2012年11月29日
尚仁沢アウトドアフィールド2
H24.11/21(木)に尚仁沢アウトドアフィールドに行ってきました。
今回も単独釣行です。
前回の尚仁沢OF釣行がとても楽しかったので、直後からまた行きたいと思ってました。
ここは数も割りあい多く釣れて、大物も釣れるし、ロケーションや景観はバッチリだし、オーナーさんの熱意も含めて本当に素晴らしいエリアですよね。
時々尚仁沢OFのブログを見ているんですが、ロックトラウトの放流の情報や、大型トラウトの写真が載せられていて行きたくてウズウズしていました。
トップウォーターでは釣れないのは分かっているんですが、また素敵な大型トラウトに会いたくて張り切って行ってきました。
今回の釣行で一つ試してみる事があります。
この前那須高原LFに行った時にスタッフさんに勧められた、釣行1回ごとのラインの使い捨てをやってみることにしました。
釣具屋さんで物色したところ、値段の安い300m巻きのナイロン4lbラインが見つかりました。
それがこれです。

LineSystemという会社のバルクラインです。
BASS用しかなったんですが、ナイロン4lbの300m巻きで630円(安い!)
ネットで調べたらトラウト用(BASS用よりも少し値段が高い)もある様なんですが、その釣具屋にはBASS用しか置いてなかったのでこれを使ってみることししました。
75m毎にシールが貼ってあるので交換はしやすそうです。
1回75mずつ使えば300mで4回分になります。
630円で4回となると1回の釣行で163円となります。
これなら極めて実用的な価格ですね。
今までのやり方、100mで1000円くらいのラインを使った所を切って捨てながら3-4回くらい使うのよりもかなり割安ですね。
しかも常に新品となるといいのかもしれません。
ただラインの質の問題があるので使ってみないと分かりませんね。
このやり方の利点と欠点を上げておきましょう。
利点
・ランニングコストが安い。
・常に未使用の新しいラインで釣りに臨める。
・巻いたままで長く置いておかなくていいので巻癖がつきにくいかもしれない。
欠点
・いちいち巻き替えるのがめんどくさい。
・安いバルクラインなのでライン自体の質はどうなのか。
・どんどんラインを捨てるのでもったいない気がする(物を使い捨てる習慣がないので)。
・生分解されない素材の大量消費はなんとなくエコじゃない気がする(環境に優しくない?)。
この使い方は有効そうですし、コストも低く抑えられるとは思うんですけどね。
なんとなく貧乏症の自分には贅沢な感じがするんですよ。
簡単に言っちゃえば、まだ使えるラインを捨てるのがもったいない。
4lbを選択したのは常に新しいラインなので古い5lbよりも強いのなら4lbで十分いけるかもと思った事、5lbのルアーの飛ばなさに少し辟易してきたことが理由です。
まぁいろいろ思うところはありますが、とりあえずどんな感じなのかやってみることにしました。
朝7時のオープンに合わせて5時に家を出発しました。
天気は晴れ、気温は8℃くらいでした。

東北道を北上し矢板ICで降ります。
ちょっと話がそれます。
最近の高速道路のサービスエリアでは場所によってETC限定で出入りできるようになってますね。
矢板ICの手前にある上河内SAでもECT限定で出入りができるようになってます。
東北道を走りながら上河内SAを通過する時に、ここで降りたら尚仁沢OFまで近くなったりしないかな?値段も安くなるし!と考えたんです。
自分の車のカーナビはもう古いので上河内SAでの出入りは想定されておりません。
なのでルート案内には最初から出ません。
マップを見ると矢板ICで降りても上河内SAで降りても距離はそんなに変わらないんですよね。
この日の帰りに上河内SAから東北道に入ってみました。
結論から言うと、矢板ICと上河内SAでの出入りで時間的にほとんど変わりありませんでした。
値段は羽生IC-矢板ICで1600円、羽生IC-上河内SAで1400円でした。
この結果からすると上河内SAでの出入りで良さそうなんですが、一つだけ気になったのがSAでの出入りのしにくさですね。
駐車場の隅っこの方での出入りなのでSAが混んでいる時とかもしかしたらめんどくさかったりするかもしれません。
あと矢板ICの少し先に矢板北PAがあるんですがこちらはETC限定出入りはありませんでした。
矢板北PAからだと尚仁沢OFにかなり近い感じなんですけど残念ですね。
順調に車は流れ、朝7時ちょっと過ぎくらいにエリアに到着しました。

前回と同じように細い砂利道をゆっくり進んでいきます。

落ち葉が貯まって雰囲気のある小道ですね。
しばらく進むと急に展望が開けます。

この開放感が気持ちいんですよね。
駐車場に車を停めて降りました。
寒い・・・
気温は4℃くらいでした。
天気は晴れており雲はけっこうありました。

最近は日を追って寒さがつのって参りました。
もうほとんど冬に近い感じですね。
タックルをセットアップしながらポンドの方を見渡します。
ライズの気配はあまりありません。
先行者のロッドも動いてなさそうです。
釣れなさそうな雰囲気がぷんぷんしていました。
尚仁沢OFは「アウトドアフィールド」なのでポンド以外にもアウトドア用に施設がけっこうあります。
すぐ目に入るのがドッグラン。

他にはキャンプ場、BBQ施設、カヌー(カヤック、カナディアン)等があります。
泊り込んでたっぷり釣りするのもいいかもしれませんね。
受付するためにクラブハウスに向かいました。

この日は常連さん(かな?)がかなり来ていてオーナーさんと楽しそうに話をしていました。
なのでポンドの状況とかを聞く余裕もなく料金だけ払って出撃です。
釣り座は前回好調だった、駐車場とクラブハウスから一番離れた奥の方にしました。
少し距離を置いた左隣にフライマンが、少し後から右隣にもフライマンが入ってきました。
ポンドの状況です。
水質はステイン。
手前の1mくらいまで泳いでいるトラウトが視認できました。
まずはダメ元でトッププラグを試してみました。
ミッツドライを付けてキャスト。
当然ことながら反応はほとんどありませんでした。
何回か場所変えて入れてみましたがダメでした。
バルクラインの手応えは・・・・イマイチかな。
なんとなくヌメっとしたような使用感。
サンヨーやVARIVASのようなキビキビとした使用感はなかった気がしました。
まぁ、たぶん気持ちの問題かもしれませんけど。
早々にトップは諦めます。
次に選択したのが重めのスプーンです。
鱒玄人3.7gオレンジ金を遠投してみます。
思いっきり投げるとまずまず飛びました。
5lbナイロンよりは明らかに飛距離が出ていました。
底まで落としてゆっくり引いてきます。
たまにあたりがあるのと、底の岩などに引っかかる感じが伝わってきます。
数投繰り返していたところでグググーーーっと来ました。
とてもいい手応え。
かなり暴れます。
初めてのラインなので慎重に寄せました。
しかしそれほど危なげもなくネットイン。

40cmくらいの見事なブラウントラウトでした。
尚仁沢OFでの色物は初めてです。
いきなり色物が釣れてテンションが上がりました。
ブラウントラウトはよく暴れるのでファイトが楽しいですね。
ミノーに良く反応するんですがスプーンでも普通に釣れるのがうれしいです。
いいのが釣れて気分は上々です。
ところが!
この後、反応がほとんどなくなっちゃったんですよ。
スプーンをいろいろ換えてみました。
ロールスイマー2.5-3.5g、スリムスイマー2.5-3.5g、コータックイワナスプーン5g
アイジェットブレード3.6g、ALF2.7g、鱒玄人3.7g、MIU2.2g、ペレスプ2.3g・・・
とりあえず持っている重めのスプーンを取っ換え引っ換え投げましたが反応がありませんでした。
表層は無反応、中層もあたりなし。
底まで落とすとたまにあたりあるんですがなかなか乗りません。
ズル引きやデジ巻き、巻き上げ、巻き落とし、リフト&フォール・・・・
ダメでしたねぇ。
天気はいいんですが気温は全然上がってきません。

とにかく寒くて寒くて指先がしびれてきました。
それでも負けずにスプーンをキャストします。
しばらくしてなんかヘンな手応え。
なんか引っ掛かったかな。
少なくともトラウトの手応えじゃありません。
巻いてきたら、白っぽいルアーがフックに付いてきました。

スミスのPure3.5gでした。
なかなかかっこいいスプーンですね。
自分はPureは持っていませんが、なんとなく釣れそうな雰囲気がありますね!
今度釣具屋さんで探して購入してみようかな。
良く見るとかなり新しい感じ。
たぶんロストしたのは最近かな。
ブログ見てる方で「それは自分のだー!」って方がいらっしゃいましたらコメントかメッセージをいただけましたらお返ししますよ。
とりあえずトラウトを釣らなくては!
気合を入れ直して頑張ります。
スプーンはいったん休むことにしてつぶアンに変更してみました。
シュッ。
おお、5lbラインよりしっかり飛びます。
やっぱちょっとでも細い方が飛ぶなぁ。
ゆっくり巻いていたらようやく乗りました。
かなりいい引きです。
空いているので左右に好きなように走らせました。
この辺のやり取りは特にバルクラインでも違和感はありませんでした。
トラウトがやや疲れたところで強めに寄せます。
ドラグがジージー悲鳴上げますが気にしません。
しっかりネットイン。

ようやく尚仁沢PFの素晴らしいニジマスさんとご対面で来ました。
この個体はとにかくヒレが美しいさくら色で見事でした。
写真じゃわかりにくいんですが胸ビレも真横にピンと張りだしていました。
再びつぶアンをキャスト。
その時なんか手元が変な手応え。
見るとラインがリールのそばで絡まっていました。
ラインをイジって外そうとしましたが無理でした。
ドラグで引っ張られたせいかなぁ。
とにかく絡んだところでラインを切り、スナップを結び直してまたつぶあんを付けます。
しばらくつぶアンで粘っていたんですがその後はダメでした。
たまーにあたりがあるんですが、ガンっと来てそのままいなくなっちゃう感じです。
再びスプーンを試します。
スリムスイマー3.5gピンク銀をセレクト。
スリムスイマーは良く飛びますね。
底まで落として底に引っかからない程度のスピードで巻いていたらゴンっときて乗りました。
さっきと同じくらいいい引きです。
今日はいいサイズのトラウトが掛かる日のようです。
寄ってきては走り、寄ってきては走り、ナイスファイトでした。
けっこう時間をかけて慎重にネットイン。

今度はスリムで濃いめのトラウトさんでした。
やっぱりいいトラウトが入ってますねぇ。
数は全然出ませんでしたが個性的なのが続きいい感じです。
お昼を回ってきましたがやっぱり数は釣れません。
ルアーをいろいろ換えて、場所も少しづつ換えましたが厳しかったです。
途中でもう一度手元でラインが絡みました。
ほどけないので切ってみたら残りラインはわずかになってしまいました。
この時点でバルクラインは諦めました。
別のリールを取りに車に戻りました。
使い古しの5lbのVEPラインです。
なんとなく捨てるのもったいなくて残して置いてました。
加賀FAと蔵王FSで使ったやつで今回で3回目の使用です。
自分が陣取った駐車場とクラブハウスから遠い奥のところは後ろの林の影響で日が当たらずとても寒かったです。
午後になりエリア全体に日が差すようになってきても自分のところだけいつまでも日陰でした。
寒さに負けて移動しました。
最初は駐車場側に移ってみました。
午前中にオーナーさんが角のところの噴水を作動させたんですよね。
そのそばに行ってみるとかわいい虹が見えました。

虹はまぁどうでもいいんですが、水面を見ると落ち葉がかなり浮いてました。
数投キャストしてみましたが、落ち葉にラインが引っかかる感じでした。
日が差してポカポカしてしかも水が動いている場所なので期待したんですが、落ち葉のせいでその場所は諦めざるを得ませんでした。
そこからまた戻り、今度はクラブハウス側に移動してみます。
さっきの対角線上にも噴水がありました。

ここは日が当たってないですのでやっぱり寒かったです。
とりあえず試しに流水の範囲につぶアンを投げ込んでみました。
3投目くらいの時にガッツン!ときました。
この日一番のメチャメチャいい引きでした。
水流のある部分から引き出し、止水の方に誘導します。
すぐには寄せられない感じだったのでかなり長く好きなように走らせました。
この時間が、楽しさ、ドキドキ感、緊張感、の入り混じったアングラーの至福の時間ですよね。
欲を出さずに、無理をしないで、と自分に言い聞かせながら寄せてきました。
魚体が見えてきました。
トラウトは大きくて凶暴でした。
ネット直前にまた走り出します。
流水の方に向かわないようにしながらゆっくり寄せ直しです。
タイミングよくなんとかネットイン。

50cmオーバーの素晴らしくワイルドなニジマスでした。
いかにもオスらしいこの顔つき!

いやーたまりませんね。
こんなのが自分にも釣れちゃうなんて・・・
このくらいの口の大きさになるとクランクやスプーンは普通に飲み込みそうですね。
5cm以上のミノーさえ飲まれそうです。
しばらくは興奮冷めやらぬ、って感じで惰性でつぶアン投げてました。
当然ながら全然掛かりません。
落ち着いてきたら寒さを強く感じました。
指先が凍りそうです。
気に入った大物も釣れたし、もう帰ろうかなぁ、とややテンション下がり気味です。
駐車場側を見ると日が当たって暖かそうです。

とりあえず暖を求めて移動しました。
落ち葉は気になりましたが、それでもしばらくそこで粘りました。
しかしがんばりの甲斐なく全く掛かりませんでした。
とりあえずしばらく暖かいところにいたので少しやる気が復活しました。
日も落ち始めてるし、もう数匹でも釣って帰りたいと思いました。
再び先ほど大物が釣れた噴水の近くに行きました。
つぶあんと重めのスプーンを繰り返しているとたまにあたりがあります。
乗りそうでなかなか乗らない時間が続きました。
日が少しづつ傾き始めました。
寒さがさらに強くなってきました。
釣れなくてメゲそうになったときようやくフッキング。
けっこういい引きです。
ドラグを鳴らしながら走り回ります。
いい感じでトラウトが疲れてきた頃合で寄せてきてネットを差し出します。
入れる直前でトラウトがキュッと曲がってネットをすり抜けられました。
チッ、と思い寄せ直そうとした時に!
スッポーン。
まさかのフックオフでした。
つぶアンのテールフックが見事に伸ばされていました。
この時のフックは中軸でした。
やっぱり大物相手の時は太軸がいいのかなぁ。
ようやく掛かった大物の痛恨のバラシ。
これを避けたくて太いラインと太軸フックを使い出したわけですが結局やっちゃいました。
なかなか厳しいですね。
エリアに合わせてのセレクトをきちんとしなくちゃだなぁ。
気を取り直してつぶアンで続けました。
粘っていたら気持ちが通じたのかまた乗ってくれました。
夕方になってやや活性が上がったのかもしれません。
これもいい引きで時間をかけてファイト。
バラシの後なのでいつも以上に緊張しながら寄せました。
無事にネットイン。

50cmクラスのステキなニジマスでした。
これは林養魚場系のスティールヘッドに似た感じの個体でした。
体形も体色もヒレも整っており、光り輝くような美しさがありました。
メスっぽい艶がありましたね。
そろそろ上がりだなぁ、と考えながら噴水の中に投げ込んだらもう1匹掛かってくれました。

最後に一番小さなレギュラーサイズをキャッチ。
満足してロッドを収めました。
最終的には6匹しか釣れなかったんですが、ブラウンが1匹、50cm以上の鼻曲がりニジマス、50cmクラスが1匹、40cmクラスが2匹でした。
期待していた大物が釣れたので満足度は高かったです。
バルクラインのインプレッション。
やっぱりイマイチなんでしょうねぇ。
やたら絡んで途中で使えなくなっちゃいました。
ルアーの飛び具合、大物とのやり取り等はそれほど違和感はありませんでした。
巻き心地は今までのより若干落ちますね。
ドラグが激しく出たりした後が問題なのかもしれませんね。
よれ易く、絡み易い印象はぬぐえません。
ただ今思い返してみるとこのライン巻く時に、短いし急いでいたので横置きで巻いたんですよね。
この巻き方だと、巻いた時点でかなりよれてる可能性が高いので次の時はキチンと巻いてみようと思います。
あと3回試せますしね。
この会社のトラウト用の方はどうかな。
もう少し値段が高めでも品質のいいバルクラインはどうかな。
いつものラインを50mずつ巻いて使い捨てるのはどうかな。
いろいろ試してみたいことも出てきました。
今後時間をかけて試行錯誤していく感じですね。
今回の尚仁沢OFは数は多く釣れませんでした。
でも釣れたトラウトはかなり個性的でした。
体高の大きな輝くような艶やかさを持った林養魚場風なニジマス。
優美な桜色のヒレが上品で凛とした美しさを持ったニジマス。
いかにもオスって感じのワイルドな鼻曲がり。
スリムで若々しい育ち盛りの濃い系ニジマス。
優雅で気品のあふれるブラウントラウト。
それぞれ印象に残る素晴らしいトラウトたちでした。
お別れは日がすっかり落ちて名残惜しいポンド。

そのうちまた来る時も楽しませてねー!
今回も単独釣行です。
前回の尚仁沢OF釣行がとても楽しかったので、直後からまた行きたいと思ってました。
ここは数も割りあい多く釣れて、大物も釣れるし、ロケーションや景観はバッチリだし、オーナーさんの熱意も含めて本当に素晴らしいエリアですよね。
時々尚仁沢OFのブログを見ているんですが、ロックトラウトの放流の情報や、大型トラウトの写真が載せられていて行きたくてウズウズしていました。
トップウォーターでは釣れないのは分かっているんですが、また素敵な大型トラウトに会いたくて張り切って行ってきました。
今回の釣行で一つ試してみる事があります。
この前那須高原LFに行った時にスタッフさんに勧められた、釣行1回ごとのラインの使い捨てをやってみることにしました。
釣具屋さんで物色したところ、値段の安い300m巻きのナイロン4lbラインが見つかりました。
それがこれです。

LineSystemという会社のバルクラインです。
BASS用しかなったんですが、ナイロン4lbの300m巻きで630円(安い!)
ネットで調べたらトラウト用(BASS用よりも少し値段が高い)もある様なんですが、その釣具屋にはBASS用しか置いてなかったのでこれを使ってみることししました。
75m毎にシールが貼ってあるので交換はしやすそうです。
1回75mずつ使えば300mで4回分になります。
630円で4回となると1回の釣行で163円となります。
これなら極めて実用的な価格ですね。
今までのやり方、100mで1000円くらいのラインを使った所を切って捨てながら3-4回くらい使うのよりもかなり割安ですね。
しかも常に新品となるといいのかもしれません。
ただラインの質の問題があるので使ってみないと分かりませんね。
このやり方の利点と欠点を上げておきましょう。
利点
・ランニングコストが安い。
・常に未使用の新しいラインで釣りに臨める。
・巻いたままで長く置いておかなくていいので巻癖がつきにくいかもしれない。
欠点
・いちいち巻き替えるのがめんどくさい。
・安いバルクラインなのでライン自体の質はどうなのか。
・どんどんラインを捨てるのでもったいない気がする(物を使い捨てる習慣がないので)。
・生分解されない素材の大量消費はなんとなくエコじゃない気がする(環境に優しくない?)。
この使い方は有効そうですし、コストも低く抑えられるとは思うんですけどね。
なんとなく貧乏症の自分には贅沢な感じがするんですよ。
簡単に言っちゃえば、まだ使えるラインを捨てるのがもったいない。
4lbを選択したのは常に新しいラインなので古い5lbよりも強いのなら4lbで十分いけるかもと思った事、5lbのルアーの飛ばなさに少し辟易してきたことが理由です。
まぁいろいろ思うところはありますが、とりあえずどんな感じなのかやってみることにしました。
朝7時のオープンに合わせて5時に家を出発しました。
天気は晴れ、気温は8℃くらいでした。

東北道を北上し矢板ICで降ります。
ちょっと話がそれます。
最近の高速道路のサービスエリアでは場所によってETC限定で出入りできるようになってますね。
矢板ICの手前にある上河内SAでもECT限定で出入りができるようになってます。
東北道を走りながら上河内SAを通過する時に、ここで降りたら尚仁沢OFまで近くなったりしないかな?値段も安くなるし!と考えたんです。
自分の車のカーナビはもう古いので上河内SAでの出入りは想定されておりません。
なのでルート案内には最初から出ません。
マップを見ると矢板ICで降りても上河内SAで降りても距離はそんなに変わらないんですよね。
この日の帰りに上河内SAから東北道に入ってみました。
結論から言うと、矢板ICと上河内SAでの出入りで時間的にほとんど変わりありませんでした。
値段は羽生IC-矢板ICで1600円、羽生IC-上河内SAで1400円でした。
この結果からすると上河内SAでの出入りで良さそうなんですが、一つだけ気になったのがSAでの出入りのしにくさですね。
駐車場の隅っこの方での出入りなのでSAが混んでいる時とかもしかしたらめんどくさかったりするかもしれません。
あと矢板ICの少し先に矢板北PAがあるんですがこちらはETC限定出入りはありませんでした。
矢板北PAからだと尚仁沢OFにかなり近い感じなんですけど残念ですね。
順調に車は流れ、朝7時ちょっと過ぎくらいにエリアに到着しました。

前回と同じように細い砂利道をゆっくり進んでいきます。

落ち葉が貯まって雰囲気のある小道ですね。
しばらく進むと急に展望が開けます。

この開放感が気持ちいんですよね。
駐車場に車を停めて降りました。
寒い・・・
気温は4℃くらいでした。
天気は晴れており雲はけっこうありました。

最近は日を追って寒さがつのって参りました。
もうほとんど冬に近い感じですね。
タックルをセットアップしながらポンドの方を見渡します。
ライズの気配はあまりありません。
先行者のロッドも動いてなさそうです。
釣れなさそうな雰囲気がぷんぷんしていました。
尚仁沢OFは「アウトドアフィールド」なのでポンド以外にもアウトドア用に施設がけっこうあります。
すぐ目に入るのがドッグラン。

他にはキャンプ場、BBQ施設、カヌー(カヤック、カナディアン)等があります。
泊り込んでたっぷり釣りするのもいいかもしれませんね。
受付するためにクラブハウスに向かいました。

この日は常連さん(かな?)がかなり来ていてオーナーさんと楽しそうに話をしていました。
なのでポンドの状況とかを聞く余裕もなく料金だけ払って出撃です。
釣り座は前回好調だった、駐車場とクラブハウスから一番離れた奥の方にしました。
少し距離を置いた左隣にフライマンが、少し後から右隣にもフライマンが入ってきました。
ポンドの状況です。
水質はステイン。
手前の1mくらいまで泳いでいるトラウトが視認できました。
まずはダメ元でトッププラグを試してみました。
ミッツドライを付けてキャスト。
当然ことながら反応はほとんどありませんでした。
何回か場所変えて入れてみましたがダメでした。
バルクラインの手応えは・・・・イマイチかな。
なんとなくヌメっとしたような使用感。
サンヨーやVARIVASのようなキビキビとした使用感はなかった気がしました。
まぁ、たぶん気持ちの問題かもしれませんけど。
早々にトップは諦めます。
次に選択したのが重めのスプーンです。
鱒玄人3.7gオレンジ金を遠投してみます。
思いっきり投げるとまずまず飛びました。
5lbナイロンよりは明らかに飛距離が出ていました。
底まで落としてゆっくり引いてきます。
たまにあたりがあるのと、底の岩などに引っかかる感じが伝わってきます。
数投繰り返していたところでグググーーーっと来ました。
とてもいい手応え。
かなり暴れます。
初めてのラインなので慎重に寄せました。
しかしそれほど危なげもなくネットイン。

40cmくらいの見事なブラウントラウトでした。
尚仁沢OFでの色物は初めてです。
いきなり色物が釣れてテンションが上がりました。
ブラウントラウトはよく暴れるのでファイトが楽しいですね。
ミノーに良く反応するんですがスプーンでも普通に釣れるのがうれしいです。
いいのが釣れて気分は上々です。
ところが!
この後、反応がほとんどなくなっちゃったんですよ。
スプーンをいろいろ換えてみました。
ロールスイマー2.5-3.5g、スリムスイマー2.5-3.5g、コータックイワナスプーン5g
アイジェットブレード3.6g、ALF2.7g、鱒玄人3.7g、MIU2.2g、ペレスプ2.3g・・・
とりあえず持っている重めのスプーンを取っ換え引っ換え投げましたが反応がありませんでした。
表層は無反応、中層もあたりなし。
底まで落とすとたまにあたりあるんですがなかなか乗りません。
ズル引きやデジ巻き、巻き上げ、巻き落とし、リフト&フォール・・・・
ダメでしたねぇ。
天気はいいんですが気温は全然上がってきません。

とにかく寒くて寒くて指先がしびれてきました。
それでも負けずにスプーンをキャストします。
しばらくしてなんかヘンな手応え。
なんか引っ掛かったかな。
少なくともトラウトの手応えじゃありません。
巻いてきたら、白っぽいルアーがフックに付いてきました。

スミスのPure3.5gでした。
なかなかかっこいいスプーンですね。
自分はPureは持っていませんが、なんとなく釣れそうな雰囲気がありますね!
今度釣具屋さんで探して購入してみようかな。
良く見るとかなり新しい感じ。
たぶんロストしたのは最近かな。
ブログ見てる方で「それは自分のだー!」って方がいらっしゃいましたらコメントかメッセージをいただけましたらお返ししますよ。
とりあえずトラウトを釣らなくては!
気合を入れ直して頑張ります。
スプーンはいったん休むことにしてつぶアンに変更してみました。
シュッ。
おお、5lbラインよりしっかり飛びます。
やっぱちょっとでも細い方が飛ぶなぁ。
ゆっくり巻いていたらようやく乗りました。
かなりいい引きです。
空いているので左右に好きなように走らせました。
この辺のやり取りは特にバルクラインでも違和感はありませんでした。
トラウトがやや疲れたところで強めに寄せます。
ドラグがジージー悲鳴上げますが気にしません。
しっかりネットイン。

ようやく尚仁沢PFの素晴らしいニジマスさんとご対面で来ました。
この個体はとにかくヒレが美しいさくら色で見事でした。
写真じゃわかりにくいんですが胸ビレも真横にピンと張りだしていました。
再びつぶアンをキャスト。
その時なんか手元が変な手応え。
見るとラインがリールのそばで絡まっていました。
ラインをイジって外そうとしましたが無理でした。
ドラグで引っ張られたせいかなぁ。
とにかく絡んだところでラインを切り、スナップを結び直してまたつぶあんを付けます。
しばらくつぶアンで粘っていたんですがその後はダメでした。
たまーにあたりがあるんですが、ガンっと来てそのままいなくなっちゃう感じです。
再びスプーンを試します。
スリムスイマー3.5gピンク銀をセレクト。
スリムスイマーは良く飛びますね。
底まで落として底に引っかからない程度のスピードで巻いていたらゴンっときて乗りました。
さっきと同じくらいいい引きです。
今日はいいサイズのトラウトが掛かる日のようです。
寄ってきては走り、寄ってきては走り、ナイスファイトでした。
けっこう時間をかけて慎重にネットイン。

今度はスリムで濃いめのトラウトさんでした。
やっぱりいいトラウトが入ってますねぇ。
数は全然出ませんでしたが個性的なのが続きいい感じです。
お昼を回ってきましたがやっぱり数は釣れません。
ルアーをいろいろ換えて、場所も少しづつ換えましたが厳しかったです。
途中でもう一度手元でラインが絡みました。
ほどけないので切ってみたら残りラインはわずかになってしまいました。
この時点でバルクラインは諦めました。
別のリールを取りに車に戻りました。
使い古しの5lbのVEPラインです。
なんとなく捨てるのもったいなくて残して置いてました。
加賀FAと蔵王FSで使ったやつで今回で3回目の使用です。
自分が陣取った駐車場とクラブハウスから遠い奥のところは後ろの林の影響で日が当たらずとても寒かったです。
午後になりエリア全体に日が差すようになってきても自分のところだけいつまでも日陰でした。
寒さに負けて移動しました。
最初は駐車場側に移ってみました。
午前中にオーナーさんが角のところの噴水を作動させたんですよね。
そのそばに行ってみるとかわいい虹が見えました。

虹はまぁどうでもいいんですが、水面を見ると落ち葉がかなり浮いてました。
数投キャストしてみましたが、落ち葉にラインが引っかかる感じでした。
日が差してポカポカしてしかも水が動いている場所なので期待したんですが、落ち葉のせいでその場所は諦めざるを得ませんでした。
そこからまた戻り、今度はクラブハウス側に移動してみます。
さっきの対角線上にも噴水がありました。

ここは日が当たってないですのでやっぱり寒かったです。
とりあえず試しに流水の範囲につぶアンを投げ込んでみました。
3投目くらいの時にガッツン!ときました。
この日一番のメチャメチャいい引きでした。
水流のある部分から引き出し、止水の方に誘導します。
すぐには寄せられない感じだったのでかなり長く好きなように走らせました。
この時間が、楽しさ、ドキドキ感、緊張感、の入り混じったアングラーの至福の時間ですよね。
欲を出さずに、無理をしないで、と自分に言い聞かせながら寄せてきました。
魚体が見えてきました。
トラウトは大きくて凶暴でした。
ネット直前にまた走り出します。
流水の方に向かわないようにしながらゆっくり寄せ直しです。
タイミングよくなんとかネットイン。

50cmオーバーの素晴らしくワイルドなニジマスでした。
いかにもオスらしいこの顔つき!

いやーたまりませんね。
こんなのが自分にも釣れちゃうなんて・・・
このくらいの口の大きさになるとクランクやスプーンは普通に飲み込みそうですね。
5cm以上のミノーさえ飲まれそうです。
しばらくは興奮冷めやらぬ、って感じで惰性でつぶアン投げてました。
当然ながら全然掛かりません。
落ち着いてきたら寒さを強く感じました。
指先が凍りそうです。
気に入った大物も釣れたし、もう帰ろうかなぁ、とややテンション下がり気味です。
駐車場側を見ると日が当たって暖かそうです。

とりあえず暖を求めて移動しました。
落ち葉は気になりましたが、それでもしばらくそこで粘りました。
しかしがんばりの甲斐なく全く掛かりませんでした。
とりあえずしばらく暖かいところにいたので少しやる気が復活しました。
日も落ち始めてるし、もう数匹でも釣って帰りたいと思いました。
再び先ほど大物が釣れた噴水の近くに行きました。
つぶあんと重めのスプーンを繰り返しているとたまにあたりがあります。
乗りそうでなかなか乗らない時間が続きました。
日が少しづつ傾き始めました。
寒さがさらに強くなってきました。
釣れなくてメゲそうになったときようやくフッキング。
けっこういい引きです。
ドラグを鳴らしながら走り回ります。
いい感じでトラウトが疲れてきた頃合で寄せてきてネットを差し出します。
入れる直前でトラウトがキュッと曲がってネットをすり抜けられました。
チッ、と思い寄せ直そうとした時に!
スッポーン。
まさかのフックオフでした。
つぶアンのテールフックが見事に伸ばされていました。
この時のフックは中軸でした。
やっぱり大物相手の時は太軸がいいのかなぁ。
ようやく掛かった大物の痛恨のバラシ。
これを避けたくて太いラインと太軸フックを使い出したわけですが結局やっちゃいました。
なかなか厳しいですね。
エリアに合わせてのセレクトをきちんとしなくちゃだなぁ。
気を取り直してつぶアンで続けました。
粘っていたら気持ちが通じたのかまた乗ってくれました。
夕方になってやや活性が上がったのかもしれません。
これもいい引きで時間をかけてファイト。
バラシの後なのでいつも以上に緊張しながら寄せました。
無事にネットイン。

50cmクラスのステキなニジマスでした。
これは林養魚場系のスティールヘッドに似た感じの個体でした。
体形も体色もヒレも整っており、光り輝くような美しさがありました。
メスっぽい艶がありましたね。
そろそろ上がりだなぁ、と考えながら噴水の中に投げ込んだらもう1匹掛かってくれました。

最後に一番小さなレギュラーサイズをキャッチ。
満足してロッドを収めました。
最終的には6匹しか釣れなかったんですが、ブラウンが1匹、50cm以上の鼻曲がりニジマス、50cmクラスが1匹、40cmクラスが2匹でした。
期待していた大物が釣れたので満足度は高かったです。
バルクラインのインプレッション。
やっぱりイマイチなんでしょうねぇ。
やたら絡んで途中で使えなくなっちゃいました。
ルアーの飛び具合、大物とのやり取り等はそれほど違和感はありませんでした。
巻き心地は今までのより若干落ちますね。
ドラグが激しく出たりした後が問題なのかもしれませんね。
よれ易く、絡み易い印象はぬぐえません。
ただ今思い返してみるとこのライン巻く時に、短いし急いでいたので横置きで巻いたんですよね。
この巻き方だと、巻いた時点でかなりよれてる可能性が高いので次の時はキチンと巻いてみようと思います。
あと3回試せますしね。
この会社のトラウト用の方はどうかな。
もう少し値段が高めでも品質のいいバルクラインはどうかな。
いつものラインを50mずつ巻いて使い捨てるのはどうかな。
いろいろ試してみたいことも出てきました。
今後時間をかけて試行錯誤していく感じですね。
今回の尚仁沢OFは数は多く釣れませんでした。
でも釣れたトラウトはかなり個性的でした。
体高の大きな輝くような艶やかさを持った林養魚場風なニジマス。
優美な桜色のヒレが上品で凛とした美しさを持ったニジマス。
いかにもオスって感じのワイルドな鼻曲がり。
スリムで若々しい育ち盛りの濃い系ニジマス。
優雅で気品のあふれるブラウントラウト。
それぞれ印象に残る素晴らしいトラウトたちでした。
お別れは日がすっかり落ちて名残惜しいポンド。

そのうちまた来る時も楽しませてねー!
Posted by Rose.T at 22:18│Comments(2)
│尚仁沢OF
この記事へのコメント
こんばんは^^
尚仁沢アウトドアフィールド釣行お疲れさまでした
ラインですが、ふと気になったので書かせてください
バスってベイトリールを使用する事が多いですよねぇ
バス用=ベイトリール用で
ベイトリールだとまっすぐ引っ張る力でリールに巻いて行くのでよれへの対応がスピニング用より出来てないのでは?
私がそう思っただけで、確かな情報ではないのですがトラウト用=スピニング用でその辺が強く出来てるのではないでしょうか?
と思っちゃいました^^
ラインが絡まるとストレスですもんね^^;
尚仁沢アウトドアフィールド釣行お疲れさまでした
ラインですが、ふと気になったので書かせてください
バスってベイトリールを使用する事が多いですよねぇ
バス用=ベイトリール用で
ベイトリールだとまっすぐ引っ張る力でリールに巻いて行くのでよれへの対応がスピニング用より出来てないのでは?
私がそう思っただけで、確かな情報ではないのですがトラウト用=スピニング用でその辺が強く出来てるのではないでしょうか?
と思っちゃいました^^
ラインが絡まるとストレスですもんね^^;
Posted by ひでぱぱ
at 2012年11月29日 23:21

ひでぱぱさん、こんばんわ。
なるほどベイトリール仕様ってのはありえますね。
あえてトラウト用とバス用に分けてるわけですしね。
いろいろ試してみなきゃですねぇ。
それもルアーフィッシングの楽しみの一つですね。
なるほどベイトリール仕様ってのはありえますね。
あえてトラウト用とバス用に分けてるわけですしね。
いろいろ試してみなきゃですねぇ。
それもルアーフィッシングの楽しみの一つですね。
Posted by Rose.T
at 2012年11月29日 23:38

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