那須高原ルアーフィールド2

Rose.T

2012年10月23日 15:48

H24.10/11(木)に奥さんと二人で那須高原ルアーフィールドに行ってきました。

2週連続での那須高原LFとなりました。
前回師匠のK氏と行った時にあまりにも楽しかったので続けて行ってしまいました。
大物との格闘の楽しみを奥さんにも味わわせてあげるのが今回の目的です。


奥さんと一緒に行く時は長い時間釣り続けるというわけにはいきません。
活性の高い朝イチとクローズ前の好反応の夕方にできないことが多いのでなかなか数多く釣るのは困難なのが実情です。

今回も午前10時~午後3時までと微妙な時間帯となりました。
前回の感じだとこの時間帯でもそこそこいけてたのである程度は釣れるでしょう。

と期待してますが今シーズンのオープンから少し時間が経ってきたので果たしてどうでしょうか。


期待と不安を胸に朝8時頃に出発しました。


天気は快晴で気温も20度を超えてかなり上がってました。

東北道を北上して那須ICを目指します。


ドライブには快適なのですが、あんまり暑くなるとトラウトがダレてしまうのが心配です。
那須ICを下りてからの道順はだいたい頭に入っていたので気楽に車を飛ばして先を急ぎます。

田中小学校を抜けて案内板の従って進みます。


季節は進んで来ていますが、那須だとまだ紅葉には早く木々の葉は青々としていました。
とても気持ちがいい田舎道を走ります。


午前10時頃に那須高原LFに到着しました。
1週間ぶりですが前回の曇りと違い今回は快晴です。


なんだかんだ言っても奥さんと一緒の釣りは楽しくて仕方ありません。
どうやって釣らせようか、トップでやらせてみようかなとかいろいろ考えながら受付を済ませました。
そして前回同様大型ネットを借りました。


1号池に向かいます。
入口そばのインレットには人が入っていたのでそのまま奥の方に向かい、水が湧くように動いている所をターゲットにしてみました。

ポンドの状況です。


時々ライズが見られますが前回ほどではなさそうです。

まずは奥さん用のタックルをセットアップします。
何を付けようか考えた結果、青銀のクラピーにしました。

これは奥さんが最も使い慣れてるクランクです。
まずはこれで勘を取り戻してもらう作戦です。


ところが。


奥さん用のタックルを渡して、自分のタックルのセットアップを行っていたら。



ジィィィィィィィィィ



激しいドラグ音が聞こえてきます。
奥さんが1投目で掛けてました。


蔵王でもそうだったんですがなんでこんなに簡単に掛けるんでしょ、この人は。


延々と続くビギナーズラック?

てゆうかひょっとしたら自分より釣りの才能あるのかも!?



とりあえず自分のタックルは置いておいて取り込みに向かいます。

「これ重い~~。」
「ガンバって巻いてー。」

なかなか寄りません。
ジージー鳴ってたのでドラグが緩すぎる感じでした。
少し締めたらようやく寄ってきました。

「そのまま下がって下がって。」

もう巻かないで無理やりネットの届くところに持ってこさせます。
そして無事にネットイン。


1匹目から丸々太った50cmクラスです。
これを味わわせるために来たのにもうミッションクリアーとなってしまいました。
前回同様の高活性が続いているのかもしれません。


奥さんも自分が先に、しかも1投目から釣れたので鼻高々です。
素直にスゴイなーと褒めたらまんざらでもなさそうでした。



(ま、今だけ今だけっ。最後にはこっちの方がいっぱい釣れてるし!)



心の中に本音を仕舞い込みながら自分のタックルをセットして、自分も開始しました。
今日もミッツドライからのスタートです。

1投目からバイトがあります。
おー、今日もトップの反応は良さそうです。

ただ水流付近まで届けばけっこうアタックがきますが、水の止まっている所だと1-2回は反応あっても3回くらい同じ場所で続けていると反応しなくなります。


トップの釣りってこんな感じでやるんだよー。
今日はトップで釣るんだと前もって言っておいたのでどんな釣り方かを見せます。

着水させてステイ、アクション付けてステイ、またアクション付けてステイ。

水面にプラグが常に見えてるのが特徴なんだ。
トラウトが食いつく瞬間が見えて楽しいよ。

操作しながらトップの釣りについて簡単にレクチャーしました。

もう一度やってみせました。

ほらこうやってピョンと跳ねさせて着水したらしばらくステイさせて・・・



パクッ


二人が見ている目の前でトラウトが見事に食いつきました。


「ほらきた!」
「マジできたー。」
「ね、釣れるでしょ?」


今度はこっちが鼻高々です。
実にいいタイミングで乗ってくれました。
心地よく寄せてきたら・・・

途中で大暴れしてそのままフックアウト!

最後が決まらずカッコわるいったらありゃしない。


フックを確認したら思いっきり延ばされてました。


「ここは掛けてから取り込むのに苦労するんだよ、うん。」

なんかいいわけっぽくなっちゃってなさけない。


「トップをやってみるかい?」
「んー、なんかめんどくさそうだからいい。」
「・・・」


この日はクランクが良さそうだったのでつぶアンを勧めてみました。
派手なオレンジを奥さんが使っていたら2匹目がきました。


今度もでかそうです。

「巻いても巻いても寄って来ないし手が痛くなってきた。」
「取り込むから竿を立てて後ろに下がりながらもっと寄せて。」


なんとか無事にネットイン。


なんか奥さんとても調子よさそうです。
ちょーご機嫌になってニコニコしています。
こっちはうれしいの半分、なんとなくくやしいのが半分。

トップに反応がしっかり見られるのになかなか乗ってくれません。
すでにフッキング後のバラシが2-3回くらいでした。



ピシューッ。

水が湧いている付近まで思いっきりミッツを飛ばします。
いい所に落ちました。

下からバシャッ!

激しいアタックがきます。
一見派手でドキっとしますがこういう時はあんまり乗りません。
ただ他のトラウトもつられるのかステイ中にまたアタックがくることも多いです。


落ちパクがダメならアクションだ。

ここが腕の見せどころ。

ロッドを左に寝かせて水平より少し上向き。
リズムよくロッドを弾き、水面を切るようにピュッピュッとプラグを移動させます。

スプラッシュとともに10cmくらいプラグを飛ばす、かなり強いアピール。
今の時期の那須高原LFは着水もアクションも強め方が反応がいい感じですね。


数回アクション付けたところでパクン。
そっと食いつく時はけっこう良く乗ります。
いいサイズが掛かってくれたようです。


左右に走り、ジャンプ!


丸々太ったニジマスです。
慎重に寄せてきましたが、ネット直前でまっすぐ走られます。


ジイイイイィィィィ。


ドラグが激しくなって緊張感が高まります。

今回のラインは自分も奥さんもVARIVASスーパートラウトアドヴァンス 5lbです。
ラインブレイクは大丈夫と気持ちを落ち着かせます。
もう一度寄せてきてネット直前でトラウトが激しく首を振りました。


グググッ、スポーーン。


あぁぁぁぁ (涙)


今日もバラシの連発から開始のようです。
けっこう長く格闘してからバラすとがっくりきますよね。
結局リリースするんですがネットに入ると入らないじゃ大違いです。



ふーーっ。


一息付いていると奥さんがなんか水面見つめてニコニコ笑ってます。

「どしたの?」
「すごいかわいいのがいるのよー。」
「へ?」



「ちっちゃいお魚さんがたくさんいるからそこにスプーンを垂らしてみたら、小さいくせに寄ってきてスプーンをつつくのよ。」
「んー、ニジマスの稚魚なのかな?どこのエリアでも足元によくいるよ。」
「こんなにいっぱいいるの初めて見た、かわいいーー。」
「そんなことやってないでちゃんと釣りなさい!」

もう大きいのが2匹釣れて満足しちゃったんでしょうか。
いつものことですが釣りに集中しないでいろんなところをチョロチョロして遊んでます。
まぁ、楽しみ方は人それぞれなので好きなように遊ばせておきます。


こっちは集中集中。

先ほどトラウトが乗った付近にまたキャストします。
しかし今度はなかなか乗りません。

自分もクランクにしようかとも考えましたが、トップで反応あるのに諦めるのはまだ早いと思い直し、そのままミッツで続けました。


右手側少し離れた隣にスプーンの人が入りました。
数投したところで掛けてました。

むむ、やるなぁ。

見てると結構ポンド中央方面に遠投してます。


こっちは5lbだから飛ばないしなぁ。
やっぱ水が動いている所だな。
集中し直して続けます。



その時またもや左側からドラグ音が!

奥さんが3匹目を掛けてます。
ペレスプで掛かったようです。

あわてて取り込みに向かいます。


先ほどよりはサイズは大きくなさそうです。
奥さんでも普通に巻けました。


無事にネットイン。


奥さんは極めて順調のようです。


問題はこちら。
まだ1匹もキャッチできてません。


気合を入れて投げます。
数投したところでなんとか乗りました。
落ちパクです。

かなりいい引きです。
先週から今日までの数々のバラシシーンが頭をよぎりましたがなんとか無事にネットイン。


ようやく林養魚場のすばらしいニジマスさんとご対面です。
昼の12時近くなってかなり気温が上がってきてましたが、表層付近で好反応が続いているのがすごいですね。


とりあえず一安心。

奥さんばかり釣れてこっちがボウズじゃしゃれになりません。



ホッとしていたら、なんか声が掛かります。



「ねーねー、すごいの釣れちゃった。」
「えッ!!」



なんか奥さんがメチャメチャうれしそうに呼んでいます。




「これ見て、今日一番の大物よ。」











んー、大物って・・・
こんなちびっこフィッシュを釣っちゃったらかわいそうじゃん!

「よく見て、ちゃんと口に掛かってるのよ。」
「はやく逃がしてあげなさい。」

フックから外してリリースしてあげたら、ちゃんと泳ぎだしました。
いったいなんてものを釣るんでしょうか。


「あれはなかなか釣れないよー、今日は私の勝ちね。」
「確かにあれは釣れんなぁ。」


かわいいのが釣れたのがよっぽど嬉しかったのか最高にご機嫌でした。
というかそのままイスに座って休憩に入っちゃいました。


こっちはまだ1匹なので余裕がありません。

奥さんの取り込みが無くなったのでロッドとネットを持ってラン&ガンに出発します。
ポンドを反時計回転に回りながらミッツで続けました。

2号池との通路に来た時なんとか乗りました。
慎重に寄せて無事にネットイン。

とてもキレイな魚体ですね。

2号池のそばに来ているのでせっかくだからと2-3投してみましたが、全く反応なし。
すぐに諦めて休憩所近くまで移動しました。

そのへんでキャストすると反応はあります。
しかしなかなか乗りませんでした。



昼下がりでポカポカ陽気でとても気持ちいい状況でした。

こういう環境で、のんびり、まったり、気ままに釣りができるのは最高ですね。


奥さんはイスに座ったまま寝ちゃったようです。
気持ち良さそうだったのでそのままにしておきました。


その時入口付近のインレットが空いているのに気がつきました。
さっそくそちらに移動します。

水流に乗ってトラウトが集まっているのが見えます。
ミッツを投入すると反応があります。

誘っていたら乗りました。

やっぱりこの場所はトラウトが多いのかな。
他より反応が多い気がします。


しばらくしてまた乗りました。
なんとかバラさずにネットイン。



その後ミッツの反応が落ちたのでつぶアンに換えてみました。
前回はクランクは全く駄目だったのですがこの日はけっこうあたりがきました。


なるべく遠くまで投げてゆっくり引いてきたら掛かりました。
かなりいい引きです。

走られながらも寄せてきてなんとかネットイン。
かなり大きいです。

デジカメの準備をしている時にネットの中で大暴れして飛び出ちゃいました。
やっぱりここのトラウトはとびっきりイキがいいですね。
しばらくつぶアン使ってみましたがその後はたまにあたりあるのみで乗りませんでした。


スプーンを試してみました。
少し移動して中央よりの水の湧いている付近まで届くような場所から、やや重めのスプーンを投げてみました。
しかしあたりがほとんどありませんでした。
早巻きしたり、底まで落としたりいろいろやりましたが反応はイマイチ。


ペレスプを試してみました。
数投したところでフッキング。
しかし寄せてくる途中であえなくバラシです。

ペレスプでなんとかもう1回フッキング。
今度は無事にネットイン。


しかしその後はペレスプであたりが来なくなりました。
再びミッツにもどしました。
また少し反応するようになっています。


しばらくして乗りました。
着水後ステイしていていたら乗りました。
大物のいるエリアや深いポンドでは少し長めのステイがいい気がします。


なんか針の掛かりが悪いのか大暴れしています。
スレかと思ったんですが口に掛かっているようです。
なんとか寄せてくると流血しています。
プラグを飲み込んでいるみたいです。

あわててネットに入れ、プラグを外そうとしました。
しかし半分口の中に入り、喉の奥の方に針が掛かっているみたいです。
ラインを軽く引っ張りペンチを口に入れ針を掴み、ひねってみますがなかなか外れません。
元気がなくなってきてあせります。
もう1回やや強めにひねったらなんとかはずれました。

ネットに入れたまま水の中で尾びれをささえます。
少しフラフラしてましたが、徐々に落ち着いてきたようです。
ネットから出してもすぐには動かずにジっとしていますが、ひっくり返ったりはしませんでした。
しばらく見てましたが動かないので不安に思い、水を揺らしてみました。
そしたらスーッと泳いで行きました。

トップの釣りは止まっているプラグにトラウトが大きく口をあけて勢いよく食いつくので飲み込まれることがたまにあります。
大型トラウトを狙う時は注意が必要ですね。


奥さんは眠りから覚め、なんとか自分で釣っているようです。
こっちはここでもうちょっと粘ってみることにしました。

しかし、反応はあれどもなかなか乗らなくなりました。
けっこうガンバりましたがフッキングには至らずでした。

そろそろ戻ろうかと思い、奥さんの方にキャストしながらちょっとずつ移動しました。



おぉ!?




巻いてきたルアーを見たらなんか引っかかってます。









まさかのちびっこフィッシュ。
奥さんを呼んで見せました。


「やられたー。」
「ふふふ。」
「これだけは私にしか釣れないと思ったのにぃぃ。」


ただ残念ながら針がお腹を貫いていたのでこの子は助かりませんでした、残念。

オチがついたところでキリがいいのでロッドを収めることにしました。

その後の状況を奥さんに聞いてみると、自力で3匹ほど上げたそうです。


最終的には自分が7匹、奥さんが6匹で、全てニジマス系でした。
それぞれ稚魚(?)を1匹ずつ掛けてしまいました。


10:00~15:00の時間帯ですのでこれくらい釣れればまずまずです。
奥さんにも大きなトラウトがちゃんと掛かってくれて良かったです。


「ここ楽しめた?」
「うんうん、こことても気に入ったよー。」
「大物の引きを味わえたかな?」
「うんー、でも一番気持ち良かったのは昼寝!
「あとちびっこが釣れて面白かった。」


むむむ、奥さん的には、


ポカポカ陽気の昼寝>ちっこい魚>>>40cm以上のトラウト


こんな感じのようです。


まぁ、そんなもんなんでしょ。


ポンド1周してる時に気付いたのがこれ。

エリア・オープンの記念碑のようです。
皆さん爆釣祈願のお賽銭を上げているようです。


この次も宜しくお願いします、合掌。



お別れショットは、記念碑から1号池全体を写してみました。



十分楽しめたので帰路につきました。
エリアを出てから急に寒くなりました。

この後買い物をしてから東北道に乗ったら雷が鳴り出し、雲行きが怪しくなりました。

宇都宮付近でものすごい豪雨に遭遇。

それこそバケツツをひっくり返したような雨でワイパーがほとんど効かず、高速道路なのにハザードランプを点けて徐行せざるを得ませんでした。

周りが見えなくなってマジで危なかったです。

無事に家までたどりつけて安心しました。


雨をなめちゃいけませんね、怖かった!!


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