり取りに集中しました。
ドラグが鳴り響きラインがかなり引っぱり出されました。
とてもいい手応えでここまでで一番の引きでした。
寄って来たところでジャンプ。
物凄い迫力でした。
その迫力にひるんだのか、見とれたのか、ラインが緩んだようでした。
痛恨のフックオフ。
最近バラしが少なくなって来たと思っていたんですが、この日はバラしまくりでした。
しかし悔しがっている暇はありません。
グルっと一周してきたスタッフさんがもうすぐそばまで来ていました。
スタッフさんがペレットを投げいれるのに合わせて旧型チョコビィをキャスト。
着水でガツンときましたがこの時は乗らず。
ゆっくり巻き始めたところにもう一度ガツンときて乗りました。
これまたいい引きです。
かなり大暴れしています。
そんなに重くはないんですが、ギュンギュンと引っぱられます。
いいファイトを楽しみながら寄せてくるとニジマスではありませんでした。
うぉ、色物キター!!
俄然気合が入ります。
あわてずにトラウトが疲れるのを待ちながら徐々に寄せてました。
そして無事にネットイン。

うれしいことにいいサイズのジャガートラウトでした。
今回はペレット撒きに完勝と言っていいでしょう。
このために開発したチョコビィがきちんといい仕事をしてくれて大変満足しました。
少なくともチョコビィはペレット撒き対策ルアーとしては確実に効果ありと言って良さそうです。
ただ色が良かっただけなのかが気になりました。
次回はあえてペレット系の色じゃないチョコビィで挑戦してみるかなぁ。
そういうことを考えていた時。
携帯が鳴りました。
ん、なんだろ?
相手を見ると奥さんでした。
「今、こっち来れる?」
「うん、行くよ、ちょっと待っててね。」
なんかポンドから離れて後ろの方に立っている様子です。
なんかあったんでしょうか?
リールを巻いて投げ込んでいたルアーを回収しました。
ついでに旧型チョコビィをはずして持っていきました。
「どしたの?」
「これ絡まっちゃった。」
「うわ、なんでこんなところに。」
見るとかなり後ろの方にあった木にヒカリ物(トラウト用)を付けたラインが絡まっていました。
そんなに複雑に絡まっていたわけじゃないんですが、高いところだったので外せなかったようです。
「ルアーを投げようとしたら指から外れてこっちに飛んじゃった。」
「周りに人が居なくてよかったねぇ。」
「うんうん、どこ行ったかわからなくてびっくりしちゃった。」
「とにかくはずすね。」
「そっちをじっと見てたんだけど、こっちを向いてても反応ないし。」
「あー、ゴメン、いろいろ考えながらやってるからねぇ。」
対岸から携帯で呼び出しってのもなんかヘンな感じでした。
手を伸ばして枝を引っ張ったらルアーに手が届きました。
ラインを枝からはずしてなんとか回収に成功。
「せっかく作ったんだから無くさないようにしないとね。
「うん。」
「で、その後どうなの?」
「ヒカリ物でも釣れたよ。」
「ええっ! マジでっ!!」
「ヒカリ物のほうが反応良くてお魚さんがよく追ってくるのよね。」
「そうなんだー」
「ブンブンはダメっぽい。」
なんとヒカリ物でも釣れたとの事。
おしゃれ好きなトラウトが居たってことなんでしょうか・・・・
予想外に作った2つともちゃんとトラウトが釣れたわけです。
いやぁ、びっくりでしたね。
「まだこっちでやる?」
「うん、こっちにもお魚さんいっぱいいるよ。」
「そかー、んじゃ自分のであんまり釣れないようならこれ試してみて。」
「はーい。」
今日一番反応が良かった旧型チョコビィを手渡しました。
自分はインレットにまた戻りました。
さて今度は何でやろう。
もう一度ポンドを見回しました。
なんとなくさっきよりインレットのところにトラウトが集まってきている印象を受けました。
岸際に溜まっていたトラウトが動き出したのかな。
トップを試してみようかな。
トップの設定のままだったパールオレンジのチョコビィをスナップに付けてインレットの水流に投げ込んでみました。
3投目くらいでバシュッと出ました。
この時は乗りませんでした。
朝よりは反応あるな。
何回か出たところでようやくフッキング。

普通にトッププラグとして違和感なく使えました。
その後もトップを狙ってがんばりましたが、出てくれるんですがフッキングには至りませんでした。
色を替えてみましたが、一番反応が良かったのがパールオレンジでした。
この日は全体的にオレンジ系が良く反応していました。
徐々にトップに反応しなくなって来たのでまたボトムを狙う事にしました。
好調だったチョコビィSオレンジに換えて岸際~水流のあたりを狙いました。
巻き上げにけっこうあたりがきます。
しばらくして乗りました。

いい感じだったので続けました。
アルビノちゃんが登場。

大分日が傾いてきました。
奥さんが居る辺りが日陰になってきていて寒そうでした。
今度はこちらから携帯を鳴らします。
「そっち寒くない?」
「んー、けっこう寒いかも。」
「そろそろこっちに戻っておいでよ。」
「うんー、そうするー」
「その後釣れたの?」
「今のところ3匹よ。」
「もう1匹追加したんだねー。」
「さっき借りたチョコビィで釣れたよ。」
奥さんは戻ってきて日の当たっている所にイスを置いてぼーっとしてました。
「そういえば今日は昼寝はしたの?」
「もちろん、さっき寝たよ。」
「マジか! いつのまに。」
「ふふふ、気落ち良かったよー」
どんなに寒くても、釣れてなくても水辺での昼寝は忘れないようです。
「もうすぐ4時になるからたぶんまたペレット撒き始まるよ。」
「うん、わかったー。」
「さっき渡したチョコビィ使う?」
「ううん、ヒカリ物でやるー」
「んじゃ、こっちで使うからちょうだい。」
「はーい。」
旧型チョコビィを返してもらってまずはボトムを攻めてみました。
あたりはきましたがなかなか乗らず。
インレットの水流が切れてる辺りに打ち込んでみました。
落ちパクあり。
しっかり乗りました。

どうやらトップに反応し始めているようです。
その後も着水とフォールでバイトが来るんですがなかなか乗らず。
奥さんが隣でドラグを鳴らし始めました。
大物が掛かったのかと思いきや。
根掛かりでした。
はずそうとガンバったんですが結局ははずれずにヒカリ物はロストとなってしまいました。
奥さんはその後、調子の悪かったブンブンで続けることになりました。
4時を回ってしばらくしてから再びペレット撒きが始まりました。
自分は旧型チョコビィを打ち込みます。



ばっちりペレット撃ちミッションコンプリートでした。
その後は高活性が持続しました。
いつものように終わり間際の怒涛のラッシュの開始です。




旧型チョコビィにメチャメチャ大型トラウトが反応してくれました。
水流の中や、水流が途切れたあたりに投げ込んで、少しアクションを付けると水中からバックリときてくれました。
一度目で乗らなくてても2度目3度目と争ってバイトしてきました。



入れ食い最高です!
もう夢中で投げまくりでした。
奥さんはブンブンでがんばって、その後1匹追加しました。
トップの反応がいいのでやってみたらと言ったんですが、やらないとのことでした。
どうもトップの釣りはセコい釣りだと思われたみたいです。
ロッドでチョコチョコプラグを操作して誘うのがめんどくさいようです。
ドーンと投げて巻いてくるのが楽しいようで、隣で自分が入れ食いになってもマイペースでのんびりやってました。
ラストに1匹追加して終了となりました。

最終的には自分が計21匹、ジャガートラウトが1匹、アルビノが1匹、他は全てニジマス。
使用ルアーは全てチョコビィでした。
大半が旧型チョコビィSSで、オレンジ系の色がなかなかいい反応でした。
特にオレンジの新型チョコビィはボトムで3匹釣れました。
パールオレンジでもトップで釣れたのがうれしかったです。
奥さんは計4匹、アルビノが2匹、ニジマスが2匹でした。
使用ルアーは全て自作ルアーでした。
ブンブンで2匹、ヒカリ物で1匹、旧型チョコビィで1匹でした。
今回の目標の一つ、ペレットタイムの攻略がうまくいきました。
旧型チョコビィが爆発してくれました。
これを作った最初の目標だったので喜びもひとしおです。
ニューロッド、カワセミラプソディはとても良かったです。
この記事でインプレッションを書こうと思っていたんですが、長くなりすぎたので次回記事でインプレッションを簡単にまとめようと思います。
お別れは春が待ち遠しい1号池です。

ペレットタイムにチョコビィが期待通り働いてくれてホッとしました。
その上ボトムでもしっかり効果が見られたのもナイスでした。
トッププラグとしても違和感なく使えて期待が高まりました。
ボトム用プラグ、トップ用プラグとしては使えるめどが少しずつたってきています。
反面、課題も見つかりました。
一つが中層の攻略。
これはたぶん泳ぎアクションの研究が必須のようです。
トップ及びボトム用プラグとは別の形が必要なのかもしれません。
二つ目が新型よりも旧型の方が効果的だった事。
色塗りや成形に関して自己満足的に改良していたつもりが、思ったよりアピールしなくなっていた事がややショックでした。
理由を考えたんですが、イマイチ分かりませんでした。
そこで師匠のK氏に相談してみました。
「色や形をかなり整えたつもりだったんですけどねぇ。」
「きれいにできてるよ、いい出来だと思う。」
「でも旧型の方が釣れたんだよね。」
「たぶん色じゃないかな、艶消しが効いたと思う。」
「艶消しが?」
「そう、旧型は木肌に直接色付けたからあんまりテカってないでしょ。」
「うん。」
「トラウトはテカってるとペレットとは違う物と判断するらしい。」
「そうなの?」
「正確には誰にも分からないけど、自分のプリリーも艶消しとテカってるのだと反応がまるで違うよ。」
「なるほど。」
要するに奇麗に仕上げようとコーティングを懸命にやったんでテカテカに仕上がった結果、見た目はいいんだけどペレットから遠ざかっちゃったんじゃないか、ということのようです。
これは説得力のある意見ですね。
可能性は高いかもしれません。
艶消しタイプの作成も考える必要がありそうです。
とりあえず今回はペレットにも完勝し、ジャガートラウトもキャッチ、チョコビィで入れ食い、まさかの奥さんの自作ルアーでも釣れて、とても面白かったです。
ただ一つ。
帰り際に奥さんがつぶやいていたことだけが今でも謎です・・・・・・
「うーーーん、魚にはさすがにDNAは難しすぎたかな。」
「となるとやっぱりトンボか・・・・。」
だ、誰か解説してください、お願いします!!
今回は奥さんと二人での釣行です。
那須高原LFは今シーズン早くも7回目となります。
前日に雪が降ったので少し心配しましたが、那須高原LFのHPで積雪はほとんどないとの情報を見て安心して行ってきました。
先日購入したニューロッド、カワセミラプソディ TULN-542ULの入魂も目的の一つでした。
硬いネイティブトラウトロッドではどんな釣りになるのでしょうか。
今後の戦力として十分やっていけるのでしょうか。
今回もチョコビィを少し改良。
・フック側を多く削ってやや円錐形にしました。
・スプレーではなく絵筆で絵具を塗ってみました。
・色付け後に色止めスプレーを塗布してから、仕上げのセルロースのドブ漬けを行いました。
・最初に貼るシンカーを7mmの大きい方にしました。
・シングルリングに変更してみました。

絵具はけっこう厚塗りしてみました。
シンカーを貼った後にコーティングやカラーリングするとボディの一部に組み込まれた感じで仕上がりがきれいになりますね。
仕上げのコーティングをするとテカリが出ますね。
合計で7色作ってみました。

自作ルアーを開始してから、けっこう家族が釣りに同行してくれるようになってます。
自分が楽しそうにルアーを作っているのを見て興味を持ってくれたのかもしれません。
特に奥さんは真似して自分でもルアーを作ると言いだしました。
「私のルアーでいっぱい釣れちゃったらどうしようかしら!?」
「たぶん釣れないから安心して。」
「お魚さんの気持ちになって作ればきっと食べてくれるよね。」
「そんなに簡単にいかないって。」
「お魚さんが女の子なら絶対ピカピカしたのに目がないはずよ。」
「それ君のことでしょ・・・」
何か感じる物があったらしく、熱心に自分のルアーを作り始めました。
そして2個ほど完成させたようです。
まずは、これ。

これがトラウト(女性)に人気のヒカリ物だそうです。
特にトラウトが適齢期ならば先を争って奪い合いだそうです。
んー・・
これで釣れるとは・・・
思えません・・・・・・・・
そして、さらに奇怪な物を作ってきました。
これです。

これは何なんでしょ、いったい??
「これの名前はブンブンよ。」
「はいっ? なんでブンブンなの??」
「蜂に似てるでしょ。」
なんでいきなりヒカリ物から蜂に飛ぶのかもはや理解できません。
しかもなぜ黄色いらせん構造なのか・・・
「ま、まぁ、遠くから見ると蜂に見えなくもないねぇ。」
「そうでしょー。」
「でもなんでいきなり蜂なの?」
「お魚さんって蜂食べるでしょ?」
「んーどうかなぁ、虫は食べるよね、確かに。」
「しかも、これのテーマはDNAよ! 」
「はっ?」
「ほらこの2重らせんが重要なのよ。」
すみません。
この辺で自分は付いていけなくなりました。
本人はなんかDNAがツボだったらしく目を輝かせて説明しています。
いくら説明されてもなぜ管釣りでDNAなのかさっぱり分かりませんでした。
ちなみに奥さんの名誉のために言っておきますが普段はとてもまともな人です。
時々変わった思考回路を見せてくれるだけです。
本人は違うと否定していますがやや天然が入っているだけです。
とにかく自ら作った奇抜なルアー(と言えるのかどうか・・・)で釣るんだと張り切っているので、那須高原LFに一緒に向うことになりました。
当日朝は所用を済ませて8時前に出発しました。
天候は曇り、気温は3度くらいでした。

東北道を北上し、宇都宮を通り抜けます。
前回那須高原LFに来た時と違って積雪はほとんど見られませんでした。
途中で見えた那須の山々。

とても気持ちがいいドライブでした。
10時過ぎにエリアに到着しました。

前日の雪はほとんど残っていなくて、途中も道路に残雪はありませんでした。

天気は曇りなんですが意外と寒くなかったです。
最近恒例の、降雪した翌日のポカポカする日になりそうで嫌な予感がしました。
タックルを準備し、当然奥さんの昼寝用のイスも持って受付に向かいます。

受付とあいさつを済ませました。
ネットを一つ借りて1号池に向かいます。
入口そばのインレットが空いていたのでそこに入る事にしました。
ポンドの状況です。
天気はあいかわらずどんよりしているんですが物凄く寒いってほどではなかったです。
自分は新しいチョコビィF茶色で開始しました。
奥さんはどうやらDNA仕様(?)のブンブンで開始のようでした。
最初にインレットの水流付近のトップを狙ってみました。
流れの中や水流の切れ目にルアーを落としてみたら数回出ました。
乗らなかったんですが、思ったより反応してたので気合を入れてやってみました。
しかし反応したのは最初の数回だけで、徐々に反応しなくなってしまいました。
アクションを付けてみましたがダメでした。
トップは諦めてチョコビィSSに変更しました。
青や緑の新しい色をまずは使ってみました。
どちらもキャストを繰り返すとたまにコツンと小さなあたりがありました。
しかし掛けることはできませんでした。
あたりが全くないわけじゃないのでけっこう粘りましたが、明らかなバイトには至りませんでした。
パールピンクに替えてみました。
そしてシンカーを増やして、より速く沈む様にしてみました。
重くした理由はトラウトがゆっくりフォールにあまり反応していなかったからです。
那須高原LFの水質はクリアー寄りのステインです。
TALEXの偏光サングラスを使う様になってから、水中のトラウトの動きが使う前よりもはっきりと見えるようになりました。
岸から数メートルくらいまでのところならサイトフィッシングが可能となったんです。

チョコビィSSが着水してからフォールしている時のトラウトの反応を見ましたが、ゆっくり沈んでいくルアーにイマイチ反応してないんですよね。
逆にしっかり底に落としてからの巻き上げにはかなりのチェイスが見られました。
かなり速めに巻いてもチェイスしてくるトラウトがいました。
底をゆっくり巻いている時には上からついばむ様に突っついていました。
その時に手元にコツンとあたりを感じました。
つまりトラウトの反応が見られたのは、ルアーが底付近でユラユラしている時と巻き上げている時だったわけです。
なのでさっさと底まで落としてしまって、速巻きをしても浮きあがりにくくした方が効果的なんじゃないかと判断しました。
シンカーを増やしてSSよりも速く沈む様に調整しました。
チョコビィSって感じでしょうか。
これを遠投し、吹き出し口より向こうまで飛ばしました。
着水後、少しずつストップ&ゴーで巻き下げながら着底させました。
この日はフォール中のあたりはほとんど見られませんでした。
底に付いたら最初はゆっくりとリフト&フォール。
しかしリフト&フォールも効果なかったので、ゆっくりただ引きを繰り返しました。
レンジキープと巻き上げを意識してやってみました。
先程までよりあたりが多くなりました。
明らかにグググと乗りかけたりもしたんですが、どうしても完全には乗りません。
硬めのニューロッドの影響なのでしょうか。
いろいろ試しながら続けていたので全く釣れないまま時間だけが過ぎました。
奥さんはインレットで釣れないのに業を煮やしたのか、奥側の吹き出し口の近くに移動しました。
以前奥さんを連れて来た時に使った場所です。
いい印象が残っているのでしょうか。
今回もお互いに離れて釣りすることになりました。
自分は沈降速度を上げたり、色を替えたりしてようやくあたりが増えてきたのでもうひと工夫で乗ってくれそうな気がしました。
しかし粘ってはみたものの、その後はむしろ反応は落ちる一方になってしまいました。
何かいい手はないかだろうかと思ってトラウトを観察していたんですが、トラウトはけっこう中層を泳ぎ回り始めていることに気が付きました。
朝に開始した時は底の方に多くいて割とじっとしていたんですが、昼頃になって気温も上がってきた影響かかなり動きが出てきていたんですよね。
どうやらタナは中層に変化しているようです。
ボトムの反応が落ち始めたのはたぶんそういうことのようです。
そうなると当然狙いを中層にせざるを得ません。
チョコビィSが底まで落ち切る前に中層でただ引き、ストップ&ゴー、トウィッチング等を試してみましたが全然いい反応は得られませんでした。
中層でゆっくり巻くとあまりアクションがつきません。
少し速めに巻くと、左右あるいは上下に小刻みに揺れますがアピールは小さそうです。
かなり速く巻くと左右に大きくぶれてアクションが付くのですが、浮きあがって水面まですぐに来てしまいます。
なかなか中層をうまく攻める手だてがありませんでした。
チョコビィはトップとボトムではある程度釣れるとの手応えは感じていますが、今のところ中層は全くダメですね。
致命的なのがアピールアクションが小さすぎるんだと思われます。
ボトムの釣りは、元々派手なアクションはあまり必要ありません。
逆に速い動きにはついてこれないので、ゆっくりフワフワの動きで勝負できるわけです。
トップではルアーその物の質感とロッド操作によるアクションがキモとなるので、チョコビィでも十分にアピールが可能と思われます。
中層では泳ぐことによって、その動きや水流や波動がアピールとなるわけです。
そこが決定的に足りませんね、チョコビィは。
中層を狙おうと躍起になっている時にそんな事を感じていました。
ダメなところが見えてくれば改良する楽しみがまた増えると言うものです。
ボディやカップを削ったりしてしっかり泳ぐようにするにはどうすればいいのか。
そんなことを考えながら続けていた時に、手元にググっときました。
ようやくトラウトが乗ってくれたようです。
ニューロッドが奇麗に半月を描いてしなりました。
おおー、大物相手にやりやすいなこれ。
ブランクにパワーがあるので、やり取りしていて安心感がありました。
ベリーからティップがきれいに曲がってくれるので左右に走られても無理なテンションが掛かる感じもありませんでした。
カーディフとは異なった程よい硬さが、大物とのやり取りでは物凄くアドバンテージとなってました。
しかも思っていた以上のしなやかな曲がり具合で釣り味もとても良かったです。
大物とのやり取りで安心して楽しめるのを実感できて気持ちは一気に高ぶりました。
おーし、これで入魂だ!
と思った瞬間。
見事にバレました。
無念のフックアウトでした。
この日の1匹目、しかもニューロッドの1匹目、しかも苦労したチョコビィでのフッキング。
全ての思いを乗せてトラウトさんはポンドのかなたに消えて行きました。
悔しくてしょうがありませんでした。
でもこの悔しさがあるからこそ次につながるのだ!!
ま、取りあえず落ち着け、自分。
こういう時は奥さんの様子でも見ましょう。
遠くでリールを巻いています。
しばらく見ていたらこっちを向いたので目が合いました。
そっちはどぉ?って意味を込めて奥さんの方を指さしてみました。
奥さんは左右に首を振っています。
どうやら向こうもまだ釣れていないようです。
これはなんとかこっちががんばらなくちゃだなぁ。
気合を入れ直しました。
中層での釣りはチョコビィにはむずかしすぎるので中層でちゃんと仕事をする市販のルアーを使おうと思ってワレットの中をイジっていました。
たまたまミッツドライが目に入りました。
中層まで浮いてきているんならトップに反応するんじゃね?
そう考えてインレットの水流をもう一度良く見てみました。
しかし、活性が高い時のようにトラウトが集まってきている雰囲気はありませんでした。
むしろ前回と同じ様に、水流の先の岸際にやる気がなさそうにトラウトが大量に並んでいました。
それを見た時にふっと思いついたんですよね。
中層が苦手なら、中層がないところでやればいいんじゃね?
岸際の浅瀬ならトップの下はすぐボトムですね。
浅い所に溜まっているのなら、そこをチョコビィSでゆっくり攻めたら食いついてくれないかな。
そう考えて、チョコビィSオレンジを岸際のトラウトが溜まっている所の少し先に投げ込んで、なるべく多くいそうな辺りをゆっくり引いてきました。
コツン、グン。
1投目からあたりがありました。
行けそうな感じです。
数投したところで強いあたりがきました。
ロッドをあおりながら巻くとしっかりフッキング。
那須高原LFならではのいい引きです。
今度は余計な事を考えずに集中してやり取り。
ロッドは安定感があり、ラインもいい感じで無事にネットイン。

ようやくニューロッドに入魂できました!
ここまで長かった。
とりあえずひと安心し、奥さんの状況を聞きに行くことにしました。
「どんな感じ?」
「んー、まだ釣れないわ。」
「こっちはなんとか1匹目が釣れたよ。」
「お魚さんは追ってくるのよねー」
見ていると確かにブンブンをトラウトが追っかけています。
「ブンブンって・・・ 回転しないんだね。」
「これ、早く巻くと回るよ。」
「もっとくるくる回るのかと思った。」
「そうなれば良かったんだけどねぇ。」
「追って来ているなら可能性あるね。」
「うん、がんばってみる。」
とりあえず、くじけずに粘っていたのでほっとしました。
戻って続けましまた。
同じ様に岸際の浅瀬のボトムをゆっくり引いてきました。
たまにあたりがあります。
そろそろ乗ってくれそうだな。
なんて虫のいい事を考えていた時。
その場所に別の釣り人が立ちました。
あっ、と思いましたが後の祭り。
人がいないうちにもっと釣っておけばよかったとプチ後悔。
当然岸際なので他の人が入る可能性はあるし、トラウトが溜まっているのを見るとその場所を狙いたくなるのは人情ですよね。
他人の足元に向かってキャストするのは自分的にはNGです。
自分がやられて嫌な感じがした事があるので自分ではやる気が起きません。
せっかく釣れそうな方法が分かったのにおあずけの状況となってしまいました。
しょうがないので吹き出し口あたりにルアーを飛ばしてボトムを狙いました。
反応はありません。
中層を狙ってフォール中に速引きをしました。
チョコビィは中層を元気よく突っ走ってきました。
少し後をトラウトがやる気なさそうに追いかけています。
でも食いついてくれそうな雰囲気はありませんでした。
何かいい手立てはないかなぁ。
いろいろ考えながら続けていました。
その時。
視界の隅の方に何かが見えました。
なんだこの違和感は??
何が見えたんだろう?
一瞬何が起こったのか理解できませんでした。
一体何か?
そう。
遠くで奥さんが掛けてました。
ロッドをしならせて真剣に寄せていました。
まさかブンブンで釣れたのか!?
半信半疑に思いながら奥さんの方に向かいます。
近づいてみるともう手元まで引き寄せていました。
「掛かってるね!」
「うん、釣れたよー。」
「ブンブンで?」
「んだー。」
「マジかっ!!」

見事に釣れてました。
アルビノでサイズは小さかったんですが、奥さんはうれしそうでした。
いやぁ、まさかブンブンで釣れるとは正直思ってませんでした。
こっちだってまだ1匹しか釣れずに苦労してるのに。
何とも言葉もありません。
いつものヘンな引力でしょうか。
ま、まぁ、お互いにボウズじゃなくてひと安心。
しかしあれで釣れるんならどんなのでも釣れるんじゃ・・・・
複雑な思いを胸に自分の釣り場に戻りました。
釣り座に戻ると、さっきトラウトが溜まっている所に入って来た人が少し奥側に移動していました。
これなら手前の方は狙えそうです。
再びチョコビィSオレンジを投げ込んでみました。
さっきよりは手応えがイマイチです。
というか先程より溜まっているトラウトが減っている印象でした。
人が入ったことにより散ってしまったんでしょうか。
それでもたまにグンとあたりがきました。
何とか掛けようとしましたが残念ながら乗りきらず。
藍色や茶色にシンカーを追加して使ってみましたが、どうしても乗りませんでした。
あと使ってないのは・・・旧型チョコビィか。
色があせ気味の旧式チョコビィにシンカーを追加して投込んでみると1投目でバイトあり。
急いで巻くとしっかり乗っています。
まずまずいい引きです。
あせらず徐々に寄せました。
何回か走られましたが、無事にネットイン。

旧型チョコビィで続けました。
明らかに今までよりも好反応でした。
何回か強いあたりがきましたがなかなか乗りません。
しかし繰り返していたらしっかり乗りました。
とてもいい引きでした。
慎重に寄せてきて姿が見えました。
ネット直前で左右に首を振って暴れました。
グッグッグッ、スポーン!
痛恨のネットイン直前、首振りバラし。
このバラし方ほど悔しいバラし方はありませんよね。
トラウトはもうちょっとで手の届きそうな所に見えているわけですから。
あと10cm手前まで寄せてネットにさえ入ってくれればキャッチになるわけですからねぇ。
悔しいですがしょうがありませんね。
未熟な技術のせいと思って諦めましょう。
しかし旧型チョコビィSが予想外になかなかの好反応。
むしろ改良した新型よりもいいアピールをしているようです。
うーむ。
旧型の方が見た目はあれだけど何かがいいんだろうなぁ。
こういうのって貴重な情報となりますよね。
家に帰ってから良く考えてみよう。
その後も旧型チョコビィで続けました。
しばらくしてまた掛かりました。
今度もいい引きです。
パワフルなトラウトとのファイトを心から楽しめました。

似ている茶色の新型チョコビィのシンカーをもっと増やして旧型と同じくらいの重さにすれば、似た反応があるかなぁ。
そんな事を考えながら続けていました。
その時ポンドがバシャバシャいい始めました。
どうやらペレット撒きが始まったようです。
休憩所前からのスタートです。
旧型チョコビィのままやや遠かったんですがペレットの入った水面付近まで投げてみました。
着水後すぐにグンッっときました。
遠くで掛かったのでむりせず慎重にファイトしました。
途中でポンピングを加え確実に寄せてきました。
スムーズにネットイン。

スタッフさんはペレットを撒きながら1号池と2号池の間を進んでいきました。
ペレットが入ったあたりの水面にチョコビィを入れたらあたりがきました。
しかし乗りませんでした。
スタッフさんはさらに進んで奥さんの近くに来てました。
奥さんに何か話しかけていたようでした。
そっちを見ていたらグッグッっといい手応え。
またいいサイズが乗ったようです。
トラウトとのやり取りに集中しました。
ドラグが鳴り響きラインがかなり引っぱり出されました。
とてもいい手応えでここまでで一番の引きでした。
寄って来たところでジャンプ。
物凄い迫力でした。
その迫力にひるんだのか、見とれたのか、ラインが緩んだようでした。
痛恨のフックオフ。
最近バラしが少なくなって来たと思っていたんですが、この日はバラしまくりでした。
しかし悔しがっている暇はありません。
グルっと一周してきたスタッフさんがもうすぐそばまで来ていました。
スタッフさんがペレットを投げいれるのに合わせて旧型チョコビィをキャスト。
着水でガツンときましたがこの時は乗らず。
ゆっくり巻き始めたところにもう一度ガツンときて乗りました。
これまたいい引きです。
かなり大暴れしています。
そんなに重くはないんですが、ギュンギュンと引っぱられます。
いいファイトを楽しみながら寄せてくるとニジマスではありませんでした。
うぉ、色物キター!!
俄然気合が入ります。
あわてずにトラウトが疲れるのを待ちながら徐々に寄せてました。
そして無事にネットイン。

うれしいことにいいサイズのジャガートラウトでした。
今回はペレット撒きに完勝と言っていいでしょう。
このために開発したチョコビィがきちんといい仕事をしてくれて大変満足しました。
少なくともチョコビィはペレット撒き対策ルアーとしては確実に効果ありと言って良さそうです。
ただ色が良かっただけなのかが気になりました。
次回はあえてペレット系の色じゃないチョコビィで挑戦してみるかなぁ。
そういうことを考えていた時。
携帯が鳴りました。
ん、なんだろ?
相手を見ると奥さんでした。
「今、こっち来れる?」
「うん、行くよ、ちょっと待っててね。」
なんかポンドから離れて後ろの方に立っている様子です。
なんかあったんでしょうか?
リールを巻いて投げ込んでいたルアーを回収しました。
ついでに旧型チョコビィをはずして持っていきました。
「どしたの?」
「これ絡まっちゃった。」
「うわ、なんでこんなところに。」
見るとかなり後ろの方にあった木にヒカリ物(トラウト用)を付けたラインが絡まっていました。
そんなに複雑に絡まっていたわけじゃないんですが、高いところだったので外せなかったようです。
「ルアーを投げようとしたら指から外れてこっちに飛んじゃった。」
「周りに人が居なくてよかったねぇ。」
「うんうん、どこ行ったかわからなくてびっくりしちゃった。」
「とにかくはずすね。」
「そっちをじっと見てたんだけど、こっちを向いてても反応ないし。」
「あー、ゴメン、いろいろ考えながらやってるからねぇ。」
対岸から携帯で呼び出しってのもなんかヘンな感じでした。
手を伸ばして枝を引っ張ったらルアーに手が届きました。
ラインを枝からはずしてなんとか回収に成功。
「せっかく作ったんだから無くさないようにしないとね。
「うん。」
「で、その後どうなの?」
「ヒカリ物でも釣れたよ。」
「ええっ! マジでっ!!」
「ヒカリ物のほうが反応良くてお魚さんがよく追ってくるのよね。」
「そうなんだー」
「ブンブンはダメっぽい。」
なんとヒカリ物でも釣れたとの事。
おしゃれ好きなトラウトが居たってことなんでしょうか・・・・
予想外に作った2つともちゃんとトラウトが釣れたわけです。
いやぁ、びっくりでしたね。
「まだこっちでやる?」
「うん、こっちにもお魚さんいっぱいいるよ。」
「そかー、んじゃ自分のであんまり釣れないようならこれ試してみて。」
「はーい。」
今日一番反応が良かった旧型チョコビィを手渡しました。
自分はインレットにまた戻りました。
さて今度は何でやろう。
もう一度ポンドを見回しました。
なんとなくさっきよりインレットのところにトラウトが集まってきている印象を受けました。
岸際に溜まっていたトラウトが動き出したのかな。
トップを試してみようかな。
トップの設定のままだったパールオレンジのチョコビィをスナップに付けてインレットの水流に投げ込んでみました。
3投目くらいでバシュッと出ました。
この時は乗りませんでした。
朝よりは反応あるな。
何回か出たところでようやくフッキング。

普通にトッププラグとして違和感なく使えました。
その後もトップを狙ってがんばりましたが、出てくれるんですがフッキングには至りませんでした。
色を替えてみましたが、一番反応が良かったのがパールオレンジでした。
この日は全体的にオレンジ系が良く反応していました。
徐々にトップに反応しなくなって来たのでまたボトムを狙う事にしました。
好調だったチョコビィSオレンジに換えて岸際~水流のあたりを狙いました。
巻き上げにけっこうあたりがきます。
しばらくして乗りました。

いい感じだったので続けました。
アルビノちゃんが登場。

大分日が傾いてきました。
奥さんが居る辺りが日陰になってきていて寒そうでした。
今度はこちらから携帯を鳴らします。
「そっち寒くない?」
「んー、けっこう寒いかも。」
「そろそろこっちに戻っておいでよ。」
「うんー、そうするー」
「その後釣れたの?」
「今のところ3匹よ。」
「もう1匹追加したんだねー。」
「さっき借りたチョコビィで釣れたよ。」
奥さんは戻ってきて日の当たっている所にイスを置いてぼーっとしてました。
「そういえば今日は昼寝はしたの?」
「もちろん、さっき寝たよ。」
「マジか! いつのまに。」
「ふふふ、気落ち良かったよー」
どんなに寒くても、釣れてなくても水辺での昼寝は忘れないようです。
「もうすぐ4時になるからたぶんまたペレット撒き始まるよ。」
「うん、わかったー。」
「さっき渡したチョコビィ使う?」
「ううん、ヒカリ物でやるー」
「んじゃ、こっちで使うからちょうだい。」
「はーい。」
旧型チョコビィを返してもらってまずはボトムを攻めてみました。
あたりはきましたがなかなか乗らず。
インレットの水流が切れてる辺りに打ち込んでみました。
落ちパクあり。
しっかり乗りました。

どうやらトップに反応し始めているようです。
その後も着水とフォールでバイトが来るんですがなかなか乗らず。
奥さんが隣でドラグを鳴らし始めました。
大物が掛かったのかと思いきや。
根掛かりでした。
はずそうとガンバったんですが結局ははずれずにヒカリ物はロストとなってしまいました。
奥さんはその後、調子の悪かったブンブンで続けることになりました。
4時を回ってしばらくしてから再びペレット撒きが始まりました。
自分は旧型チョコビィを打ち込みます。



ばっちりペレット撃ちミッションコンプリートでした。
その後は高活性が持続しました。
いつものように終わり間際の怒涛のラッシュの開始です。




旧型チョコビィにメチャメチャ大型トラウトが反応してくれました。
水流の中や、水流が途切れたあたりに投げ込んで、少しアクションを付けると水中からバックリときてくれました。
一度目で乗らなくてても2度目3度目と争ってバイトしてきました。



入れ食い最高です!
もう夢中で投げまくりでした。
奥さんはブンブンでがんばって、その後1匹追加しました。
トップの反応がいいのでやってみたらと言ったんですが、やらないとのことでした。
どうもトップの釣りはセコい釣りだと思われたみたいです。
ロッドでチョコチョコプラグを操作して誘うのがめんどくさいようです。
ドーンと投げて巻いてくるのが楽しいようで、隣で自分が入れ食いになってもマイペースでのんびりやってました。
ラストに1匹追加して終了となりました。

最終的には自分が計21匹、ジャガートラウトが1匹、アルビノが1匹、他は全てニジマス。
使用ルアーは全てチョコビィでした。
大半が旧型チョコビィSSで、オレンジ系の色がなかなかいい反応でした。
特にオレンジの新型チョコビィはボトムで3匹釣れました。
パールオレンジでもトップで釣れたのがうれしかったです。
奥さんは計4匹、アルビノが2匹、ニジマスが2匹でした。
使用ルアーは全て自作ルアーでした。
ブンブンで2匹、ヒカリ物で1匹、旧型チョコビィで1匹でした。
今回の目標の一つ、ペレットタイムの攻略がうまくいきました。
旧型チョコビィが爆発してくれました。
これを作った最初の目標だったので喜びもひとしおです。
ニューロッド、カワセミラプソディはとても良かったです。
この記事でインプレッションを書こうと思っていたんですが、長くなりすぎたので次回記事でインプレッションを簡単にまとめようと思います。
お別れは春が待ち遠しい1号池です。

ペレットタイムにチョコビィが期待通り働いてくれてホッとしました。
その上ボトムでもしっかり効果が見られたのもナイスでした。
トッププラグとしても違和感なく使えて期待が高まりました。
ボトム用プラグ、トップ用プラグとしては使えるめどが少しずつたってきています。
反面、課題も見つかりました。
一つが中層の攻略。
これはたぶん泳ぎアクションの研究が必須のようです。
トップ及びボトム用プラグとは別の形が必要なのかもしれません。
二つ目が新型よりも旧型の方が効果的だった事。
色塗りや成形に関して自己満足的に改良していたつもりが、思ったよりアピールしなくなっていた事がややショックでした。
理由を考えたんですが、イマイチ分かりませんでした。
そこで師匠のK氏に相談してみました。
「色や形をかなり整えたつもりだったんですけどねぇ。」
「きれいにできてるよ、いい出来だと思う。」
「でも旧型の方が釣れたんだよね。」
「たぶん色じゃないかな、艶消しが効いたと思う。」
「艶消しが?」
「そう、旧型は木肌に直接色付けたからあんまりテカってないでしょ。」
「うん。」
「トラウトはテカってるとペレットとは違う物と判断するらしい。」
「そうなの?」
「正確には誰にも分からないけど、自分のプリリーも艶消しとテカってるのだと反応がまるで違うよ。」
「なるほど。」
要するに奇麗に仕上げようとコーティングを懸命にやったんでテカテカに仕上がった結果、見た目はいいんだけどペレットから遠ざかっちゃったんじゃないか、ということのようです。
これは説得力のある意見ですね。
可能性は高いかもしれません。
艶消しタイプの作成も考える必要がありそうです。
とりあえず今回はペレットにも完勝し、ジャガートラウトもキャッチ、チョコビィで入れ食い、まさかの奥さんの自作ルアーでも釣れて、とても面白かったです。
ただ一つ。
帰り際に奥さんがつぶやいていたことだけが今でも謎です・・・・・・
「うーーーん、魚にはさすがにDNAは難しすぎたかな。」
「となるとやっぱりトンボか・・・・。」
だ、誰か解説してください、お願いします!!
2013年02月16日
ニューロッドの購入
タイトルにある通り、今回はニューロッドを購入しました。
新たに手にしたロッドはJacksonの最新渓流ロッドです。
Kawasemi Rhapsody TULN-542UL

今月発売になったばかりのピカピカの新人さんです。
シマノのカーディフエリアエディションの2本を使いだしてけっこうたちました。
自分のとってとてもいいロッドなので手になじんでいます。
SUL、XULF共にかなり柔らかいですが大型トラウトとのやり取りにも負けない力強さがあります。
ただ去年から始めたトップウォーターの時にややアクションが付け辛い気がしていたんですよね。
ミノーイングの時にももう少しキビキビ動かせるロッドを使ってみたいなぁとも思ってました。
ロッドが柔らかいのは乗りがいい利点がありますが、プラグ操作に関してはやや難点があります。
硬いロッドもけっこういいなぁ。
前回の大崎つりぼりで昔のエントリーロッドのULを使った時にそう感じたんです。
硬すぎて乗りにくいことや、掛かった後にバラし易そうな印象はあるんですが、とにかくプラグの操作性がいいんですよね。
自作ルアーで釣りするようになって、フォール中のあたりを掛けにいく必要性が増えました。
特にボトム付近のプラグを素早く動かす際には、やや太いラインを使っていることによる水の抵抗も重なってどうしてもSUL,XULだとワンテンポ遅れるような気がしました。
たまたま古いULを使ってみて、硬めのロッドの利点を感じたんです。
理論的にはあたりまえのことなので、何を今さらって感じですよね。
でも自分の性格は使ってみて納得して初めて動く傾向が強いんです。
今回は今までより少し硬めのロッドを手に入れてみようと考えました。
ただ心配なのは次の2点。
・硬すぎてバイトを弾いちゃうんじゃないかと言う事。
・釣り味はどうなんでしょうか。
トラウトとのファイトの際に単に引っ張るだけになってバラし易くならないかな。
ロッドをしならせてトラウトとやり取りする楽しみは味わえるのでしょうか。
古いULを大崎つりぼりで使った時はレギュラーサイズのトラウトがほとんどだったので掛かったらゴリ巻き、ゴリ寄せでした。
大型トラウト相手だとどうなんでしょうかねぇ。
逆にパワフルだからやりやすいのかな。
その辺も含めて、今まであまり真剣に使ったことがなかった硬めのロッドを、今回はあえて使ってみたいという気持ちが湧いてきました。
ただ、実際のところ自分が今まで使っていたのは、とにかくペニャペニャで柔らかいロッドの代表選手みたいなシマノのカーディフ、それもXULとかです。
おそらく他社のほとんどのSULは少なくともカーディフよりは硬いんじゃないでしょうか(あくまで自分のイメージですが)。
となると他社のSULでも自分にとってはやや硬めのロッドとして今回導入は可能とも言えますね。
バスロッドやネイティブトラウトロッドほど硬くなく、カーディフよりはやや硬いSULかULのロッドが現実的な選択と考えました。
今までより少し硬めのロッドが使ってみたい、でもバイトのはじきやすさやバラし易さ、釣り味の楽しさが心配、ってあたりを踏まえると落としどころとしてはそうなりますね。
これならば選択肢は相当広くなります。
実際にニューロッドの購入の検討に入りました。
具体的にいくつか条件を上げて、対象を絞り込んでいくことにしました。
自分が重点ポイントとして考えたのを以下に列記します。
・ULか硬めのSUL
希望はバットやベリーはあまり曲がらないでパワー重視。
プラグの操作性重視。
ティップはやや柔らかく確実に乗るような設定が望ましいですね。
・軽い物
最近の自分的なタックル選びの最優先事項。
いまだに痛みの取りきれていない左右の薬指の負担を増やさないことが重要。
軽さ is my way.
・ラインとルアーの適用範囲
ラインは最低限、使用頻度の高い4lbが使えなければなりません。
ルアーは最近多用する3.5g以上も使用可能な事。
大物エリアでポンド中央のボトムを狙う際にどうしても重いスプーンの遠投の必要性があります。
・値段は1-2万円程度(多少のアップは可)
この値段設定は、特に根拠があったわけではありません。
まず3万円以上の高いロッドは自分には無理そうだということが一つ。
理由はロッドクラッシュが多い事です。
趣味や遊びの時は仕事の時ほど道具や技術に気を配ることはありません。
というか神経を研ぎ澄まして行うつもりはないんですよね。
道具なんかは気楽に場合によってはやや乱暴に使うことになりそうです。
なので今後もタックルの扱いはぞんざいになるかもしれません。
というかきっとぞんざいになるでしょう。
もう一つはカーディフのティップの値段が1万円ちょっとなんですよね。
つまり1万円とちょっと出して買えるくらいだとカーディフを修理するのと同じ程度なんですよね。
1万円以下だとなんかイメージ的に安っぽくなるので(イメージって大切ですよね)、あんまり安そうなのは最初から除外しました。
その辺の値段設定ですね。
・Kガイドの搭載
以前からKガイドには興味ありました。
ラインが絡みにくいってことなので使ってみたかったんです。
カーディフはいいロッドなんですが、意外とラインが絡みます。
もちろんロッドの性能だけではなく、自分の扱い方やラインの質も大きく影響している事でしょう。
ほんとにラインの絡まりは少なくなるのか分かりませんが使ってみたいと思ってました。
可能ならば最新型のKRガイドを試してみたいと思いました。
富士工業のHPから抜粋。
----------------------------------------------------------------------------------------
糸絡みは、ガイドの数が多いほど、また、ガイドが小さいほど、そしてフレームが前方に傾斜しているほど減少します。
ガイドの幅が狭く、背が低く、リングが小さいほどラインには絡みにくく絡みが外れやすくなります。
----------------------------------------------------------------------------------------
今年の1月に購入したベイトロッドはマイクロガイドシステム(MGS)でした。
これはまさしくガイド数が多く、ガイド径が小さくなってました。
ベイトキャストはいまだに上達しませんが、ロッドに関してはとてもいいフィーリングでした。
ガイドでのラインの絡みはほとんどなく、軽くて扱い易かったです。
飛距離がイマイチ出ないのですが、それは自分のキャスティング技術のせいだと思ってます。
・とにかくカッコイイこと!
見た目は重要です。
個人的にはグリップは木質とコルクが好きです(カーディフを愛用している一因)。
ですが実際にところそれほどこだわりはなく、オーソドックスな落ち着いたデザインも好きですが、ダイワのプレッソのような個性的なのもけっこう好みだったりします。
ただよく言うポップな感覚?(鱒レンジャーとかみたいなハデハデな色使い)は若干苦手です。
以上の点を踏まえてネットで調べてリストアップしたロッドを以下にあげてみます。
極めて個人的な感想や感触となりますので間違っている点も多いかもしれませんので最初にお断りしておきます。
・トラウトワン・エリアスペシャル[シマノ] 60UL 実売12000円前後
ライン:3-5lb ルアー:2-6g 自重:82g コルクグリップ ステンレスKガイド
これは実物がなく触れませんでした。
サイズ違いを振ってみましたがペナペナでカーディフとあまり変わらない印象でした。
スペックは問題ないのですが、どうしてもシマノとなるとカーディフ以上に目がいってしまいますね。
・ピュアリストAT[ダイワ] 56LFS-2 実売17000円前後
ライン:2-4lb ルアー:1.5-6g 自重:85g コルクグリップ Kガイド
これも実物には触れませんでした。
スペック的にはまずまずです。
見た目もなかなかカッコイイですね。
・フィールドドリーム・フォルツァⅡ[スミス] FLFⅡBL62 実売17000円前後
ライン:2-4lb ルアー:1.5-4g 自重61g コルクグリップ Kガイド
ショップで実物を振ってみましたが、思ったより柔らかいロッドでした。
(もしかしたらBLじゃない方だったかもしれません)
スペック的にはとても軽いし申し分ないんですが、見た目がどうにも合わなかったです。
赤ならまだいいんですが派手な青は無理かな・・・
なんか持った感じもちょっとしっくりきませんでした。
・エリアドライブ[VARIVAS] ARD-64-T 実売18000円前後
ライン:1-4lb ルアー:1-4g 自重:74g スマートモーショングリップ KRガイド
ショップでは実物は無かったんですがARD-60-TとARD-63-S-BTには触れることができました。
グリップはかなりカッコ良かったです。
しかも掴み心地が良く、とても手になじんだのが印象的でした。
全体的なデザイン、見た目もとてもよかったです。
バットとベリーはしっかり硬めでティップが柔らかい感じがなかなか好印象でした。
KRガイド搭載なので軽かったです。
最後までこれにするかどうか悩みました。
・シルバーナ・ブロスKR[テイルウォーク] 60ULblack 実売13000円前後
ライン:4lb以下 ルアー:4g以下 自重:74g コルクグリップ KRガイド
KRガイドは軽くなりますね。
スペックはなかなかいいんです。
持った感じも悪くなかったです。
バットからベリーまではやや硬めでしなやか、ティップはかなり柔らかくなっていました。
今回の希望の硬さやアクションに近い印象でした。
グリップはちょっとチープな印象ですね。
テイルウォークは以前ビートリックFを購入したことあるんですが、数回目の釣行でキャスティング中にティップが折れて途方に暮れた記憶があります。
その時の負のインパクトが強くて・・・・
物は悪くなさそうですが、残念ながら今回はパスとなりました。
・エゲリア・ネイティブパフォーマンス[パームスエルア] ERNS-53UL 実売14000円前後
ライン:2-5lb ルアー:2-6g 自重:77g コルクグリップ ステンレスKガイド
エゲリア・エリアパフォーマンスはルアーが3.5gまでの規定しかなくて今回は選外でした。
替わりにネイティブロッドを候補に入れました。
これの実物はショップに無かったんですがサイズ違いがイジれました。
デザインはとても好印象、特にグリップは落ち着いて上質な印象。
色といいグリップの掴み心地といいかなりしっくりきました。
ただネイティブロッドなのでやっぱり相当硬かったです。
・アセッション[アイビーライン] 6'00'' 実売19000円前後
ライン:1-4lb ルアー:1-5g 自重:70g エヴァグリップ Kガイド
アセッションに関してはアイビーラインのHPが休止中なので詳細はよくわかりませんでした。
ショップで持ってみた感想は柔らかかったです。
カーディフSULとの違いをあまり感じませんでした。
とりあえずエヴァグリップは自分には合わない感じでした。
・99フリークス[ロデオクラフト] 60UL-K 実売17000円前後
ライン:2-4lb ルアー:0.9-4.4g 自重:73g コルクグリップ Kガイド
ロデオクラフトのHPにはこのロッドの詳細は見当たりませんでした。
なのでイマイチ情報も正確か分かりません。
ショップでイジった感想なんですが、けっこういい印象でした。
振り心地はしなやかで粘り強く、ティップが柔らかくて乗りやすそうでした。
ただ色が・・・・無理でした。
それと表記がよく分からず、Kガイドなのかどうか判断できませんでした。
60ULと書いてあってKの文字が入っていないのはKガイドじゃないのかな??
・エアスティック・パフォーマー[ムカイ] 詳細不明
これはもう生産されていないのかな?
ムカイのHPにこのロッドの詳細はありませんでした。
Kガイドかどうかも分かりません。
ショップに置いてあったんでイジってみましたがけっこういい感じだったんですけどね。
とりあえず今回はパスとなりました。
・ディプロマット・ボロン[アブガルシア] DBS-633UL MGS 実売 16000円前後
ライン:1.5-4lb ルアー:1-7g 自重:65g コルクグリップ MGS
ディプロマット・ボロンはベイトロッドを所有中。
MGSによる軽量化がとてもいいですね。
デザインはかなり好ましく、グリップの質感も良かったです。
スペックもいいのでかなり強力な候補でした。
ただアブガルシアで2本揃えるところまでの思い入れはありませんでした。
・カワセミラプソディ[ジャクソン] TULN-542UL 実売18000円前後
ライン:2-5lb ルアー:1-6g 自重:77g 花梨&コルクグリップ KRガイド
これは最初候補に入ってなかったんですよね。
新製品なのでJacksonのHPにも詳細がありませんでした。
そもそもまだショップにあるとは思ってませんでした。
置いてあったんで持ってみたらなんかしっくりくるんですよね。
色とデザインが文句なくカッコよかったです。
特に花梨とコルクのグリップの掴み心地が最高に気持ち良かったです。
振ってみた感じはとても軽く感じました。
渓流ロッドなので硬いんですが、ティップは思ったより柔らかくて良さそうな感じでした。
ある程度候補が出そろったところで選別に入りました。
まずトラウトワンは柔らかすぎるのとカーディフよりグレードダウンの印象がぬぐえなかったので除外となりました。
フィールドドリームス・フォルツァと99フリークスは色とデザインで除外せざるを得ませんでした。
アセッションとエアスティックは情報が少なくちょっと得体が知れなかったのでこれも除外せざるを得ませんでした。
ピュアリストは置いてあるショップがなく実物(あるいはサイズ違い)を見る事が出来なかったので購入に踏み切るには至りませんでした。
この段階で、エリアドライブ(AD)、シルバーナブロス(SB)、エゲリアネイティブ(EN)、ディプロマットボロン(DB)、カワセミラプソディ(KR)の5本に絞られました。
詳細を比較します。
ここから主観的要素が極めて強くなります。
・硬さやアクション(エリアドライブはサイズ違いしか触ってないので想像を含む)
硬い順番:EN>KR>DB>SB≧AD
振り心地:SB≧AD>KR>DB>EN
・軽さ :DB>AD=SB≧KR=EN
・ラインとルアーの適応範囲
ライン :KR=EN>AD=SB=DB
ルアー :DB>KR>EN>AD=SB
・経済的:SB>EN>DB>KR=AD
・ガイド:KRガイドがKR,AD,SB
KガイドがEN
MGSがDB
・見た目(ひたすら主観です)
グリップ:AD>KR>DB=EN>>SB
ブランク:KR=DB=EN>AD>SB
バランス:KR>AD>DB=EN>SB
ここまできてだいたいの特徴がつかめてきました。
エリアドライブ:最新型、デザインはメカニカル、バット~ベリーがパワフルでしなやか、ティップは柔らかめ、全体的にバランス良く高得点でした。残念な点はルアーウエイトが他の候補よりやや劣っていた事と実際に触れなかった事。
シルバーナ・ブロス:触り心地や振り心地はかなり良く、機能面は充実していました。バット~ベリーがパワフルでしなやか、ティップが柔らかめでした。反面デザインは今一歩で、チープな印象がどうしてもぬぐえませんでした。
エゲリア・ネイティブ:明らかにネイティブロッド。硬さがエリアには向かない印象。ミノーイングに特化ならいいのかもしれません。デザインはかなり良く、好みでした。エゲリア・エリアのルアーウエイトの上限がもう少し上の物があれば強力な候補となっていたかもしれません。
ディプロマット・ボロン:軽くて使いやすい印象。バット~ベリー~ティップまでしなやかで、全体的に程よくスムーズにしなる感じ。機能面ではほぼ問題なし。デザインも好みでした。ただ今回はKRガイドを使ってみたかったのが不利な点でした。直前に同シリーズのベイトロッドを購入していたのもマイナスポイントでした。
カワセミラプソディ:渓流ロッドなので当然ですが全体的に硬め。ただ思ったよりティップは曲がりました。振り心地はなかなかいい感じでした。デザインは全体的なまとまりが良くとても好みで、グリップも掴み心地が秀逸でした。
この段階で3つが除外となりました。
SBのデザイン、ENの硬さ、DBのMGSが除外の理由です。
最終段階でADとKRの一騎打ちとなりました。
斬新なデザインと、バット~べりーのしなやかさとティップの柔らかのバランスが気に入ったADか。
オーソドックスなデザインと振り心地、掴み心地にアドバンテージがあるKRか。
一つ気になったのが、ARD-63-S-BTのソリッドティップがあまりに細すぎて自分には繊細すぎる気がしたんですよね。
ARD-64-Tはチューブラーなので異なるティップですが、折れやすさの心配が湧いてきました。
KRのティップを見るといかにも丈夫そうなんですよね。
最終的には実物を触れられなかったことと、繊細で折れやすそうな事が頭から離れず、ADは落選となりました。
KRは発売したてってのも新しいもの好きのハートをくすぐりました。
今回の選択する過程で感じたのが、意外とメーカーHPでキチンと紹介されていないんだという事。
候補に挙げた11本のうち4本がメーカーHPに記載がありませんでした(1本は新製品のため)。
イメージだけ書かれていて細かいスペックとか載ってなかったり。
写真とか数字で見るより、現物を見て選んでくださいってことなんでしょうかねぇ。
大手メーカーさんはさすがにHPにデータがしっかり載っているので選びやすい気がしました。
実際、ショップにもよく置かれてますしね。
普段あまり関わらないメーカーさんだとHPで情報を得るくらいしか接点が持てないので、HPにもっと多くの情報を掲載してくれると助かるんですけどね。
ってことで最終的には決まりましたので次回の釣行で入魂したいと思います。

新たに手にしたロッドはJacksonの最新渓流ロッドです。
Kawasemi Rhapsody TULN-542UL

今月発売になったばかりのピカピカの新人さんです。
シマノのカーディフエリアエディションの2本を使いだしてけっこうたちました。
自分のとってとてもいいロッドなので手になじんでいます。
SUL、XULF共にかなり柔らかいですが大型トラウトとのやり取りにも負けない力強さがあります。
ただ去年から始めたトップウォーターの時にややアクションが付け辛い気がしていたんですよね。
ミノーイングの時にももう少しキビキビ動かせるロッドを使ってみたいなぁとも思ってました。
ロッドが柔らかいのは乗りがいい利点がありますが、プラグ操作に関してはやや難点があります。
硬いロッドもけっこういいなぁ。
前回の大崎つりぼりで昔のエントリーロッドのULを使った時にそう感じたんです。
硬すぎて乗りにくいことや、掛かった後にバラし易そうな印象はあるんですが、とにかくプラグの操作性がいいんですよね。
自作ルアーで釣りするようになって、フォール中のあたりを掛けにいく必要性が増えました。
特にボトム付近のプラグを素早く動かす際には、やや太いラインを使っていることによる水の抵抗も重なってどうしてもSUL,XULだとワンテンポ遅れるような気がしました。
たまたま古いULを使ってみて、硬めのロッドの利点を感じたんです。
理論的にはあたりまえのことなので、何を今さらって感じですよね。
でも自分の性格は使ってみて納得して初めて動く傾向が強いんです。
今回は今までより少し硬めのロッドを手に入れてみようと考えました。
ただ心配なのは次の2点。
・硬すぎてバイトを弾いちゃうんじゃないかと言う事。
・釣り味はどうなんでしょうか。
トラウトとのファイトの際に単に引っ張るだけになってバラし易くならないかな。
ロッドをしならせてトラウトとやり取りする楽しみは味わえるのでしょうか。
古いULを大崎つりぼりで使った時はレギュラーサイズのトラウトがほとんどだったので掛かったらゴリ巻き、ゴリ寄せでした。
大型トラウト相手だとどうなんでしょうかねぇ。
逆にパワフルだからやりやすいのかな。
その辺も含めて、今まであまり真剣に使ったことがなかった硬めのロッドを、今回はあえて使ってみたいという気持ちが湧いてきました。
ただ、実際のところ自分が今まで使っていたのは、とにかくペニャペニャで柔らかいロッドの代表選手みたいなシマノのカーディフ、それもXULとかです。
おそらく他社のほとんどのSULは少なくともカーディフよりは硬いんじゃないでしょうか(あくまで自分のイメージですが)。
となると他社のSULでも自分にとってはやや硬めのロッドとして今回導入は可能とも言えますね。
バスロッドやネイティブトラウトロッドほど硬くなく、カーディフよりはやや硬いSULかULのロッドが現実的な選択と考えました。
今までより少し硬めのロッドが使ってみたい、でもバイトのはじきやすさやバラし易さ、釣り味の楽しさが心配、ってあたりを踏まえると落としどころとしてはそうなりますね。
これならば選択肢は相当広くなります。
実際にニューロッドの購入の検討に入りました。
具体的にいくつか条件を上げて、対象を絞り込んでいくことにしました。
自分が重点ポイントとして考えたのを以下に列記します。
・ULか硬めのSUL
希望はバットやベリーはあまり曲がらないでパワー重視。
プラグの操作性重視。
ティップはやや柔らかく確実に乗るような設定が望ましいですね。
・軽い物
最近の自分的なタックル選びの最優先事項。
いまだに痛みの取りきれていない左右の薬指の負担を増やさないことが重要。
軽さ is my way.
・ラインとルアーの適用範囲
ラインは最低限、使用頻度の高い4lbが使えなければなりません。
ルアーは最近多用する3.5g以上も使用可能な事。
大物エリアでポンド中央のボトムを狙う際にどうしても重いスプーンの遠投の必要性があります。
・値段は1-2万円程度(多少のアップは可)
この値段設定は、特に根拠があったわけではありません。
まず3万円以上の高いロッドは自分には無理そうだということが一つ。
理由はロッドクラッシュが多い事です。
趣味や遊びの時は仕事の時ほど道具や技術に気を配ることはありません。
というか神経を研ぎ澄まして行うつもりはないんですよね。
道具なんかは気楽に場合によってはやや乱暴に使うことになりそうです。
なので今後もタックルの扱いはぞんざいになるかもしれません。
というかきっとぞんざいになるでしょう。
もう一つはカーディフのティップの値段が1万円ちょっとなんですよね。
つまり1万円とちょっと出して買えるくらいだとカーディフを修理するのと同じ程度なんですよね。
1万円以下だとなんかイメージ的に安っぽくなるので(イメージって大切ですよね)、あんまり安そうなのは最初から除外しました。
その辺の値段設定ですね。
・Kガイドの搭載
以前からKガイドには興味ありました。
ラインが絡みにくいってことなので使ってみたかったんです。
カーディフはいいロッドなんですが、意外とラインが絡みます。
もちろんロッドの性能だけではなく、自分の扱い方やラインの質も大きく影響している事でしょう。
ほんとにラインの絡まりは少なくなるのか分かりませんが使ってみたいと思ってました。
可能ならば最新型のKRガイドを試してみたいと思いました。
富士工業のHPから抜粋。
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糸絡みは、ガイドの数が多いほど、また、ガイドが小さいほど、そしてフレームが前方に傾斜しているほど減少します。
ガイドの幅が狭く、背が低く、リングが小さいほどラインには絡みにくく絡みが外れやすくなります。
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今年の1月に購入したベイトロッドはマイクロガイドシステム(MGS)でした。
これはまさしくガイド数が多く、ガイド径が小さくなってました。
ベイトキャストはいまだに上達しませんが、ロッドに関してはとてもいいフィーリングでした。
ガイドでのラインの絡みはほとんどなく、軽くて扱い易かったです。
飛距離がイマイチ出ないのですが、それは自分のキャスティング技術のせいだと思ってます。
・とにかくカッコイイこと!
見た目は重要です。
個人的にはグリップは木質とコルクが好きです(カーディフを愛用している一因)。
ですが実際にところそれほどこだわりはなく、オーソドックスな落ち着いたデザインも好きですが、ダイワのプレッソのような個性的なのもけっこう好みだったりします。
ただよく言うポップな感覚?(鱒レンジャーとかみたいなハデハデな色使い)は若干苦手です。
以上の点を踏まえてネットで調べてリストアップしたロッドを以下にあげてみます。
極めて個人的な感想や感触となりますので間違っている点も多いかもしれませんので最初にお断りしておきます。
・トラウトワン・エリアスペシャル[シマノ] 60UL 実売12000円前後
ライン:3-5lb ルアー:2-6g 自重:82g コルクグリップ ステンレスKガイド
これは実物がなく触れませんでした。
サイズ違いを振ってみましたがペナペナでカーディフとあまり変わらない印象でした。
スペックは問題ないのですが、どうしてもシマノとなるとカーディフ以上に目がいってしまいますね。
・ピュアリストAT[ダイワ] 56LFS-2 実売17000円前後
ライン:2-4lb ルアー:1.5-6g 自重:85g コルクグリップ Kガイド
これも実物には触れませんでした。
スペック的にはまずまずです。
見た目もなかなかカッコイイですね。
・フィールドドリーム・フォルツァⅡ[スミス] FLFⅡBL62 実売17000円前後
ライン:2-4lb ルアー:1.5-4g 自重61g コルクグリップ Kガイド
ショップで実物を振ってみましたが、思ったより柔らかいロッドでした。
(もしかしたらBLじゃない方だったかもしれません)
スペック的にはとても軽いし申し分ないんですが、見た目がどうにも合わなかったです。
赤ならまだいいんですが派手な青は無理かな・・・
なんか持った感じもちょっとしっくりきませんでした。
・エリアドライブ[VARIVAS] ARD-64-T 実売18000円前後
ライン:1-4lb ルアー:1-4g 自重:74g スマートモーショングリップ KRガイド
ショップでは実物は無かったんですがARD-60-TとARD-63-S-BTには触れることができました。
グリップはかなりカッコ良かったです。
しかも掴み心地が良く、とても手になじんだのが印象的でした。
全体的なデザイン、見た目もとてもよかったです。
バットとベリーはしっかり硬めでティップが柔らかい感じがなかなか好印象でした。
KRガイド搭載なので軽かったです。
最後までこれにするかどうか悩みました。
・シルバーナ・ブロスKR[テイルウォーク] 60ULblack 実売13000円前後
ライン:4lb以下 ルアー:4g以下 自重:74g コルクグリップ KRガイド
KRガイドは軽くなりますね。
スペックはなかなかいいんです。
持った感じも悪くなかったです。
バットからベリーまではやや硬めでしなやか、ティップはかなり柔らかくなっていました。
今回の希望の硬さやアクションに近い印象でした。
グリップはちょっとチープな印象ですね。
テイルウォークは以前ビートリックFを購入したことあるんですが、数回目の釣行でキャスティング中にティップが折れて途方に暮れた記憶があります。
その時の負のインパクトが強くて・・・・
物は悪くなさそうですが、残念ながら今回はパスとなりました。
・エゲリア・ネイティブパフォーマンス[パームスエルア] ERNS-53UL 実売14000円前後
ライン:2-5lb ルアー:2-6g 自重:77g コルクグリップ ステンレスKガイド
エゲリア・エリアパフォーマンスはルアーが3.5gまでの規定しかなくて今回は選外でした。
替わりにネイティブロッドを候補に入れました。
これの実物はショップに無かったんですがサイズ違いがイジれました。
デザインはとても好印象、特にグリップは落ち着いて上質な印象。
色といいグリップの掴み心地といいかなりしっくりきました。
ただネイティブロッドなのでやっぱり相当硬かったです。
・アセッション[アイビーライン] 6'00'' 実売19000円前後
ライン:1-4lb ルアー:1-5g 自重:70g エヴァグリップ Kガイド
アセッションに関してはアイビーラインのHPが休止中なので詳細はよくわかりませんでした。
ショップで持ってみた感想は柔らかかったです。
カーディフSULとの違いをあまり感じませんでした。
とりあえずエヴァグリップは自分には合わない感じでした。
・99フリークス[ロデオクラフト] 60UL-K 実売17000円前後
ライン:2-4lb ルアー:0.9-4.4g 自重:73g コルクグリップ Kガイド
ロデオクラフトのHPにはこのロッドの詳細は見当たりませんでした。
なのでイマイチ情報も正確か分かりません。
ショップでイジった感想なんですが、けっこういい印象でした。
振り心地はしなやかで粘り強く、ティップが柔らかくて乗りやすそうでした。
ただ色が・・・・無理でした。
それと表記がよく分からず、Kガイドなのかどうか判断できませんでした。
60ULと書いてあってKの文字が入っていないのはKガイドじゃないのかな??
・エアスティック・パフォーマー[ムカイ] 詳細不明
これはもう生産されていないのかな?
ムカイのHPにこのロッドの詳細はありませんでした。
Kガイドかどうかも分かりません。
ショップに置いてあったんでイジってみましたがけっこういい感じだったんですけどね。
とりあえず今回はパスとなりました。
・ディプロマット・ボロン[アブガルシア] DBS-633UL MGS 実売 16000円前後
ライン:1.5-4lb ルアー:1-7g 自重:65g コルクグリップ MGS
ディプロマット・ボロンはベイトロッドを所有中。
MGSによる軽量化がとてもいいですね。
デザインはかなり好ましく、グリップの質感も良かったです。
スペックもいいのでかなり強力な候補でした。
ただアブガルシアで2本揃えるところまでの思い入れはありませんでした。
・カワセミラプソディ[ジャクソン] TULN-542UL 実売18000円前後
ライン:2-5lb ルアー:1-6g 自重:77g 花梨&コルクグリップ KRガイド
これは最初候補に入ってなかったんですよね。
新製品なのでJacksonのHPにも詳細がありませんでした。
そもそもまだショップにあるとは思ってませんでした。
置いてあったんで持ってみたらなんかしっくりくるんですよね。
色とデザインが文句なくカッコよかったです。
特に花梨とコルクのグリップの掴み心地が最高に気持ち良かったです。
振ってみた感じはとても軽く感じました。
渓流ロッドなので硬いんですが、ティップは思ったより柔らかくて良さそうな感じでした。
ある程度候補が出そろったところで選別に入りました。
まずトラウトワンは柔らかすぎるのとカーディフよりグレードダウンの印象がぬぐえなかったので除外となりました。
フィールドドリームス・フォルツァと99フリークスは色とデザインで除外せざるを得ませんでした。
アセッションとエアスティックは情報が少なくちょっと得体が知れなかったのでこれも除外せざるを得ませんでした。
ピュアリストは置いてあるショップがなく実物(あるいはサイズ違い)を見る事が出来なかったので購入に踏み切るには至りませんでした。
この段階で、エリアドライブ(AD)、シルバーナブロス(SB)、エゲリアネイティブ(EN)、ディプロマットボロン(DB)、カワセミラプソディ(KR)の5本に絞られました。
詳細を比較します。
ここから主観的要素が極めて強くなります。
・硬さやアクション(エリアドライブはサイズ違いしか触ってないので想像を含む)
硬い順番:EN>KR>DB>SB≧AD
振り心地:SB≧AD>KR>DB>EN
・軽さ :DB>AD=SB≧KR=EN
・ラインとルアーの適応範囲
ライン :KR=EN>AD=SB=DB
ルアー :DB>KR>EN>AD=SB
・経済的:SB>EN>DB>KR=AD
・ガイド:KRガイドがKR,AD,SB
KガイドがEN
MGSがDB
・見た目(ひたすら主観です)
グリップ:AD>KR>DB=EN>>SB
ブランク:KR=DB=EN>AD>SB
バランス:KR>AD>DB=EN>SB
ここまできてだいたいの特徴がつかめてきました。
エリアドライブ:最新型、デザインはメカニカル、バット~ベリーがパワフルでしなやか、ティップは柔らかめ、全体的にバランス良く高得点でした。残念な点はルアーウエイトが他の候補よりやや劣っていた事と実際に触れなかった事。
シルバーナ・ブロス:触り心地や振り心地はかなり良く、機能面は充実していました。バット~ベリーがパワフルでしなやか、ティップが柔らかめでした。反面デザインは今一歩で、チープな印象がどうしてもぬぐえませんでした。
エゲリア・ネイティブ:明らかにネイティブロッド。硬さがエリアには向かない印象。ミノーイングに特化ならいいのかもしれません。デザインはかなり良く、好みでした。エゲリア・エリアのルアーウエイトの上限がもう少し上の物があれば強力な候補となっていたかもしれません。
ディプロマット・ボロン:軽くて使いやすい印象。バット~ベリー~ティップまでしなやかで、全体的に程よくスムーズにしなる感じ。機能面ではほぼ問題なし。デザインも好みでした。ただ今回はKRガイドを使ってみたかったのが不利な点でした。直前に同シリーズのベイトロッドを購入していたのもマイナスポイントでした。
カワセミラプソディ:渓流ロッドなので当然ですが全体的に硬め。ただ思ったよりティップは曲がりました。振り心地はなかなかいい感じでした。デザインは全体的なまとまりが良くとても好みで、グリップも掴み心地が秀逸でした。
この段階で3つが除外となりました。
SBのデザイン、ENの硬さ、DBのMGSが除外の理由です。
最終段階でADとKRの一騎打ちとなりました。
斬新なデザインと、バット~べりーのしなやかさとティップの柔らかのバランスが気に入ったADか。
オーソドックスなデザインと振り心地、掴み心地にアドバンテージがあるKRか。
一つ気になったのが、ARD-63-S-BTのソリッドティップがあまりに細すぎて自分には繊細すぎる気がしたんですよね。
ARD-64-Tはチューブラーなので異なるティップですが、折れやすさの心配が湧いてきました。
KRのティップを見るといかにも丈夫そうなんですよね。
最終的には実物を触れられなかったことと、繊細で折れやすそうな事が頭から離れず、ADは落選となりました。
KRは発売したてってのも新しいもの好きのハートをくすぐりました。
今回の選択する過程で感じたのが、意外とメーカーHPでキチンと紹介されていないんだという事。
候補に挙げた11本のうち4本がメーカーHPに記載がありませんでした(1本は新製品のため)。
イメージだけ書かれていて細かいスペックとか載ってなかったり。
写真とか数字で見るより、現物を見て選んでくださいってことなんでしょうかねぇ。
大手メーカーさんはさすがにHPにデータがしっかり載っているので選びやすい気がしました。
実際、ショップにもよく置かれてますしね。
普段あまり関わらないメーカーさんだとHPで情報を得るくらいしか接点が持てないので、HPにもっと多くの情報を掲載してくれると助かるんですけどね。
ってことで最終的には決まりましたので次回の釣行で入魂したいと思います。

2013年02月13日
大崎つりぼり5 《カラーバリエーション》
H25.2/7(木)に大崎つりぼりに行ってきました。
まず最初にお伝えしておきます。
前回の大崎つりぼりの記事のコメントでユエンさんから御指摘があった件に関する情報です。
大崎つりぼりの事をネット上で記事にしていいのかどうかについてです。
どうしても気になったので大崎つりぼりに電話を掛けて、若社長さんに直接伺ってみました。
結果から言うと、大崎つりぼりの事をブログに書くのは特に問題ないとのことでした。
一時期名前を出すのを控えてもらった時期が確かにあったそうです。
おおざっぱに言うと、以前ブログで大崎つりぼりが紹介されて一気にお客さんが増えて異常に釣り場が混雑した事があったようです。
その時に釣り場で喧嘩が起こったりして様々な問題が起こったそうです。
その結果、みんながのんびりと釣りを楽しむという雰囲気が壊れてしまいそうになったんです。
そういう経緯があったので一時期あまり宣伝っぽくなることは避けてもらうこととしたそうです。
ただ今は釣り場が混雑して喧嘩になるようなことはおそらくないと思われるので、大崎つりぼりの名前を出しても構わないとのことでした。
このブログの名前も聞かれたのでお伝えしました。
内容を見て問題があるようならコメントなり、直接電話なりで御指摘くださるように伝えました。
今のところ、ダメだしは受けてないので、大丈夫なのかなと思っています。
とりあえずお墨付きをいただいたということで安心して記事にさせていただきます。
今回は長女と2人で午後からの半日釣行です。
長女は以前から時間が空いた時に釣りに行きたいと希望していました。
ここのところ忙しかったようですが、試験期間が終わって試験明けの休みに入ったので行けることになりました。
実はこの日は那須高原ルアーフィールドに行く事を予定していたんですよね。
チョコビィのお試しを次の段階に進めて、大物にも通用するかどうか試すつもりでした。
しかしこの日の前日に関東一円で雪が降っちゃったんです。
ノーマルタイヤなので道路に雪のない所に行く事にせざるを得なくなりました。
そうなると東北道沿いはきびしくなります。
沼田もむずかしいですね。
結局赤城山南面になっちゃうわけです。
しかも釣りが久しぶりの長女を連れていくとなるとそれなりに釣れやすい所がベターです。
となるとやっぱり大崎つりぼりですよ。
行き易くて、良く釣れるし、のんびりできるいいエリアなんですよねー。
ヤバい・・・
あんまり宣伝するとお客さんが増えて怒られちゃう・・・・かも!?
今回の釣行は長女に釣りを楽しんでもらう事と、もう一つ試す事がありました。
チョコビィSSの改良版が完成したんです。
・色の種類を増やし、形も少し変えました。
・全体的に丁寧に作りこみました。
・新たにコーティング剤を使用してみました。
特にカラーバリエーションでどうなるか。
今回持っていったチョコビィSSは5色です。
全て100円ショップのアクリルカラーラッカースプレーで色を付けました。
ただし今回のはセルロースセメントで下地作りをしております。
これはすごくいい効果を発揮しました。
特に撥水が良く、衝撃にも強くなり、色落ちも見られませんでした。
5時間使っても使う前とほとんど変わりませんでした。
まずはブラウン。

続いてライトブラウン。

これはチョコレート。

ハデな色としてピンク。

そしてオレンジ。

色を換えるとどう反応するのでしょうか。
形も微妙にいろいろ試しています。
やや大きいのであったり、先端を細身にしたり。
ボディを少し削ったりしたのもあります。
ブラウンだけですがカップ部を斜めに削り、角度をつけてみました。
プラグの上側を削って下側が前に出ている感じになっています。
これは前回の宮城アングラーズヴィレッジで養田チーフに助言を頂いた、アイの位置を換えて重心を下げるというヒントを考慮した結果です。
アイの位置を横にするにはかなり難しかったので、カップを斜めにカットすることで同じ様な効果を期待しました。
簡単に言えば浮きあがりにくくしたつもりです。
さらにトップで使う時にスプラッシュやポッピングをしやすくする効果も期待できます。
重さを増やして浮きあがらないようにするのは、フォーリング速度が上がってしまう上に、なんとなくチョコビィの持つヘンなフワフワ感が無くなってしまうような気がしました。
ボディの形状や重心の変化で浮きあがりにくくするのがいい気がしたんですよね。
ということで当日朝は10時に出発です。
天気は曇り、気温は6℃でけっこう暖かかったです。

上武道路をゆっくりドライブしながら赤城山に向かいます。
いつものように途中で「風の広場おおまえだ」に寄り道。
今回はありました、関口つるさんの山菜おこわと御赤飯。


相変わらず絶品でした。
のんびり食事をした後、お昼の12時に間に合うように出発しました。
長女が助手席でカメラマン。
赤城山を綺麗に撮影して、というムチャ振りに長女は張りきります。
そしたら意外と上手にいい構図で撮影してくれました。

冠雪し、やや雲がたなびく赤城山。
春が少しずつ近づいてきている雰囲気を感じます。
ちょうど12時に大崎つりぼりに到着しました。
この時は天気は完全に晴れ渡り、気温もかなり上がってきていました。

しかし、場内には前日の雪がまだ残っていました。
雪はドンドン溶け始めている感じです。

雪が積もった翌日の温暖な日。
なんか那須高原ルアーフィールドで苦戦したときが頭をよぎります。
雪解け水が流れ込んでポンドの水温が下がっていないでしょうか。
やや不安を胸に管理棟に向かいます。

ペアの半日券を購入。
半日2人分で4500円。
安くてうれしいですね。
受付の窓に貼ってある注意事項。

ルールをきちんと守るのは当然のことですが、釣り人としてのマナーも大切ですよね。
喫煙は決められた場所で行い、周りへの気配りも忘れないようにしなくてはなりません。
トラウトをいたわって、感謝の気持ちを忘れずに接することも大事ですね。
なんと言っても釣り場での主役はトラウトですから。
我々は楽しい遊びに参加させてもらっているんだと考えて、脇役に徹するくらいがちょうどいいのかもしれません。
ポンドに向かいます。
駐車場側の中ほどの水の噴出口のそばに釣り座を決めました。
ポンドの状況です。
水質はステインです。

まずは二人ともチョコビィSSを付けて開始しました。
自分はブラウン。
一投目を入れるとトラウトがルアーを気にしてそばに寄ってきます。
けっこう活性が高いぞ。
もしかしたら午前の終わり頃にペレットを撒いたのかもしれません。
トラウトたちはかなり興奮している印象でした。
群れて移動しており、群れが見えているところに打ち込むとルアーに集まってきます。
あまりトラウトの姿が見えないところだとそれほど寄ってはきませんでした。
当然、なるべく群れて見えるところを狙って打ち込みました。
集まってくると先を争ってバイトしてきました。
2-3回乗りかけた後にようやくフッキング。

幸先のいいスタートです。
長女はと言うと、やや苦戦中。
トラウトの群れに打ち込むのでバイトはきてるんですが、なかなか掛けられないようです。
この日は二人とも同じロッドを使用していました。
自分のカーディフは2本とも使えない状態だったので、昔管釣りを始めた頃に家族みんなでとりあえず揃えたエコノミーロッドを引っ張り出してきました。
SZMのトラウトスピン562ULというロッドです。
家族が一緒に行く時は、自分がタックルを用意しておいて釣り場でセットアップして渡します。
カーディフ2本体制の時は1本を自分で使い、もう1本を同行者に渡していました。
そして予備のタックルとしてトラウトスピン562ULは常に車に2本積んで置いてありました。
最近はベイトタックルを使うようになったので、カーディフAE58SULとベイトロッドの構成でエリアに向かう事が多くなり、折れたカーディフエリアAE62XULFはそのまま家に置いていたんです。
そして使っていたカーディフAE58SULのティップを失ってしまい、さあ困ったって感じでした。
この日使った予備ロッドは、丈夫なのが取り得って感じで10年以上使ってると思うんですが(たまにしか使わないんですけどね)まだ壊れないです。
そもそもメチャメチャ硬くてごつい感じなんですよね。
やわな感じは全然ありません。
ULってこともあるんですが、あんまりティップもベリーもしならないのでカーディフから持ち換えるとびっくりするくらい、トラウトをはじいてしまってなかなか乗りません。
長女もそのせいか、乗りかけてもことごとくバラしていました。
ロッドはこれしかなかったので、とにかくラインを弛ませない様にしながら、あたりがきたらしっかり巻いて、できればロッドをあおって合わせるように話しました。
なかなかそうは簡単にいきませんよね。
まして使ってたルアーがチョコビィなので、オートマチックに乗ってくる感じじゃありません。
水面直下を漂わせながらフォール中にくるあたりを掛けにいくことになります。
これはいきなりは難しいですね。
ってことで少し経ったところでルアーの変更を指示します。
スプーンでもよかったんですが、まずはeasyに乗ってくれる可能性が高かったのでクランクを勧めました。
カラミナ仕様のつぶアンFです。
これを数投したところでついにフッキングに成功。

長女も釣れてニコニコでした。
自分はチョコビィSSの色を換えてみました。
ハデな色を使ってみようと思い、オレンジを打ち込みます。
ブラウンを入れた時とは、やや反応が違いましたね。
ブラウンを入れた時は、すぐにトラウトが群がってきて1匹がバイト始めたら他のトラウトも先を争ってアタックしてきました。
オレンジをトラウトの群れに投げ入れたら、リアクションでいったんトラウトがルアーの周りに集まりかけるんですが、周囲をぐるぐる回りながら一定の距離を置いて近寄りませんでした。
ブラウンはエサに見えたけど、オレンジはエサとは思えなかったってことでしょうか。
それでも底までフォールさせてからゆっくり引いてきたら、いい手応え。
しっかり乗ってくれました。

これはサクラマスのようです。
さらに別の色を試すことにしました。
活性の高いうちに各色を試しておかないと。
次はピンクです。
この色もオレンジと同じような反応でした。
落ちパクはなく、表層直下では興味は持つけれど遠巻き。
底に落としてからのリフト&フォールで掛かりました。

オレンジやピンクでも普通にトラウトが反応してくれたのでうれしかったです。
ただこの日は派手な色よりもブラウン系の方がアピールしているようでした。
ライトブラウンに換えて続けました。
同じ様にボトムまで沈めてゆっくり引いてきました。
この頃になるとトラウトの反応はだいぶ落ちてきていました。
繰り返していたらモゾモゾっと鈍いあたりあり。
違うかな?と思いながら巻いてあわせると乗ってました。
レギュラーサイズっぽかったのでゴリ巻きで寄せました。
そしてネットインしてデジカメで撮影の準備をしようとしていた時です。
ジィィィィッー
隣の長女のドラグが鳴りました。
いいサイズのトラウトが掛かった模様です。
自分のトラウトの写真を撮る暇もなくリリースし、長女のヘルプに入ろうとしました。
ビシッ!
なんかヘんな音がしました。
そしてルアーが水面から出て、宙を飛んで戻ってきました。
当然ですがトラウトはバレていました。
戻ってきたルアーを見たら、この通り。

つぶアンが真っ二つにぶった切られていました。
こんなこともあるんですねー。
ルアーそのものが劣化していたんでしょうかねぇ。
長女は大物を取り逃がして残念!
気を取り直して続けます。
4色目も釣れたので最後の色で挑戦します。
チョコレートです。
色の名前からもうちょっと茶色っぽい色を想像していたんですが、けっこう黒に近い印象でした。
活性が落ちたようでこの時はなかなか掛からずにけっこう苦労しました。
ボトムからゆっくり巻き上げてきたら、ガンとしっかりしたあたり。
かなりいい引きでした。

まずまずのサイズのニジマスでした。
この段階でなんとか5色コンプリートでした。
長女はその後もつぶアンで続行。
つぶアンHでサクラマスをゲットしました。

自分は一番手応えが良かったブラウンに戻して続けました。
その後2-3匹ポツンポツンと釣れました。
途中でライントラブルが発生。
ラインの大部分を捨てることになりました。
思いっきり投げるとスプールがむき出しになるくらい残りラインは少なくなってしまいました。
前回使ったままのリールを予備ロッドに付け替えて持ってきたので、ニューラインに換えておけばよかったと少し後悔しました。
とりあえずラインが出きる事はなかったのでそのまま続けました。
ストック池の方で水音がしました。
そちらを見ると放流の準備をしているようです。
放流が入るなら長女にもしっかり釣らせる事ができそうだと内心ニンマリしました。
長女にトラウトの放流がある事を伝えてルアーを換えるように指示しました。
MIU2.2g赤金の登場です。
投げたらノータイムで素早く巻くように指示しました。
長女は良く分からないまま指示通りやってました。
数投したらあたりがあったようでしたが乗らず。
今度は少しタナを下げてから巻き始めるように指示したら乗り始めました。

ここからはトントンと釣れました。
長女もあまり経験のない連発ができて大喜び。
赤金スプーンの偉大さを実感したひと時でした。
自分はと言えば・・・
放流直撃は0匹でした。
やっぱり放流時にはチョコビィだとむずかしいですね。
中層あたりで強くアピールできればいいんですけどねぇ。
いずれ放流用にも使えるように改良したいところです。
その後は二人ともポツリポツリと釣れる感じでした。



ただ、前回大崎に来た時よりも活性はよくありませんでした。
もしかしたら前日の雪が影響していたのかもしれませんね。
16時くらいになりペレット撒きが始まりました。
よし、ここで数を伸ばすぞ!
俄然気合が入りました。
対岸をスタッフさんが歩きながらペレットを撒いていました。
自分は欲張って対岸のペレットを撒いているあたりまでチョコビィを飛ばそうとしました。
さすがに対岸までは飛びません。
届かないので手前に落ち、急いで巻いてまた思いっきりキャスト。
何回か繰り返した時。
キャスト後にラインが絡まってしまいました。
むむ、せっかくこれからペレット撒きがくるのに。
あせってラインを直そうとしましたが完全に絡まっていました。
ラインの残りが少なかったので切って結び直すというわけにもいきませんでした。
リールを取りに車まで戻ろうかと迷いましたが、時間的に間に合いそうもありませんでした。
チョコビィを使うようになってから使う機会が減っていたベイトロッドにチョコビィを付けてみました。
この重さじゃ飛ばないし、バックラッシュしまくるかなぁ。
えーい、しょうがないからやってみよう。
準備したところでスタッフさんがだいぶ近づいてきていました。
とにかくベイトロッドでチョコビィをキャスト。
目の前数メートルのところに落ち、見事にバックラッシュ。
あせりながらラインを直します。
スタッフさんがもう隣まで来ています。
ペレットが入ったあたりに向かって慎重にキャスト。
したつもりが、同じ様にチョコビィは目の前数メートル&バックラッシュ。
・・・・
もうほんとあせるとダメですね、何回キャストしてもバックラッシュでした。
てゆうか、チョコビィの重さじゃベイトキャストは最初から無理だったのかもしれません。
スタッフさんはかわいそうに思ったのか、離れながらも何回も振り向いて自分の前にペレットを撒いてくれました。
しかしことごとくバックラッシュとラインの修正でタイミングを失いました。
結局ペレットタイムにも1匹も掛けることはできませんでした。
ベイトタックルを使っている時に思い出しました。
ベイトキャストが少しできるようになって来た時に、どうしても距離が出ないのでラインを5LBから4LBに換えた事を。
しばらく使っていなかったので4lbでの初キャストだったんですよね。
チョコビィにこだわらず、重めのスプーンを試せばよかったのかもしれませんね。
長女はというとペレット撒きの時に何匹か掛けていたようです。
正直自分がテンパっていたのでよく分かりませんでした。
ベイトロッドをあきらめ、車まで予備のリールを取りに戻りました。
残り時間は少なくなっていたのでもう一度気持ちを切り替えて続けることにしました。
前回終わり間際のインレットで入れ食いに近い状態だったので、今回も活性上がるかな、と期待していました。
ちょうどその時インレットの人が帰りました。
二人でインレットに入り、チョコビィSS投げました。
活性は・・・・イマイチでした。
明らかに前回と反応が違いました。

何匹かは掛ける事が出来ました。
しかし、メチャメチャ好反応ってほどではありませんでした。
試しに前回使ったチョコビィSSを投げてみましたが反応は同じでした。

最終的には自分が計14匹、数匹がサクラマスで残りは全部ニジマス。
全てチョコビィSSで釣りましたが、大半がブラウンのチョコビィでした。
長女は計13匹、サクラマスが少しと他はニジマスでした。
赤金で7-8匹、つぶアンで数匹、チョコビィでも数匹でした。
newチョコビィに関しては、全ての色で釣れたのでまずは良かったです。
特にブラウンがよく釣れたんですが、理由を考えてみました。
まず、色としては一番ペレットに近い感じでした。
しかしペレットタイムにはまともに使えなかったのでその時は1匹も掛けておりません。
でもブラウンだけが着水後表層近くでバイトがくる事があったので、色そのものも最も効果的だったと考えていいかもしれません。
ピンクやオレンジ、ライトブラウンは表層付近ではあまり、バイトが来なかったんですが、ボトムに落としてからはしっかり働いてくれました。
ボトム用プラグとして使う場合はいろんな色を試すのがいいのかもしれませんね。
今後もカラーバリエーションは増やしていくことに決めました。
最も多く掛かったパターンはボトムでのゆっくり引きです。
たぶんボトムトレースに近いと思われます。
特に反応が良かったのはやはりブラウンでした。
おそらく斜めにカットしたカップ部が効いていたのではないでしょうか。
浮きあがりにくくなった分、ボトム付近をゆらゆら動いてきてアピールしたのだと考えています。
浮きあがりにくくなったと言っても、巻く速さを上げるとしっかり浮きあがってきました。
ルアー操作と言う意味ではボトム付近に長くいられる分、カップに角度を付けて浮きあがりにくくした方が扱いやすく感じました。
今後は斜めカットと真っ直ぐのままの両方を作って使い比べていく必要性を感じました。
いずれはお風呂で泳ぎ比べをしてみるつもりです。
自分的にはカップ部を斜めにカットの方が、なんとなくカッコイイってのも含めてスタンダードになりそうな気がします。
フック側のボディを削ってやや丸みを持たせるのはいい感じでした。
なんとなく水の中でも落ち着いた感じがしました。
後ろ側が細くなると、これもなんとなくカッコイイ気がしました。
ボディのシェイプに関しても今後さらに試していくつもりです。
放流とペレット撒きは惨敗。
いずれも1匹も取れませんでした。
ペレット撒きでスムーズにできていたらもうちょっと釣果が上がっていたかもしれないと思うとちょっと悔しいですね。
次回にリベンジしたいと思います。
てゆうか、今日の教訓はこれですね。
何事もあせってやるといい事がありません。
まぁ長女が楽しそうだったので、それが一番よかったです。
お別れショットは少しずつ日が沈むのが遅くなってきたポンドです。

帰りに伊勢崎にある石焼ラーメン「火山」に寄ろうとしたらお店がなくなってました。
しょうがないので太田店まで足を延ばしてきました。
寒い中で釣りをした後の石焼ラーメンは最高です(残念ながら写真を撮り忘れました)。
体の芯まで暖まりました。
ブログ仲間のまっくす。さんから、自塗りのスプーンと自作のボトムスプーンをいただきました。
この場を借りてお礼申し上げます。


スプーンの色なかなかいいですね!
釣れそうなオーラがバッチリ出ています。
ボトムスプーンは噂の「番茶仕立て」ですね。
なかなかいい雰囲気を醸し出しています。
レギュレーションに引っ掛からないところでそのうち試して見ようと思います。
まず最初にお伝えしておきます。
前回の大崎つりぼりの記事のコメントでユエンさんから御指摘があった件に関する情報です。
大崎つりぼりの事をネット上で記事にしていいのかどうかについてです。
どうしても気になったので大崎つりぼりに電話を掛けて、若社長さんに直接伺ってみました。
結果から言うと、大崎つりぼりの事をブログに書くのは特に問題ないとのことでした。
一時期名前を出すのを控えてもらった時期が確かにあったそうです。
おおざっぱに言うと、以前ブログで大崎つりぼりが紹介されて一気にお客さんが増えて異常に釣り場が混雑した事があったようです。
その時に釣り場で喧嘩が起こったりして様々な問題が起こったそうです。
その結果、みんながのんびりと釣りを楽しむという雰囲気が壊れてしまいそうになったんです。
そういう経緯があったので一時期あまり宣伝っぽくなることは避けてもらうこととしたそうです。
ただ今は釣り場が混雑して喧嘩になるようなことはおそらくないと思われるので、大崎つりぼりの名前を出しても構わないとのことでした。
このブログの名前も聞かれたのでお伝えしました。
内容を見て問題があるようならコメントなり、直接電話なりで御指摘くださるように伝えました。
今のところ、ダメだしは受けてないので、大丈夫なのかなと思っています。
とりあえずお墨付きをいただいたということで安心して記事にさせていただきます。
今回は長女と2人で午後からの半日釣行です。
長女は以前から時間が空いた時に釣りに行きたいと希望していました。
ここのところ忙しかったようですが、試験期間が終わって試験明けの休みに入ったので行けることになりました。
実はこの日は那須高原ルアーフィールドに行く事を予定していたんですよね。
チョコビィのお試しを次の段階に進めて、大物にも通用するかどうか試すつもりでした。
しかしこの日の前日に関東一円で雪が降っちゃったんです。
ノーマルタイヤなので道路に雪のない所に行く事にせざるを得なくなりました。
そうなると東北道沿いはきびしくなります。
沼田もむずかしいですね。
結局赤城山南面になっちゃうわけです。
しかも釣りが久しぶりの長女を連れていくとなるとそれなりに釣れやすい所がベターです。
となるとやっぱり大崎つりぼりですよ。
行き易くて、良く釣れるし、のんびりできるいいエリアなんですよねー。
ヤバい・・・
あんまり宣伝するとお客さんが増えて怒られちゃう・・・・かも!?
今回の釣行は長女に釣りを楽しんでもらう事と、もう一つ試す事がありました。
チョコビィSSの改良版が完成したんです。
・色の種類を増やし、形も少し変えました。
・全体的に丁寧に作りこみました。
・新たにコーティング剤を使用してみました。
特にカラーバリエーションでどうなるか。
今回持っていったチョコビィSSは5色です。
全て100円ショップのアクリルカラーラッカースプレーで色を付けました。
ただし今回のはセルロースセメントで下地作りをしております。
これはすごくいい効果を発揮しました。
特に撥水が良く、衝撃にも強くなり、色落ちも見られませんでした。
5時間使っても使う前とほとんど変わりませんでした。
まずはブラウン。

続いてライトブラウン。

これはチョコレート。

ハデな色としてピンク。

そしてオレンジ。

色を換えるとどう反応するのでしょうか。
形も微妙にいろいろ試しています。
やや大きいのであったり、先端を細身にしたり。
ボディを少し削ったりしたのもあります。
ブラウンだけですがカップ部を斜めに削り、角度をつけてみました。
プラグの上側を削って下側が前に出ている感じになっています。
これは前回の宮城アングラーズヴィレッジで養田チーフに助言を頂いた、アイの位置を換えて重心を下げるというヒントを考慮した結果です。
アイの位置を横にするにはかなり難しかったので、カップを斜めにカットすることで同じ様な効果を期待しました。
簡単に言えば浮きあがりにくくしたつもりです。
さらにトップで使う時にスプラッシュやポッピングをしやすくする効果も期待できます。
重さを増やして浮きあがらないようにするのは、フォーリング速度が上がってしまう上に、なんとなくチョコビィの持つヘンなフワフワ感が無くなってしまうような気がしました。
ボディの形状や重心の変化で浮きあがりにくくするのがいい気がしたんですよね。
ということで当日朝は10時に出発です。
天気は曇り、気温は6℃でけっこう暖かかったです。

上武道路をゆっくりドライブしながら赤城山に向かいます。
いつものように途中で「風の広場おおまえだ」に寄り道。
今回はありました、関口つるさんの山菜おこわと御赤飯。


相変わらず絶品でした。
のんびり食事をした後、お昼の12時に間に合うように出発しました。
長女が助手席でカメラマン。
赤城山を綺麗に撮影して、というムチャ振りに長女は張りきります。
そしたら意外と上手にいい構図で撮影してくれました。

冠雪し、やや雲がたなびく赤城山。
春が少しずつ近づいてきている雰囲気を感じます。
ちょうど12時に大崎つりぼりに到着しました。
この時は天気は完全に晴れ渡り、気温もかなり上がってきていました。

しかし、場内には前日の雪がまだ残っていました。
雪はドンドン溶け始めている感じです。

雪が積もった翌日の温暖な日。
なんか那須高原ルアーフィールドで苦戦したときが頭をよぎります。
雪解け水が流れ込んでポンドの水温が下がっていないでしょうか。
やや不安を胸に管理棟に向かいます。

ペアの半日券を購入。
半日2人分で4500円。
安くてうれしいですね。
受付の窓に貼ってある注意事項。

ルールをきちんと守るのは当然のことですが、釣り人としてのマナーも大切ですよね。
喫煙は決められた場所で行い、周りへの気配りも忘れないようにしなくてはなりません。
トラウトをいたわって、感謝の気持ちを忘れずに接することも大事ですね。
なんと言っても釣り場での主役はトラウトですから。
我々は楽しい遊びに参加させてもらっているんだと考えて、脇役に徹するくらいがちょうどいいのかもしれません。
ポンドに向かいます。
駐車場側の中ほどの水の噴出口のそばに釣り座を決めました。
ポンドの状況です。
水質はステインです。

まずは二人ともチョコビィSSを付けて開始しました。
自分はブラウン。
一投目を入れるとトラウトがルアーを気にしてそばに寄ってきます。
けっこう活性が高いぞ。
もしかしたら午前の終わり頃にペレットを撒いたのかもしれません。
トラウトたちはかなり興奮している印象でした。
群れて移動しており、群れが見えているところに打ち込むとルアーに集まってきます。
あまりトラウトの姿が見えないところだとそれほど寄ってはきませんでした。
当然、なるべく群れて見えるところを狙って打ち込みました。
集まってくると先を争ってバイトしてきました。
2-3回乗りかけた後にようやくフッキング。

幸先のいいスタートです。
長女はと言うと、やや苦戦中。
トラウトの群れに打ち込むのでバイトはきてるんですが、なかなか掛けられないようです。
この日は二人とも同じロッドを使用していました。
自分のカーディフは2本とも使えない状態だったので、昔管釣りを始めた頃に家族みんなでとりあえず揃えたエコノミーロッドを引っ張り出してきました。
SZMのトラウトスピン562ULというロッドです。
家族が一緒に行く時は、自分がタックルを用意しておいて釣り場でセットアップして渡します。
カーディフ2本体制の時は1本を自分で使い、もう1本を同行者に渡していました。
そして予備のタックルとしてトラウトスピン562ULは常に車に2本積んで置いてありました。
最近はベイトタックルを使うようになったので、カーディフAE58SULとベイトロッドの構成でエリアに向かう事が多くなり、折れたカーディフエリアAE62XULFはそのまま家に置いていたんです。
そして使っていたカーディフAE58SULのティップを失ってしまい、さあ困ったって感じでした。
この日使った予備ロッドは、丈夫なのが取り得って感じで10年以上使ってると思うんですが(たまにしか使わないんですけどね)まだ壊れないです。
そもそもメチャメチャ硬くてごつい感じなんですよね。
やわな感じは全然ありません。
ULってこともあるんですが、あんまりティップもベリーもしならないのでカーディフから持ち換えるとびっくりするくらい、トラウトをはじいてしまってなかなか乗りません。
長女もそのせいか、乗りかけてもことごとくバラしていました。
ロッドはこれしかなかったので、とにかくラインを弛ませない様にしながら、あたりがきたらしっかり巻いて、できればロッドをあおって合わせるように話しました。
なかなかそうは簡単にいきませんよね。
まして使ってたルアーがチョコビィなので、オートマチックに乗ってくる感じじゃありません。
水面直下を漂わせながらフォール中にくるあたりを掛けにいくことになります。
これはいきなりは難しいですね。
ってことで少し経ったところでルアーの変更を指示します。
スプーンでもよかったんですが、まずはeasyに乗ってくれる可能性が高かったのでクランクを勧めました。
カラミナ仕様のつぶアンFです。
これを数投したところでついにフッキングに成功。

長女も釣れてニコニコでした。
自分はチョコビィSSの色を換えてみました。
ハデな色を使ってみようと思い、オレンジを打ち込みます。
ブラウンを入れた時とは、やや反応が違いましたね。
ブラウンを入れた時は、すぐにトラウトが群がってきて1匹がバイト始めたら他のトラウトも先を争ってアタックしてきました。
オレンジをトラウトの群れに投げ入れたら、リアクションでいったんトラウトがルアーの周りに集まりかけるんですが、周囲をぐるぐる回りながら一定の距離を置いて近寄りませんでした。
ブラウンはエサに見えたけど、オレンジはエサとは思えなかったってことでしょうか。
それでも底までフォールさせてからゆっくり引いてきたら、いい手応え。
しっかり乗ってくれました。

これはサクラマスのようです。
さらに別の色を試すことにしました。
活性の高いうちに各色を試しておかないと。
次はピンクです。
この色もオレンジと同じような反応でした。
落ちパクはなく、表層直下では興味は持つけれど遠巻き。
底に落としてからのリフト&フォールで掛かりました。

オレンジやピンクでも普通にトラウトが反応してくれたのでうれしかったです。
ただこの日は派手な色よりもブラウン系の方がアピールしているようでした。
ライトブラウンに換えて続けました。
同じ様にボトムまで沈めてゆっくり引いてきました。
この頃になるとトラウトの反応はだいぶ落ちてきていました。
繰り返していたらモゾモゾっと鈍いあたりあり。
違うかな?と思いながら巻いてあわせると乗ってました。
レギュラーサイズっぽかったのでゴリ巻きで寄せました。
そしてネットインしてデジカメで撮影の準備をしようとしていた時です。
ジィィィィッー
隣の長女のドラグが鳴りました。
いいサイズのトラウトが掛かった模様です。
自分のトラウトの写真を撮る暇もなくリリースし、長女のヘルプに入ろうとしました。
ビシッ!
なんかヘんな音がしました。
そしてルアーが水面から出て、宙を飛んで戻ってきました。
当然ですがトラウトはバレていました。
戻ってきたルアーを見たら、この通り。

つぶアンが真っ二つにぶった切られていました。
こんなこともあるんですねー。
ルアーそのものが劣化していたんでしょうかねぇ。
長女は大物を取り逃がして残念!
気を取り直して続けます。
4色目も釣れたので最後の色で挑戦します。
チョコレートです。
色の名前からもうちょっと茶色っぽい色を想像していたんですが、けっこう黒に近い印象でした。
活性が落ちたようでこの時はなかなか掛からずにけっこう苦労しました。
ボトムからゆっくり巻き上げてきたら、ガンとしっかりしたあたり。
かなりいい引きでした。

まずまずのサイズのニジマスでした。
この段階でなんとか5色コンプリートでした。
長女はその後もつぶアンで続行。
つぶアンHでサクラマスをゲットしました。

自分は一番手応えが良かったブラウンに戻して続けました。
その後2-3匹ポツンポツンと釣れました。
途中でライントラブルが発生。
ラインの大部分を捨てることになりました。
思いっきり投げるとスプールがむき出しになるくらい残りラインは少なくなってしまいました。
前回使ったままのリールを予備ロッドに付け替えて持ってきたので、ニューラインに換えておけばよかったと少し後悔しました。
とりあえずラインが出きる事はなかったのでそのまま続けました。
ストック池の方で水音がしました。
そちらを見ると放流の準備をしているようです。
放流が入るなら長女にもしっかり釣らせる事ができそうだと内心ニンマリしました。
長女にトラウトの放流がある事を伝えてルアーを換えるように指示しました。
MIU2.2g赤金の登場です。
投げたらノータイムで素早く巻くように指示しました。
長女は良く分からないまま指示通りやってました。
数投したらあたりがあったようでしたが乗らず。
今度は少しタナを下げてから巻き始めるように指示したら乗り始めました。

ここからはトントンと釣れました。
長女もあまり経験のない連発ができて大喜び。
赤金スプーンの偉大さを実感したひと時でした。
自分はと言えば・・・
放流直撃は0匹でした。
やっぱり放流時にはチョコビィだとむずかしいですね。
中層あたりで強くアピールできればいいんですけどねぇ。
いずれ放流用にも使えるように改良したいところです。
その後は二人ともポツリポツリと釣れる感じでした。



ただ、前回大崎に来た時よりも活性はよくありませんでした。
もしかしたら前日の雪が影響していたのかもしれませんね。
16時くらいになりペレット撒きが始まりました。
よし、ここで数を伸ばすぞ!
俄然気合が入りました。
対岸をスタッフさんが歩きながらペレットを撒いていました。
自分は欲張って対岸のペレットを撒いているあたりまでチョコビィを飛ばそうとしました。
さすがに対岸までは飛びません。
届かないので手前に落ち、急いで巻いてまた思いっきりキャスト。
何回か繰り返した時。
キャスト後にラインが絡まってしまいました。
むむ、せっかくこれからペレット撒きがくるのに。
あせってラインを直そうとしましたが完全に絡まっていました。
ラインの残りが少なかったので切って結び直すというわけにもいきませんでした。
リールを取りに車まで戻ろうかと迷いましたが、時間的に間に合いそうもありませんでした。
チョコビィを使うようになってから使う機会が減っていたベイトロッドにチョコビィを付けてみました。
この重さじゃ飛ばないし、バックラッシュしまくるかなぁ。
えーい、しょうがないからやってみよう。
準備したところでスタッフさんがだいぶ近づいてきていました。
とにかくベイトロッドでチョコビィをキャスト。
目の前数メートルのところに落ち、見事にバックラッシュ。
あせりながらラインを直します。
スタッフさんがもう隣まで来ています。
ペレットが入ったあたりに向かって慎重にキャスト。
したつもりが、同じ様にチョコビィは目の前数メートル&バックラッシュ。
・・・・
もうほんとあせるとダメですね、何回キャストしてもバックラッシュでした。
てゆうか、チョコビィの重さじゃベイトキャストは最初から無理だったのかもしれません。
スタッフさんはかわいそうに思ったのか、離れながらも何回も振り向いて自分の前にペレットを撒いてくれました。
しかしことごとくバックラッシュとラインの修正でタイミングを失いました。
結局ペレットタイムにも1匹も掛けることはできませんでした。
ベイトタックルを使っている時に思い出しました。
ベイトキャストが少しできるようになって来た時に、どうしても距離が出ないのでラインを5LBから4LBに換えた事を。
しばらく使っていなかったので4lbでの初キャストだったんですよね。
チョコビィにこだわらず、重めのスプーンを試せばよかったのかもしれませんね。
長女はというとペレット撒きの時に何匹か掛けていたようです。
正直自分がテンパっていたのでよく分かりませんでした。
ベイトロッドをあきらめ、車まで予備のリールを取りに戻りました。
残り時間は少なくなっていたのでもう一度気持ちを切り替えて続けることにしました。
前回終わり間際のインレットで入れ食いに近い状態だったので、今回も活性上がるかな、と期待していました。
ちょうどその時インレットの人が帰りました。
二人でインレットに入り、チョコビィSS投げました。
活性は・・・・イマイチでした。
明らかに前回と反応が違いました。

何匹かは掛ける事が出来ました。
しかし、メチャメチャ好反応ってほどではありませんでした。
試しに前回使ったチョコビィSSを投げてみましたが反応は同じでした。

最終的には自分が計14匹、数匹がサクラマスで残りは全部ニジマス。
全てチョコビィSSで釣りましたが、大半がブラウンのチョコビィでした。
長女は計13匹、サクラマスが少しと他はニジマスでした。
赤金で7-8匹、つぶアンで数匹、チョコビィでも数匹でした。
newチョコビィに関しては、全ての色で釣れたのでまずは良かったです。
特にブラウンがよく釣れたんですが、理由を考えてみました。
まず、色としては一番ペレットに近い感じでした。
しかしペレットタイムにはまともに使えなかったのでその時は1匹も掛けておりません。
でもブラウンだけが着水後表層近くでバイトがくる事があったので、色そのものも最も効果的だったと考えていいかもしれません。
ピンクやオレンジ、ライトブラウンは表層付近ではあまり、バイトが来なかったんですが、ボトムに落としてからはしっかり働いてくれました。
ボトム用プラグとして使う場合はいろんな色を試すのがいいのかもしれませんね。
今後もカラーバリエーションは増やしていくことに決めました。
最も多く掛かったパターンはボトムでのゆっくり引きです。
たぶんボトムトレースに近いと思われます。
特に反応が良かったのはやはりブラウンでした。
おそらく斜めにカットしたカップ部が効いていたのではないでしょうか。
浮きあがりにくくなった分、ボトム付近をゆらゆら動いてきてアピールしたのだと考えています。
浮きあがりにくくなったと言っても、巻く速さを上げるとしっかり浮きあがってきました。
ルアー操作と言う意味ではボトム付近に長くいられる分、カップに角度を付けて浮きあがりにくくした方が扱いやすく感じました。
今後は斜めカットと真っ直ぐのままの両方を作って使い比べていく必要性を感じました。
いずれはお風呂で泳ぎ比べをしてみるつもりです。
自分的にはカップ部を斜めにカットの方が、なんとなくカッコイイってのも含めてスタンダードになりそうな気がします。
フック側のボディを削ってやや丸みを持たせるのはいい感じでした。
なんとなく水の中でも落ち着いた感じがしました。
後ろ側が細くなると、これもなんとなくカッコイイ気がしました。
ボディのシェイプに関しても今後さらに試していくつもりです。
放流とペレット撒きは惨敗。
いずれも1匹も取れませんでした。
ペレット撒きでスムーズにできていたらもうちょっと釣果が上がっていたかもしれないと思うとちょっと悔しいですね。
次回にリベンジしたいと思います。
てゆうか、今日の教訓はこれですね。
何事もあせってやるといい事がありません。
まぁ長女が楽しそうだったので、それが一番よかったです。
お別れショットは少しずつ日が沈むのが遅くなってきたポンドです。

帰りに伊勢崎にある石焼ラーメン「火山」に寄ろうとしたらお店がなくなってました。
しょうがないので太田店まで足を延ばしてきました。
寒い中で釣りをした後の石焼ラーメンは最高です(残念ながら写真を撮り忘れました)。
体の芯まで暖まりました。
ブログ仲間のまっくす。さんから、自塗りのスプーンと自作のボトムスプーンをいただきました。
この場を借りてお礼申し上げます。


スプーンの色なかなかいいですね!
釣れそうなオーラがバッチリ出ています。
ボトムスプーンは噂の「番茶仕立て」ですね。
なかなかいい雰囲気を醸し出しています。
レギュレーションに引っ掛からないところでそのうち試して見ようと思います。
2013年02月09日
宮城アングラーズヴィレッジ2 《自作ルアーでボトムに挑戦》
H25.1/31(木)にMAVに行ってきました。
今回は単独釣行です。
前回の大崎つりぼりで、自作ルアー(チョコビィSS)のボトム用プラグとしての可能性を感じました。
チョコビィSSのリフト&フォールやレンジキープ、底からの巻き上げでのアピールが他のエリアでも通用するのかどうか試してみたくなりました。
この時期にボトムの反応がいいエリアはどこか考えた時に、真っ先に浮かんだのがMAVでした。
なにせバベルを筆頭とするボトム攻めの総本山。
自分は縦釣りはほとんどしないしボトムの釣りは得意じゃないんですが、この時期のMAVでの釣りは嫌でもボトムの釣りをしないわけには参りません。
しつこくマイクロスプーンでボトム付近を狙って、いったい何個のスプーンを根掛かりでここの中池に沈めたことか・・・
今回はチョコビィSS縛りでいってみることにしました。
ほんとにボトムでいい仕事をしてくれるんでしょうか、気になるところです。
当日朝は6時半過ぎに出発。
実はこの日の朝に香川真司出場のManU戦を4時半から見てしまったんですよね。
その関係で出発が遅れてしまいました。
天気は晴れ、出発時の気温は-1度でした。

上武道路を通って赤城山南面に向かいます。
8時頃にMAVに到着しました。

この日はとても寒かったんですがいい天気だったからか、平日なのにかなりの数のお客さんが来ていました。
駐車場から見た赤城山。

個人的にはMAVの駐車場は絶好の赤城山観察スポットだと思うんですよね。
特に駐車中の車が少ない時は広々とした空間から、電柱や電線や木々などの障害物もなく赤城山のほぼ全景が一望できます。
自分はそれほどいろんな角度から赤城山を見続けてるわけじゃないので詳しくありませんが、赤城の山々がいい角度で重なり合って、全く邪魔物もなく間近から全景が見られるって意味ではここが最高の場所の一つだと思います。
特に冬の早朝、山頂に淡く冠雪、日が昇り始めて山頂付近から明るく輝き始める、ほんのちょっとの時間がとてもステキで冬のMAVの魅力の一つだと自分では楽しみにして来ます。
これは寒い冬でもアサイチから頑張るアングラーだけに許された特権かもしれませんね。
日の出の頃合にMAVの駐車場に居る事がある方は、タックルの準備に気がいっちゃてるかもしれませんが、しばしの間手を休めて赤城山の景観を楽しむことをお勧めしますよー。
タックルの準備をしてから管理棟に向かいます。


一日券を購入してさっそくポンドに向かいます。

日が昇り、日が当たっている所はポカポカしていたんですが、日陰の部分はかなり寒く、一部の水面にはまだ氷が浮かんでいました。
MAVのシンボル、ポンド中央の噴水。

大半の人がこの噴水付近のボトムを狙います。
今回は土手側のMegabass看板前に釣り座を決めました。
通路からの階段を降りたところです。
MAVは平日だと放流は午前と午後の2回くらいで、不定期気味にペレット撒きをしてくれます。
ここの放流は赤金系のハデハデカラーにメチャメチャ反応してくれます。
しかし、今回は放流も全てチョコビィSSで続けるつもりです。
ペレット撒きも当然チョコビィSSで狙う予定です。
ポンドの状況です。
さっそくチョコビィSSを噴水付近に投げ込んでみました。
この日使用したのは前回の大崎つりぼりで使ったのと同じ物です。
ほぼ同じ物を3個用意していたのでそのまま持ってきました。
今回は3個ともにシンカーを3枚貼ってスローシンキングに設定しています。
MAVは水質はステインなので10cmくらい潜るともうルアーは見えなくなります。
何回かキャストしてみました。
着水後にフォールさせてまずは底を取る練習をしました。
今回はボトムだけの予定でしたのでカウントもせずにとにかくフォールで着底させました。
着底後にリフト&フォールを試してみました。
少し巻いてゆっくり沈める、少し巻いてゆっくり沈める。
時々コツンとあたりがありますが、掛けられるほどじゃありません。
しばらくリフト&フォールを行っていたら、フォール中にクククッときました。
急いで巻くといい手応え。
しっかり乗ってくれました。

とりあえずMAVのボトムで1匹目。
ここのボトムでもチョコビィSSに食いついてくれたことにひと安心でした。
しかし水温が低そうなこの日はあんまりトラウトの反応は良くなさそうです。
近くで縦釣り(たぶんバベル)してる人はまずまずいいペースで釣れてましたが、巻きの人たちはけっこう苦戦しているような印象でした。
自分もその後は苦戦です。
たまに弱いあたりはあるんですが、なかなかフッキングには至りません。
この日は明らかにトラウトはボトムでじっとしている感じでした。
当然のことながら落ちパクはなく、フォールも上の方ではあたりは全くありませんでした。
リフト&フォールでなかなか乗らなかったので、レンジキープしながらボトムトレースしてみました。
しかしこれも同じ様にコツンとたまにくるんですがなかなか乗りきらず。
ラインをジーっと見ながらの釣りでしたが、あまりラインであたりを取るのは得意ではありません。
もしかしたらフォール中や、ボトムトレース中に実はあたりがきてたのかもしれません。
今シーズンから大物対策としてナイロン4lbをスタンダードにしているのですが、ナイロン2.5lbで来てた時と比べるとかなり手応えが違いますね。
繊細なボトム釣りにはやっぱり太すぎる印象でした。
明らかにロッドに伝わってきたあたりしか掛けられていなかった様な気がします。
それでもボトムの少し上くらいのレンジをキープしてゆっくり巻いていたらしばらくして乗りました。

ほとんどステイ直前って感じのデッドスローでもう1匹。

どうにかポツポツ釣れてくれます。
今度は巻上げを試します。
底を取った後、少し速めに巻いてみました。
なんとなくプラグが浮いてきているような手応えも感じます。
かなり速めに巻いたら水面下に見えてきました。
その速さを覚えておいて、それより少し遅めに巻いてみます。
かなり巻き上がったかなと思ったら、一旦止めて底まで落として繰り返します。
結果的にはこの日はこれが一番反応良かったです。
巻いたり止めたりを繰り返すと、リフト&フォールと似たような操作になりますが、狙いどころは逆になります。
リフト&フォールは基本的にフォール中にバイトを誘う感じです。
巻き上げは底から浮き上がる時にトラウトを誘います。
まぁ、あくまでこれは自分勝手な感覚ですけどね。
でもこういうイメージとか思い込みって大切ですよね。
管釣りって言ってみれば想像力の遊びみたいなもんですからね。
クリアーポンドはいざしらず、大半のポンドはトラウトのフッキングは見えないところで発生します。
フッキングに至るまでのルアーの動き、トラウトが反応し始めてからルアーのそばに寄って来るまでの動き、いざバイトするタイミング、フックを咥くわえてからのトラウトの動き、これらの全部が見えないところで行われているのです。
それを頭の中で構築しながらおそらく水の中で起こっているであろう出来事を想像するわけです。
クリアーポンドなら、それらが目の前で再現されるわけですから、ワクワクしますよね。
サイトフィッシングが楽しいのは、普段いろいろ想像しながら行っているフッキングに至るまでの水の中での出来事を、リアルに再現してくれるからです。
想像していたのと同じ事もあれば予想外の事も行われていたりしますよね。
巻き上げる時はどのタイミングでバイトしてくるのでしょうか?
実際に見えていないので断言はできませんが、ルアーを巻き上げ始めて少し上がったところでのバイトが多いような気がしました。
底から離れた瞬間よりも、底から数センチのところを横に動きながら徐々に上がっていく時ですね。
トラウト目線で見ればどうみえるんでしょうか。
この時期のトラウトは水温の低い表層付近を避けて、やや暖かいボトムに落ち着いています。
と言ってもお腹を水底にべったりくっ付けているわけではなく、底から数cmくらいの高さを維持していると思われます。
となるとトラウトの目線の高さはおそらく水底から5-10cmくらいなのではないでしょうか。
ボトムバンプはこの高さを意識していると思います。
水底から急に目線の高さまでスプーンが浮いてきてまた沈むわけですから、トラウトはこれはなんだろうと不思議に感じるはずです。
人間なら手で触ってみたくなるところです。
トラウトは手を出す代わりに、一番感覚が発達した口を使うことになります。
実際のところ、エサに全く似てないルアーにトラウトが食いついてくるメカニズムは未だに完全には解明されておりません。
トラウトの好奇心や攻撃性が刺激されることによりアタックするのだというのがよく言われるところですが、おそらくそうなんでしょうね。
そうであれば完全に底まで落ちたルアーが、徐々に浮き上がってきてトラウトの目線の高さに届いたところが最もトラウトの興味を引くことになるのかもしれませんね。
そう考えるとどんなルアーでも少し巻き上げて、底から10cmくらいの高さの間を浮いたり、沈んだり、徐々に上がったり、徐々に下がったりするのがやっぱり効果的と言っていいのかもしれません。
チョコビィSSの巻き上げでポツポツと数匹掛かりました。


しかしなかなか連発とはいきません。
繰り返していたらついにやってしまいました、根掛かり・・・
噴水の根元に打ち込んだつもりが思ったより飛んでしまいました。
たぶん噴水そのものに絡んだ感じです。
懸命にビュンビュンとロッドを振って外そうとしましたが無理でした。
最後にブレイク覚悟で引っぱったら、予想通りにラインブレイク。
チョコビィSS1個ロストとなりました。
残り2個となったので慎重に続けました。
その時1回目の放流となりました。
場所は中池と下池の間のアウトレットの付近と川側の2箇所でした。

山ちゃんが豪快に投げ込みました。
やや遠かったのでピン惚け気味でしたね。
空中のトラウトの数を数えたらだいたい25匹くらい。
1回の放流で2か所で約50匹。
1日に2回だと約100匹くらいの放流量のようですね。
放流量としては多い方なんでしょうか。
これを毎日入れていくんですが、それ以上に釣られますからねぇ。
そんなことを考えながら続けます。
放流狙いと言っても、チョコビィSSなのでどうしようかと思いました。
とりあえず表層付近の速巻きをしてみましたが、反応ありませんん。
少しタナを落として巻いてみましたが全然ダメでしたねぇ。
特にやり方を変えずに今まで通りボトム狙いでいいのかな。
そう思ってボトムまで落としてゆっくり巻いてみました。
クックックッ、とはっきりしたあたりがきました。

とてもイキのいいフレッシュな印象だったので放流された個体かもしれませんね。
ただ放流時にはこれ1匹のみ。
放流狙いならやっぱり普通に赤金スプーンの方が断然いいですね。
チョコビィは放流狙いの使い道はなさそうです。
MAVはほんとに人気ありますね。
平日でも普通に20人-30人はいますね。
ポンドそのものは初めて来た人はびっくりするくらい狭いし、変な形をしているし、障害物はあるし、水質もステインで特別綺麗なわけではありません。
大物も多くはないし、根掛かりも良くします。
なんでこんなに人気があるんでしょうか?
MAVの最大の魅力はスタッフの方たちの人柄です、間違いなく。
人気者の山ちゃんや養田チーフにはお世話になっている人が多いと思われます。
自分は特に養田チーフの大ファンなんですよね。
Fドラッグやスイッチバックの開発者であることからも分かるようにルアーフィッシングに関する知識や経験が豊富で、すごい方だと思います。
ロッド操作やルアーのチューニングから、ポンド内のトラウトの状況の見方等々、多岐にわたっていろんなことをアドバイスしてくれます。
MAVのスタッフは一日のうちに何回もポンドに足を運び、お客の一人一人に声をかけてくれます。
・今日はどんな感じですか?
・釣れてますか?
・クランクですか?
こんな感じで話しかけてくれます。
釣れてますよー、と答えるとあたりルアーは何?、今日は中層がいいみたいですよ、あたり減るようなら青銀を試してみて、向こうで小さなクランクで入れ食いしてたみたいですよ。
こんな感じで情報をくれたりします。
今日はイマイチ釣れてませんと答えると、それこそ待ってましたとばかりに、何で釣ってるの?から始まって、そういう時はこうすると良いみたいですよと、いろいろアドバイスをしてくれて、ちょっとロッド貸してみてとその人のロッドを使ってお手本を見せてくれます。
始めたての人は言うに及ばず、ある程度慣れてきた人でも必ず一つは、なるほどこうすればいいんだーっと思わせるものを見せてくれるんです。
MAVに通っている人の中のかなりの割合が、ただ釣りするだけでなくスタッフとのふれあいや、ルアーフィッシングの知識や技術を習いたいと思って行っているんじゃないでしょうか。
そういう意味ではMAVは好きな人はとことん好きで、苦手な人は全く合わないエリアとも言えます。
話しかけられると集中力が切れる、ただ釣る事に専念したい人には落ち着かないエリアという印象しか残らないかもしれませんね。
この日は養田チーフが話しかけてくれました。
「どんな感じですか。」
「まぁ、ぼちぼちです。」
「何でやってるんですか。」
「あー、自作ルアーのお試しをしているんです。」
「ふむ。」
「スローシンキングタイプのプラグでフォールを食わせようかなと。」
「釣れてます?」
「7-8匹ですね、けっこうしぶいです。」
隣でじぃーっと見てくれていました。
ルアーが手元に戻ったときに形を見ながら。
「これけっこう軽いんで巻いてくるとすぐ浮き上がっちゃうんですよね。」
「スナップ側のアイを上につけてみるのはどうかな?」
「上に?」
「ボディの横に付ける形でね。」
「ふむ。」
「そうすれば重心が下がるから浮き上がり難くなるかもね。」
「なるほど。」
話しながらキャスト続けていたらフッキングしました。
養田チーフはデジカメで写真を撮ってくれました。
「こういう風に持って。」
釣り人とトラウトとルアーが見やすく写る撮りかたを教えてくれました。
撮った後デジカメの画像を見せてもらったら、自分の顔とトラウトとチョコビィSSがはっきりと見えて、なかなかかっこいい写真でした。
「この撮り方いいですねー、ルアーまではっきり見えますね。」
「写し方も工夫してるんですよ。お客さんはHPの写真をけっこう見てるんです。あの時使っていたルアーは何?とか、なんであそこにシンカー貼ってるのとか、見たことないルアーだけどアレは何?とか良く聞かれるんですよ。なのでルアーもはっきり見えるように撮ってます。」
「なるほど。」
写真の撮り方まで勉強になります。
「そういえば、去年お勧めだったZAGGER50F1ボトムチューンを最近良く使わせてもらってますがあれはよく釣れますね。」
「あれは今年もかなりいいですよ、良く釣れるという人が多いです。」
「他のエリアで試してみましたがバッチリでしたよ。」
「そうなんですよねー。ここだけじゃなくて他でも釣れるらしいですね。できればここで釣って欲しいんですけど。」
「そうですよね。」
「実はあれはここでのシークレットの釣り方だったんですよ、最初は。」
「えーでも動画で公開してたじゃないですか。」
「いやぁ、あの時期ネタがなくてね・・・。」
そういう理由だったんですね、あの動画は。
「今年もああいう面白いルアーとかないんですか?」
「んー今年はねぇ、ZAGGERのボトムチューンと似た様なルアーが出てそれお勧めしています。」
「へー。」
「ブラスイットミノーボトムリッターって言うんですけどね。」
「その名前だとアイジェットリンクさんですね。」
「そうそう、着底で同じ様に前傾姿勢になるんですが、左右にダートするんです。」
「そういえばZAGGER50F1ボトムチューンは真っ直ぐに引っ張られてきますねね。」
「はい。なので真っ直ぐのZAGGERと左右に振れるボトムリッターの2本立てがいい感じです。」
「今度試してみます。」
隣に居た人に身振り手振りで釣り方を教えていたところをパシャ。

自作ルアーの改良のヒントをくれて、写真の撮り方から新しいお勧めルアーの話までしてくれてやっぱり養田チーフ最高です!
さてチョコビィSSで続けます。
しばらくして浮き上がりに食いついてくれました。

昼を過ぎて暖かくなってきましたが一向に活性は上がった感じがしません。
こりゃあ一日中こんな感じかなぁ。
まぁのんびり釣りできるからいいけどね。
忘れた頃にポツリと釣れる感じです。

続けていたら、場内整備を行いますので御協力お願いします、とのアナウンス。
何を整備するんだろう??
と思っていたらすぐそばまで車が来ました。

足場の悪いところにジャリを入れていました。
ちょっとぬかるんだ感じだったのでナイスでした。
足元も安定したので気合を入れなおして続けます。



なんとか集中力が切れない程度のペースで掛かってくれました。
そしてアンヴィレ道場の時間になりました。
参加者は20人くらい。
何回も参戦してますが、今まで勝ったことはありません。
引き分けが何回かある程度かな。

まぁ、勝つために必死になるとかないですからね。
基本的にはいつもどおりそのまま普通に続けます。
30分で3匹も釣れたら10時間で60匹釣れちゃいますからね。
3匹以上なんて自分的には無理な話です。
この日は時間内で1匹だけ釣れました。

対戦者はチッチマン氏で6匹釣り上げてました。 (すごいですね)
引き分けがお一人で他は全員負けでした。
こういうお祭り的イベントも楽しいですよね。
自分は大会とか競技フィッシングにはほとんど興味がないんですが、アンヴィレ道場は言ってみれば身内のコーヒーマッチみたいな物でみんなで楽しく遊びましょう的なイベントなんですよね。
アンヴィレ道場が終わるとあとは夕暮れまですぐなんですよね。
帰る人も増えるので釣り座があちこち空き始めます。
上池側に回ってみました。
滝前の岩付近を狙ってみます。
数投したところでフッキング。

やっぱりボトムからの巻上げできました。
あたりがたまにくるのでそこで粘りました。
しばらくしてまた乗りました。

その後はあたりが遠のきましたが投げる方向を変えながら粘っていたらスタッフがペレットを巻き始めてくれました。
ただここのペレットってよく分からないんですよね。
巻いても水面にバシャバシャっと来ないんです。
沈むタイプのペレットだからなんでしょうか。
でも那須高原LFや大崎つりぼりも沈むペレットですけど水面は賑やかになるんですよね。
魚影が薄いからってことはまずないと思いますし、深いからなんでしょうかねぇ。
でもトラウトにしてみれば他のトラウトよりも先にエサにありつくためには少しでも速くペレットに食いつこうとすると思うんだけどなぁ。
そうすれば必然的に表層付近での奪い合いが起こる気がします。
正直謎です。
いずれにしてもペレットに合わせてチョコビィを打ち込みましたが反応は見られませんでした。
今回はペレットタイムは1匹も取れませんでした。
しょうがないのでボトムの釣りに戻り、なんとかもう1匹。

だんだん日が落ち始めました。
残り時間が少なくなってきました。
ここまで19匹だったので、なんとかもう1匹釣って20匹にしたいと思い粘りました。
思いが通じたのか、暗くなり始めた頃にヒット。
慎重に寄せたつもりがジャンプと同時にバラしでしまいました。
くやしーーーー。
なんとかもう1匹! と粘ります。
周りはかなり暗くなってきました。
噴水に近寄りその付近にルアーを落とします。
!!
なんと最後に根掛かり・・・・・
まさか、このタイミングでもう1個チョコビィをロストするのはきつすぎます。
なんとかフックを外そうとロッドを振り上げビュンビュンあおりました。
人が少なくなって居たので場所を変えながらビュンビュンしましたがはずれません。
もう1匹釣りたかったところでバラして、その直後の根掛かりです。
もうムキになって外そうとしてロッドを振り回しました。
その時。
なんかラインの先の方がヘンなんです。
水面に入るあたりに何かあります。
あれなんだろう??
最初は水中に残されていたラインかなんかにフックが引っかかって、引っ張ることによってそれごと水面に出てきたのかと思いました。
薄暗くてはっきりと何なのかは分かりませんでした。
ロッドを大きくあおってみると。
あれ? 手応えがヘンだ。
そしてロッドを見てみたら!!
ティップがありませんでした。
なんとロッドをあおっているうちに継ぎ目ではずれてティップの部分がラインを伝って水没していたのです。
水面に見えていたのはその一部のようでした。
正直、途方に暮れました。
ラインの先端のルアーは根掛かっていて、ロッドのティップはその付近の水中です。
どうやって回収すればいいんでしょうか?
呆然としたまま、まず自分がやったことはロッドのベリーの部分をラインごと水中に入れて左右にゆすったんです。
こっちを下にしたらティップが伝って戻ってくるかもしれない!
バカですね。
戻ってくるわけありません。
第一ルアーは水底ですから、ベリーを水中に入れてもこっちが下になるわけないですよね。
どうしようか悩んでいるうちにあたりはどんどん暗くなりました。
ティップって水に浮くんだったかな・・・
どうだったか自信がありませんがもし浮くんなら噴水からの流れに乗ってくるかもしれません。
もうどうしようもなかったのでラインを引っ張ってブレイクさせました。
シーン。
水面には何も浮かんできませんでした。
最後に欲張ったせいで、チョコビィだけじゃなくロッドのティップまで水没させてしまいました。
ポンド内にとんでもない物を置いてきてしまってトラウトもびっくりしているでしょう。
途方に暮れながらも諦めて帰ることにしました。
帰り際に養田チーフを見つけて聞いてみました。
「スミマセン。ロッドのティップって水に浮かびますか?」
「んー、浮かびませんね。どうしました?」
「暗くなってから根掛かり外そうとしてたら、気付かないうちにティップがはずれて水の中にいちゃったんです。」
「あらら。」
「そのままラインブレイクしたんで水没してしまったようです。」
「落ちた場所にも寄りますが、回収は難しいでしょうねぇ。」
「ですよね・・・」
「とりあえず紛失物として記載していってください。」
「はい。」
管理棟で紛失物ノートに名前と住所と連絡先を書きました。
「明日明るくなったら少し探して見ますね。」
「お願いします。」
「見つかったら連絡しますね。」
「はい。」
「出てくるとすれば2-3日以内でしょうけどね。」
(ちなみに1週間たちますが連絡はありません。)
最終的には19匹、全部ニジマスでした。
ルアーはチョコビィSSだけを使いました。
落ちパクや表層中層でのアタックはほぼなかったので、全てボトムで釣れました。
9時間で19匹。
どう評価すべきでしょうね。
やや寂しい釣果と言えますが、寒くて活性が上がらない中、色も換えずに同じルアーで釣り続けたとしてこれ以上釣れるのかと考えた時、なかなかむずかしいかなという気もします。
少なくともボトムでもこの程度は釣れる潜在能力があることが分かったのは収穫でした。
いずれ色を揃えて、若干形も変えて目先を変えながら挑戦してみたいところです。
放流直撃は1匹のみでした。
チョコビィでの放流狙いはきびしいですね。
素直に効果的なスプーンに換える方が吉でしょう。
ペレットタイムは惨敗でした。
なかなか簡単にはいきませんね。
とにかく今日の教訓は、
欲張りは事故の元!!
これに尽きますね。
はぁ・・・
お別れショットは、大事なロッドの一部が眠っている中池の様子です。

家に帰ってからロッドの事を奥さんに報告しました。
「池から神様が出てこなかった?」
「はぁ?」
「あなたの落とした竿は金の竿かそれとも銀の竿か?」
「・・・・」
「正直に答えないとダメよー。」
「そんなの出てくるかいっ!!」
まぁ、奥さんが明るい人でとりあえずは助かります。
さてと、ロッドが1本は折れたままで、もう1本もダメになっちゃったなぁ。
どうしようかなぁ。
今回は単独釣行です。
前回の大崎つりぼりで、自作ルアー(チョコビィSS)のボトム用プラグとしての可能性を感じました。
チョコビィSSのリフト&フォールやレンジキープ、底からの巻き上げでのアピールが他のエリアでも通用するのかどうか試してみたくなりました。
この時期にボトムの反応がいいエリアはどこか考えた時に、真っ先に浮かんだのがMAVでした。
なにせバベルを筆頭とするボトム攻めの総本山。
自分は縦釣りはほとんどしないしボトムの釣りは得意じゃないんですが、この時期のMAVでの釣りは嫌でもボトムの釣りをしないわけには参りません。
しつこくマイクロスプーンでボトム付近を狙って、いったい何個のスプーンを根掛かりでここの中池に沈めたことか・・・
今回はチョコビィSS縛りでいってみることにしました。
ほんとにボトムでいい仕事をしてくれるんでしょうか、気になるところです。
当日朝は6時半過ぎに出発。
実はこの日の朝に香川真司出場のManU戦を4時半から見てしまったんですよね。
その関係で出発が遅れてしまいました。
天気は晴れ、出発時の気温は-1度でした。

上武道路を通って赤城山南面に向かいます。
8時頃にMAVに到着しました。

この日はとても寒かったんですがいい天気だったからか、平日なのにかなりの数のお客さんが来ていました。
駐車場から見た赤城山。

個人的にはMAVの駐車場は絶好の赤城山観察スポットだと思うんですよね。
特に駐車中の車が少ない時は広々とした空間から、電柱や電線や木々などの障害物もなく赤城山のほぼ全景が一望できます。
自分はそれほどいろんな角度から赤城山を見続けてるわけじゃないので詳しくありませんが、赤城の山々がいい角度で重なり合って、全く邪魔物もなく間近から全景が見られるって意味ではここが最高の場所の一つだと思います。
特に冬の早朝、山頂に淡く冠雪、日が昇り始めて山頂付近から明るく輝き始める、ほんのちょっとの時間がとてもステキで冬のMAVの魅力の一つだと自分では楽しみにして来ます。
これは寒い冬でもアサイチから頑張るアングラーだけに許された特権かもしれませんね。
日の出の頃合にMAVの駐車場に居る事がある方は、タックルの準備に気がいっちゃてるかもしれませんが、しばしの間手を休めて赤城山の景観を楽しむことをお勧めしますよー。
タックルの準備をしてから管理棟に向かいます。


一日券を購入してさっそくポンドに向かいます。

日が昇り、日が当たっている所はポカポカしていたんですが、日陰の部分はかなり寒く、一部の水面にはまだ氷が浮かんでいました。
MAVのシンボル、ポンド中央の噴水。

大半の人がこの噴水付近のボトムを狙います。
今回は土手側のMegabass看板前に釣り座を決めました。
通路からの階段を降りたところです。
MAVは平日だと放流は午前と午後の2回くらいで、不定期気味にペレット撒きをしてくれます。
ここの放流は赤金系のハデハデカラーにメチャメチャ反応してくれます。
しかし、今回は放流も全てチョコビィSSで続けるつもりです。
ペレット撒きも当然チョコビィSSで狙う予定です。
ポンドの状況です。
さっそくチョコビィSSを噴水付近に投げ込んでみました。
この日使用したのは前回の大崎つりぼりで使ったのと同じ物です。
ほぼ同じ物を3個用意していたのでそのまま持ってきました。
今回は3個ともにシンカーを3枚貼ってスローシンキングに設定しています。
MAVは水質はステインなので10cmくらい潜るともうルアーは見えなくなります。
何回かキャストしてみました。
着水後にフォールさせてまずは底を取る練習をしました。
今回はボトムだけの予定でしたのでカウントもせずにとにかくフォールで着底させました。
着底後にリフト&フォールを試してみました。
少し巻いてゆっくり沈める、少し巻いてゆっくり沈める。
時々コツンとあたりがありますが、掛けられるほどじゃありません。
しばらくリフト&フォールを行っていたら、フォール中にクククッときました。
急いで巻くといい手応え。
しっかり乗ってくれました。

とりあえずMAVのボトムで1匹目。
ここのボトムでもチョコビィSSに食いついてくれたことにひと安心でした。
しかし水温が低そうなこの日はあんまりトラウトの反応は良くなさそうです。
近くで縦釣り(たぶんバベル)してる人はまずまずいいペースで釣れてましたが、巻きの人たちはけっこう苦戦しているような印象でした。
自分もその後は苦戦です。
たまに弱いあたりはあるんですが、なかなかフッキングには至りません。
この日は明らかにトラウトはボトムでじっとしている感じでした。
当然のことながら落ちパクはなく、フォールも上の方ではあたりは全くありませんでした。
リフト&フォールでなかなか乗らなかったので、レンジキープしながらボトムトレースしてみました。
しかしこれも同じ様にコツンとたまにくるんですがなかなか乗りきらず。
ラインをジーっと見ながらの釣りでしたが、あまりラインであたりを取るのは得意ではありません。
もしかしたらフォール中や、ボトムトレース中に実はあたりがきてたのかもしれません。
今シーズンから大物対策としてナイロン4lbをスタンダードにしているのですが、ナイロン2.5lbで来てた時と比べるとかなり手応えが違いますね。
繊細なボトム釣りにはやっぱり太すぎる印象でした。
明らかにロッドに伝わってきたあたりしか掛けられていなかった様な気がします。
それでもボトムの少し上くらいのレンジをキープしてゆっくり巻いていたらしばらくして乗りました。

ほとんどステイ直前って感じのデッドスローでもう1匹。

どうにかポツポツ釣れてくれます。
今度は巻上げを試します。
底を取った後、少し速めに巻いてみました。
なんとなくプラグが浮いてきているような手応えも感じます。
かなり速めに巻いたら水面下に見えてきました。
その速さを覚えておいて、それより少し遅めに巻いてみます。
かなり巻き上がったかなと思ったら、一旦止めて底まで落として繰り返します。
結果的にはこの日はこれが一番反応良かったです。
巻いたり止めたりを繰り返すと、リフト&フォールと似たような操作になりますが、狙いどころは逆になります。
リフト&フォールは基本的にフォール中にバイトを誘う感じです。
巻き上げは底から浮き上がる時にトラウトを誘います。
まぁ、あくまでこれは自分勝手な感覚ですけどね。
でもこういうイメージとか思い込みって大切ですよね。
管釣りって言ってみれば想像力の遊びみたいなもんですからね。
クリアーポンドはいざしらず、大半のポンドはトラウトのフッキングは見えないところで発生します。
フッキングに至るまでのルアーの動き、トラウトが反応し始めてからルアーのそばに寄って来るまでの動き、いざバイトするタイミング、フックを咥くわえてからのトラウトの動き、これらの全部が見えないところで行われているのです。
それを頭の中で構築しながらおそらく水の中で起こっているであろう出来事を想像するわけです。
クリアーポンドなら、それらが目の前で再現されるわけですから、ワクワクしますよね。
サイトフィッシングが楽しいのは、普段いろいろ想像しながら行っているフッキングに至るまでの水の中での出来事を、リアルに再現してくれるからです。
想像していたのと同じ事もあれば予想外の事も行われていたりしますよね。
巻き上げる時はどのタイミングでバイトしてくるのでしょうか?
実際に見えていないので断言はできませんが、ルアーを巻き上げ始めて少し上がったところでのバイトが多いような気がしました。
底から離れた瞬間よりも、底から数センチのところを横に動きながら徐々に上がっていく時ですね。
トラウト目線で見ればどうみえるんでしょうか。
この時期のトラウトは水温の低い表層付近を避けて、やや暖かいボトムに落ち着いています。
と言ってもお腹を水底にべったりくっ付けているわけではなく、底から数cmくらいの高さを維持していると思われます。
となるとトラウトの目線の高さはおそらく水底から5-10cmくらいなのではないでしょうか。
ボトムバンプはこの高さを意識していると思います。
水底から急に目線の高さまでスプーンが浮いてきてまた沈むわけですから、トラウトはこれはなんだろうと不思議に感じるはずです。
人間なら手で触ってみたくなるところです。
トラウトは手を出す代わりに、一番感覚が発達した口を使うことになります。
実際のところ、エサに全く似てないルアーにトラウトが食いついてくるメカニズムは未だに完全には解明されておりません。
トラウトの好奇心や攻撃性が刺激されることによりアタックするのだというのがよく言われるところですが、おそらくそうなんでしょうね。
そうであれば完全に底まで落ちたルアーが、徐々に浮き上がってきてトラウトの目線の高さに届いたところが最もトラウトの興味を引くことになるのかもしれませんね。
そう考えるとどんなルアーでも少し巻き上げて、底から10cmくらいの高さの間を浮いたり、沈んだり、徐々に上がったり、徐々に下がったりするのがやっぱり効果的と言っていいのかもしれません。
チョコビィSSの巻き上げでポツポツと数匹掛かりました。


しかしなかなか連発とはいきません。
繰り返していたらついにやってしまいました、根掛かり・・・
噴水の根元に打ち込んだつもりが思ったより飛んでしまいました。
たぶん噴水そのものに絡んだ感じです。
懸命にビュンビュンとロッドを振って外そうとしましたが無理でした。
最後にブレイク覚悟で引っぱったら、予想通りにラインブレイク。
チョコビィSS1個ロストとなりました。
残り2個となったので慎重に続けました。
その時1回目の放流となりました。
場所は中池と下池の間のアウトレットの付近と川側の2箇所でした。

山ちゃんが豪快に投げ込みました。
やや遠かったのでピン惚け気味でしたね。
空中のトラウトの数を数えたらだいたい25匹くらい。
1回の放流で2か所で約50匹。
1日に2回だと約100匹くらいの放流量のようですね。
放流量としては多い方なんでしょうか。
これを毎日入れていくんですが、それ以上に釣られますからねぇ。
そんなことを考えながら続けます。
放流狙いと言っても、チョコビィSSなのでどうしようかと思いました。
とりあえず表層付近の速巻きをしてみましたが、反応ありませんん。
少しタナを落として巻いてみましたが全然ダメでしたねぇ。
特にやり方を変えずに今まで通りボトム狙いでいいのかな。
そう思ってボトムまで落としてゆっくり巻いてみました。
クックックッ、とはっきりしたあたりがきました。

とてもイキのいいフレッシュな印象だったので放流された個体かもしれませんね。
ただ放流時にはこれ1匹のみ。
放流狙いならやっぱり普通に赤金スプーンの方が断然いいですね。
チョコビィは放流狙いの使い道はなさそうです。
MAVはほんとに人気ありますね。
平日でも普通に20人-30人はいますね。
ポンドそのものは初めて来た人はびっくりするくらい狭いし、変な形をしているし、障害物はあるし、水質もステインで特別綺麗なわけではありません。
大物も多くはないし、根掛かりも良くします。
なんでこんなに人気があるんでしょうか?
MAVの最大の魅力はスタッフの方たちの人柄です、間違いなく。
人気者の山ちゃんや養田チーフにはお世話になっている人が多いと思われます。
自分は特に養田チーフの大ファンなんですよね。
Fドラッグやスイッチバックの開発者であることからも分かるようにルアーフィッシングに関する知識や経験が豊富で、すごい方だと思います。
ロッド操作やルアーのチューニングから、ポンド内のトラウトの状況の見方等々、多岐にわたっていろんなことをアドバイスしてくれます。
MAVのスタッフは一日のうちに何回もポンドに足を運び、お客の一人一人に声をかけてくれます。
・今日はどんな感じですか?
・釣れてますか?
・クランクですか?
こんな感じで話しかけてくれます。
釣れてますよー、と答えるとあたりルアーは何?、今日は中層がいいみたいですよ、あたり減るようなら青銀を試してみて、向こうで小さなクランクで入れ食いしてたみたいですよ。
こんな感じで情報をくれたりします。
今日はイマイチ釣れてませんと答えると、それこそ待ってましたとばかりに、何で釣ってるの?から始まって、そういう時はこうすると良いみたいですよと、いろいろアドバイスをしてくれて、ちょっとロッド貸してみてとその人のロッドを使ってお手本を見せてくれます。
始めたての人は言うに及ばず、ある程度慣れてきた人でも必ず一つは、なるほどこうすればいいんだーっと思わせるものを見せてくれるんです。
MAVに通っている人の中のかなりの割合が、ただ釣りするだけでなくスタッフとのふれあいや、ルアーフィッシングの知識や技術を習いたいと思って行っているんじゃないでしょうか。
そういう意味ではMAVは好きな人はとことん好きで、苦手な人は全く合わないエリアとも言えます。
話しかけられると集中力が切れる、ただ釣る事に専念したい人には落ち着かないエリアという印象しか残らないかもしれませんね。
この日は養田チーフが話しかけてくれました。
「どんな感じですか。」
「まぁ、ぼちぼちです。」
「何でやってるんですか。」
「あー、自作ルアーのお試しをしているんです。」
「ふむ。」
「スローシンキングタイプのプラグでフォールを食わせようかなと。」
「釣れてます?」
「7-8匹ですね、けっこうしぶいです。」
隣でじぃーっと見てくれていました。
ルアーが手元に戻ったときに形を見ながら。
「これけっこう軽いんで巻いてくるとすぐ浮き上がっちゃうんですよね。」
「スナップ側のアイを上につけてみるのはどうかな?」
「上に?」
「ボディの横に付ける形でね。」
「ふむ。」
「そうすれば重心が下がるから浮き上がり難くなるかもね。」
「なるほど。」
話しながらキャスト続けていたらフッキングしました。
養田チーフはデジカメで写真を撮ってくれました。
「こういう風に持って。」
釣り人とトラウトとルアーが見やすく写る撮りかたを教えてくれました。
撮った後デジカメの画像を見せてもらったら、自分の顔とトラウトとチョコビィSSがはっきりと見えて、なかなかかっこいい写真でした。
「この撮り方いいですねー、ルアーまではっきり見えますね。」
「写し方も工夫してるんですよ。お客さんはHPの写真をけっこう見てるんです。あの時使っていたルアーは何?とか、なんであそこにシンカー貼ってるのとか、見たことないルアーだけどアレは何?とか良く聞かれるんですよ。なのでルアーもはっきり見えるように撮ってます。」
「なるほど。」
写真の撮り方まで勉強になります。
「そういえば、去年お勧めだったZAGGER50F1ボトムチューンを最近良く使わせてもらってますがあれはよく釣れますね。」
「あれは今年もかなりいいですよ、良く釣れるという人が多いです。」
「他のエリアで試してみましたがバッチリでしたよ。」
「そうなんですよねー。ここだけじゃなくて他でも釣れるらしいですね。できればここで釣って欲しいんですけど。」
「そうですよね。」
「実はあれはここでのシークレットの釣り方だったんですよ、最初は。」
「えーでも動画で公開してたじゃないですか。」
「いやぁ、あの時期ネタがなくてね・・・。」
そういう理由だったんですね、あの動画は。
「今年もああいう面白いルアーとかないんですか?」
「んー今年はねぇ、ZAGGERのボトムチューンと似た様なルアーが出てそれお勧めしています。」
「へー。」
「ブラスイットミノーボトムリッターって言うんですけどね。」
「その名前だとアイジェットリンクさんですね。」
「そうそう、着底で同じ様に前傾姿勢になるんですが、左右にダートするんです。」
「そういえばZAGGER50F1ボトムチューンは真っ直ぐに引っ張られてきますねね。」
「はい。なので真っ直ぐのZAGGERと左右に振れるボトムリッターの2本立てがいい感じです。」
「今度試してみます。」
隣に居た人に身振り手振りで釣り方を教えていたところをパシャ。

自作ルアーの改良のヒントをくれて、写真の撮り方から新しいお勧めルアーの話までしてくれてやっぱり養田チーフ最高です!
さてチョコビィSSで続けます。
しばらくして浮き上がりに食いついてくれました。

昼を過ぎて暖かくなってきましたが一向に活性は上がった感じがしません。
こりゃあ一日中こんな感じかなぁ。
まぁのんびり釣りできるからいいけどね。
忘れた頃にポツリと釣れる感じです。

続けていたら、場内整備を行いますので御協力お願いします、とのアナウンス。
何を整備するんだろう??
と思っていたらすぐそばまで車が来ました。

足場の悪いところにジャリを入れていました。
ちょっとぬかるんだ感じだったのでナイスでした。
足元も安定したので気合を入れなおして続けます。



なんとか集中力が切れない程度のペースで掛かってくれました。
そしてアンヴィレ道場の時間になりました。
参加者は20人くらい。
何回も参戦してますが、今まで勝ったことはありません。
引き分けが何回かある程度かな。

まぁ、勝つために必死になるとかないですからね。
基本的にはいつもどおりそのまま普通に続けます。
30分で3匹も釣れたら10時間で60匹釣れちゃいますからね。
3匹以上なんて自分的には無理な話です。
この日は時間内で1匹だけ釣れました。

対戦者はチッチマン氏で6匹釣り上げてました。 (すごいですね)
引き分けがお一人で他は全員負けでした。
こういうお祭り的イベントも楽しいですよね。
自分は大会とか競技フィッシングにはほとんど興味がないんですが、アンヴィレ道場は言ってみれば身内のコーヒーマッチみたいな物でみんなで楽しく遊びましょう的なイベントなんですよね。
アンヴィレ道場が終わるとあとは夕暮れまですぐなんですよね。
帰る人も増えるので釣り座があちこち空き始めます。
上池側に回ってみました。
滝前の岩付近を狙ってみます。
数投したところでフッキング。

やっぱりボトムからの巻上げできました。
あたりがたまにくるのでそこで粘りました。
しばらくしてまた乗りました。

その後はあたりが遠のきましたが投げる方向を変えながら粘っていたらスタッフがペレットを巻き始めてくれました。
ただここのペレットってよく分からないんですよね。
巻いても水面にバシャバシャっと来ないんです。
沈むタイプのペレットだからなんでしょうか。
でも那須高原LFや大崎つりぼりも沈むペレットですけど水面は賑やかになるんですよね。
魚影が薄いからってことはまずないと思いますし、深いからなんでしょうかねぇ。
でもトラウトにしてみれば他のトラウトよりも先にエサにありつくためには少しでも速くペレットに食いつこうとすると思うんだけどなぁ。
そうすれば必然的に表層付近での奪い合いが起こる気がします。
正直謎です。
いずれにしてもペレットに合わせてチョコビィを打ち込みましたが反応は見られませんでした。
今回はペレットタイムは1匹も取れませんでした。
しょうがないのでボトムの釣りに戻り、なんとかもう1匹。

だんだん日が落ち始めました。
残り時間が少なくなってきました。
ここまで19匹だったので、なんとかもう1匹釣って20匹にしたいと思い粘りました。
思いが通じたのか、暗くなり始めた頃にヒット。
慎重に寄せたつもりがジャンプと同時にバラしでしまいました。
くやしーーーー。
なんとかもう1匹! と粘ります。
周りはかなり暗くなってきました。
噴水に近寄りその付近にルアーを落とします。
!!
なんと最後に根掛かり・・・・・
まさか、このタイミングでもう1個チョコビィをロストするのはきつすぎます。
なんとかフックを外そうとロッドを振り上げビュンビュンあおりました。
人が少なくなって居たので場所を変えながらビュンビュンしましたがはずれません。
もう1匹釣りたかったところでバラして、その直後の根掛かりです。
もうムキになって外そうとしてロッドを振り回しました。
その時。
なんかラインの先の方がヘンなんです。
水面に入るあたりに何かあります。
あれなんだろう??
最初は水中に残されていたラインかなんかにフックが引っかかって、引っ張ることによってそれごと水面に出てきたのかと思いました。
薄暗くてはっきりと何なのかは分かりませんでした。
ロッドを大きくあおってみると。
あれ? 手応えがヘンだ。
そしてロッドを見てみたら!!
ティップがありませんでした。
なんとロッドをあおっているうちに継ぎ目ではずれてティップの部分がラインを伝って水没していたのです。
水面に見えていたのはその一部のようでした。
正直、途方に暮れました。
ラインの先端のルアーは根掛かっていて、ロッドのティップはその付近の水中です。
どうやって回収すればいいんでしょうか?
呆然としたまま、まず自分がやったことはロッドのベリーの部分をラインごと水中に入れて左右にゆすったんです。
こっちを下にしたらティップが伝って戻ってくるかもしれない!
バカですね。
戻ってくるわけありません。
第一ルアーは水底ですから、ベリーを水中に入れてもこっちが下になるわけないですよね。
どうしようか悩んでいるうちにあたりはどんどん暗くなりました。
ティップって水に浮くんだったかな・・・
どうだったか自信がありませんがもし浮くんなら噴水からの流れに乗ってくるかもしれません。
もうどうしようもなかったのでラインを引っ張ってブレイクさせました。
シーン。
水面には何も浮かんできませんでした。
最後に欲張ったせいで、チョコビィだけじゃなくロッドのティップまで水没させてしまいました。
ポンド内にとんでもない物を置いてきてしまってトラウトもびっくりしているでしょう。
途方に暮れながらも諦めて帰ることにしました。
帰り際に養田チーフを見つけて聞いてみました。
「スミマセン。ロッドのティップって水に浮かびますか?」
「んー、浮かびませんね。どうしました?」
「暗くなってから根掛かり外そうとしてたら、気付かないうちにティップがはずれて水の中にいちゃったんです。」
「あらら。」
「そのままラインブレイクしたんで水没してしまったようです。」
「落ちた場所にも寄りますが、回収は難しいでしょうねぇ。」
「ですよね・・・」
「とりあえず紛失物として記載していってください。」
「はい。」
管理棟で紛失物ノートに名前と住所と連絡先を書きました。
「明日明るくなったら少し探して見ますね。」
「お願いします。」
「見つかったら連絡しますね。」
「はい。」
「出てくるとすれば2-3日以内でしょうけどね。」
(ちなみに1週間たちますが連絡はありません。)
最終的には19匹、全部ニジマスでした。
ルアーはチョコビィSSだけを使いました。
落ちパクや表層中層でのアタックはほぼなかったので、全てボトムで釣れました。
9時間で19匹。
どう評価すべきでしょうね。
やや寂しい釣果と言えますが、寒くて活性が上がらない中、色も換えずに同じルアーで釣り続けたとしてこれ以上釣れるのかと考えた時、なかなかむずかしいかなという気もします。
少なくともボトムでもこの程度は釣れる潜在能力があることが分かったのは収穫でした。
いずれ色を揃えて、若干形も変えて目先を変えながら挑戦してみたいところです。
放流直撃は1匹のみでした。
チョコビィでの放流狙いはきびしいですね。
素直に効果的なスプーンに換える方が吉でしょう。
ペレットタイムは惨敗でした。
なかなか簡単にはいきませんね。
とにかく今日の教訓は、
欲張りは事故の元!!
これに尽きますね。
はぁ・・・
お別れショットは、大事なロッドの一部が眠っている中池の様子です。

家に帰ってからロッドの事を奥さんに報告しました。
「池から神様が出てこなかった?」
「はぁ?」
「あなたの落とした竿は金の竿かそれとも銀の竿か?」
「・・・・」
「正直に答えないとダメよー。」
「そんなの出てくるかいっ!!」
まぁ、奥さんが明るい人でとりあえずは助かります。
さてと、ロッドが1本は折れたままで、もう1本もダメになっちゃったなぁ。
どうしようかなぁ。