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***以上***
H25.1/20(日)にまたもや那須高原LFに行ってきました。
今回は毎月1回の恒例である師匠のK氏との釣行です。
師匠が1月は平日の休みが取れなかったので日曜日となりました。
実は1/20の行き先は前もって別の所に決まっていたんです。
この日は茨城まで遠征する予定でした。
以前から大物エリアであるビッグロックに行ってみたかったんですよね。
この時期だと寒さが厳しいので、栃木や群馬よりは寒くないだろうってことでそこに決めてました。
前回の那須高原LFに行った日(1/17)の翌日に大物が釣れた事を師匠に報告。
ブログ用にアップしていた写真を見せたら、
師匠の目つきが変わったんですよね。
「やっぱり次は那須高原LFに行こう。」
「えっ!自分は行ったばかりですが。」
「ビッグロックは2月にしよう。」
元々師匠はイロモノ大好き人間なんですよね。
特にイワナ系が大好きで、大型化したジャガートラウトは最高のターゲットの一つです。
前日釣れた62cmのジャガーの写真を見たら堪らなくなったようです。
師匠の気持ちはもう完全に那須高原LFに飛んでいましたね。
日頃からお世話になっている師匠の希望ですので嫌も応もありません。
結局中二日で同じ那須高原LFに行くことが決まりました。
自分もペレットタイム惨敗のリベンジをしたいなぁとは思っていたんです。
前回チラっと触れた秘策を試してみようと考えていました。
てゆうか秘策ってほどのもんじゃないんですけどね。
ペレットタイムにトラウトをうまく仕留めるのに何かいい手がないか、いろいろ考えてみました。
今まではどうしていたかなぁ。
最近はペレスプ、プリリーの使用が多かったですね。
その前はマイクロスプーンを使ってましたね、カラシ色とかオリーブ色とか。
たまに大当たりで爆釣してましたが、毎回大当たりって感じではなかったですね。
そんな風に思いを巡らせてたら一つ思い出したことがあったんです。
最近は全く使わなくなったルアーの一つにこんな物がありました。
これの名前は分かりません。
確かどこかのエリアで拾ったんだと思います。
誰かの自作ペレット型ルアーなのかな。
直径が1cmくらいの円柱型で長さも1cmくらいですね。
サイズが2cm以下なので使えないエリア多くなって今じゃほとんど出番はなくなりました。
これをあるエリアでペレットタイムに使用した時に物凄い反応だったんですよね。
見た目がかなりペレットに近いですから反応があってあたりまえなのかもしれません。
秘策と言うのはズバリ
これの21mm版を自分で作っちゃえ、ってことです。
以前からルアーの自作にはとても興味がありました。
でも普通のスプーンやクランク作るのは自分的には難しいと思っていました。
というのも、ただ作るのはできそうなんですが、作るからには市販品より釣れるか、せめて同じくらいの釣果が出るように作らなければ自分としては納得いかないと思ったからです。
性格上、納得ができる物にはとことんこだわるけど、納得できそうもない物には最初から手を出さない傾向が強いんです。
それなので今までは積極的にルアーの自作に手を出す気にはなってませんでした。
今回自作してみようと思ったのは、クランクでもスプーンでもトッププラグでもイマイチしっくりいかなかった自分の中のニッチを埋められそうな気がしたからです。
ペレットタイムの攻略のためのプラグが必要になった時に市販品で合うのがなかったからこそ、自分で作る意義が出てきたんですね。
まぁ、いろいろ理屈書いてますが、要は、
自分で作ったルアーでペレット撒きを攻略しちゃう?
って感じで気楽にやってみました。
さて自分でルアーを作ろうと思った時に、どういうアプローチで行こうか考えました。
市販品に負けないような高品質のルアーを目指すべきなのか。
それはたぶん自分には無理でしょう。
そして考えたのが、
安くて入手が楽な材料を使って手軽にできる物です。
ペレットタイムに投げ入れて簡単にトラウトが釣れちゃうルアーが、手軽にできれば最高ですね。
とりあえずその辺を意識して作ってみました。
ホームセンターから買ってきた木材を21mmにカットして紙やすりでみがいて面取りを行い、両端にスクリュー式のアイを付けました。
片方にダブルリングを付けてフックも付けました。
フックの向きが一定になるようにボディにおもりを付ける必要があったので、木工用のネジを打ち込んでおもり代わりとしました。
そうやってできたのがこれです。
30分かからずに完成です。
極めてシンプルですね。
おそらく多くの人が自分でルアーを作ろうとを考えた時に、真っ先に思い浮かぶ形がこんな感じじゃないでしょうか。
重さを調節すればフローティングにもサスペンドにもスローシンキングにもできそうです。
リップやカップがないのでただ引きだとあまりアクションが付かないでしょうから、基本的な使い方はフォールを食わせるか、水流を利用したほっとけで誘うか、ストップ&ゴーでアピールするとか、そんな感じで考えました。
色も塗るべきなんでしょうがラッカーとか手に入れる時間的余裕がありませんでした。
そもそもこんなのでほんとに釣れるのか分かりません。
色まで塗って使えない事が分かったら寂しいのでとりあえずこのまま使ってみることにしました。
釣れなかったらもっと別な物を考えなければなりません。
準備を整え、当日の朝はまだ真っ暗な5時に出発です。
天気は晴れ、この日は意外と暖かく気温は3度ありました。
途中で師匠と合流し、東北道を北上します。
順調に車は進み、朝7時ちょっとすぎに到着しました。
駐車場はあいかわらず雪の中でしたが、全体の雪の量は少し減ってきていました。
この日は3日前より明らかに暖かかったです。
タックルの準備をしてレストハウスに向かいます。
手前にタックルとタックルボックスを置いて受付します。
昼食用にから揚げ弁当を注文。
オーナーさんにトラウトは底に沈んでいるとのアドバイスをもらって1号池に向かいます。
インレットには人が入っていました。
前回と同じ様に休憩所前に入ることにしました。
ポンドの状況です。
この日は水面に氷は見られませんでした。
トラウトが泳ぎ回っている雰囲気はなく、底でジッとしている感じでした。
まずはトップを試してみますが当然の様に無反応。
自作プラグはペレットタイムまで温存です。
スリムスイマー3.5gカモ柄にチェンジ。
遠投後に底を取ってからゆっくり巻いてきましたが無反応。
何回か投げましたがほとんど反応は見られませんでした。
重いスプーンを何種類か試しましたが全く反応が見られません。
むむむ。
これは厳しい・・・
気温は意外と上がり始めたようで、少しポカポカしてきました。
気持ちのいい釣り日和でコンディション的には悪くなさそうです。
しかし師匠にもあたりがあまりないようです。
「3日前に来た時よりも積雪は減ってる?」
「うん、だいぶ溶けた感じだねぇ。」
「それじゃ水温は上がらないかもね、冷たい水がドンドン流れ込むから。」
「あー、そうだよねぇ、そういやインレットの人たちもあまり釣れてないようだしね。」
「この条件だと逆にインレットの方が流れ込む水が冷たくてトラウトは集まらないんじゃないかな。」
「なるほど。」
雪が積もっている時は、気温が上がるほど雪が溶けて冷たい水がポンドに流れ込むので、ポンドの表面付近には冷たい水が多くなり、底付近の水の方が暖かくなってしまうので、多くのトラウトが底に張り付くようです。
この日はかなり暖かかっただけにいつもと異なるポンドの状況となっていたようです。
インレットで始めていた人たちもその付近の渋さに業を煮やしたのか奥側に移動していきました。
師匠と相談し、空いたインレットに移動をしました。
朝方は、雪溶け水で冷えて反応はよくなさそうですが、日曜日なので放流もあるし、夕方の高活性も狙いたいのでインレットでガンバってみることにしました。
さて、インレットです。
那須高原LFに来るようになってから初めてというくらい低反応でした。
いつもはトラウトが溜まって泳いでいる水流の近辺にもトラウトがあまり見られないんですよね。
重いスプーンやクランク、ZAGGER50F1ボトムチューンなんかを取っかえ引っかえ試しましたがほとんどあたりはありませんでした。
完全に悶絶状態です。
太陽が上がって、益々暖かくなってきているのに、水温が上がってくれなかったんでしょうね。
周りもあまり釣れていなかった感じです。
師匠も同じように悪戦苦闘していました。
それでも師匠はどうにか1匹掛けました。
ZAGGER50F1ボトムチューンだったかな、使ってたルアーは。
自分はマジで全然ダメでしたねぇ。
あたりすらロクになかったので集中力が保てなくなりつつありました。
その時ストック池の方で動きあり。
どうやら放流のようです。
日曜日なので放流があるのは期待していました。
ここからが勝負の第2ラウンドの開始です。
第1ラウンドはノックアウト寸前だったのでここは挽回したいところです。
トラウトが放流されたのを確認しながらタックルを準備します。
前回の放流で効果的だったMIU2.2g赤金を選択。
中央よりの水の吹き出し口付近まで投げてノーカウントで速巻きします。
一投目からゴンゴンきました!
いい引きで楽しめました。
本日の1匹目は放流直撃でした。
とりあえず釣れて一安心。
2投目もしっかり乗りました。
グングングン。
イキがいいったらありゃしない。
暴れまわるのを抑え込むのがまた楽しいんです。
放流でポンドの状況は全く別物になっていました。
速巻きで足元までルアーが戻ってくると数匹が追いかけて来るのが見えました。
チャンスとばかりにガンガン攻めます。
すぐに乗りました。
なかなかのパワフルトラウトでした。
次もすぐに掛かったんですが、寄せてる途中で左右に体を振りまくって大暴れ。
暴れたままスポンとフックアウトしてしまいました。
戻ってきたルアーのフックを見たらこれ。
純正の中軸フックがいとも簡単に捻じ曲げられていました。
フックがここまで大きく曲げられるとは恐れ入りました。
ものすごいパワーですね。
SP41BLの#8に交換して太軸で対抗しました。
その後もしばらくはトラウトのアタックが止まりませんでした。
もう最高ですね。
放流バンザイでした。
これだから放流狙いは止められません。
手応えよく鮮やかなフッキング。
心地よいファイトでたまにジャンプ。
寄せてネットに入れてもイキが良過ぎてなかなか写真を撮らせてくれません。
ほんとにもう気持ちよく釣り続けられました。
今回の放流狙いは大成功と言って良さそうです。
放流直撃ミッションクリアーって感じですね。
さすがに時間が経つにつれて放流効果はなくなっていきました。
それでもポツポツと釣れていたのでMIU2.2g赤金で続行。
午前中はそのまま赤金スプーンで最後まで続けました。
一段落したところで昼飯にしました。
二人ともから揚げ弁当を食べながら、午前中の放流イベントの成果で盛り上がります。
放流を狙い通りに連発で取れたので二人ともホクホクです。
「やっぱり放流でイキのいいのが入ると手応えが違うねぇ。」
「大型でイキがいいトラウトの連発なんてなかなか他じゃ味わえないよね。」
「やっぱ那須高原LFは日曜日にくるのがいいのかもね。」
「んだねぇ。」
アサイチの悶絶のことはすっかり棚に上げて調子のいい二人です。
調子が上がってきたところなのでポンドに戻りたくてウズズします。
早めに昼飯を切り上げて再出撃しました。
午後は本日のメインイベントのペレット撃ちが待っています。
さてさて自作ルアーの効果はいかに。
食事前と同じインレットの釣り座に戻り再び釣り始めました。
午前中に使った赤金スプーンをそのまま投げてみました。
残念ながら完全に放流効果は消えてなくなっていました。
赤金スプーンには反応が見られなくなっていたので見切りを付けてルアーを替えることにしました。
ZAGGER50F1ボトムチューンを選択。
朝よりは少し活性が上がってきていることを期待しました。
2-3投したところであたりあり。
その時は乗りませんでしたが、なかなかいい感触でした。
数投したところでフッキング。
いい引きだったので慎重にファイト。
徐々に寄せてネットイン。
午後の部はまずまずのスタートでした。
吹き出し口付近までルアーを飛ばし、底まで落とします。
ゆっくりアクションを付けながら引いてきます。
しばらくしてまた乗りました。
かなりいい引きでした。
ドラグが鳴り左右に走られました。
余裕を持って寄せてきたつもりでしたが、ネットイン直前で痛恨のフックアウト。
まだまだ取り込みは下手ですね。
新調したカーブフレームのネットはかなり使いやすかったんですが、指を気にしながらなので手首がうまく使えていなかったようです。
気を取り直して、さぁ再開。
その時師匠がネットにトラウトを入れて見せに来ました。
どうやらホウライマスだそうです。
自分はあまりトラウトの種類には自信がないのですが、全体的に黒っぽくて、斑点がない独特の雰囲気でした。
変わったのが釣れて師匠も楽しそうでした。
自分も負けずに釣らなくては。
そのままZAGGER50F1ボトムチューンで続けました。
しばらくして乗ります。
それほど強い引きではありませんでした。
上がってきたのはかわいいアルビノ。
この日の初アルビノでした。
1匹は釣っておきたかったのでナイスです。
しかし、その後は反応が落ちてしまいました。
また悶絶に逆戻りの気配です。
この日はいつもの1号池とは異なり、なぜかインレットから少し奥側に寄ったところの岸際に多くのトラウトが溜まりだしました。
活性は高くなく、みんなでのんびり日向ぼっこしているような感じでした。
ルアーを投げ入れてみましたが、ルアーが近づくとよけるだけでした。
やる気ないなー。
この場所にこんなにトラウトが溜まったのを見るのは初めてです。
この日はいろんなところがいつもと少しずつ違った印象でした。
そうこうしているうちに時間は進み、いよいよペレットタイムがやってきました。
さあ、勝負だ!
自作ルアーに付け替えて待ち構えます。
1号池と2号池の間の通路の入り口からオーナーさんがペレットを撒き始めました。
バシャバシャバシャ。
ペレットが入った水面がにぎやかになりました。
そこに向かって自作ルアーを投げ込んでみました。
少し遠かったのでバシャバシャしているところの手前に着水。
シーン。
手応えなし。
むむむ。
でもルアーがトラウトのところまで届いてなかったし、まだわからないぞ。
何回か自作ルアーを投げ込んでみましたが全くあたりはきませんでした。
やっぱりダメか・・・
特に根拠はなく、なんとなく釣れそうな気がしていたんですが反応がなく意気消沈気味です。
何回か投げてみていくつか気が付いたことがありました。
まずこれは思ってたよりも飛距離が出ました。
木製なので軽くて飛ばないのかと思ってましたが、予想より重さを感じますし実際に投げると相当飛びました。
そして着水後は完全にフローティングでした。
水面にプカプカ浮いていたのでペレット撒きで反応しなかったのかもしれません。
那須高原LFのペレットは沈むタイプなので浮かぶルアーには反応悪そうでした。
シンカーを貼るなりしてスローシンキングにすべきでしたね。
やっぱり色も関係していそうです。
少なくともこのルアーはペレットには見えませんでした。
オーナーさんがポンドを一周して近くまで来てペレットを撒き始めてくれました。
それに合わせて再び自作ルアーを投げ込んでみました。
でもやっぱりトラウトは反応してくれませんでした。
期待していただけにちょっとがっくり来ました。
オーナーさんが何回かペレットをすぐ近くに撒いてくれたので、それに合わせて繰り返し自作ルアーを投げ込みましたがやはりダメでした。
それを見ていたオーナーさんが話しかけてくれました。
「自作ルアー?」
「はい、ペレット撒きに使えるかと思って作ってみました。」
「色が合ってないねぇ。」
「色はまだ塗ってないんです、まだ試してる段階なので。」
「こういう色がいいよ。」
そういいながらバケツに入っていたペレットを見せてくれました。
口ではペレットペレットと言ってましたが、実は間近で見るのは初めてです。
じっくりと見させてもらいました。
1cm四方の茶色い塊ですね。
以前拾った誰かの自作ペレット型ルアーは非常に似てますね。
「なるほどこんな感じの色がいいんですね。」
「この色には強烈に反応するはずだよ。」
「今度、色も形もこれに似せて作ってみます。」
「ふむふむ、そんじゃあ、いい物見せてあげるからちょっと待ってて。」
オーナーさんは一旦レストハウスに行って何かを持って戻ってきました。
「これ使ってみて。」
「何ですか、これ?」
「ここに釣りに来るお客さんが作った自作ルアーですよ。」
そう言って手渡してくれたのがこれ。
オーナーさんは「ハンバーグ」と呼んでいるそうです。
中央の木製の部分は直径が2cm未満なんですが、プラスチックの基盤に木製のボディが乗っているので、プラスチックのアイの部分までが本体なんだそうです。
なのでプラスチックの部分の長さが2cm以上になっているのレギュレーション違反にならないとの判断だそうです。
反則ギリギリだけどね、とオーナーさんは笑っていました。
軽いのであまり飛ばないのですがインレットに投げいれてみると、すごい反応。
水面を漂うフローティングタイプのようです。
トラウトが争ってプラグにアタックしてきました。
もう1投したらまたもミニボイル状態。
ハンバーグを勝ち取った(?)のはこの子でした。
さすがにペレットに似ているだけにすごいアピールでした。
オーナーさんは師匠にも試してみるかい?と勧めます。
自分は師匠が使ってキャッチするシーンを動画で撮影しようと準備しました。
師匠がハンバーグルアーをキャスト。
着水したところで撮影開始。
いいシーンが撮れるんじゃないかとワクワクしましたが・・・
これがなぜか食いつかないんですよね。
もうすでにスレてしまった様子。
ペレット型ルアーはアピールが強烈な分スレるのも早いですね。
師匠が何回もキャストするんですが見事なくらい乗りませんでした。
オーナーさんは後で返してくれればいいので興味あるなら使ってみてね。
と言ってレストハウスに戻って行きました。
貴重なルアーなのになんと太っ腹なオーナーさんなんでしょうか。
自分も師匠も逆になんかビビってろくに使えませんでした。
師匠が1匹だけ掛けたところでしまっておいて後で返すことにしました。
ペレット型ルアーの功罪を目の当たりにしたのでいろいろ考えさせられました。
・ペレット型ルアーのアピールは強烈
・ペレットに似てれば似てるほど効果は絶大
・ペレット型ルアーは爆発力はあるけどスレるのがかなり早い。
・短時間の集中的な使用がメインで、コンスタントには釣れないかもしれない。
・このルアーにスレた後のトラウトの反応は、逆に悪くなるかもしれない。
・トッププラグの釣りにも共通する点があると思われる。
・例えばバズボールや蝉系、虫系のプラグも同様の反応がよく見られる。
・1投目でボイル、2投目でバイト数回、3投目でスルーなんてこともある。
ペレットタイム限定の使い方が良いのか。
時間や場所を決めて使うのが良いのか。
いろいろ使い方も考えなければなりませんね。
しかし、ルアーの自作ではいろんな工夫をするもんなんですねぇ。
この「ハンバーグ」は作るのもかなり難しそうで、作った人は素直にすごいと思います。
ここまでは出来そうもないけど、似たような感じで作れないかなぁ、と考えながら釣りに戻ります。
トップはまだ反応なさそうだったのでボトムにもどります。
再びZAGGER50F1ボトムチューンを付けて投げます。
しばらくして掛かりました。
これはアクション付けながら引いてきたんですが、けっこう足元まできてから掛かりました。
トラウトが追ってきて食らいつくまでの行動がはっきり見えました。
トラウトは最初、中層をゆっくり後追いしてきて、ルアーが停まった瞬間にスーっと身を寄せてやや上方から食いついて、すぐに横に首を振って去ろうとしました。
その瞬間手元にグングングンとあたりが伝わってきました。
ボトムにべったりというより中層のトラウトが底付近を動く物に惹きつけられている感じでした。
これはもしかするとボトムのトラウトだけじゃなく、中層からボトムにかけて広い範囲のトラウトにアピールしているのかもしれませんね。
そのまま続行しましたが、活性が下がってしまったのかあたりがこなくなりました。
インレットの水温がまだまだ低すぎるんでしょうかねぇ。
その時なんとなく後ろの方で気配あり。
すぐ後ろに名物犬のこじろうが来てのんびり日向ぼっこしていました。
あんまり様子がかわいかったのでパチリ。
風邪引かないようにね!
なかなか癒された瞬間でした。
あたりがなくなったのでZAGGER50F1ボトムチューンに見切りをつけてルアーを変更しました。
重いスプーンを試そうとコータック岩魚スプーン5gを付けてキャストしました。
かなり遠投して底に落とし、ゆっくり巻いてきます。
数投したところであたりがありました。
乗りませんでしたが、これならいけそうと考え思いっきりキャスト。
ヒューーーーーーッ。
カチン。
あっ、と思った時にはもう手遅れ。
スプーンは吹き出し口をはるかに飛び越えて、遠くのポンド中央にある岩を直撃しました。
そしてそのまま岩の隙間に引っ掛かってしまいました。
ポンドの周りを歩き回って外そうとしましたが無理でした。
しょうがないのでラインを引っ張ってブレイクさせました。
重いスプーンの遠投は気持ちいいのでつい投げすぎちゃいますね。
キャスト切れとか対岸釣りとかトラブルも多いんですよね。
もっと慎重にやらないといけませんね、反省です。
重いスプーンは自粛し、再びMIU2.2g赤金に換えてみました。
そしてインレットから離れて駐車場側を奥に移動してみした。
日が傾いてきたのでこのへんは日陰で寒かったです。
赤金スプーンを軽くキャスト。
中層くらいを意識してややゆっくり巻きました。
そしたら思わぬ好反応。
数投したところでフッキング。
まずまずのサイズが掛かってくれました。
今の時期は日が落ち始めると早いですね。
一気に寒くなってきました。
時間も午後4時を回ってきたようです。
インレットの方を見ると2回目のペレット撒きが始まる雰囲気でした。
オーナーさんではなくスタッフさんがバケツを持って移動してきました。
すかさずインレットに戻り自作ルアーをセット。
ペレットの投入に合わせてキャスト。
カツン。
初めてあたりがありました。
しかし乗りませんでした。
もう1回キャスト。
今度はあたりも来ませんでした。
静かになった水面に自作ルアーだけ寂しそうに浮かんでいました。
結局ダメなのか・・・
悔しいけどそんなに甘くはありませんでした。
もう一度赤金スプーンにもどしてインレットから吹き出し口の方向を狙ってみましたがあたりもありませんでした。
薄暗くなり始めましたがインレットの水流がいつもとちょっと違う感じでした。
この時間まで来るといつもはトップにバンバン反応しだすはずです。
ミッツドライに変更し、水流に乗せてみましたが反応が弱い感じでした。
何故か考えてみました。
もしかしたら「ハンバーグ」で叩いたのが影響したのかもしれません。
いつもより早い段階で水面をバシバシ叩いたので、この時間でもトップの反応が弱くなってしまったんでしょうか。
師匠に聞いたらおそらくそうじゃないかな、とのことでした。
しょうがないのでやる気のないトラウトが溜まっているところに、別のルアーを投げ入れたりして試しましたがやっぱり反応はありませんでした。
あたりは大分暗くなり始めました。
いつもこの時間はインレットのトップで楽しんでる時間です。
悔しいのでミッツドライをまた投げ込んでみました。
バシュッ。
お、反応したぞ。
気を取り直して続けます。
弱いながらも時々出てくれるようになりました。
しかしなかなか乗りません。
暗くてプラグが見難くなってきました。
明るい色のに換えた方がいいかな。
そう思ってタックルケースを手に取った時、気が変わりました。
ダメ元で自作ルアー使ってみよう、明るい色だし。
自作ルアーをスナップに付けて水流に投げ込んでみました。
バシュッ。
おおお、出た!
反応があることにびっくり。
これはいけるかもしれない!
俄然気合が入りました。
慎重にキャストして水流の切れそうなあたりに着水させます。
ロッドを立てて水面をピョンと飛ばすアクション。
2度目の着水で出ました。
そしてフッキング。
おおお、掛かった!
しかもまずまずの大きさです。
胸がドキドキしました。
慎重に、しかし急いで巻きます。
水流を避けて静かな方に持っていきしばらく走らせます。
弱ってきたところで寄せてネットイン。
ついに自作ルアーで初ゲット!!
いやー、想像していた以上に興奮しました。
まさか、自作ルアーでちゃんと釣れちゃうとは!
久しぶりにマジで感激しました。
残り時間は少なかったんですが、欲張りな自分はもう1匹狙っちゃいます。
バシバシ出てくれるわけじゃないんですがたまにアタックがきます。
自作ルアーはロッド操作で案外アクションが付けられました。
スプラッシュもポッピングもいけました。
粘っていたらもう1匹乗ってくれました。
暗くてトラウトが見えにくくなってましたが必死に寄せて取り込みます。
けっこう大きくてドラグ音が鳴りました。
なんとか無事にネットイン。
ここでタイムアップとなりました。
最終的には自分が22匹、アルビノが2匹、他は全部ニジマスでした。
放流直撃で12-13匹、ペレットタイムは0匹でしたが最後に自作ルアーで2匹キャッチできました。
師匠は計30匹、ホウライマスが1匹で、アルビノが数匹、他は全部ニジマスでした。
とにかく今日は自作ルアーで初キャッチに尽きますね。
こんなに感激するとは思ってませんでした。
自作ブロガーさんたちの記事を見ていて自分の作ったルアーで釣れると楽しいだろうなぁ。
とは思っていましたが、実際にやってみると全く予想以上の嬉しさでした。
特に何回も釣れなくて最後にようやく掛かってくれたので喜びもひとしおだったのかもしれません。
正直、自作ルアーをなめていました。
こんなに楽しめるならもっと早く挑戦すればよかったと心底思いました。
これからはいろんな自作ルアーに挑戦してみようと心に決めました。
ルアーその物の評価ですが、思ったより重さがあって飛んだこと、予想以上にアクションが付けられたことがいい点でした。
木肌を露出したままだったので、使っているうちに水を吸ってやや重くなり、使い勝手が変わっていきました。
これは改善しないとだめな点ですね。
今回の目玉と考えていたペレットタイムのリベンジは・・・失敗に終わりました。
最後に釣れたので自作ルアーが失敗だとは思っていませんが、ペレットタイムに不発だったのも事実です。
次回来るときにはもうちょっと自作ルアーの性能をアップして挑戦したいと思います。
朝のスタートはメチャメチャ活性が低かったんですが、放流が入って状況が一変しました。
今回は放流さまさまでした。
ガツンとくる爽快な引き味をたくさん味わえたのでとても気持ちよかったです。
放流のある日曜日か祝日の方が平日よりも那須高原LFは楽しめるのかもしれません。
放流での大勝利あり、ペレットとの戦いで惨敗あり、まさかの逆転自作ルアーでのゲットあり。
オーナーさんに素晴らしい物を体験させてもらったり。
今回もほんとうに楽しい釣行でした。
これからの課題も見えてきたし、非常に実りのある釣行でもありました。
お別れショットは、すっかり暗くなった1号池です。
ここは何回来ても、すぐにまた来たくなっちゃいますね。
次回こそペレットを打ち破るぞ!!