2013年01月25日
那須高原ルアーフィールド5 《ペレット撒きと放流》
H25.1/17(木)に那須高原LFに行ってきました。
今回も単独釣行です。
前回のおくとねFP釣行の後も右手薬指の痛みが出なかったので、どうやらアサイチから気合を入れて一日中釣りができそうだと判断しました。
そうとなれば行きたいエリアはたくさんあります。
その中でも今シーズンはとにかく一番のお気に入りである那須高原LFに行くことにしました。
久々に大物を狙いたくなったのと、真冬のトップウォーターはどうなのか試したかったんですよね。
当日朝は5時に出発です。
天候は晴れ、気温は2度でした。
東北道を北上し、宇都宮近辺で一休みしました。

徐々に日が昇り始めてきました。
宇都宮を過ぎたあたりから積雪が見られるようになりました。
那須ICで東北道を降りました。
主要な道路の雪は溶けていましたが小道には雪が残り、轍ができていました。
雪のあるところはソロソロと走り、朝の7時半頃に無事にエリアに到着しました。

到着時の気温が-2度くらいでメチャメチャ寒かったです。
駐車場は完全に雪の中で、積もった雪が寒さで一部が凍り付いている状況でした。

ちょうど太陽が顔を出してきた時で、雪に反射して気持ちの良い景色となっていました。

「良いエリア」というのはだいたいが同じ様な傾向がありますよね。
ポンドやトラウトが素晴らしいのは言うまでもないのですが、駐車場について車を降りた時に、とても清々しい空気、周りの美しい風景、静かで優しい水の音、そしてゆったりとした時間の流れがあり、釣り以外の全ての事を忘れて釣りだけに集中させてくれます。
朝から夕方まで思う存分トラウト達と遊べることの喜びと、期待を胸に来場した釣り人に心ゆくまで楽しんでもらおうとするスタッフの気配りを、しっかりと感じさせてくれるエリアが自分は好きです。
間違いなく那須高原LFはそういう条件を全て満たしてくれる数少ないエリアの一つです。
自分的には今のところ文句のつけどころが全くありません。
タックルの準備をしてから、入口の坂をゆっくり下りていきます。
両手に物を持ちながら雪の上を歩くので滑って転びそうになります。
足元に注意しながらポンドを見ると、1号池は奥側の水面がほとんど氷で覆われていました。

すでに3-4人が釣り始めているようです。
当然ですがインレットにも入っている人がいました。
レストハウスで受付をしました。

オーナーさんにポンドの状況を聞きました。
・1号池、2号池共に、半分以上の水面が凍っていること。
・インレットと冬用の水車で水が動いているところは凍っていない。
・昼になって日が上がるとたぶん溶けるだろう。
・トラウトは氷の下や、氷の際にけっこうたまっているようだ。
・水温が低いうちはトラウトは底からあまり動かないかもしれない。
・水温が低いので動きがのろく、速い動きにはついてこれないだろう。
・日が上がってトラウトが動き出すとトップにも反応すると思われる。
歩きながらポンド全体を見渡します。

水が動いているところ以外はほぼ凍っているような状況でした。
まぁ、じきに溶けてくるだろうけど水温は低そうだなぁ。
1号池と2号池の通路の入口、休憩所の真ん前に移動用の水車が置かれていました。
そこの周りは凍っていなかったのでそこに釣り座を決めました。
最初にポンドの状況を動画で撮ろうと思いましたがデジカメが不調で撮れませんでした。
トラウトの写真も途中から携帯で撮る事になりました。
あとで調べたらメモリーが一杯になっていたようです。
こんな状況でもまずはトップで反応を探ります。
ミッツドライを付けて水車からの流れに沿って数投しましたがほとんど反応なし。
やはりトラウトは底に張り付いてる感じです。
スリムスイマー3.5gカモ柄に変更してみました。
シュッ。
軽くキャストしたつもりが、凍っていない水面を飛び越えて氷の上に落ちました。
巻いてきて氷から水面に飛び込んだところで底まで落とします。
ずる引きでゆっくり巻いてきます。
コツン。
小さなあたりが時々きます。
確かに速く巻くとスピードについて来れない感じですね。
ゆっくり巻いてくるとあたりはあるんですがなかなか乗りません。
方向をかえながら氷を避けて続けていたら、隣の方でなにやら気配が。

オーナーさんとスタッフさんがポンドを見ながら相談しています。
氷の具合をチェックしているようです。
しばらくして結論が出たようです。
スタッフさんがおもむろに手漕ぎボートをポンドに浮かべました。

そしてボートをゆすりながら氷を壊して進んでいきます。
まるで砕氷船ですね。

おかげで水面が広がってくれました。
ある程度遠投ができるようになり、噴水の近くまで投げられるようになりました。
噴水の近くまでスプーンを飛ばし、底まで沈めます。
そこからゆっくりゆっくり引いてきたらなんか鈍い手応え。
最初はウィードを引っ掛けたのかと思いましたが、強めに巻くとトラウトの手応え。
姿が見えるところまでは簡単に寄せられましたが、そこから大暴れ。
数回走りましたが、危なげなくファイトできました。

あいかわらず丸々太ったいい型のニジマスですね。
一冬越えるとますますパワフルになりそうです。
スリムスイマーで続けましたがその後はあたりが減りました。
デジ巻きやバンプもしてみましたが反応が見られません。
ペレスプ2.3gオレンジに変更してみました。
同じように噴水近くまで投げてゆっくりめのデジ巻きをしてみました。
5-6回転したあたりでグッっとハンドルが重くなりました。
ロッドを下げて合わせてみると、ちゃんと乗りました。
この時は掛かってすぐから活発にファイトしてくれました。
慎重に寄せて無事にネットイン。

これもいいサイズのニジマスでした。
なかなかいい出足の様です。
しかし真冬の釣りは難しいですね。
手応えが鈍いので、合わせも半信半疑の時が結構あります。
それもあって合わせきれずにバラシも多いです。
これはやっぱりトラウトのアタックそのものが弱いからなんでしょうね。
底に落ちてるスプーンを拾うようについばんだり、上から抑えつけるようにくわえるんでしょう。
活性の上がっている時の勢いよく、グングングンとくる手応えはボトムだとあまりありませんね。
自分がボトムの釣りが苦手な理由の一つがこれなんですよ。
掛かった時のいきなりテンションが上がるワクワク感が少ないんですよね。
キタキタキタキター!
って感じじゃなくて、
あれっ? これ、来てる? あ、掛かってた!
こんな感じのパターンが多いんですよね。
まぁ、釣れて文句言ってちゃ贅沢なんですけどね。
砕氷船は駐車場側に到達し、奥の方に進んでいきました。
それにより釣りが可能な水面が奥の方に広がりました。
それを見て、インレットで釣りをしていた人たちが奥の方に移動しました。
それならばということで自分はインレットに入りました。
ここは一番好きな釣り座なのでなんとなく安心してできます。
この場所で前回実績のあるZAGGER50F1ボトムチューンを試してみることにしました。
インレットの水流を越えて噴水近くまでプラグを飛ばし、底に落とします。
チョンチョン、チョン、チョンチョン、ステイ、チョンチョン。
不規則にアクションを加えながらゆっくり引いてきます。
途中で弱いあたりを感じました。
なんか来そうだな、と思って引いていると、ガツンときました。
ZAGGER50F1ボトムチューンのあたりは真冬でもけっこうガンッガンッ、ときます。
ボトムより少し上にフックが位置するので、飛びついてきてくわえる場合があるんでしょうね。
メチャメチャいい引きです。
ドラグがジージー悲鳴を上げています。
ムリに引っ張らずに走りたいだけ走らせます。
どんどんラインが出て行くのでポンピング気味に巻きながら走らせます。
すごいスタミナで巻いても巻いてもなかなか寄ってきてくれません。
しばらく格闘していたらようやくトラウトが疲れてきてくれました。
直前で一回走られましたが寄せなおして無事にネットイン。

これは50cmを優に超えるパワフルなニジマスでした。
携帯の写真なのでややアップ気味なのですが、尾はネットからはみ出ていました。
この1匹だけでも、もう那須高原まで来た甲斐があるというものです。
大物をしとめた満足感で気分は最高です。
少しして同じくZAGGER50F1ボトムチューンでもう一本。

サイズはそんなになかったんですが、これもいい引きでした。
那須高原LFでは今回もZAGGER50F1ボトムチューンは好調でした。
大型トラウトが多く掛かるのでここでボトムを狙うのに非常に適しているルアーという印象です。
スプーンのデジ巻きやバンプなどより、アクションの付け方がアクティブで自分的にも好みです。
よーし、もう一丁カモーン。
気合を入れてキャスト。
ピシューーーッ バッチーーン!
普通にキャストしたつもりでしたが、力が入りすぎたのか痛恨のキャスト切れ。
プラグは噴水付近の底に沈んでいきました。
くぅぅぅ!
ZAGGER50F1ボトムチューンのロストは痛いんですよね。
値段も高いし、セッティングにそれなりの手間をかけてるのでダメージがでかいです。
もう一個ZAGGER50F1ボトムチューンは用意してきていましたが、なんとなくケチがついたので重いスプーンに変更することにしました。
選んだのが最近中古ルアーで手に入れたディープカッパーC5.8g金です。
これはよく飛ぶスプーンですね。
コンパクトなボディで重さがあるので軽く投げてもぶっ飛びます。
べイトキャスト用に入手したんですが、試しにスピニングタックルで投げてみたらあんまり飛ぶんでびっくりしました。
インレットから噴水を超えて、岩の付近まで飛びました。
ズドンと底まで落ちるので着底がすぐ分かります。
ゆっくり巻くとほとんどずる引きで、速めに巻いたら底の少し上をヒラヒラ泳ぎます。
浮き上がってくる感じはほとんどないスプーンですね。
ゆっくりずる引きしたら底の岩やウィードにたまに引っ掛かります。
戻ってくるスプーンのフックに水草がくっついてきたりします。
それでもたまに明らかにあたりの様な手応えも感じたので続けました。
しばらくして鈍いあたりあり。
ロッドで合わせるとしっかり乗った感じです。
かなりいい手応えでドラグが鳴り響きました。
遠くで掛かったので時間をかけながらゆっくり寄せてきます。
姿が見えてきたあたりで左右に首を振り始めました。
さすがにこの寒さだとジャンプする個体はあまりいないですね。
パワフルではありますが、動きの切れはそれほどありません。
疲れが見えてきたところでネットまで寄せました。

重いスプーンの遠投ずる引きもなかなかいいですね。
寒さの割には思ったよりいい感じで釣れるので気分は上々です。
ディープカッパーC5.8g金を続けました。
1回掛かってバラシあり。
その後もそのまま粘ります。
あたりが減ってきたかな、と思いながら巻いてきました。
かなり遠投したのに足元まであたりが感じられずに落胆しかけた時でした。
水底をキラキラ光りながら寄ってきたスプーンがインレットの水流をかすめて駆け上がりを叩いたところで、大きなトラウトが後方からすごい勢いで追いかけてきてパクリとくわえました。
その途端、ジィィィィィィッ!!
物凄い引きです。
ニジマスではないようです。
茶色っぽい魚体が迫力満点でした。
勢いに負けないように必死にロッドを立てて、強烈な引きと格闘しました。
トラウトは足元から少し沖まで突っ走り、大暴れしています。
スプーンをくわえた瞬間、フックががっちりと口に掛かったのが見えていたのでラインさえ切れなければなんとかなるだろうと落ち着いてやりとりできました。
最初に那須高原LFに来た頃とくらべて大物とのファイトは明らかに余裕が持てるようになりました。
もちろん今でもバラシは多いんですが、ラインブレイクは確実に減りました。
この日も大物とのやり取りではラインブレイクは全くありませんでした。
やっぱりニューラインで来る様になったのが大きいのかもしれません。
かなり時間を掛けて弱らせてから寄せ直し。
ネットを出すと大きくて体がはみ出て落としそうになりました。
ロッドを置いて両手でフレームをつかみ、なんとかネットに収めました。

物凄くワイルドなジャガートラウトでした。
見事な鼻曲がりです。
長さは62cmでしたが、すごく太っていてとにかく重かったです。
以前からインレットの土管の下あたりをゆったり泳いでいた個体でしょうか。
いつか掛けてみたいと思っていたんですよね、このジャガートラウト。
気分は最高潮になりました。
浮き浮きしながら同じスプーンで続けましたが、その後はあたりを取れず。
気分が高揚しすぎて集中力は途切れていたかもしれません。
時間的にはお昼を回ってきていました。
暖かい飲み物で一息入れることにしました。
数は出ていなかったんですがいいサイズのトラウトが掛かってくれて最高の気分でした。
イスに座ってしばらくのんびりしていました。
空を見上げたら、青い空をバックにこんな雲が浮かんでいました。

母親のドラゴンが子供のドラゴンにお説教しているところでしょうか。
若者のドラゴンが水面に映った自分の姿を見てびっくりしている図でしょうか。
そんなことを考えながらぼーっとしてました。
さて後半戦はベイトキャストに挑戦か。
気持ちを入れ直して再開します。
ベイトタックルに先程良かったディープカッパーC5.8g金を付けてキャストしてみました。
シューー。
ちゃんと飛んでくれました。
でも、やっぱり飛距離は伸びず、よく飛んだときで20メートルくらいです。
先ほどまでと同じ様にボトムに落として巻きます。
しかしなかなかあたりが来ません。
もっと遠くまで投げようと思いっきりキャスト。
少し遠くまで行ったんですが、サミングが遅れてバックラッシュ。
力入れ過ぎるとタイミングが取れずにルアーをスムーズに着水させられない感じです。
力を入れずにキャストを繰り返し、ちゃんと飛距離が出る方法がないかいろいろ試したんですが大きくは変わりませんでした。
その間もあたりは来ませんでした。
スプーンを換えて、いろいろ試しましたがあたりはほとんど取れませんでした。
飛距離が足りないのでトラウトが溜まっている所まで届いていなかったのかもしれません。
ZAGGER50F1ボトムチューンを試してみました。
これもあまり飛びません。
着底させてアクション付けてみましたがあまり反応は見られませんでした。
今回はルアーを換えながら投げ方も換えながらいろいろ試しましたが、結局最後までトラウトを掛けることは叶いませんでした。
やっぱりベイトキャストは難しいですねぇ。
とにかくルアーが飛ぶ距離が足りな過ぎる気がします。
もっと遠くまでルアー運ぶ方法を考えなければなりません。
次回はラインを4lbに換えてみるかな。
まだまだ修行を繰り換えす必要がありますね。
ベイトキャストで悪戦苦闘しているうちにかなり時間が経ってしまいました。
午後2時頃になってペレット撒きが始まりました。
待ってましたとばかりにスピニングタックルに持ち替えます。
この日は最初からプリリー深緑でペレットタイムに挑もうと考えていました。
スタッフさんがペレットを撒くとトラウト達がはしゃぎ始めます。
それにあわせてプリリーを打ち込んでみました。
コツン、コツン。
2度ほどあたりがありましたが掛けられませんでした。
すぐに巻き取って同じ場所に投げいれます。
またコツンとあたるんですが乗りませんでした。
ダメかー。
最近ペレットタイムが不調です。
一時期調子が良かったペレスプや師匠のお勧めのプリリーで狙いますがダメなんですよねぇ。
あたりはあるんですが、どうもキャッチまで至りません。
スタッフさんがポンドを一周して戻って来た時にまた撒いてくれたので、今度はペレスプを打ち込んでみました。
しかし、結果は同じ。
あたりはあってもフッキングまで至りませんでした。
この日もペレットタイムは1匹もゲットできずでした。
管理釣り場特有の行為として、ペレット撒きとトラウトの放流がありますよね。
これに関しては好き嫌いいろんな意見があります。
もちろん各自の好みの話なので良い悪いで評価する物ではありません。
自分はペレット撒きもトラウトの放流もどちらも大好きです。
その理由は、どっちもエリアの特別なイベントだと考えているからです。
例えば遊園地での特別なアトラクション。
子供の頃に遊園地に連れていってもらった時、1時から仮面ライダーショー(古くてすみません)があると聞けばワクワクして見たもんです。
常設されてる乗り物も楽しいんですが、いつもと違うショーが妙に楽しかったんですよね。
水族館のイルカショーも動物園の動物ふれあいタイムも同じです。
例えば安売りスーパーのタイムバーゲン。
あるいは閉店間際にの半額シールでも構いません。
貧乏性の自分には魅力的なイベントでついつい必要じゃない物まで買っちゃう時があります。
普段とちょっと違う味わいを見せてくれる瞬間が自分はけっこう好きです。
自分は、ペレット撒きや放流はコンディションが良くなかったりしてどうしても釣れないお客さんになんとか釣る楽しみを味わってもらおうとエリアスタッフが考え出したエリアならではのイベントだと思うんですよね。
それまでシーンとしていたポンドや釣り人が、放流と同時にロッドがしなりだし、釣り人は興奮しだしてエリア全体に活気があふれます。
釣れずに渋い顔をしていた釣り人達の顔がどんどん笑顔に変わっていく魔法のような素敵なイベントだと思うんですよね。
繰り返しますがこれは感じ方の問題です。
せっかくパターンを掴んだのに放流で崩れた、という事もあるでしょう。
釣れて当たり前の放流魚を取ってもしょうがない、底でじっとしているのを掛けるのが楽しいんだ、こう感じる人もいるでしょう。
自分の釣りを追求することに楽しみを見出すのも理解できます。
自分の考え方はせっかくエリア側が提供してくれる楽しいイベントならば参加しない手はない。
踊る阿呆に見る阿呆、同じ阿呆なら踊らにゃ損々。
まさしくこんな心境です。
放流や、ペレット撒きが入るとポンドの状況は一変します。
それまでのポンドとは違うポンドが目の前に現れるのです。
一日の中で2種類も3種類も違うポンドで遊べるわけです。
楽しみ方も2倍3倍に広げちゃえばいいんですよ。
放流が入るということはエリア側がそれまでと違うポンドの状況を演出してくれるわけです。
当然それに合わせて放流用の攻め方を考えるのが楽しいんです。
放流と言うイベントに参加して、自分なりの工夫で成果を上げると満足感が得られるんですよね。
ただ単に釣った数が増える喜びだけじゃなく、放流と言うイベントを制した喜びも手に入れたいって気持ちがあるんです。
特にこの時期の放流やペレット撒きの楽しみはもう一つあります。
トラウトの掛かり方が全然違うんですよね。
ボトムの釣りは底まで落としたルアーに、動きののろいトラウトがゆっくりアタックしてくるのでどうしても手応えが鈍いですよね。
小さなあたりがほとんどで、無理に掛けるとスレ掛かりが多くなります。
これが放流が入った場合、全く別の釣りに様変わります。
スプーンの表層の速引きに食いついてくるトラウトは、すごいスピードで追いついてきてひったくる様にアタックしてきます。
掛かった瞬間にロッドがグングングンと引きこまれます。
これは放流直撃ならではの爽快感あふれる感触ですよね。
ペレット撒きも独特です。
目の前で自分のルアーをばっちり咥えこむ瞬間が見られます。
普段は底に潜んでいるトラウト達が表層付近に一斉に現れる姿と、そこにルアーを打ち込む気持ち良さはなかなかのものです。
自分はエリアに行く時は放流をするのか、ペレット撒きをするのかは正直気になりますね。
単にそれがあるとたくさん釣れるからということではなく、それらのイベントもクリアできるように楽しみたいからです。
この日のペレット撒きイベントは自分的に惨敗でした。
一匹も取れなかったので悔しくてしょうがありません。
次に来る時まで何か対策を立ててきて、次こそ攻略したいと思っています。
午前中は好調だったのですが午後からはベイトキャストが不発、ペレットタイムに惨敗と一転して不調となりました。
尻切れトンボになりそうな勢いです。
いやいや那須高原LFは終わり間際がすごいんです。
16時を過ぎたあたりでインレットでトップに反応してくれるはず。
そう信じてその後はクランクを投げたりしていました。
この日はクランクはだメでしたねぇ。
まるで手応えがありませんでした。
カラミナ仕様のZANMU33DRに期待したんですが不発でした。
ちなみにフックの絡まりはほとんどありませんでした。
そうこうしているうちに16時も回ります。
この時間になると那須高原LFでは終わり間際の大量ペレット撒きが行われます。
そして一気にポンド全体の活性が上がります。
ペレットの投入に合わせて、今度はミッツドライを投げ入れてみました。
これがまた見事に空振り。
この日はどうしてもペレット撒きははずしまくりでした。
しかしその後に怒涛の反撃です。
活性が上がったのを期待してインレットからの水流の範囲にミッツドライを投げ入れるとしっかり反応がありました。
繰り返していたら乗りました。

トップでバシュッっと出て、しっかり乗ると最高に気持ちが良いです。
いい引き味を楽しみました。
それから数投したところで、ミッツドライに大物がガブリッ。
強烈な引きが手元に来ました。
ドラグが出ましたが水流の落ち着いてる方に誘導しながら寄せてきます。

ワイルドなニジマスが大暴れでした。
トップで大物が来るとチョー楽しい。
午後の不調を吹き飛ばす楽しい時間がやってまいりました。
数投でまた掛かります。
活性がメチャメチャ上がっているようです。

今度はかわいいアルビノちゃん。
今日はまだアルビノが釣れてなかったのでうれしい1匹です。
チャンスタイムとばかりにジャンジャン投げます。
バイトがかなりあります。
ステイだけでアタックが湧いてきます。
すぐに乗りました。

やや痛んだ個体ですがファイトはなかなかでした。
まだまだ続きます。
次は小さいニジマスでした。

たぶんここでは一番小さいクラスですね。
それでも元気よくトッププラグにアタックしてくれました。
ナイスファイト!
終了時間まで高活性は落ちることなく続きました。
真冬でしかも気温が氷点下なんですがこのトップの反応はすごすぎですね。
まさか終わり際にここまでトップに出まくるとは予想以上でした。
インレットの水流をはずして静かな水面に投げてみました。
そこでもトラウトが出てくれました。
少し引いてステイしていたら乗りました。

やっぱりポンド全体の活性上がっているようです。
残り時間が少なくなってきました。
最後に粘ってもう一匹。

最後は綺麗なアルビノで締めました。
いやー、気分爽快な終わり方でした。
午前中の大型ニジマス&大型ジャガーで気分はホクホク。
昼下がりからベイトタックル不発でションボリ。
ペレットタイムの惨敗でガックリ。
最後に駆け込み高活性でトップ連チャンでニンマリ。
いろいろ楽しめた一日でした。
久々の大物の手応えは最高でした。
特に念願の大型ジャガーが食いついてくれたのは今年の初の心の中でのガッツポーズでした。
最終的には計17匹、ジャガートラウトが1匹、アルビノが2匹で、他は全部ニジマスでした。
ベイトタックルでは1匹も釣れませんでした。
当たりルアーはZAGGER50F1ボトムチューン、重いスプーン、ミッツドライでした。
真冬のトップはどうなのか、と思って来てみましたが、活性が上がるとこの時期でも出まくることが分かりました。
これくらいトップの反応がいいエリアが他にもないか、もっと探したくなりますね。
悔しいのはペレットタイムです。
何かいい手立てはないかなぁ。
やっぱアレかなぁ。
実は一つだけ秘策があるんですよね。
機会があったら試してみますね。
ペレスプ、プリリー、ミッツドライは今回はダメでしたね。
もっとも全く反応がなかったわけじゃないので、単に自分が掛け損なっているだけかもしれません。
自分の下手さをルアーのせいにしちゃいけませんね。
左手のロッド操作にはかなり慣れてきました。
あたりがきたら普通に反応できるようになりました。
ただ最近左手の薬指も少し痛いんですよね。
それが気になるところです。
ベイトタックルの修行はまだまだですね。
あせってもしょうがないのでじっくりゆっくり続けていきます。
お別れショットは日が落ちて寂しげな1号池。

今日は楽しかったなぁ、と思いながらタックルをしまって帰る準備をしていました。
サクサクサク。
近くまで歩いて寄って来た人がいます。
振り向いてみるとスタッフさんでした。
「お疲れ様でした。」
「お疲れ様でした。」
「今日はどうでしたか?」
「思ったより釣れて楽しかったですよ。60ジャガーが掛かりました。」
「ああ、それはいいですねー。何で釣れました?」
「重いスプーンで底の方ですね。」
「そうですか。」
「最後はトップで釣れまくりでした。」
「ここにトラウトが溜まりますからね。」
「ですよね。」
最後にスタッフさんが1枚の紙切れを手渡してくれました。

「朝に氷が張ってまともに釣りできなくてもうしわけありませんでした。これはお詫びのしるしです。」
「そんなことないですよ。十分朝から楽しませていただきました。」
「次もまた遊びに来てください。」
「ええ、ぜひお邪魔させていただきます。」
素晴らしい気配りですよね。
ちゃんと来場した人が楽しめたか気を配ってくれる姿勢がうれしいですよね。
単にサービス券をもらったうれしさというよりも心遣いに感激しました。
やっぱりできるエリアは違いますね。
益々ファンになっちゃいましたよ!
今回も単独釣行です。
前回のおくとねFP釣行の後も右手薬指の痛みが出なかったので、どうやらアサイチから気合を入れて一日中釣りができそうだと判断しました。
そうとなれば行きたいエリアはたくさんあります。
その中でも今シーズンはとにかく一番のお気に入りである那須高原LFに行くことにしました。
久々に大物を狙いたくなったのと、真冬のトップウォーターはどうなのか試したかったんですよね。
当日朝は5時に出発です。
天候は晴れ、気温は2度でした。
東北道を北上し、宇都宮近辺で一休みしました。

徐々に日が昇り始めてきました。
宇都宮を過ぎたあたりから積雪が見られるようになりました。
那須ICで東北道を降りました。
主要な道路の雪は溶けていましたが小道には雪が残り、轍ができていました。
雪のあるところはソロソロと走り、朝の7時半頃に無事にエリアに到着しました。

到着時の気温が-2度くらいでメチャメチャ寒かったです。
駐車場は完全に雪の中で、積もった雪が寒さで一部が凍り付いている状況でした。

ちょうど太陽が顔を出してきた時で、雪に反射して気持ちの良い景色となっていました。

「良いエリア」というのはだいたいが同じ様な傾向がありますよね。
ポンドやトラウトが素晴らしいのは言うまでもないのですが、駐車場について車を降りた時に、とても清々しい空気、周りの美しい風景、静かで優しい水の音、そしてゆったりとした時間の流れがあり、釣り以外の全ての事を忘れて釣りだけに集中させてくれます。
朝から夕方まで思う存分トラウト達と遊べることの喜びと、期待を胸に来場した釣り人に心ゆくまで楽しんでもらおうとするスタッフの気配りを、しっかりと感じさせてくれるエリアが自分は好きです。
間違いなく那須高原LFはそういう条件を全て満たしてくれる数少ないエリアの一つです。
自分的には今のところ文句のつけどころが全くありません。
タックルの準備をしてから、入口の坂をゆっくり下りていきます。
両手に物を持ちながら雪の上を歩くので滑って転びそうになります。
足元に注意しながらポンドを見ると、1号池は奥側の水面がほとんど氷で覆われていました。

すでに3-4人が釣り始めているようです。
当然ですがインレットにも入っている人がいました。
レストハウスで受付をしました。

オーナーさんにポンドの状況を聞きました。
・1号池、2号池共に、半分以上の水面が凍っていること。
・インレットと冬用の水車で水が動いているところは凍っていない。
・昼になって日が上がるとたぶん溶けるだろう。
・トラウトは氷の下や、氷の際にけっこうたまっているようだ。
・水温が低いうちはトラウトは底からあまり動かないかもしれない。
・水温が低いので動きがのろく、速い動きにはついてこれないだろう。
・日が上がってトラウトが動き出すとトップにも反応すると思われる。
歩きながらポンド全体を見渡します。

水が動いているところ以外はほぼ凍っているような状況でした。
まぁ、じきに溶けてくるだろうけど水温は低そうだなぁ。
1号池と2号池の通路の入口、休憩所の真ん前に移動用の水車が置かれていました。
そこの周りは凍っていなかったのでそこに釣り座を決めました。
最初にポンドの状況を動画で撮ろうと思いましたがデジカメが不調で撮れませんでした。
トラウトの写真も途中から携帯で撮る事になりました。
あとで調べたらメモリーが一杯になっていたようです。
こんな状況でもまずはトップで反応を探ります。
ミッツドライを付けて水車からの流れに沿って数投しましたがほとんど反応なし。
やはりトラウトは底に張り付いてる感じです。
スリムスイマー3.5gカモ柄に変更してみました。
シュッ。
軽くキャストしたつもりが、凍っていない水面を飛び越えて氷の上に落ちました。
巻いてきて氷から水面に飛び込んだところで底まで落とします。
ずる引きでゆっくり巻いてきます。
コツン。
小さなあたりが時々きます。
確かに速く巻くとスピードについて来れない感じですね。
ゆっくり巻いてくるとあたりはあるんですがなかなか乗りません。
方向をかえながら氷を避けて続けていたら、隣の方でなにやら気配が。

オーナーさんとスタッフさんがポンドを見ながら相談しています。
氷の具合をチェックしているようです。
しばらくして結論が出たようです。
スタッフさんがおもむろに手漕ぎボートをポンドに浮かべました。

そしてボートをゆすりながら氷を壊して進んでいきます。
まるで砕氷船ですね。

おかげで水面が広がってくれました。
ある程度遠投ができるようになり、噴水の近くまで投げられるようになりました。
噴水の近くまでスプーンを飛ばし、底まで沈めます。
そこからゆっくりゆっくり引いてきたらなんか鈍い手応え。
最初はウィードを引っ掛けたのかと思いましたが、強めに巻くとトラウトの手応え。
姿が見えるところまでは簡単に寄せられましたが、そこから大暴れ。
数回走りましたが、危なげなくファイトできました。

あいかわらず丸々太ったいい型のニジマスですね。
一冬越えるとますますパワフルになりそうです。
スリムスイマーで続けましたがその後はあたりが減りました。
デジ巻きやバンプもしてみましたが反応が見られません。
ペレスプ2.3gオレンジに変更してみました。
同じように噴水近くまで投げてゆっくりめのデジ巻きをしてみました。
5-6回転したあたりでグッっとハンドルが重くなりました。
ロッドを下げて合わせてみると、ちゃんと乗りました。
この時は掛かってすぐから活発にファイトしてくれました。
慎重に寄せて無事にネットイン。

これもいいサイズのニジマスでした。
なかなかいい出足の様です。
しかし真冬の釣りは難しいですね。
手応えが鈍いので、合わせも半信半疑の時が結構あります。
それもあって合わせきれずにバラシも多いです。
これはやっぱりトラウトのアタックそのものが弱いからなんでしょうね。
底に落ちてるスプーンを拾うようについばんだり、上から抑えつけるようにくわえるんでしょう。
活性の上がっている時の勢いよく、グングングンとくる手応えはボトムだとあまりありませんね。
自分がボトムの釣りが苦手な理由の一つがこれなんですよ。
掛かった時のいきなりテンションが上がるワクワク感が少ないんですよね。
キタキタキタキター!
って感じじゃなくて、
あれっ? これ、来てる? あ、掛かってた!
こんな感じのパターンが多いんですよね。
まぁ、釣れて文句言ってちゃ贅沢なんですけどね。
砕氷船は駐車場側に到達し、奥の方に進んでいきました。
それにより釣りが可能な水面が奥の方に広がりました。
それを見て、インレットで釣りをしていた人たちが奥の方に移動しました。
それならばということで自分はインレットに入りました。
ここは一番好きな釣り座なのでなんとなく安心してできます。
この場所で前回実績のあるZAGGER50F1ボトムチューンを試してみることにしました。
インレットの水流を越えて噴水近くまでプラグを飛ばし、底に落とします。
チョンチョン、チョン、チョンチョン、ステイ、チョンチョン。
不規則にアクションを加えながらゆっくり引いてきます。
途中で弱いあたりを感じました。
なんか来そうだな、と思って引いていると、ガツンときました。
ZAGGER50F1ボトムチューンのあたりは真冬でもけっこうガンッガンッ、ときます。
ボトムより少し上にフックが位置するので、飛びついてきてくわえる場合があるんでしょうね。
メチャメチャいい引きです。
ドラグがジージー悲鳴を上げています。
ムリに引っ張らずに走りたいだけ走らせます。
どんどんラインが出て行くのでポンピング気味に巻きながら走らせます。
すごいスタミナで巻いても巻いてもなかなか寄ってきてくれません。
しばらく格闘していたらようやくトラウトが疲れてきてくれました。
直前で一回走られましたが寄せなおして無事にネットイン。

これは50cmを優に超えるパワフルなニジマスでした。
携帯の写真なのでややアップ気味なのですが、尾はネットからはみ出ていました。
この1匹だけでも、もう那須高原まで来た甲斐があるというものです。
大物をしとめた満足感で気分は最高です。
少しして同じくZAGGER50F1ボトムチューンでもう一本。

サイズはそんなになかったんですが、これもいい引きでした。
那須高原LFでは今回もZAGGER50F1ボトムチューンは好調でした。
大型トラウトが多く掛かるのでここでボトムを狙うのに非常に適しているルアーという印象です。
スプーンのデジ巻きやバンプなどより、アクションの付け方がアクティブで自分的にも好みです。
よーし、もう一丁カモーン。
気合を入れてキャスト。
ピシューーーッ バッチーーン!
普通にキャストしたつもりでしたが、力が入りすぎたのか痛恨のキャスト切れ。
プラグは噴水付近の底に沈んでいきました。
くぅぅぅ!
ZAGGER50F1ボトムチューンのロストは痛いんですよね。
値段も高いし、セッティングにそれなりの手間をかけてるのでダメージがでかいです。
もう一個ZAGGER50F1ボトムチューンは用意してきていましたが、なんとなくケチがついたので重いスプーンに変更することにしました。
選んだのが最近中古ルアーで手に入れたディープカッパーC5.8g金です。
これはよく飛ぶスプーンですね。
コンパクトなボディで重さがあるので軽く投げてもぶっ飛びます。
べイトキャスト用に入手したんですが、試しにスピニングタックルで投げてみたらあんまり飛ぶんでびっくりしました。
インレットから噴水を超えて、岩の付近まで飛びました。
ズドンと底まで落ちるので着底がすぐ分かります。
ゆっくり巻くとほとんどずる引きで、速めに巻いたら底の少し上をヒラヒラ泳ぎます。
浮き上がってくる感じはほとんどないスプーンですね。
ゆっくりずる引きしたら底の岩やウィードにたまに引っ掛かります。
戻ってくるスプーンのフックに水草がくっついてきたりします。
それでもたまに明らかにあたりの様な手応えも感じたので続けました。
しばらくして鈍いあたりあり。
ロッドで合わせるとしっかり乗った感じです。
かなりいい手応えでドラグが鳴り響きました。
遠くで掛かったので時間をかけながらゆっくり寄せてきます。
姿が見えてきたあたりで左右に首を振り始めました。
さすがにこの寒さだとジャンプする個体はあまりいないですね。
パワフルではありますが、動きの切れはそれほどありません。
疲れが見えてきたところでネットまで寄せました。

重いスプーンの遠投ずる引きもなかなかいいですね。
寒さの割には思ったよりいい感じで釣れるので気分は上々です。
ディープカッパーC5.8g金を続けました。
1回掛かってバラシあり。
その後もそのまま粘ります。
あたりが減ってきたかな、と思いながら巻いてきました。
かなり遠投したのに足元まであたりが感じられずに落胆しかけた時でした。
水底をキラキラ光りながら寄ってきたスプーンがインレットの水流をかすめて駆け上がりを叩いたところで、大きなトラウトが後方からすごい勢いで追いかけてきてパクリとくわえました。
その途端、ジィィィィィィッ!!
物凄い引きです。
ニジマスではないようです。
茶色っぽい魚体が迫力満点でした。
勢いに負けないように必死にロッドを立てて、強烈な引きと格闘しました。
トラウトは足元から少し沖まで突っ走り、大暴れしています。
スプーンをくわえた瞬間、フックががっちりと口に掛かったのが見えていたのでラインさえ切れなければなんとかなるだろうと落ち着いてやりとりできました。
最初に那須高原LFに来た頃とくらべて大物とのファイトは明らかに余裕が持てるようになりました。
もちろん今でもバラシは多いんですが、ラインブレイクは確実に減りました。
この日も大物とのやり取りではラインブレイクは全くありませんでした。
やっぱりニューラインで来る様になったのが大きいのかもしれません。
かなり時間を掛けて弱らせてから寄せ直し。
ネットを出すと大きくて体がはみ出て落としそうになりました。
ロッドを置いて両手でフレームをつかみ、なんとかネットに収めました。

物凄くワイルドなジャガートラウトでした。
見事な鼻曲がりです。
長さは62cmでしたが、すごく太っていてとにかく重かったです。
以前からインレットの土管の下あたりをゆったり泳いでいた個体でしょうか。
いつか掛けてみたいと思っていたんですよね、このジャガートラウト。
気分は最高潮になりました。
浮き浮きしながら同じスプーンで続けましたが、その後はあたりを取れず。
気分が高揚しすぎて集中力は途切れていたかもしれません。
時間的にはお昼を回ってきていました。
暖かい飲み物で一息入れることにしました。
数は出ていなかったんですがいいサイズのトラウトが掛かってくれて最高の気分でした。
イスに座ってしばらくのんびりしていました。
空を見上げたら、青い空をバックにこんな雲が浮かんでいました。

母親のドラゴンが子供のドラゴンにお説教しているところでしょうか。
若者のドラゴンが水面に映った自分の姿を見てびっくりしている図でしょうか。
そんなことを考えながらぼーっとしてました。
さて後半戦はベイトキャストに挑戦か。
気持ちを入れ直して再開します。
ベイトタックルに先程良かったディープカッパーC5.8g金を付けてキャストしてみました。
シューー。
ちゃんと飛んでくれました。
でも、やっぱり飛距離は伸びず、よく飛んだときで20メートルくらいです。
先ほどまでと同じ様にボトムに落として巻きます。
しかしなかなかあたりが来ません。
もっと遠くまで投げようと思いっきりキャスト。
少し遠くまで行ったんですが、サミングが遅れてバックラッシュ。
力入れ過ぎるとタイミングが取れずにルアーをスムーズに着水させられない感じです。
力を入れずにキャストを繰り返し、ちゃんと飛距離が出る方法がないかいろいろ試したんですが大きくは変わりませんでした。
その間もあたりは来ませんでした。
スプーンを換えて、いろいろ試しましたがあたりはほとんど取れませんでした。
飛距離が足りないのでトラウトが溜まっている所まで届いていなかったのかもしれません。
ZAGGER50F1ボトムチューンを試してみました。
これもあまり飛びません。
着底させてアクション付けてみましたがあまり反応は見られませんでした。
今回はルアーを換えながら投げ方も換えながらいろいろ試しましたが、結局最後までトラウトを掛けることは叶いませんでした。
やっぱりベイトキャストは難しいですねぇ。
とにかくルアーが飛ぶ距離が足りな過ぎる気がします。
もっと遠くまでルアー運ぶ方法を考えなければなりません。
次回はラインを4lbに換えてみるかな。
まだまだ修行を繰り換えす必要がありますね。
ベイトキャストで悪戦苦闘しているうちにかなり時間が経ってしまいました。
午後2時頃になってペレット撒きが始まりました。
待ってましたとばかりにスピニングタックルに持ち替えます。
この日は最初からプリリー深緑でペレットタイムに挑もうと考えていました。
スタッフさんがペレットを撒くとトラウト達がはしゃぎ始めます。
それにあわせてプリリーを打ち込んでみました。
コツン、コツン。
2度ほどあたりがありましたが掛けられませんでした。
すぐに巻き取って同じ場所に投げいれます。
またコツンとあたるんですが乗りませんでした。
ダメかー。
最近ペレットタイムが不調です。
一時期調子が良かったペレスプや師匠のお勧めのプリリーで狙いますがダメなんですよねぇ。
あたりはあるんですが、どうもキャッチまで至りません。
スタッフさんがポンドを一周して戻って来た時にまた撒いてくれたので、今度はペレスプを打ち込んでみました。
しかし、結果は同じ。
あたりはあってもフッキングまで至りませんでした。
この日もペレットタイムは1匹もゲットできずでした。
管理釣り場特有の行為として、ペレット撒きとトラウトの放流がありますよね。
これに関しては好き嫌いいろんな意見があります。
もちろん各自の好みの話なので良い悪いで評価する物ではありません。
自分はペレット撒きもトラウトの放流もどちらも大好きです。
その理由は、どっちもエリアの特別なイベントだと考えているからです。
例えば遊園地での特別なアトラクション。
子供の頃に遊園地に連れていってもらった時、1時から仮面ライダーショー(古くてすみません)があると聞けばワクワクして見たもんです。
常設されてる乗り物も楽しいんですが、いつもと違うショーが妙に楽しかったんですよね。
水族館のイルカショーも動物園の動物ふれあいタイムも同じです。
例えば安売りスーパーのタイムバーゲン。
あるいは閉店間際にの半額シールでも構いません。
貧乏性の自分には魅力的なイベントでついつい必要じゃない物まで買っちゃう時があります。
普段とちょっと違う味わいを見せてくれる瞬間が自分はけっこう好きです。
自分は、ペレット撒きや放流はコンディションが良くなかったりしてどうしても釣れないお客さんになんとか釣る楽しみを味わってもらおうとエリアスタッフが考え出したエリアならではのイベントだと思うんですよね。
それまでシーンとしていたポンドや釣り人が、放流と同時にロッドがしなりだし、釣り人は興奮しだしてエリア全体に活気があふれます。
釣れずに渋い顔をしていた釣り人達の顔がどんどん笑顔に変わっていく魔法のような素敵なイベントだと思うんですよね。
繰り返しますがこれは感じ方の問題です。
せっかくパターンを掴んだのに放流で崩れた、という事もあるでしょう。
釣れて当たり前の放流魚を取ってもしょうがない、底でじっとしているのを掛けるのが楽しいんだ、こう感じる人もいるでしょう。
自分の釣りを追求することに楽しみを見出すのも理解できます。
自分の考え方はせっかくエリア側が提供してくれる楽しいイベントならば参加しない手はない。
踊る阿呆に見る阿呆、同じ阿呆なら踊らにゃ損々。
まさしくこんな心境です。
放流や、ペレット撒きが入るとポンドの状況は一変します。
それまでのポンドとは違うポンドが目の前に現れるのです。
一日の中で2種類も3種類も違うポンドで遊べるわけです。
楽しみ方も2倍3倍に広げちゃえばいいんですよ。
放流が入るということはエリア側がそれまでと違うポンドの状況を演出してくれるわけです。
当然それに合わせて放流用の攻め方を考えるのが楽しいんです。
放流と言うイベントに参加して、自分なりの工夫で成果を上げると満足感が得られるんですよね。
ただ単に釣った数が増える喜びだけじゃなく、放流と言うイベントを制した喜びも手に入れたいって気持ちがあるんです。
特にこの時期の放流やペレット撒きの楽しみはもう一つあります。
トラウトの掛かり方が全然違うんですよね。
ボトムの釣りは底まで落としたルアーに、動きののろいトラウトがゆっくりアタックしてくるのでどうしても手応えが鈍いですよね。
小さなあたりがほとんどで、無理に掛けるとスレ掛かりが多くなります。
これが放流が入った場合、全く別の釣りに様変わります。
スプーンの表層の速引きに食いついてくるトラウトは、すごいスピードで追いついてきてひったくる様にアタックしてきます。
掛かった瞬間にロッドがグングングンと引きこまれます。
これは放流直撃ならではの爽快感あふれる感触ですよね。
ペレット撒きも独特です。
目の前で自分のルアーをばっちり咥えこむ瞬間が見られます。
普段は底に潜んでいるトラウト達が表層付近に一斉に現れる姿と、そこにルアーを打ち込む気持ち良さはなかなかのものです。
自分はエリアに行く時は放流をするのか、ペレット撒きをするのかは正直気になりますね。
単にそれがあるとたくさん釣れるからということではなく、それらのイベントもクリアできるように楽しみたいからです。
この日のペレット撒きイベントは自分的に惨敗でした。
一匹も取れなかったので悔しくてしょうがありません。
次に来る時まで何か対策を立ててきて、次こそ攻略したいと思っています。
午前中は好調だったのですが午後からはベイトキャストが不発、ペレットタイムに惨敗と一転して不調となりました。
尻切れトンボになりそうな勢いです。
いやいや那須高原LFは終わり間際がすごいんです。
16時を過ぎたあたりでインレットでトップに反応してくれるはず。
そう信じてその後はクランクを投げたりしていました。
この日はクランクはだメでしたねぇ。
まるで手応えがありませんでした。
カラミナ仕様のZANMU33DRに期待したんですが不発でした。
ちなみにフックの絡まりはほとんどありませんでした。
そうこうしているうちに16時も回ります。
この時間になると那須高原LFでは終わり間際の大量ペレット撒きが行われます。
そして一気にポンド全体の活性が上がります。
ペレットの投入に合わせて、今度はミッツドライを投げ入れてみました。
これがまた見事に空振り。
この日はどうしてもペレット撒きははずしまくりでした。
しかしその後に怒涛の反撃です。
活性が上がったのを期待してインレットからの水流の範囲にミッツドライを投げ入れるとしっかり反応がありました。
繰り返していたら乗りました。

トップでバシュッっと出て、しっかり乗ると最高に気持ちが良いです。
いい引き味を楽しみました。
それから数投したところで、ミッツドライに大物がガブリッ。
強烈な引きが手元に来ました。
ドラグが出ましたが水流の落ち着いてる方に誘導しながら寄せてきます。

ワイルドなニジマスが大暴れでした。
トップで大物が来るとチョー楽しい。
午後の不調を吹き飛ばす楽しい時間がやってまいりました。
数投でまた掛かります。
活性がメチャメチャ上がっているようです。

今度はかわいいアルビノちゃん。
今日はまだアルビノが釣れてなかったのでうれしい1匹です。
チャンスタイムとばかりにジャンジャン投げます。
バイトがかなりあります。
ステイだけでアタックが湧いてきます。
すぐに乗りました。

やや痛んだ個体ですがファイトはなかなかでした。
まだまだ続きます。
次は小さいニジマスでした。

たぶんここでは一番小さいクラスですね。
それでも元気よくトッププラグにアタックしてくれました。
ナイスファイト!
終了時間まで高活性は落ちることなく続きました。
真冬でしかも気温が氷点下なんですがこのトップの反応はすごすぎですね。
まさか終わり際にここまでトップに出まくるとは予想以上でした。
インレットの水流をはずして静かな水面に投げてみました。
そこでもトラウトが出てくれました。
少し引いてステイしていたら乗りました。

やっぱりポンド全体の活性上がっているようです。
残り時間が少なくなってきました。
最後に粘ってもう一匹。

最後は綺麗なアルビノで締めました。
いやー、気分爽快な終わり方でした。
午前中の大型ニジマス&大型ジャガーで気分はホクホク。
昼下がりからベイトタックル不発でションボリ。
ペレットタイムの惨敗でガックリ。
最後に駆け込み高活性でトップ連チャンでニンマリ。
いろいろ楽しめた一日でした。
久々の大物の手応えは最高でした。
特に念願の大型ジャガーが食いついてくれたのは今年の初の心の中でのガッツポーズでした。
最終的には計17匹、ジャガートラウトが1匹、アルビノが2匹で、他は全部ニジマスでした。
ベイトタックルでは1匹も釣れませんでした。
当たりルアーはZAGGER50F1ボトムチューン、重いスプーン、ミッツドライでした。
真冬のトップはどうなのか、と思って来てみましたが、活性が上がるとこの時期でも出まくることが分かりました。
これくらいトップの反応がいいエリアが他にもないか、もっと探したくなりますね。
悔しいのはペレットタイムです。
何かいい手立てはないかなぁ。
やっぱアレかなぁ。
実は一つだけ秘策があるんですよね。
機会があったら試してみますね。
ペレスプ、プリリー、ミッツドライは今回はダメでしたね。
もっとも全く反応がなかったわけじゃないので、単に自分が掛け損なっているだけかもしれません。
自分の下手さをルアーのせいにしちゃいけませんね。
左手のロッド操作にはかなり慣れてきました。
あたりがきたら普通に反応できるようになりました。
ただ最近左手の薬指も少し痛いんですよね。
それが気になるところです。
ベイトタックルの修行はまだまだですね。
あせってもしょうがないのでじっくりゆっくり続けていきます。
お別れショットは日が落ちて寂しげな1号池。

今日は楽しかったなぁ、と思いながらタックルをしまって帰る準備をしていました。
サクサクサク。
近くまで歩いて寄って来た人がいます。
振り向いてみるとスタッフさんでした。
「お疲れ様でした。」
「お疲れ様でした。」
「今日はどうでしたか?」
「思ったより釣れて楽しかったですよ。60ジャガーが掛かりました。」
「ああ、それはいいですねー。何で釣れました?」
「重いスプーンで底の方ですね。」
「そうですか。」
「最後はトップで釣れまくりでした。」
「ここにトラウトが溜まりますからね。」
「ですよね。」
最後にスタッフさんが1枚の紙切れを手渡してくれました。

「朝に氷が張ってまともに釣りできなくてもうしわけありませんでした。これはお詫びのしるしです。」
「そんなことないですよ。十分朝から楽しませていただきました。」
「次もまた遊びに来てください。」
「ええ、ぜひお邪魔させていただきます。」
素晴らしい気配りですよね。
ちゃんと来場した人が楽しめたか気を配ってくれる姿勢がうれしいですよね。
単にサービス券をもらったうれしさというよりも心遣いに感激しました。
やっぱりできるエリアは違いますね。
益々ファンになっちゃいましたよ!
Posted by Rose.T at 22:45│Comments(6)
│那須高原LF
この記事へのコメント
こんにちは^^
那須高原ルアーフィールド釣行お疲れさまでした
かなり雪が残ってるんですね
好きなエリアはどんな状況でも楽しいですよね^^
左も痛くなってきましたか・・・
気をつけてくださいね^^
那須高原ルアーフィールド釣行お疲れさまでした
かなり雪が残ってるんですね
好きなエリアはどんな状況でも楽しいですよね^^
左も痛くなってきましたか・・・
気をつけてくださいね^^
Posted by ひでぱぱ at 2013年01月27日 12:58
ひでぱぱさん、こんにちは。
やっぱり那須は寒くて雪が多いですね。
寒い時は寒いなりの、暑い時は暑いなりの楽しみ方を探すのも大事ですよね。
無理しないでやっていくつもりですが、釣り始めるともう夢中で・・・
やっぱり那須は寒くて雪が多いですね。
寒い時は寒いなりの、暑い時は暑いなりの楽しみ方を探すのも大事ですよね。
無理しないでやっていくつもりですが、釣り始めるともう夢中で・・・
Posted by Rose.T
at 2013年01月27日 14:58

こんにちは
こんなに雪が残る中の釣りは寒そうですね…
足元から底冷えかと…
でもあの極悪面のジャガー釣ったら寒さも吹き飛びますね。
私も重たいスプーンの遠投ボトムに目覚めました!
この時期は沖合いのボトムに潜んでいるんでしょうね
こんなに雪が残る中の釣りは寒そうですね…
足元から底冷えかと…
でもあの極悪面のジャガー釣ったら寒さも吹き飛びますね。
私も重たいスプーンの遠投ボトムに目覚めました!
この時期は沖合いのボトムに潜んでいるんでしょうね
Posted by まっくす。 at 2013年01月28日 12:41
まっくす。さん、こんばんは。
雪の中の釣りもけっこうつらいんですが、いいのが釣れると気にならなくなりますよね。
今の時期は沖ボトムにけっこう溜まっていますよね。
遠投すると気持ち良いので広いポンドで思いっきり投げたい今日この頃です。
雪の中の釣りもけっこうつらいんですが、いいのが釣れると気にならなくなりますよね。
今の時期は沖ボトムにけっこう溜まっていますよね。
遠投すると気持ち良いので広いポンドで思いっきり投げたい今日この頃です。
Posted by Rose.T
at 2013年01月28日 20:38

Rose.Tさん
はじめましてこんにちは。
いつも楽しく拝見させて頂いてます。
私は近畿在住なので沢山釣り場がある所は羨ましいですが、皆さんのブログで行けない分楽しませて頂いてます。那須高原はいつか行ってみたいエリアなのでまた楽しみが膨らみました。
自作ルアーでの1匹は格別でしょうね。私は不器用なのでできそうにありません(笑
はじめましてこんにちは。
いつも楽しく拝見させて頂いてます。
私は近畿在住なので沢山釣り場がある所は羨ましいですが、皆さんのブログで行けない分楽しませて頂いてます。那須高原はいつか行ってみたいエリアなのでまた楽しみが膨らみました。
自作ルアーでの1匹は格別でしょうね。私は不器用なのでできそうにありません(笑
Posted by gi1
at 2013年02月03日 12:27

gi1さん、初めまして!
いつも読んでいただいてるとのことでほんとにありがとうございます。
近畿にもいいエリアたくさんあるじゃないですか!
自分は近畿のエリアはまだ行ったことがないので詳しくは分かりませんが、嵐山とかサンクチュアリとか大安レイクとか有名ですよね。
でも確かに北関東一円は管理釣り場の豊富さに関して言えば天国ですね。
いつもどこに行こうか目移りしちゃいます。
そう考えるとと恵まれていたんですねぇ。
長いだけでなく、できる限りライブ感覚で書き続けていくつもりですので今後とも宜しくお願いします。
いつも読んでいただいてるとのことでほんとにありがとうございます。
近畿にもいいエリアたくさんあるじゃないですか!
自分は近畿のエリアはまだ行ったことがないので詳しくは分かりませんが、嵐山とかサンクチュアリとか大安レイクとか有名ですよね。
でも確かに北関東一円は管理釣り場の豊富さに関して言えば天国ですね。
いつもどこに行こうか目移りしちゃいます。
そう考えるとと恵まれていたんですねぇ。
長いだけでなく、できる限りライブ感覚で書き続けていくつもりですので今後とも宜しくお願いします。
Posted by Rose.T
at 2013年02月03日 14:38

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